おかしい
「・・・・・・この時、カエサルが始めた・・・・・・」
今朝からずっと変だとは思っていたがどうもおかしい
「・・・・・・んでそのあとすぐに・・・・・・・・・」
羽沢さんの様子がおかしい、一日中何だかぼーっとして授業に集中してないみたいだ
うん、おかしい
キーーンコーーンカーーンコーーン
本日最後のチャイムが鳴って世界史の先生が適当に話をしてから教室を出る
うーんどうする?話を聞いてみるか?いやでも俺は関係ないしな〜
クラスメイトは席について帰りの支度や部活の準備をし始める
クラスの担任が教室に戻ってきて軽い雑談と学校からの報告をする
「んじゃあ!みんなーまた明日ー!」
「「「あざーしたー」」」
うーんやっぱり羽沢さんの様子が気になるなぁ席を立つ時もフラフラしてたし熱でもあるのかもしれない
「つぐ、顔色悪いぞ?大丈夫か?」
後ろから声を掛けてきたのは宇田川さんだ
「あ、巴ちゃん・・・大丈夫、大丈夫だよ」
「・・・っと!大丈夫か?!フラフラして、もしかして熱でも・・・」
「・・・えへへ、ゴメンね。そうだ今日は生徒会があるから練習、遅れていくねじゃあ、私職員室行くから!」
「おい!つぐ!・・・・・・」
宇田川さんは納得していない顔のまま教室を歩いて出ていき、羽沢さんも軽くフラフラしながら廊下に歩いていった
どうやら羽沢さんには心配してくれる人がいるなら俺がこれ以上なにかするのはお節介だな
さて、部室に行って勉強するか!日菜先輩がいないからゆっくり勉強出来るな!よしよし!
ムカムカムカムカ
今日は世界史が面白かったから世界史をやろうかな
ムカムカムカムカムカムカ
いやー狭い部屋で静かに勉強!最高だな!何者にも勝るね!
ムカムカムカムカムカムカムカムカ
はああぁ
そう言えば、俺も生徒会室に行かなきゃ行けないんだったー
そうそう確か生徒会に部費の決算報告書を提出したか確認する義務があるよな!日菜先輩のことだからきっと忘れているに違いない、まあ俺も腐っても天文部だから部活のことには真剣にならざるを得ない訳で、決して羽沢さんが心配だから生徒会室に行く訳ではないけれどまあしょうがないよね!そうしょうがない!しょうがないったらしょうがない!
本当にしょうがねぇな!!!!
生徒会室に行く途中、廊下には既に上原さんと宇田川さんがいて雑談しながら歩いていた
「あれ?お前は確かつぐの隣の席のホク・・・ホク・・・」
「ホクサイくんだよ!巴!」
「ああ!そうだそうだ思い出した!それでどうかしたのか?この先は生徒会室だぞ?」
いや、決して俺の名前はホクサイではないんだけどねまぁいいや、今はそれどころじゃないしな
「・・・・・・あ、いやちょっと生徒会室に用「もしかして!つぐが心配で見に来たの?!」
あんたは本当に俺の会話を切るのが好きだな!!ってちげえよ!そんなんじゃねぇよ!
「いや!違う!そんなんじゃない!」
「またまた〜そんなこと言っちゃって〜」
やめろ、そのニヤニヤ顔を今すぐ引っ込めてくれ!その中身がお花でいっぱいであろう頭部にチョップを入れたくなるから、マジで!
「こら!ひまり!そんなことで人をからかうのはやめろ」
「ええ〜〜ゴメンね、ホクサイくん」
「え?ああ、うん」
まさか宇田川さんはかなり話が分かる人なのかもしれない!やったぜこの人は一味違うな!
「そうゆうのは黙って見守るのがいい友達だぞ!」
「そうだね!さすが巴!」
やっぱりそっちかーい!!
「まあとりあえず目的地が一緒なら早速行こう」
「そうだね一緒に行こう!ホクサイくん!」
「あ、ああ」
トモエ&ヒマリパーティー二、ホクサイガナカマニナッタ!!
なんかそんな文字列が浮かびそうな絵面だ
そんなこんなで俺達は生徒会室に到着した
ドアについてる小窓から中を覗いてみると生徒会長らしき人と羽沢さんが一緒にいて何か話し合いをしていた一見したらなんにも問題は無さそうだ、安心した
その時だった
羽沢さんが立ち上がった拍子にそのまま全身から同時に力が抜けて行くようにして肩から地面に倒れてしまった
俺と宇田川さんの行動は同じだった
「つぐ!!!」「羽沢さん!!!」
「つぐ!つぐ!つぐみ!」
不味い!宇田川さんの声にも返事がない!気を失っているのか?
「宇田川さん!救急車に連絡して!」
「え?!」
「早く!」
「お、おう!」
宇田川さんは一瞬戸惑った顔をしたけどポケットから携帯を取り出してすぐに電話を掛けてくれた
「上原さん!」
「・・・・・・・・・・・・つぐ?」
「上原さん!上原さん!おい!ぼさっとすんな!!」
「は、はい!」
「上原さんは教室から羽沢さんの荷物を取ってきて!それから出来たら羽沢さんの御両親に電話!」
「は、は、はい!」
上原さんもぼーっとしていたけどすぐに走って行った
「ホクサーイ!!救急車すぐに来るって!」
「分かったありがとう!ついでに宇田川さん!羽沢さんを運ぶのを手伝ってくれ」
確かこう時は出来るだけ頭を動かさないようにして運ぶんだよな!
「分かった!どうすればいい?」
「宇田川さんは羽沢さんの膝裏を両手でしっかりと支えてくれ!俺の合図を一緒にゆっくりと体を持ち上げていこう!」
「分かった、こっちはいいぞ!」
「よし!それじゃあいっせーのーで!」
羽沢さん軽!!
ってそんなことはどうでもいい!とりあえず校門まで運ぼう!
羽沢さん!どうか急に居なくならないでくれよ!!