それはきっと恋ではなく   作:カナリアP

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桜前線異常『ナシ』



第五話

 

ナツ:俺が

ナツ:お前を勝ち上がらせる

 

Mayu:何にです?

 

ナツ:プロデューサー争奪戦だ

 

 

 

ナツ:180人を出し抜いてやる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mayu:あ、間に合ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

第五話「常識的に考えてから言ってください byまゆ」

 

 

 

Mayu:夏くんは忘れているかもしれませんが

Mayu:まゆとプロデューサーさんが結ばれるのは運命なんですよ?

Mayu:確定事項なんです

Mayu:確かにプロデューサーさんのことが好きな人はいっぱいいます

Mayu:今はまゆのことだけを見ていてくれないかもしれません

Mayu:でもそれは今だけです

Mayu:まゆはまゆの頑張りでプロデューサーさんとの運命を進んでみせますから

 

ナツ:…………そっか

 

Mayu:

最近プロデューサーさんが自宅に楓さんや瑞樹さんのようなお酒飲みさんたちを呼んで飲み会開いたり小学生組の子たちとのスキンシップが激しかったり特に桃華ちゃんがプロデューサーさんを自分の屋敷に連れて両親と交流させていたり由愛ちゃんが色鉛筆が欲しいと零したのをプロデューサーさんが聞いて一緒にお買い物行っていたりとか

 

ナツ:う、うん

 

Mayu:

ちひろさんとこの間深夜残業をしてほとんど一緒に寝泊まりしてたりとか未央ちゃんと美嘉ちゃんと一緒にショッピングしてその後奏ちゃんや美穂ちゃんと合流してカラオケに行ってたりこの前だって奈緒ちゃんとアニメの会話しててそれで盛り上がってトライアドプリムスでアニメの映画見に行ってたりとかよく杏ちゃんと比奈さんとあきらちゃんとゲームしてるし

Mayu:

でもまゆのこともよく見てくれるんです。レッスンにもよく来てくれるし褒めてくれるしタオル渡してくれたりスポーツドリンクまゆが苦手だって言ったらわざわざお茶とかジュースにしてくれてとっても嬉しくってあとダンスレッスンでまゆの苦手なところをトレーナーさんの代わりに見てくれたり教えてくれたり上手くできたらすごく嬉しそうな顔で「よくやったな!」って言ってくれてこの前にそのお礼ですってお弁当を渡したら「ありがとう嬉しいよ」って笑って「美味しかった」って全部食べてくれたんです

Mayu:

プロデューサーさんお味噌汁が好きだって言ってましたからまゆは今お味噌汁のお勉強しててこの間にプロデューサーさんのお母さんに偶然お会いしてお家で作っているお味噌汁のことについて聞いたんですプロデューサーさんお豆腐が入ってないとダメなんですってあとジャガイモが入ってるのが好きとも言ってたから今お勉強中なんですそれから低血圧でいつもみんなより朝早く事務所に来てるんですけど本当は朝早く起きるの苦手でまゆ達のためにいつも頑張ってるってプロデューサーさん言ってましたからまゆがいつも5時くらいにモーニングコールしましょうかって聞いたら「さすがにモーニングコールは悪いけど、まゆの声録音して目覚ましにしたら良いかもな」って言ってくれて、だからすぐにプロデューサーさんのスマホに「プロデューサーさん、起きてください。朝ですよぉ」ってまゆの声をプレゼントしたんですプロデューサーさんがあれから「まゆの声聞いたらすぐに目が覚めるよ。ありがとう」ってお礼言ってくれましたまゆ、本当に嬉しくってだからプロデューサーさんの声をまゆのスマホにくださいって思い切ってお願いしたんですそうしたらプロデューサーさんが「まゆ、起きて。朝だよ。今日もよろしくな」って録音させてくれてまゆはその日から毎日数十回リピートしてるんです本当に格好いいですよプロデューサーさん

 

 

ナツ:おう、そうだな!

 

 

 

 

 

Mayu:夏くんはどうしてまゆを手伝おうと?

 

ナツ:……笑わない?

 

Mayu:まゆが夏くんを笑ったりしたことがありましたか

 

ナツ:あるけど

 

Mayu:……コホン

Mayu:大丈夫です笑いませんよ

 

ナツ:あーうーん……

ナツ:えっとな

 

 

 

Mayu:夏くん?

 

ナツ:……夢があるんだよ

 

Mayu:カメラマンのことですか?

 

ナツ:まぁそうだけど

ナツ:佐久間、この間ウェディングドレスで写真撮ったろ

 

Mayu:ブライダルフェアの時のですねえ

Mayu:見てくれたんですか?

 

ナツ:お前の父親に見せられたんだ

ナツ:それでさ、まぁ目標というか、うん

ナツ:もし俺がカメラマンになったら

 

 

 

 

 

ナツ:お前の結婚式を撮らせてほしい

 

Mayu:良いですよ

 

 

 

 

 

ナツ:随分と軽いな!

ナツ:結構な告白だったんだけど

 

Mayu:えーじゃあダメです

 

ナツ:あー無理もう取り消せませーん

ナツ:言ったからなもうスクショ撮ったからな

 

Mayu:もう

Mayu:でも安心しました

 

ナツ:何が

 

Mayu:まだ、まゆを撮ってくれるんですねぇ

 

ナツ:そりゃ当たり前だろ

ナツ:お前を一番可愛く撮れるのは俺だ

 

Mayu:まゆもそう思います

Mayu:だから絶対一番良い写真でお願いしますよぉ

 

ナツ:うん

ナツ:あ、そうそう

ナツ:結婚式するなら、桜が咲いてる季節がいい

 

Mayu:もう、気が早いですよぉ

 

ナツ:お前に言われたくない

ナツ:約束だからな

ナツ:俺がカメラマンになって出世するまで結婚するんじゃねーぞ

 

Mayu:気長に待ってますね

 

 

 

Mayu:嘘吐いたら針千本ですよ

 

ナツ:俺が今までお前に嘘吐いたことあるかよ

 

Mayu:吐かれた嘘は全部覚えてますけど

Mayu:どれから針千本飲みますか?

 

ナツ:宿題があるんだった

ナツ:おやすみ

 

Mayu:おやすみなさい




え、詐欺?
思ってたのと違う?
いやいや前話でも、んなわけあるかいって言いましたわよ
テコ入れ?俺のログには何もないな……

ナツ
無自覚なだけでかなり重い。
まゆのこと言えないくらい一途な奴。


Mayu
プロデューサーさんと同じくらいに信頼してるし、プロデューサーさんよりも気安い。ただし運命の相手じゃないからね仕方ないね。
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