もう二度と勘違いしない   作:ホモ・サピエンス

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ランキングが11位になっていました!!


これも皆様のおかげです!ありがとうございます!

これからも頑張りますのでよろしくお願いします!




勉強する前に部屋の掃除をしてしまう

教卓には我らの愛しい担任が立っていてホームルームを行っていた

 

 

 

「そろそろテストが始まるからね〜みんな準備を怠らないように頑張ってね〜それじゃ日直さーん」

 

 

 

「きりーつれー」

 

 

 

「「「「あーしたーー」」」」

 

 

 

ガヤガヤ言いながらクラスメイト達は直ぐに立ち上がって教室から出ていく

 

 

 

 

 

テスト

 

 

 

 

 

そっかぁそろそろ高校初のテストか、この学校中高一貫だから進みが早くて大変なんだよな

 

 

 

まあ適当に頑張ろう

 

 

 

毎日の勉強のおかげでそれなりにいい点数を取れると思うしな

 

 

 

よっぽどのことがなければ大丈夫だろう

 

 

 

 

タタタタタタ!!

 

 

 

後ろから誰かが走ってこっちに来る音がする

 

 

 

「つーぐー!!どうしよう?!あたし全然勉強してないよぉ!!助けてー!」

 

 

 

「ひ、ひまりちゃん!?ちょっとは、離れてよ〜!」

 

 

 

上原さんが隣の羽沢さんに泣きついた

 

 

 

なるほど上原さんは勉強が苦手みたいだな

 

 

 

うん何となく予想どう・・・ゲフンゲフン!!なんでもないです!

 

 

 

羽沢さんに抱きついた上原さんは半泣きになりながらどうしようと呟いていた

 

 

 

「うぅぅぅどうしよう〜」

 

 

 

「い、一緒に頑張ろうひまりちゃん!私も出来るだけ手伝うから!」

 

 

 

「ありがとう〜!つぐー!!大好きぃー!!」

 

 

 

上原さんは泣き顔から笑顔になってもう一度羽沢さんに抱きついた

 

 

美しい友情だな

 

 

 

良いもの見た気がする

 

 

 

羽沢さんは天使の生まれ変わりと言われても信じてしまいそう

 

 

 

さて俺はこのまま部活に行こう。テストも近いみたいだし今日は少し気合い入れていこう

 

 

 

ドタドタドタ!!!!

 

 

 

「ホォォォクゥゥゥサァァァイィィィ!!!」

 

 

 

後ろから走ってモンスター(ハージメ)が現れた!!どうする?

 

 

①殴る

②殴る

③殴る

 

 

ホクサイは渾身の右ストレートをハージメに放った

 

 

 

 

「うおおっと!!危ねぇえ!!ホクサイ何すんだよ!!」

 

 

ハジメは生まれつきの運動神経で俺の右拳を避ける。

 

 

 

 

チッ!

 

 

 

「お前がいきなり何すんだよ、なんなの?タックルの練習?」

 

 

 

「ちげぇよ!助けてくれ!」

 

 

 

「断る」

 

 

 

「実は俺は高校に入ってから全く勉強していないんだ!だから頼む!助けてくれ!」

 

 

 

ハジメはその場に膝を付けて綺麗な土下座をして見せた

 

 

 

同い年の男が土下座する姿

 

 

 

控えめに言ってもキモイ

 

 

 

「人の話聞けよ、断るって言っただろうが」

 

 

 

「頼りになるのはお前だけなんだ!俺にはお前しか居ないんだ!頼む心の友よ!!」

 

 

 

この状況で一番聞きたくないセリフだな

 

 

 

さっき綺麗なものを見たせいで余計に嫌なものに見えてしまう

 

 

 

俺はハジメを置いて部室に向かう

 

 

 

構ってられん、俺も自分の勉強に忙しいからな

 

 

 

ガシッ

 

 

 

えぇぇなんで〜?足が重たくて動かないな。なんで?

 

 

 

「ホォクゥサァイィ!助けてくれえぇぇ!」

 

 

 

ハジメのやつが土下座の体制から足を伸ばして俺の足首を掴んできた

 

 

 

つまりうつ伏せに寝そべりながら掴んでいる

 

 

 

うわああああ!!キモイキモイキモイキモイ!!

 

 

 

「何すんだよてめぇ!!離せぇ!」

 

 

 

「お前が勉強を教えると言うまで絶対に離さないぞぉぉ!!」

 

 

 

マジで気持ち悪い!!なんなんだよ!

 

 

 

モンスターじゃなくてゾンビだったのか!!誰か助けてえぇぇ!!

 

 

 

 

「つ、辻くん?そのホクサイくんが困ってるよ?」

 

 

 

隣で馬鹿騒ぎしていたからか上原さんに抱きつかれたままの羽沢さんが困った顔をして声を掛けてきた

 

 

 

おお!天使(つぐめえる)ゾンビ(ハージメ)を撃退してくれるのか?!

 

 

 

「でもさぁ羽沢さん!コイツ頭いいのに勉強教えてくれねぇんだよ?酷くない?!」

 

 

 

「ふざけんな!お前が勉強しないのが悪いんだろ!」

 

 

 

「でもよおぉぉ!」

 

 

 

「でももへちまもないわ!」

 

 

 

ハジメは俺の足首を折るんじゃないかと思うくらい力を込めて来た

 

 

 

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!離せえぇぇ!!」

 

 

 

マジで痛い!!くっそ離せ!!

 

 

 

羽沢さんはオロオロと俺たちを見てとても困っているしかしそれを見ていた上原さんが、

 

 

 

「あたしいい事思いついた!そうだよ皆で勉強会をしよう!」

 

 

 

上原さんはポンっ!と手を叩いて俺達に提案してきた

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

俺と羽沢さんが疑問の声をあげる

 

 

 

「なるほど!名案だな!ひまりちゃん!」

 

 

 

ハジメの奴が急に立ち上がって食いついた

 

 

 

「そうだよね!あたしもつぐに教えて貰うしハジメくんもホクサイくんに教えて貰えばいいよ!」

 

 

 

やばいなぁこの二人が意気投合してる時点で嫌な予感しかしない

 

 

 

「で、でもひまりちゃんそんなに急だとみんな困っちゃうんじゃないかな?」

 

 

 

さすが羽沢さん!そうそういきなり勉強会なんて言われてもそんなこと無理に決まってる

 

 

 

「えぇぇ!もしかしてつぐは予定あるの?ハジメ君も?」

 

 

 

「え?私はないけど」

 

 

 

「俺も部活休みだ!ホクサイもどうせ暇だろ?」

 

 

 

本気で殴るぞハジメ。いや、予定はないんだけど

 

 

 

それに

 

 

 

「勉強会なんてどこでやるんだよハジメ。どこかアテがあんの?」

 

 

 

「あぁそっか、教室は吹奏楽部が使うよなそれに自習室や図書館なんかも喋れない、しかと言ってウチも弟達がいるから騒がしいし」

 

 

 

「あたしの部屋もそこまで広くないからなぁ。つぐは?」

 

 

 

「ううん、私の家もお店で忙しいしから」

 

 

 

「な、勉強会なんて無理なんだよ。大人しく自分たち「ホクサイの家が近いしいいんじゃね?!」

 

 

 

人の話は最後まで聞きなさいハジメ君!!

 

 

 

って俺の家?!ダメだダメだ!!何言ってんだ!

 

 

 

「え?ホクサイくんお家?」

 

 

 

「ええ!いいの!ホクサイくん!」

 

 

 

「いや、ダメ「こいつの両親今海外に旅行中だから大丈夫なんだよ!!」

 

 

 

人の家庭状況を勝手に話すのをやめろハジメ!!

 

 

 

「いやいや!ハジメ勝手なことを言うな!確かに家なら出来るかもしれないけど皆も嫌がるって。男の家に女の子が上がるなんて抵抗あるだろ?近所にうるさい人がいるし集中出来ないって!あと俺の家散らかってて汚いしさ!な!な!」

 

 

 

こうやって言えば行きずらくなるだろ!頼む!俺のオアシスだけは奪わないでくれ!(天災に荒らされた事は既に気にしなくなった)

 

 

 

と期待していたが

 

 

 

「勉強の為だもん!あたしは大丈夫!つぐは?」

 

 

 

「私も大丈夫だよひまりちゃん。私、ホクサイくんの家に行きたいなぁ。き、興味があるかも」

 

 

 

羽沢さんはモジモジしながらそういった

 

 

 

何故だ?俺の私生活なんて気にならないだろ

 

 

 

「いやいやさっきも言ったけど今すごく散らかってるんだけど」

 

 

 

「なら片付けるのを手伝ってあげるよ。大丈夫お店の手伝いで掃除は得意なんだ!」

 

 

 

「い、いや嬉しいけど流石にそんなことしてもらう訳にはいかないし」

 

 

 

「御両親が旅行に行っちゃって大変だと思うからお手伝いするよ。最近のお昼ご飯がコンビニのパンばっかりで私ホクサイくんのこと心配してたんだ」

 

 

 

「いや、でも」

 

 

 

そう言ってまた言い訳を探そうとした時に羽沢さんに上目遣いで見つめられて

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・ダメ・・・・・・かな?」

 

 

 

 

 

だからその可愛い上目遣いはズルいと思うんですよ

 

 

 

 

 

そんなのを断れるのは何も考えないゾンビかただの悪魔かどっちかだよ

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、わかりましたよ」

 

 

 

 

 

 

羽沢さんが頼み込んだ時点で俺の選択肢はひとつしか残らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 











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