月に寄りそう乙女の作法2~二人の小倉朝日~   作:ヘソカン

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遂にエストへの事情説明となります。
先ずは前半部分の投稿です。

沢山のお気に入り、評価ありがとうございます!

烏瑠様、えりのる様、秋ウサギ様、誤字報告ありがとうございました!


十一月上旬(才華side)9

side才華

 

「……あ、朝陽……な、何を……言ってるの?」

 

 聞いた言葉を信じたくないと言うように、エストは身体を震わせている。

 それはそうだ。だって、僕はずっとエストに嘘をつき続けていたんだから。脳裏にエストと一緒に過ごした日々が浮かんでは消えて行く。

 まるで今すぐ言葉を撤回しろと、僕自身が言っているように思える。

 ……でも、もう無理だ。此処でエストに桜小路家の場所……桜屋敷を教えなくても、行動力のあるエストなら自分で調べて桜屋敷を見つけ出すに違いない。ジャスティーヌ嬢が不登校だった頃に、わざわざ大使館まで行って、外交官である彼女の叔父を説得に向かった事からも、それは明らかだ。

 そして……僕は以前、エストに桜屋敷の場所は遠いと説明している。改めてエストが調べれば、その件で間違いなく不審を抱かれる。

 この状況になってしまった今、どうやっても真実を話す以外にない。例えそれが、エストとの関係を終わらせる事になるとしても……全てを話そう。

 困惑しているエストに向かって、僕は深々と頭を下げた。

 

「今日まで偽り続けた事、大変申し訳ありません。初めまして、桜小路才華です」

 

「……嘘……嘘だよね、あ、あさ……」

 

「『小倉朝陽』は最初からいません。その名前は、私事で勝手に名乗らせて貰っていた偽りの名前です。私の本当の名前は、『桜小路才華』。今日まで女性と偽ってお嬢様と接していた男性です」

 

「っ……」

 

 エストも分かっている筈だ。僕が嘘をついていないと言う事は。

 でも、それを受け入れると言う事は、これまで築き上げた僕達の関係の破綻を意味する事だから、受け入れきれないのだろう。

 

「突然の事で戸惑うのは仕方ありません……詳しい話をしたいのですが、宜しいでしょうか?」

 

「……貴方の部屋で話をしましょう」

 

 一瞬戸惑った。だけど、すぐに僕の部屋でしか話せない事を悟った。

 もうすぐ授業が始まる時間だから、文化祭の時のようにサロンに行って話は出来ない。かと言って桜の園の屋上の庭園で話したりしたら、誰かに聞かれてしまう危険性がある。

 多分に家の事情も絡む話になってしまうので、誰かに聞かれるのは不味い。

 エストの部屋も……男性である事を明かした今の僕が入っていい部屋じゃない。

 

「分かりました……ご案内します」

 

 僕らは部屋に向かった。

 互いに終始無言のまま、地下通路を通って桜の園にある僕の部屋に向かう。

 ほんの数十分前に、にこやかにエストと一緒に地下通路を歩いて学院に向かった事が遠い思い出のように思えた。

 

「そういえば……」

 

 部屋に辿り着き、僕の部屋の中をエストは見回す。

 

「朝陽の部屋に入るのは、今日が初めてだね」

 

 変わった話の切り出し方だ。

 確かにエストが僕の部屋の中に入るのは、今日が初めてだ。男性だとバレないようにする為に、部屋には女性物の服しかないけど、何が起こるか分からないから部屋には入れないようにしていた。

 時々エストが訪ねに来ることはあっても、部屋の外か玄関で応対は済ませていたしね。

 興味深そうに僕の部屋を見回しているエストから離れて、伯父様が用意してくれていた偽の診断書を取り出す。

 家を護る為の切り札だけど、流石にエストに男性の裸を見せるのは不味いので、此方を使用しよう。

 

「此方が私を男性だと証明する資料です。とは言っても、偽物の診断書ですが、男性であると言う事実だけは真実です。其方のソファーに座って構いませんから、どうぞご覧ください」

 

 受け取ったエストは、ソファーに座ると共にすぐさま偽の診断書を見る。

 その間に僕は床に正座する。部屋の主は僕だけど、今は従者じゃなくて罪人だ。

 やがて、エストは僕が渡した偽の診断書を、見た限り3回ほど目を動かして読み直して……。

 

「……ぉーぅ……マイガー……」

 

 事実だと受け入れてくれたようだ。エストは困惑しながらも診断書をテーブルに置いて、僕に顔を向けた。

 

「……先ずは其方の事情を話して。私が意見を言うのはそれから。それと、出来れば普通に話して欲しいの。正直頭が混乱しているところもあるから、どう接すれば良いのか戸惑ってるの。だから、普通に話して」

 

「ありがとうございます、お嬢様」

 

「だから普通で良いって」

 

 とは言われても、其方は其方で僕が困るよ。

 何せ表面上は普通に見えるけど、心の中では君に対する申し訳なさと罪悪感が溢れて仕方ないんだから。

 ……これが小倉さんの感じていた辛さの一端か……本当に辛くて、今にも泣き出しそうだ。

 でも、泣く訳にはいかないから必死に罪悪感を抑えて口を開く。

 

「では、普通に話す前に最後にもう一度だけ敬語を使わせて頂きます。先ほども名乗りましたが、桜小路才華です……今日までエスト・ギャラッハ・アーノッツ様に性別を偽り、共に過ごさせて頂いた事を深くお詫びします」

 

 三つ指をついて正座をしながら土下座をした。

 

「………貴方にとって、私と一緒に過ごした日々は謝罪するだけなの?」

 

 それは違う。エストと過ごした日々は、本当に僕にとって掛け替えのない財産となった。

 だけど、その掛け替えのない財産を得た代わりに起きていた事を知れば、幾らエストでも僕への感情は最悪になるに決まっている。

 ゆっくりと頭を上げて、エストに指示された通り普通に話す。

 

「違うよ。5月にアトレの事で相談に乗ってくれた時も言ったけど、今日まで君と過ごした日々は本当に素晴らしくて楽しかった。本当に君は僕なんかには勿体ない主人だと心から思っている」

 

「そう……なら、どうしてこんなことを……ううん。どうして性別を偽ってまで、フィリア学院に通おうとしたのか聞かせて」

 

 やっぱり、其処から話さないといけないよね。

 

「かなり長くなるけど」

 

「構わない。もう今日は学院を休むつもりでいたから」

 

 其処まで覚悟を決めていたか。

 やっぱり、正体を話すしかなかったと改めて実感した。正座したまま両手を膝の上に置く。

 そのまま一度深呼吸をして、心を落ち着かせてから語る。

 

「……去年の10月頃に僕は日本に帰国した。目的は、故郷の地である日本にあるフィリア学院にデザイナー科の生徒として、年末に行なわれるフィリア・クリスマス・コレクションに参加したかったから。だけど、日本に帰国した当日に服飾部門で全般的に男子部門が廃止される事が決まった事を知ったんだ」

 

「事前には調べなかったの?」

 

「調べなかった……身内が理事長を務めている学院だったのもあったし、何よりも僕の憧れの学院がそんな現状になっているなんて夢にも思ってなかった」

 

 本当にフィリア学院の服飾部門の男子部が廃止されるなんて聞かされた時は、心の底から驚いた。まさか、夢にまで見た場所に通えないなんてアメリカを出た時は想像だにしていなかったよ。

 

「理事長が身内って……」

 

「あっ。うん。5月にも言ったけど、僕は大蔵家とは親戚関係なんだ。フィリア学院の理事長を務めている『大蔵りそな』は、僕の父の妹だから」

 

「……つまり、理事長も貴方のしている事を知っているって事だよね。確か入学式の日に会っているし」

 

 エストの言う通り、総裁殿は僕のしている事を知っている。あくまで……黙認と言う形で。

 

「知ってはいるけど、あの人は僕に対してこれ以上に無いほどに怒ってるよ……本当だったら、バレた時点で強制的にアメリカに僕を送り返して、2度と顔も見たくないってぐらいにね……でも、そうできない状況にまでなってしまった。だから、あの人はどれだけ怒りを抱いていても、僕がした事を黙認する以外になかった」

 

「……どういう事なの?」

 

 エストが困惑するのは仕方がない。当事者である僕だって、まさか、こんな複雑すぎる状況になってしまうなんて皆に提案した時は夢にも思っていなかったんだから。

 

「順を追って話すよ。帰国してフィリア学院の男子部門が廃止される事を知った僕は最初に、何とか男子部門の廃止を撤回出来ないかと思って、ルミねえやアトレ、そして大蔵衣遠伯父様に協力をお願いしたんだ」

 

 エストの身体が僅かに震えた。

 本当に申し訳ない。伯父様はともかく、日本に来てからクラスメイト以外で仲良くなった2人が、僕の行ないに協力していた。裏切りとしか言えない。

 

「ルミねえは知っての通り大蔵家の人間で、アトレは理事長から気に入られていたから、理事長の説得に欠かせなかったけど、僕らが動き出す前に理事長は早々に男子部門廃止を決定して告知してしまったんだ」

 

「もしかしてそれって、貴方が通おうとしていたから?」

 

「タイミング的にそう見えてしまうよね。実際、僕も最初は理事長の意地悪だと思ったよ。伯父様からその決定が出されたのは、僕のお母様が直接連絡した後だって聞かされていたから……でも、違った。あの人が、男子部門廃止を決定したのには沢山の事情があったんだ……僕達はそれを知らないで、ただあの人の嫌がらせだと思ってしまっていたんだよ」

 

 うん。本当に総裁殿には申し訳なさと罪悪感しか今はない。

 憧れだったフィリア学院の内実が、僕の想像以上に酷くて、しかもその原因が身内。原因を何とかしようとしたら、音楽部門が大変な事になるとか……本当に悪夢的な状況だよ。

 ごめんなさい、総裁殿。出来る事なら、貴女に対しても土下座したいです。

 とは言っても、流石にこの情報はエストに話せない類の情報なので、心苦しいけどこの辺りは秘密にするしかない。

 

「結局、男子部門が廃止される事が正式に告知されてしまって、僕達は何も出来ない状況にされてしまった……でも、僕はどうしてもフィリア学院に通って、フィリア・クリスマス・コレクションに参加したかったんだ」

 

「それはどうして? 貴方だったら、他の学院に通う事は出来たと思う」

 

「それは皆からも言われた。日本で面倒を見てくれることになっていた伯父様も、『フィリア学院と同等の水準の学院に通わせるつもりだった』って言われたよ……でも、フィリア学院じゃないと駄目だと当時の僕は思っていたんだ……子供の頃の苦い思い出を乗り越える為に」

 

「聞かせて」

 

「今でこそこうしてこの髪を晒せているけど、子供の頃、僕は黒髪のウィッグを付けて過ごしていたんだ。そうなった理由は、幼稚舎に通っていた頃に周囲と髪の色が違う僕をみんなが避けて、陰で陰口なんかも叩かれたりした。クラスメイトの両親や、保育士の先生ですら、僕の両親の立場から遠慮していて、何処か余所余所しかった……一週間で心が挫けたよ」

 

「やっぱり、日本でもそう言うのはあるんだね」

 

「うん……僕にとって、この髪はお母様から譲り受けた大切な髪だった。そう思うようになったのは、お母様が学生時代に参加したフィリア・クリスマス・コレクションの舞台でモデルとして立った舞台の写真を見たから。なのに、その髪を隠す事で安寧を得られた事が悔しくて悔しくて仕方がなかった。その劣等感を乗り越える為に、フィリア・クリスマス・コレクションの舞台は必要だと思って、僕は皆に女装して通う事を話した」

 

 重要な部分に差しかかったと思ったのか、エストは真剣に僕を見つめている。

 

「説得できる自信はあった……今はもう違うけど、当時のアトレは僕の行動を僕の為になるならと肯定してくれているし、ルミねえも説得できると思った」

 

「ルミネさんは規則を大切にする人なのに?」

 

「ズルいやり方をすればルミねえは肯定してくれる。後の伯父様と家に仕えているメイドの壱与や九千代も、言葉を尽くせば何とか出来ると考えた……でも、真っ向から僕の事を叱ってくれた人が、あの時居てくれた」

 

「それは誰?」

 

「……小倉さんだよ」

 

 目を見開いてエストは驚いた。でも、何かを思い出したのか納得したように頷いた。

 

「そう言えば、5月の時に、貴方は小倉さんを傷つけて叱って貰ったって言っていたけど……もしかして、それは?」

 

「そのやり取りの経緯が理由。女装の話はともかく……これは小倉さんのプライベートにも繋がるけど」

 

 小倉さん! 本当にごめんなさい! 勝手に貴女の事情を、エストに話してしまう事を! 後で土下座でも何でもします!

 心の中で小倉さんに出来るだけの謝罪をする事を誓いながら、僕は口を開く。

 

「小倉さんと出会ったのは、本当に帰国したその日。あの人は、桜小路家の本邸で住み込みのメイドとして雇われていたんだよ」

 

「小倉さんがメイド!? えっ!? 嘘っ!?」

 

 驚くよね。理想のお嬢様のような人が、メイドとして働いていたなんて。でも、本当の事だよ。

 今の学院に通っている小倉さんの姿からは、想像も出来ないけど。因みに凄くあの人はメイド服が似合うよ。

 

「事実だよ。今の小倉さんからは想像も出来ないけど、学院で再会する前のあの人は、本当に酷く暗い人だったんだ……その小倉さんが強く僕を叱ってくれた。今も小倉さんが僕に言った言葉を覚えてる」

 

「……なんて小倉さんは貴方を叱ったの?」

 

「『才華様からすれば、フィリア学院に入る為の手段に過ぎないかも知れませんが、共に過ごして行けば必ず信用や信頼は培われます』……小倉さんに叱られる前の僕は、自分の事ばかり考えていて、仕える人にどれだけのリスクを背負わせてしまうのか、少しも考えていなかったんだ……女装している男子を雇っていた主人の人が周りからどう思われるかも微塵も考えていなかったんだ」

 

「……それが貴方の言っていた小倉さんに叱られた理由なんだね」

 

 無言で僕は頷いた。今の僕があるのは、小倉さんに叱って貰ったからこそだと心から思っている。

 

「前にも言ったけど、小倉さんが叱ってくれたからこそ、僕は最初から君を心から主人と思う事が出来たんだ。最初にこの意見を出した時なんて、軽い感じで『せっかくだし仕えて楽しい人がいいな』なんて言ってたよ」

 

「最低」

 

 うん、本当に最低だよ。でも……最低な事はまだ終わっていないんだよ。

 

「でも、結局僕は小倉さんに叱られながらも、女装して学院に通う事を止める事が出来なかった……小倉さんの意見を聞いたルミねえも止めようって言ってくれたけど、どうしても子供の頃からの思いを捨てられなかった」

 

「……貴方もそうだったんだね」

 

 そう。僕もエストと同じだった。

 エストは『双子の姉と一緒にデザイナー』を。僕は『フィリア・クリスマス・コレクションの舞台に立つ』。

 僕らは子供の頃からの夢を捨てられなかった。その結果……最悪寸前の状況にまで僕はしてしまった。

 

「小倉さんは出会って次の日に、桜の園を出て行った。僕を叱る時に、あの人は僕を叩くふりをしたんだ」

 

「叩かれたの!? 小倉さんに!?」

 

「ふりだよ。叩こうとした手は僕の肩に置かれて、必死に僕にさっきの言葉を伝えてくれた……でも、家の主人に暴力を振るおうとした理由で、あの人は自分から屋敷で働くのを辞めて家を出た……酷く傷ついているのを、僕は知っていたのに、あの人の前でとんでもない提案をしてしまったんだ」

 

「……小倉さんは本当に優しい人なんだね。今はともかく、才華さんを心から嫌っていた頃の私だったら、ボコボコに顔を殴っていたと思う」

 

 怖い……いや、こうして今殴られていないだけでも救いか……この後、殴られるかも知れないけど。

 

「……小倉さんが屋敷を去った後、反対していた皆を説得して僕は、何とか今年のフィリア・クリスマス・コレクションまで女装して通う事を認めて貰えた」

 

「待って! フィリア・クリスマス・コレクションまでって、どういう事なの!?」

 

「そのままの意味だよ……僕はフィリア・クリスマス・コレクションが終わったら、どんな結果になっても君に全てを話す事にしていた。だから、メールで君に年末になったら会えるって伝えたんだ」

 

「っ……だから、私が幾らメールで会いたいって伝えても、フィリア・クリスマス・コレクションが終わるまでは会えないって」

 

 納得したと言うようにエストは頷いている。

 

「……今の事情を知ったら会える訳がないよね」

 

「そう……会えない」

 

 こうして総学院長が偽りのカバーストーリーとして、『ゴーストを務めていた』と言う事実に辿り着かなければ、今も話さずにいた。

 でも……総学院長が気付いてしまい、エストが何としても『桜小路才華』に会う為に動き出そうとしていた。真実を伝える以外に、もう僕には方法が無くなってしまった。

 

「総学院長が提案してくれた条件は、破格のものだと僕も思ったよ。ゴーストをやらしていた相手に、実力が在れば見逃す」

 

 普通ならない事だ。だけど……彼の破格の条件を、今の僕の現状では受け入れる事が出来ない。

 

「彼は『桜小路才華』に会う事も条件にしていた。別のデザインを描いても、彼の目なら僕が描いたデザインだってすぐに気づいてしまう」

 

 ゴーストの件に辿り着いた点から見ても、それは明らかだ。タッチを変えたりしても、そのやり方を使って誤魔化そうとしていたエストに簡単に気付かれてしまった。

 何よりも問題は……。

 

「不正に対して厳しい面を強くしている総学院長が……女装して学院に通っていたなんて見過ごすとは思えない」

 

 どういう判断を下すのかまでは分からないけど、少なくとも見過ごすと言う事は無いと思う。

 

「……そうだとしても、貴方のデザイナーとしての人生は……」

 

「もう覚悟は出来てたよ。こんな大それた提案をした時に、僕は皆を納得させる条件として、仕える主人……つまり、エスト。君が僕の服飾の人生を決めて良いってね」

 

「えっ?」

 

「デザイナーを辞めろと言われれば、僕は辞めるよ。服飾に関わるのも駄目だって言われたら、もう2度と関わらない……僕はそれだけの事を君にしてしまったから」

 

「してしまったって? ……まだ、何か私に話していない事があるの?」

 

「うん……寧ろ此処からが本番になる……僕達は……ううん……僕は失敗してしまったんだ……そのせいで……君の実家であるアーノッツ家が存続の危機を迎えかけてしまった」

 

「っ!?」

 

 言葉も出ないほどに大きく目を見開いているエストを、真っ直ぐに見ながら僕は話す。

 桜小路才華がエストに対して見えないところでしてしまった。全てを。




次回は遂にエストが本格的な才華のやらかしを知ります。
果たして全てを知ったうえで彼女がどのような判断を下すのか……お待ちください。
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