スーパーロボット大戦N   作:黒百合蜂

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皆さん、明けましておめでとうございます!
そして更新遅れてすみませんでした…本当はこれ去年の内に投稿したかったです…
今回クソ長くて読むの疲れると思いますがご容赦願います…

…今回、皆さんに大切なお知らせがあります。詳しくはこちらのURLへ→https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=230252&uid=247000


第八話B 『勝利のV』と『鉄の華』

~ギアナ高地~

ごつごつとした岩場を、ドモン達が歩いている。

 

ドモン「本当は立ち止まってじっくりと鍛錬を積むべきなのだが、俺達には時間がない……だからこうして、歩きながらでも可能なトレーニングを行っているが……大丈夫か?」

 

辰也「ええ……大丈夫……です……よ……」

 

シロー「ドモンさんも鉄也さんも厳しいぜ……こんな山道で重りを持って歩けなんてな……」

 

辰也の背中には「12kg」、シローには「15kg」と書かれた重りが乗っている。

更に辰也の方には、ジゼラも負ぶさっていた。

 

ジゼラ「あの、辰也さん……やっぱり私、自分で歩きますよ……?」

 

辰也「何言ってんだよ……レインさんから……言われただろ……しばらく安静にしてろって……それに……いいトレーニングになんだからさ……」

 

シロー「女の子にそういう事言うのは失礼だと思うぜ……辰也……」

 

ジゼラ「あ~……私は別に気にしてはいませんけど……」

 

話の意図を理解したが、特になんともない素振りを見せるジゼラ。

 

由木「2人共、あまり無理しないでね」

 

辰也「そう言いながら……由木さん……歩けてるじゃないですか……」

 

由木「それでも、瀧城くんと兜くんよりは軽いけど……」

 

シロー「10kg乗っけて平然としてる大尉が……よくそんな事言えますね……」

 

鉄也「無駄口を叩いてる暇があったら、足を動かすんだな」

 

辰也「はい……」

 

シロー「鉄也さんは怖いぜ……まるで化け物だよ……」

 

鉄也の背中には『30kg』と書かれた重りが乗っている。

 

鉄也「ほら、さっさと行くぞ。これから行くのは北アメリカの南部『アーカムシティ』なんだからな」

 

辰也「はーい……」

 

何であんな重いの乗っけてサクサク歩けるんだよ……やっぱ鉄也さんはすげえな……

 

その後ろを歩くシャッフル同盟やトロワ達。

 

サイ・サイシー「しかし、こいつらも大変だよな~」

 

チボデー「デカい岩を砕いて袋に詰めてそれを背負って歩くとは……考えたもんだぜ」

 

五飛「だが、砕くのもいい鍛錬になった。昔を思い出したな」

 

アルゴ「そう言えばこの山を下った先にあるのは……」

 

ジョルジュ「ええ……かつて一年戦争で使われた巨大基地……」

 

トロワ「ジャブローだ」

 

~ジャブロー~

激しい山道を下り、辰也達はジャブローへとたどり着いた。

 

辰也「駄目だ……もう歩けねえ……」

 

シロー「しんどいぜ全く……」

 

ドモン「そうだな、ここいらで休憩としよう」

 

レイン「皆お疲れ様。飲み物持ってきたから、遠慮せず飲んでね」

 

そう言うと、取り出したペットボトルから飲み物を注ぐレイン。辰也達がコップを手に取り飲み干す。

 

辰也「ありがとうございます……」

 

シロー「ぷは~……生き返ったぜ……」

 

ジゼラ「お疲れ様です、辰也さん」

 

大の字になって寝転がる辰也に、ジゼラが近づく。

 

辰也「おお、ジゼラか……お前のおかげで、いい運動になったぜ……」

 

ジゼラ「私は特に何も……」

 

辰也「いや、お前がいてくれるから、俺も頑張れるんだ」

 

ジゼラ「……」

 

辰也「それに俺、正直言って不安だったんだよ」

 

ジゼラ「え……」

 

辰也「エレミタのあの野郎……ジョットって奴だったか? あいつがお前の正体をバラして、お前が苦しむ所を見たら、怖くなっちまった。この先、お前を守れるのか、ずっと一緒にいられるのかって。ああやって強がってたけどな」

 

ジゼラ「……」

 

でも、と言葉を続ける辰也。

 

辰也「でも、俺は言った事は絶対に曲げない! お前は俺の仲間だし、イールソウルは皆を守るために使う! だから信じてくれ! 俺は絶対に、お前を守るってよ!!」

 

ジゼラ「辰也さん……」

 

力強く言い放つ辰也に、驚きつつも嬉しそうな表情を見せるジゼラ。

 

鉄也「辰也の言葉に嘘はねえ……現にこんな辛い特訓について来てんだからな」

 

シロー「そうそう。それにあん時のお前、かっこよかったぜ~?」

 

辰也「そ、そんな……それに俺はただ、当然の事をしたまでで……」

 

鉄也「案外そういう事をすんのは難しいんだ。だから誇っていいぞ、お前は十分、戦士としてやれてるってな」

 

辰也「あ、ありがとうございます……本職の方にそう言ってもらえると照れますね……」

 

顔を赤くし、頭を掻く辰也。

 

鉄也「ジゼラも色々不安だと思うが、安心してくれ」

 

シロー「あの野郎はああ言ってたが、俺達はお前が敵だなんて思えないな」

 

ジゼラ「皆さん……!」

 

シロー「ま、束の間の休息だ、ゆっくり休もうぜ。にしてもこのジャブローって所、色々すげえな……」

 

アレンビー「水の中にモビルスーツがたくさん入ってるね」

 

アレンビーが湖の中をのぞき込む。そこには、大量に廃棄されたモビルスーツがあった。

 

トロワ「かつての戦争の遺産だ」

 

鉄也「ああ。俺達はこいつらの処理に困ってんだが、下手な事をすりゃあ大規模な爆発が起こっちまう……だから片付けようと思っても出来ねえ」

 

辰也「はえ~……でも、こんなにカッコいいし、歴史的でもあるのに処分なんてのももったいないよなぁ……」

 

ジゼラ「……」

 

そう話している最中、パイロットスーツに身を包んだ女性が歩いてきた。

 

???1「こんな所でピクニックだなんて、随分お気楽な人もいるものね」

 

ドモン「……誰だ」

 

突然現れた女を警戒するドモン。

 

???2「急に喧嘩をふっかけないの」

 

???3「そうですよ、ヘレンさん!」

 

……と、緊張した空気の中で、もう1人の女性と子供が現れた。

 

ジゼラ「子供……?」

 

ヘレン「冗談よ姉さん、坊や。別にこんな所で争おうなんて思っちゃいないわ」

 

ウッソ「ならいいんですけど……」

 

ジュンコ「ごめんなさいね、私のツレが……ってあれ? WSOの隊服?」

 

姉さん、と呼ばれた女性……ジュンコが、由木の服を見てそう呟く。

 

由木「え?」

 

ヘレン「そうだわ! 他の奴らもガンダムファイターや剣鉄也、プリベンターのトロワ・バートンに張五飛じゃない!」

 

鉄也「……よく見りゃあこいつら……『リガ・ミリティア』の『シュラク隊』か」

 

辰也「リガ・ミリティアって言ったら、ザンスカール帝国に対抗してる組織か! 虎之助が話してたな……」

 

ジュンコ「そうよ。でも、何でこんな豪勢な顔ぶれがジャブローに?」

 

鉄也「俺達の目的は、ここからずっと離れた町……『アーカムシティ』だ。ここはたまたま休憩地点にしてただけさ」

 

五飛「そう言うお前達は、何が目的でここにいる?」

 

五飛が問いかける。が、ジュンコは渋るように口に出す。

 

ジュンコ「……ごめんなさい、あまり多くは言えないわ。あなた達が軍属だとしてもね」

 

トロワ「何……?」

 

シロー「俺達は言ったのに、そっちは答えねえってのかよ?」

 

チボデー「落ち着けよ、シロー」

 

苛立つシローを、チボデーが宥める。

 

ジョルジュ「機密事項……という訳ですか」

 

ウッソ「その……すみません」

 

レイン「いいのよ、君が謝る事じゃないわ」

 

ジュンコ「でも1つだけ言える事があるの……」

 

アルゴ「それは?」

 

ジュンコ「ここで戦争が起こるわ」

 

ジュンコがそう言った瞬間───

 

 

 

 

 

───どこからともなく、ミサイルが降りかかって来た。

 

辰也「うおっ!?」

 

ウッソ「この攻撃……来たの? ザンスカールがっ!?」

 

シロー「どうやら違うみてえだぜ!」

 

何とかミサイルから逃れられた辰也達。彼らの目線の先には、小型の虫のような機体がわらわらと集っていた。

 

鉄也「こいつらは……木星蜥蜴のバッタか!!」

 

ウッソ「木星蜥蜴ですって!? 聞いてないですよ!!」

 

ジュンコ「慌てないの! ……とりあえず出撃よ。ヘレン、ウッソ、出れるわね!」

 

ヘレン「ええ! 他のメンバーにも連絡するわ!」

 

ウッソ「僕も大丈夫です!」

 

ドモン「ならば俺達も……!」

 

辰也「行きますよ!!」

 

その場の全員が、出撃準備をした……。

 

 

 

第八話 『勝利のV』と『鉄の華』

 

 

 

~~~

辰也達が出撃すると、おびただしい数のバッタが湧いていた。

 

シロー「木星蜥蜴……こんな所にも侵攻しやがるのか……!」

 

由木「ええ。奴らを始めとして、色々な組織が地球を狙っているわ……」

 

辰也「けど、そう好き勝手はさせねえぜ!!」

 

サイ・サイシー「おうよ! オイラ達と戦おうとした事、後悔させてやる!!」

 

すると、後方からモビルスーツが出現した。

 

ジュンコ「私達も戦うわ!」

 

ヘレン「シュラク隊に喧嘩を売った事、後悔させてやるんだから!」

 

ペギー「突っ走りすぎやしないでね」

 

ケイト「分かってるって!」

 

ジョルジュ「先程の方々ですか……」

 

コニー「……」

 

マヘリア「ウッソもやれるわよね!」

 

ウッソ「はい!」

 

シロー「ガンイージ6機にVガンダムが2機……」

 

トロワ「リガ・ミリティアの量産機だな」

 

そう話している最中に、先頭のVガンダムがこちら側へと通信をする。

 

オリファー「私はリガ・ミリティア所属、シュラク隊のオリファー・イノエだ。会ったばかりで何だが、救援を頼みたい」

 

鉄也「JUDA特務室の剣鉄也だ。貴官への救援を了承する」

 

オリファー「有り難い! それでは共に害虫駆除を始めるか!!」

 

鉄也「勿論だ!!」

 

そして、戦闘を開始した。

 

~戦闘開始~

ウッソ(初戦闘時)

ウッソ(カサレリアから出てきても、未だに戦争は続いてる……)

ウッソ「だったら、何が何でも生き延びてやる!!」

 

 

ウッソ(対木星蜥蜴)

ウッソ「木星蜥蜴が相手なんて……こっちはザンスカールとも戦わなくちゃいけないのに!」

ウッソ「このぉ! バッタの目かトンボの目なんて!!」

 

 

シュラク隊(初戦闘時)

オリファー「ガンダムファイターにWSOに未知の兵器……味方としては心強い、豪華な面子だ!」

 

マヘリア「まあでも、あいつらばかりに頼ってる訳にもいかないわよね!」

 

ジュンコ「その通りよ! シュラク隊の力がどんな物か、この戦場にいる奴全てに教えてやろうじゃない!!」

 

 

シュラク隊(対木星蜥蜴)

オリファー「木星蜥蜴の無人兵器……何が隠されてるか分からん、慎重に行くんだ!」

 

ジュンコ「そうね……このトカゲ達に教えてやろうかしら、シュラク隊の恐ろしさを!」

 

ヘレン「シュラク隊は、大空を羽ばたくモズだ! トカゲやバッタが、モズに勝てるものかよぉぉーっ!!」

 

 

鉄也(初戦闘時)

鉄也「リガ・ミリティア……ここに用があるらしいが、一体何なんだ……?」

鉄也「まあいい、ひとまずはこいつらを片付けてからだ!!」

 

 

鉄也(対木星蜥蜴)

鉄也「木星蜥蜴……こいつらの侵攻も盛んになって来やがるか……」

鉄也「地球をてめえらの好き勝手にはさせねえぞ、トカゲ野郎共!!」

 

 

シロー(初戦闘時)

シロー「しっかし、リガ・ミリティアも美人さん揃いじゃねえかよ……この戦いが終わったら、ちょっとお茶でも……」

シロー「って、こんな事言ってたら鉄也さんにどやされちまう! と、とりあえずやるぞ!!」

 

 

シロー(対木星蜥蜴)

シロー「木星蜥蜴か……何が目的で地球を狙うんだよ……!」

シロー「ま、ごちゃごちゃ考えるのはやめだ! 地球侵略なんかさせねえぞ!!」

 

 

由木(初戦闘時)

由木「リガ・ミリティアがこんな所にまで出張ってくるとはね……」

由木「それだけ地球連邦や私達が頼りないって事なのかしら? だったらその汚名は返上してやるわ!!」

 

 

由木(対木星蜥蜴)

由木「木星蜥蜴……それだけじゃない、地球を狙う奴らは他にもいる……」

由木「だったら、そいつらから地球を守らないと! 色々大変だけど、やるしかないわ!!」

 

 

ドモン(初戦闘時)

ドモン「代理戦争としてのガンダムファイトは機能してはいる……だが、強行的な手段で地球を手に入れようとする奴らもいる……か」

ドモン「ならば、そいつらの好きにはさせないっ! 地球の環境や平和のためにも、侵略者は叩き潰す!!」

 

 

ドモン(対木星蜥蜴)

ドモン「木星からの侵略者……世間では異星人扱いされているが、過去の例を見る限り、おそらくは宇宙移民……」

ドモン「だが、地球に何かを訴えたいのならば、戦争をけしかけるな! そのための方法は、今の時代にはいくらでもあるだろうっ!!」

 

 

レイン(初戦闘時)

レイン「人類の歴史から、戦争は切っても切り離せない存在……だけど、それを帰るために戦ってきた人達がいる!」

レイン「その人達の想いを無駄にしないために、私達は戦うわ!!」

 

 

アレンビー(初戦闘時)

アレンビー「平和だって思ってたけど、戦争は続いてたんだね……」

アレンビー「でも、それならまた止めてやる! 私みたいな人を、これ以上増やさないためにも!!」

 

 

シャッフル同盟(初戦闘時)

チボデー「せっかく俺達が地球を平和にしたと思ったのに、またドンパチやらかしやがって……」

 

サイ・サイシー「じゃあ、また止めてやればいいじゃねえかよ!」

 

ジョルジュ「そう単純な問題でもありませんが……それしかないでしょう!」

 

アルゴ「ならば行くぞ! 俺達とて、あの日から無駄に過ごしてはいない……それを見せる時だ!!」

 

 

トロワ(初戦闘時)

トロワ「民兵組織が極秘任務とはな……何か裏があると考えていいだろう」

トロワ「ひとまずは、この窮地を切り抜ける!!」

 

 

トロワ(対木星蜥蜴)

トロワ「木星蜥蜴……噂では木星の難民だと聞くが、ならば何故戦争を起こす?」

トロワ「……こいつらに言っても仕方がないか……ならば、目の前の虫を殲滅するのみだ!!」

 

 

五飛(初戦闘時)

五飛「やはり、行き場のない兵士が溢れ、戦争の繰り返しか……俺達のやった事は無意味になるのか……?」

五飛「いや違うっ! 意味のある物にするために、俺はプリベンターに入ったんだ! だから、そのためにもこの宇宙から戦争を根絶する!!」

 

 

五飛(対木星蜥蜴)

五飛「木星蜥蜴……何が目的かは分からんが、そうまで戦争がしたいか……!」

五飛「ならば、俺がその相手をしてやる! 来い、トカゲ共!!」

 

 

辰也(初戦闘時)

辰也「モビルスーツか……ああいうのも俺大好きなんだよ……」

 

ジゼラ「はぁ……この人はどこへ行ってもこれですね……一生治らないんでしょうか……」

 

辰也「そう言うなって! ところでジゼラ、勢いで乗っちまってたけど大丈夫か?」

 

ジゼラ「皆さんが戦ってる中で休んでる訳にも行きません、それに私の役目は辰也さんのサポートですので!」

 

辰也「そうか、なら行くぞ!!」

 

 

辰也(対木星蜥蜴)

辰也「虫型ロボット……ああいう人型じゃないのもいいんだけど……今はそんな事言ってる場合じゃねえ!」

 

ジゼラ「はい! 今はあの虫達を倒す事に集中しましょう!」

 

辰也「当たり前だ! こいつら倒した後で、残骸からじっくりと鑑賞してやるぜ!!」

 

ジゼラ「あ、そこはブレないんですね……」

 

~~~

ウッソ「このおっ!!」

 

ジュンコ「ウッソに続くわよ!!」

 

マヘリア「任せなさいって!」

 

ヘレン「このおっ!」

 

オリファー「いいぞ! どんどん撃ち落とすんだ!」

 

Vガンダムとガンイージのビームライフル弾幕によって、バッタは全滅した。

 

シロー「リガ・ミリティア……とんでもねえ奴らだな」

 

鉄也「ああ……連邦からの流れ者共もいるとはいえ、大半は民間人の集まり……だが、腕のいい奴ばっかだぜ」

 

サイ・サイシー「あのウッソって奴も、子供なのに中々戦えてるじゃねえか!」

 

ウッソ「あ、ありがとうございます……」

 

アルゴ「お前も子供だろう」

 

サイ・サイシー「そういうのは今いいじゃんかよ!?」

 

しかし、木星蜥蜴の兵器は増えていく。

 

辰也「くそっ! まだ来やがんのかよ!!」

 

ジョルジュ「木星蜥蜴はチューリップと呼ばれるテレポート手段を持っています……おそらくはそこから現れているのでしょう……!」

 

辰也「なら、そこを潰すってのは……」

 

ウッソ「確かにそれが手っ取り早いんでしょうけど、大きくて時間がかかる上に、数の暴力でこっちがやられます!」

 

アルゴ「それに、あれには未知のテクノロジーが使われている……無闇に破壊は出来ない……!」

 

辰也「くっ……!」

 

辰也が唇を噛む。

 

オリファー「厄介な害虫共だ……おまけに他の奴も相手にしなけりゃならないなんてな……」

 

オリファーの物言いに引っかかりを覚える鉄也。それをつい、口に出してしまった。

 

鉄也「……他の奴、か。何か気になるぜ。そういや、戦争が起こると言っていたな。この状況は少々違うみたいだとはいえ、こういった事が予測出来ていたようだが……どういう事なんだ?」

 

ジュンコ「それは……」

 

オリファー「……機密事項だったが、友軍には話す義務があるだろう……それはな───」

 

オリファーが説明しようとしたその瞬間───

 

 

 

 

 

───空から、そいつらは現れた。

巨大なタイヤに乗った機体群と、それに対抗する、緑の機体と帽子を被ったような機体。

 

ドモン「奴ら……まさかザンスカールか!?」

 

オリファー「その通りだ……理解が早くて助かる!」

 

ウッソ「でも、イエロージャケットとは何かが違う? それよりも、あの緑色と帽子のはっ!?」

 

ジュンコ「よく分からないわね……こっちに攻撃しないならしないで、面倒事は減るんだけど……」

 

すると、トロワが機体についての情報を言い当てた。

 

トロワ「奴ら……サーカスの機体だな」

 

サイ・サイシー「サーカス?」

 

チボデー「お、おい……サーカスっつったら、ピエロが出てくるアレだろ!?」

 

チボデーが身震いする。

 

トロワ「それではない。『サウザンド・カスタム』……略して『サーカス』だ」

 

鉄也「話には聞いた事がある……木星の傭兵部隊とその機体……だが、そんなのが俺達に協力するとは思えんが……」

 

ヘレン「ともかく、様子を見るしかないわね」

 

由木「そうね……」

 

とりあえず、その2機の様子を見る事にした……。

 

~~~

フォント(この地点に来たのはおれとジャックの2人……カーティスさん達は別ルートでエリン・シュナイダーを追っている……)

 

ジャック「ちっ、しつけえんだよ、ザンスカール!!」

 

緑色の機体……ファントムと帽子の機体……デスフィズが、ザンスカール帝国側のモビルスーツ……グレイズやロディ、トムリアットを蹴散らしていく。

 

フォント「ビームの通らない奴もいるからな……助かるぞ、ジャック!」

 

ジャック「はい! ……っと、ボス! リガ・ミリティアですぜ!!」

 

フォント「ああ! 気をつけて行動しないとこっちも落とされる! でも、何で木星蜥蜴やガンダムファイターもいるんだ?」

 

ハロロ『う~ん、よく分かりませんが……』

 

ジャック「ごちゃごちゃ迷ってる暇はありませんぜ! こうなりゃ腹くくりましょうや!」

 

そうだな……一か八か、話の通じそうなリガ・ミリティアと連携する!

 

フォント「あの、すみません! こちらは蛇の足(セルピエンテ・タコーン)のフォント・ボーです!」

 

ファントムに乗る少年……フォント・ボーが通信をする。

 

オリファー「蛇の足……聞いた事がないが……ともかく、君達は敵ではないというのかな?」

 

フォント(話が通じた!)

フォント「は、はい! おれ達の目的はザンスカール帝国です! あなた達の迷惑にはなりません!!」

 

オリファー「そうか……」

 

ジュンコ「信じるのかい?」

 

オリファー「自ら名前と所属を明かしたのだ、信用出来ん訳がなかろう? それと、フォント君と言ったな、私はリガ・ミリティア所属、シュラク隊隊長オリファー・イノエだ。詳しい話は後にするが、我々と共に戦ってくれ!」

 

フォント「はい! それではフォント・ボー、シュラク隊の皆さんの援護をします!」

 

ジャック「おれもいますぜ!」

 

辰也「あんなすごいのが2機も仲間になるなんてな……!」

 

五飛「だが、依然として状況はよくない……」

 

ドモン「ならば、蹴散らすのみ! 木星蜥蜴もザンスカール帝国も、俺達が打ち砕ぁく!!」

 

辰也「はい!!」

 

~戦闘再開~

フォント(初戦闘時)

フォント(しかし……もののみごとに、戦局がこんがらがってないか? ザンスカールはともかくとして、リガ・ミリティアがなんでこんな所に?)

フォント「でも……考えるのは後でもできる! 今はこの状況を切り抜けるしかない!!」

 

 

フォント(対木星蜥蜴)

フォント(カーティスさんたちも木星出身だから聞いた事がある……クラックス・ドゥガチの思想に恭順した者たちの生き残り……それが木星蜥蜴……木連だって!)

フォント「あなた達は木星帝国があった頃から何も変わってないのか!? 何で戦争しようだなんて考えが出てくるんだ!」

 

 

フォント(対ザンスカール帝国)

フォント(ザンスカール帝国……さっきもサーカスと戦闘を始めてたけど、リガ・ミリティアとも戦ってたのか……?)

フォント「お前たちに構ってるひまはない! とっとと倒して、エリン・シュナイダーを確保するんだ!!」

 

 

ジャック(初戦闘時)

ジャック「いろんな奴らがいやがるが、やる事はたった一つ、いたってシンプル……!」

ジャック「それは、向かってくる奴を叩きのめす事だぁぁっ!!」

 

 

ジャック(対木星蜥蜴)

ジャック「おれ達サーカスとはまたちげえ木星の組織、木連……」

ジャック「あんたらとも何回か組んだことはあるが、今回は敵だ! 悪く思うなよ!!」

 

 

ジャック(対ザンスカール帝国)

ジャック「ザンスカール……今更になって裏切っちまった事が引っかかりやがるなんてな……」

ジャック「だが、もう後戻りはできねえぜ! あいつらや団長にゃあ悪いが、今はあんたらを倒してやる!!」

 

 

ウッソ(対ザンスカール帝国)

ウッソ「ザンスカールだけどベスパじゃないなら、何なの、こいつら!?」

ウッソ「いや、誰が相手でも戦うしかない! 僕は……僕はまだ死にたくないんだぁぁっ!!」

 

 

シュラク隊(対ザンスカール帝国)

オリファー「ウッソの言っていた通り、奴らはベスパではない……だが、ザンスカールの中でも、ベスパに匹敵する部隊だ!」

 

ジュンコ「要するに、とんでもない奴らって事ね!」

 

ケイト「でも、どんな奴でも負けてられないわよ! こんな奴らに、地球を好き勝手させないわ!!」

 

 

鉄也(対ザンスカール帝国)

鉄也「ザンスカールの侵攻も、見逃せねえレベルにまで達してやがる……!」

鉄也「俺達が足りねえってのは分かるが、地球をお前達に荒らされる訳にもいかねえ! ここで叩き潰してやるぜ!!」

 

 

ドモン(対ザンスカール帝国)

ドモン「いくら地球連邦が不甲斐ないとはいえ、それが貴様らが戦争を起こしていい理由にはならない!」

ドモン「昔とは違い、今は正当に話し合う場がある! それに出ずに自らの意見を通そうなど、そんな我が儘が通用すると思うなぁっ!!」

 

 

トロワ(対ザンスカール帝国)

トロワ「ザンスカール……噂では地球を浄化しようと目論んでいるらしいが……お前達のやり方では、地球は余計に汚れる……そうじゃないのか?」

トロワ「……聞いても無駄だな……ならば、落とすだけだ」

 

 

五飛(対ザンスカール帝国)

五飛「行き場を失った兵士……今の地球に対し何を思っている……?」

五飛「不満があるから戦う……その気持ちも分からなくはないが、それでは永遠に平和な世が来ない……! 俺はそれを教えられた……だから、俺もお前達に、身を持って教えてやる!!」

 

 

辰也(対ザンスカール帝国)

辰也「ザンスカールや木星蜥蜴の攻撃ってのは、日に日に盛んになってるって聞いてたけど、目の当たりにするとよく分かるぜ……!」

 

ジゼラ「日本だけでも平和を脅かす存在が多いのに、更に世界や宇宙にも……!」

 

辰也「だけど、それらを放ったらかしにしてたら、地球がブッ壊れちまう! だから、目の前の奴らだけでも止めてやるぜ!!」

 

ジゼラ「そうですね! 行きますよ、辰也さん!!」

 

 

~~~

フォント「合わせるぞ、ジャック!」

 

ジャック「分かりましたぜ、ボス!」

 

デスフィズが先陣を切り、ファントムが後方から支援を行う。

 

フォント(デスフィズの突撃に、相手は相当驚くはずだ……それで倒せなくとも、おれが後ろから撃てば……!)

 

ザンスカールのモビルスーツと、バッタの数がどんどん減っていく。

 

ウッソ「すごい……!」

 

トロワ「流石は一騎当千機といった所だな」

 

オリファー「そうだな……おぼつかない所もあるが、ほぼほぼうまく戦えている」

 

ジョルジュ「おまけに、うまくコックピットを避けていますね。中々の腕です」

 

辰也「それに、カッコいいしな! 特に……」

 

ジゼラ「そういう説明は後でも大丈夫ですよ」

 

それぞれが感嘆の声を漏らす。すると、どこかからビームが放たれた。

 

フォント「うおっ!?」

 

───が、間一髪で避けるファントム。放たれた方向にあるのは、川。と、そしてそこに立っているモビルスーツ。

 

ドモン「水の中からの攻撃だと!?」

 

鉄也「ああ……だが、不安定な水中で、正確に当ててきやがった……緑色のがもう少し遅けりゃあ、やられちまってたかもな……!」

 

オリファー「奴もザンスカールのかね?」

 

ジャック「いえ! 奴はサーカスの機体です!」

 

フォント「他にはあと2機、1機はおれ達の仲間と交戦中ですが、もう1機はどこにいるか……」

 

ジャック「! 危ねえ、ボスッ!!」

 

そう話しているフォントの機体に、ビームが当たる……が、寸前でデスフィズが爪を回し、弾いた。

 

フォント「た、助かった……ありがとう、ジャック!」

 

ジャック「礼ならいいですぜ!」

 

ハロロ『今の攻撃……川の中からではありません!』

 

由木「あそこね!」

 

ウィングルの見ている方向には、六門ものビーム砲を備え付けた、両方が輪っかになっているモビルスーツが浮いていた。

 

ディーヴァ「ご名答だ……海賊とそれに手を貸す者共よ」

 

ウッソ「あの輪っかの機体かっ!」

 

ディーヴァ「私はディーヴァ・ダッダ。そのファントムの本来のパイロットだ……が、そんな事はどうでもいい……我々の雇い主を追わせぬためにも、貴様らにはここで死んでもらう!!」

 

ディーヴァのモビルスーツ……エスピラルが砲門を向ける。そこへ、ガンイージが突撃した。

 

ヘレン「さっきからべらべらとやかましいわね! そのヘンテコなモビルスーツ、落とさせてもらうわよっ!!」

 

ウッソ「あっ、ヘレンさん!?」

 

オリファー「よせ! 危険だぞ!?」

 

ヘレンのガンイージは、ビームライフルを連発する。しかし、エスピラルにはかすりもしなかった。

 

ヘレン「当たらないっ!?」

 

ディーヴァ「遅いな……その程度の機動力では、このエスピラルを捉えられもできん!!」

 

フォント(ファントムと同等の? 機動力、それに高い射撃性能を両立させている? じゃあ……このままじゃあの人は!!)

 

フォントの悪い予感……それは的中する事になる。

 

ディーヴァ「鬱陶しい小鳥め、ここで落ちろ!!」

 

ビームが放たれる……それが、ガンイージに当たり───

 

 

 

 

 

───何故か、分散した。

と、同時にエスピラルがよろめく。

 

ディーヴァ「ぬっ!? かすったか!」

 

ウッソ「ヘレンさん! ……あれ?」

 

ヘレン「生きてる……何で!?」

 

ヘレンの視界の先には、白いガンダム……だが、Vガンダムとはまた違った、悪魔のように禍々しい機体が立っていた。

 

ディーヴァ「こいつか……このわたしに攻撃を当てたのは……!」

 

???「間に合ってよかった。けがはない? シュラク隊の人」

 

ヘレン「え、ええ……」

 

ディーヴァ「! そうか……きさまは……!」

 

???「俺? 俺は───

 

 

 

 

 

───三日月・オーガス……だけど?」

 

三日月と名乗った少年の駆るモビルスーツが、ヘレンのガンイージを掴み、地面へと降りた。

 

ディーヴァ「三日月……やはり、きさまは鉄華団の人間か!」

 

三日月「だから? それよりもさ、気を付けて、シュラク隊の人」

 

ディーヴァの問いを聞き流しつつ、慎重にかつ迅速にヘレン機を降ろすバルバトス。

 

ヘレン「た、助かったわ……ありがとうね」

 

三日月「別に。あんた達は死なせないでって、オルガに言われてるから」

 

すると、バルバトスの来た方向から、三機目のVガンダムと茶色のモビルスーツ、赤い戦艦が現れた。

 

フォント「バルバトスにイサリビ……鉄華団の皆さんですね!」

 

オルガ「ああ……すまねえな、遅れちまって」

 

フォント「いえ、助かりました!!」

 

オリファー「いい所に来てくれたな、オルガ君!」

 

ウッソ「マーベットさんも!」

 

マーベット「ええ……遅れてごめんなさい、オリファー、ウッソ」

 

赤い戦艦……イサリビから、オルガが通信する。

 

鉄也「鉄華団……だと?」

 

オルガ「ああ。俺は鉄華団団長、オルガ・イツカだ!」

 

三日月「俺は三日月。三日月・オーガス。で、こいつはバルバトス」

 

昭弘「昭弘・アルトランドだ。こいつはガンダム・グシオンリベイグ」

 

口々に自己紹介する鉄華団のメンバー。

 

ジャック「久しぶりじゃねえか、昭弘!」

 

昭弘「ジャックか……昌弘の時は、その……ありがとな」

 

ジャック「気にすんなよ! おれは目の前でヒナ鳥が殺されんのが嫌だっただけなんでな!」

 

三日月「トロワと五飛と……あと、ファイターの人たちもいるね」

 

アルゴ「三日月に鉄華団……デビルガンダム事件の時は世話になったな」

 

トロワ「マリーメイア戦役の時も助かったぞ」

 

五飛「俺にとっては厄介な相手だったがな」

 

オルガ「ま、話してえ事も山々なんだが……そいつは後だ。俺達はカーティスさんと兄貴と……あと、ある人物の頼みで蛇の足、リガ・ミリティアとも協力させてもらってる」

 

三日月「で、あんた達ザンスカールは俺たちの敵だから……」

 

昭弘「遠慮なく、潰させてもらう!!」

 

バルバトスやファントム、Vガンダム達が、エスピラルやザンスカールの機体へと向く。

 

オリファー「それでは頼むぞ」

 

ジュンコ「待って! レーダーから変な反応よ!!」

 

戦闘体制へと入ろうとした瞬間、ジュンコが声を荒げる。レーダーには、巨大な熱源反応。

 

コニー「ここって確か、チューリップがある場所じゃ……!」

 

鉄也「だったら、木星蜥蜴の増援か!?」

 

アルゴ「そこまでは分からん……だが、警戒するんだ!!」

 

……一方で、ディーヴァの元にも通信が届く。川の中にいたモビルスーツ……カルメロからだった。

 

マーメイド「大変だよ! チューリップの方から、変な反応が出てる!!」

 

ディーヴァ「こちらでも確認した……木星連合の無人機共と考えるには少々異常だな」

 

マーメイド「! もうすぐだ! 何か出てくる!!」

 

ディーヴァ「来るか……!」

 

エスピラル、そしてVガンダムやファントム、イールソウルなどがチューリップの方へと向く。

 

ジョルジュ「来ますよ!」

 

チューリップが眩しく光り、そこから出てきたのは───

 

 

 

 

 

???1「皆さん、視界が晴れました」

 

???2「ここ……地球なの? ルリちゃん、分かる?」

 

 

 

 

 

───巨大な戦艦と、それに追随する4機のロボットだった。

 

オルガ「ありゃあ……ナデシコじゃねえか?」

 

三日月「ホントだ。火星で見たね」

 

昭弘「だが、アイツらを見たのは何ヶ月か前……そこから飛ばしても俺達よりは時間がかかるはずだが……」

 

オルガ「……ま、詳しい話は後だ。おい、ナデシコさんよ」

 

オルガが通信をする。

 

メグミ「通信が入りました! あの赤い船……イサリビからです!」

 

ルリ「鉄華団さんですね。艦長、どうぞ」

 

ユリカ「は~い! もしもし、鉄華団さん!」

 

オルガ「こちらイサリビ。突然で悪いんですが、手ぇ貸しちゃあもらえませんかね? とりあえず、話は後回しで」

 

ルリ「……と言っていますが、どうしますか?」

 

イネス「そうね……彼らには私の仲間を助けて貰った恩があるわ。でも、最後に決めるのは艦長さんよ」

 

ユリカ「そうですねぇ……それでは、恩返しと、義によって助太刀いたす! って感じで行きましょう!」

 

アキト「いいのかよそんなんで……」

 

ヒカル「でも、あっち側にはリガ・ミリティアやガンダムファイターがいるし、信用出来るよ?」

 

リョーコ「よく分かんねえけど、しみったれた気分をぶっ飛ばすにはいい相手共だぜ!」

 

イズミ「しみったれ……タレが垂れて染みついて……ぷふっ」

 

ルリ「……とまあ、色々あるとは思いますが、皆さん遠慮なくやっちゃって下さい。リガ・ミリティアさんもいいですか?」

 

オリファー「うむ……承知した。しかし、こんなに仲間が増えるとはな……」

 

鉄也「心強いったらありゃしねえぜ」

 

三日月「まあ何でもいいけどさ……やるよ」

 

辰也「おおよ! さっき追い込まれた分、やってやるぜ!!」

 

それぞれが構える。

 

ディーヴァ「ちっ……面倒な事になった……!」

 

マーメイド「木星連合とザンスカールはあたいたちを狙ってこない……じゃあ、目標は海賊とリガ・ミリティアと……他の奴らだ!!」

 

ディーヴァ「無論だ! 奴らを排除し、エリン・シュナイダーを守るとしよう!!」

 

お互いが、戦闘体勢に入った。

 

~戦闘再開~

アキト(初戦闘時)

アキト(ガイも死んで、ナデシコも危険に晒されて、おまけに提督が俺の親を見殺しにした張本人で……! クソッ、何だってこんな事になるんだよ!!)

アキト「ああもう! いいさ! そうやって運命が俺を苦しめるなら、いっそ死ぬまで戦ってやる!!」

 

 

アキト(対木星蜥蜴)

アキト「お前たちは……まだ俺を苦しめるのか!」

アキト「人類を恐怖に陥れるのもいい加減にしろよ! 木星から……宇宙から出て行けってんだ!!」

 

 

アキト(対ザンスカール帝国)

アキト「何で同じ人間同士で争わなきゃいけないんだ! お前たちは、家族や大切な物を失う悲しみが理解できないのかよ!」

アキト「……そりゃそうか……戦争なんてやるくらいだもんな……だったら、その悲しみの何分の一かでも、味わわせてやる!!」

 

 

アキト(対ディーヴァ)

ディーヴァ「きさま……心に迷いがあるな」

 

アキト「!」

 

ディーヴァ「そんな人間が戦場にいたところで、目障りな上に早死にするだけだ! それとも、ここでわたしに撃たれて死ぬか!?」

 

アキト「俺は……少なくともまだ死ぬ訳にはいかない! それに、やたらめったら戦争を起こすような奴が、説教すんじゃねえよ!!」

 

 

アキト(対マーメイド)

アキト「くっ……相手の射程が長くて、下手に動けない!」

 

マーメイド「バリアがうざったいね……けど、無理やりにでも撃ち抜いてやる!」

 

アキト「無理矢理にでも……か。だったら俺も、全力でぶん殴りに行ってやる!!」

 

 

リョーコorヒカルorイズミ(初戦闘時)

リョーコ「うっし! もうぐじぐじ悩むのはやめだ! ここにいる奴ら全員ぶっ飛ばしてやる!」

 

ヒカル「その意気だよ、頑張って!」

 

イズミ「頑張れ、頑張れ……ガンバ、ガンバ……尻尾を立てろ……」

 

リョーコ「な、何言ってるか分かんねえけど……とにかくやってやるぜ!!」

 

 

リョーコorヒカルorイズミ(対木星蜥蜴)

ヒカル「わ~、バッタがいっぱいいるね~」

 

イズミ「バッタとバッタリ会ってバタンキュー……なんて事にならないでね……」

 

リョーコ「そんな事になるかよ! 今までどれだけ木星蜥蜴の奴らを倒して来たと思ってんだ! 行くぞ!!」

 

 

リョーコorヒカルorイズミ(対ザンスカール帝国)

リョーコ「こいつらも厄介なんだよな……ったく、木星蜥蜴といいお前らといい、土足で地球に入ってきやがって……!」

 

イズミ「ザンスカールはイヤミな金持ち……ザンス……ザンス……しえぇ~……ってね」

 

ヒカル「軍隊だから確かにお金持ちだし、イヤミというか嫌な奴よね~」

 

リョーコ「まあとにかく、これ以上地球を荒らさせてたまるかよ! 全員地球から出て行けってんだ!!」

 

 

ユリカ(初戦闘時)

ルリ「そういえば、何でチューリップから出て無事なんですかね、私たち……」

 

メグミ「確かにそうですね……普通、生物は入ったら潰されて死んじゃうはずなんですけど……」

 

ユリカ「まあ、細かい事は気にしない! 生きてる事に感謝しなくちゃ!」

 

ルリ「バカ……でも、そういう考えも大切ですね」

 

ユリカ「そうそう! それじゃあ行くよ~!!」

 

 

ユリカ(対木星蜥蜴)

ユリカ「も~、しつこいよ木星蜥蜴も! こっちが地球に着いてもまだ追ってくるんだから!」

 

ルリ「より正確に言えば、私たちが木星蜥蜴のいる所に来た……って事なんですけどね」

 

ユリカ「そ、そうだったの? まあでも、しつこい事には変わりないし、どんどんやっちゃおう!!」

 

ルリ「そうですね。それが一番です」

 

 

ユリカ(対ザンスカール帝国)

ユリカ「木星蜥蜴だけじゃなくて、ザンスカール帝国も侵略してきてるね……」

 

ルリ「はい。ですが私たちは、やる気のない地球連邦の皆さんの代わりに彼らを倒すために集められました。だから、負ける訳にはいきません」

 

ユリカ「そうだね……よしみんな! ザンスカールなんかに負けないように頑張ろう!!」

 

 

三日月(初戦闘時)

三日月「いつもみたいにオルガについて来たけど、色んなのがいるね……」

三日月「何か……楽しめそうだ。バルバトスもそう思うでしょ? それじゃあ……行くよ!!」

 

 

三日月(対木星蜥蜴)

三日月「こいつら……俺たちのいる火星にも来てうざいんだよね……しかも来るのは人の乗ってない小さいの……」

三日月「ねぇ、何なの? 自分が傷つきたくないんだったらさ……最初から戦いなんてすんなよ……!!」

 

 

三日月(対ザンスカール帝国)

三日月「えっと……エンジェル・コールってのを色んな奴らが狙ってるから……先にそれを手に入れるのが俺たちの仕事なんだっけ」

三日月「……で、あんた達もそれ、狙ってるの? もしそうなら潰すし……そうじゃなくても敵だから遠慮なく潰すよ……!!」

 

 

三日月(対ディーヴァ)

ディーヴァ「さっきはよくもこのエスピラルの攻撃を防いでくれたな。それがナノラミネート装甲とやらか」

 

三日月「ぷかぷか浮いてて変なモビルスーツだね……こっちの攻撃、当たるかな」

 

ディーヴァ「だが、きさまとてエスピラルの速さには追えんだろう! ファントムと同等、いやそれ以上の機動力を誇るこのエスピラルに、旧世代のモビルスーツがついて来れるか!」

 

三日月「ごちゃごちゃうるさいな……バルバトスに攻撃が通らなかったくせに偉そうに……! それに、ついて来れないなら無理やりついてくだけだから!!」

 

 

昭弘(初戦闘時)

昭弘「重要な仕事ってんで、オルガ達に着いてきたが……火星やアーブラウにいる奴らは……昌弘やアストン達は大丈夫か……?」

昭弘「……いや、ビスケットやチャドがついてる上に、あいつらももう一人でやってけるか……だったら心配はいらねえな! 今一番やるべきなのは、目の前の問題を片付ける事だ!!」

 

 

昭弘(対木星蜥蜴)

昭弘「こいつらがいつもいつも商売の邪魔だって、ラフタが言ってたな……」

昭弘「確かに、最近は火星にも湧いてきやがるからな……邪魔すんなら、遠慮なく潰していいんだよな!!」

 

 

昭弘(対ザンスカール帝国)

昭弘「こいつら……ギャラルホルンのモビルスーツを使ってやがる……何でザンスカールの奴が……?」

昭弘「……まあ、考えててもしょうがねえ。相手が何だろうと、敵なら全員叩き潰すからな!!」

 

 

昭弘(対マーメイド)

昭弘「お前……俺と同じ、ヒューマンデブリか」

 

マーメイド「それが何だってんだ!? ここは戦場なんだ、そこにいる以上、人もデブリもないよ!!」

 

昭弘「……ああ、そうだな。デブリだろうが何だろうが、俺たちの目の前に立ちふさがるなら、倒すだけだ!!」

 

 

オルガ(初戦闘時)

オルガ「しっかし……カーティスさんもとんでもねえ仕事を持ってきたな……宇宙細菌ってブツを見せられた時は正直ヒヤヒヤしたぜ……」

オルガ(それよりも……アイツがそれを知ってた上に、リガ・ミリティアと組めなんて言ってたが……まさかな)

オルガ「……ってゴチャゴチャ考えんのはやめだ! 今俺達がやるべきなのは、目の前の問題を片づける事だからな!!」

 

 

オルガ(対木星蜥蜴)

オルガ「俺達は火星ネズミ……対してあちらさんは木星蜥蜴、か。まぁ、地球じゃあどっちもよく分かんねえ奴らだし、そう呼びたくもなるわな……」

オルガ「……へっ、面白えじゃねえか! よしお前ら! 木星蜥蜴の……木連の連中に見せてやろうぜ、俺達火星ネズミの意地をな!!」

 

 

オルガ(対ザンスカール帝国)

オルガ「地球連邦がやる気ねえからこんな奴らが湧くんだろうな……俺達もギャラルホルンの腐敗を見てきたから分かるぜ……」

オルガ「けどよ、それで無関係な人間をギロチンにかけるのは筋が通らねえんじゃねえのか? なあ、サイド2の帝国さんよぉ!!」

 

 

フォント(対ディーヴァ)

ディーヴァ「さて……見せてもらうぞ……私の物になるはずだったファントムの……その力をね!」

 

フォント「こいつ……この機動力……どう戦う? どうやって……あいつを落とす!?」

 

ディーヴァ「どうした? あまりの速さに肝を抜かしたか? それなら……こちらから行くぞっ!」

 

フォント「こっちの機動力も相手と同等のはずだ! なら……無理にでもついて行くしかないっ!!」

 

 

フォント(対マーメイド)

フォント「空中からだとあの射撃で狙われる……かといって水中へ潜るのはリスクが高い!」

 

マーメイド「何かを……考えてるひまがあるのかい? その間にはもう……あんたはあたいに穴だらけにされてるんだよ!」

 

フォント「なら、何とかファントムの機動力で回避、そしてIフィールドで防ぎつつ、接近して攻撃を叩き込むしかない! ひとまずこれでやるぞっ!!」

 

 

ジャック(対ディーヴァ)

ディーヴァ「久しぶりだな、海賊に懐いた裏切り者め!」

 

ジャック「ディーヴァか……悪いな、団長やあいつらによろしく言っといてくれや! にしてもこいつは厄介だぜ……」

 

ディーヴァ「ふん……それよりも、だ。きさまのデスフィズは確かに殲滅力もあり、素早く動ける……だが! それでもこのエスピラルの速度には追いつけん! その上、こちらはきさまから離れていても攻撃できる! どちらが上かは、一目瞭然だ!!」

 

ジャック「へ……へへっ! そいつあ……やってみなくちゃ……わかんねえだろうがよ!!」

 

 

ジャック(対マーメイド)

ジャック「久し振りだな、『人魚(マーメイド)』。地球に降りると聞いた時から、もしかすると出くわすかもしれねえとは思っていたが……」

 

マーメイド「わかっているなら何故やって来たっ……!」

 

ジャック「へっへっへ、逃げやしねえよ! どのみち決着は付けにゃならねえ! ……だろ? 何しろお前は……ゴードンの妹で、おれの『恋人』ってえやつだったんだからな」

 

マーメイド「……殺す前に一度だけ聞く! 何故兄ちゃんを殺した! どうしてあたい達を裏切ったっ!」

 

ジャック「話したら……納得するってものかよ!?」

 

 

ウッソ(対ディーヴァ)

ディーヴァ「ヴィクトリータイプ……リガ・ミリティアが量産、運用している機体か!」

 

ウッソ「は、速い! どう対処すればいいの!?」

 

ディーヴァ「ふむ……この子供、どうやら相当な訓練を積んでいたみたいだな! だとしても、このエスピラルの速度にはついて来れないか!」

 

ウッソ「こいつ……馬鹿にして! こうなったら意地でも追いついて、倒してやる!!」

 

 

ウッソ(対マーメイド)

ウッソ「あんな射程の奴、どうやって攻略すればいいの!?」

 

マーメイド「相手が迷っている間に……撃ち抜く! いくらリガ・ミリティアのシンボル機でも、ひとたまりもないよ!」

 

ウッソ「とりあえず、考えつつ動くんだ! じゃないと、こっちが落とされるっ!!」

 

 

シュラク隊(対ディーヴァ)

ディーヴァ「ヴィクトリータイプの出来損ない共など、何機かかろうが同じことよ!」

 

オリファー「確かにガンイージは、Vガンダムの量産型だ……扱いやすくした分、威力は落ちてしまっただろう」

 

ジュンコ「けどね、大切なのはパイロットの腕なんだよ! いくらいい機体を貰ったところで、乗ってる奴が大した事なけりゃ宝の持ち腐れってもんさ!」

 

ヘレン「そうそう! それに、さっきはよくもやってくれたわね! その恨み、晴らさせて貰うわよ!!」

 

ディーヴァ「フン! 小鳥どもがピーチクと……きさまらごときモズの集まりなど、逆にはやにえにしてやるわ!!」

 

 

シュラク隊(対マーメイド)

オリファー「奴の射撃に気をつけろ! どこからでも狙ってくるぞ!」

 

マーメイド「6機いようと何機いようと、全部撃ち抜いてやる!」

 

マヘリア「それは無理があるんじゃない?」

 

ペギー「シュラク隊で積み重ねて来たチームワークを甘く見てもらっちゃあ困るわね!」

 

ジュンコ「そういう事よ。覚悟しなさいなお嬢さん! 私達に勝ちたかったら、もっと経験を積みなさい!!」

 

 

マーベット(初戦闘時)

マーベット「私がいない間に、戦局はずいぶん変わっていたみたいね……」

マーメイド「でも、とんでもない事態だからこそ、臨機応変に対応するのが軍人ってものよ! それを教えてあげるわ!!」

 

 

マーベット(対木星蜥蜴)

マーベット「ザンスカールだけじゃなくて、木星蜥蜴も心配なのよね……」

マーベット「どっちの問題もあるけど、今は目の前の問題よ! とっとと片付けなくっちゃ!!」

 

 

マーベット(対ザンスカール帝国)

マーベット「ザンスカール……あなた達が地球を侵略しようとしなければ、こんな事にはならなかったのに!」

マーベット「……なんて、今更嘆いても無駄ね……だったら、もうやるしかないわ!!」

 

 

ドモン(対ディーヴァ)

ディーヴァ「ガンダム・ザ・ガンダム……いくらきさまでも、このスピードを見切る事は不可能だ!」

 

ドモン「それはどうかな? お前の行動を読み、先手を打てば話は別だ」

 

ディーヴァ「なかなか面白い事を言うな……いいだろう! やってみせろ! 出来るものならな!!」

 

ドモン「ならば受けてみろ! 鍛錬を積み、戦いの中で磨いてきた俺の技を!!」

 

 

ドモン(対マーメイド)

マーメイド「見たところ、接近しないと戦えない機体か……なら、遠くから撃ち放題だね!」

 

ドモン「確かにな……この機体にはせいぜい遠距離攻撃はバルカンしかない……だが、お前の射撃を突破し、拳を叩き込む方法なぞいくらでもある!」

 

マーメイド「なら来てみな! 近づいたら最後、あんたの機体は穴だらけだ!」

 

ドモン「思い上がるなよ、未熟者が!!」

 

 

トロワ(対ディーヴァ)

トロワ「サーカス……意味は違うが、あの頃を思い出すな……」

 

ディーヴァ「どうした? 動きが止まっているぞ! それでは私を倒すなど不可能だ! いや……そもそもこの速さにすらついていけないだろうな!」

 

トロワ「……あまり俺を舐めるなよ、これでも機動力には自信があるからな」

トロワ(待っていろ、キャスリン……この戦いが終わったら必ず戻る……だから……!)

 

 

五飛(対マーメイド)

五飛「女が戦場に出てくるとは……ここは貴様のような者がいていい場所じゃない! 」

 

マーメイド「ふざけるな! 女だからって舐めてかかってると、痛い目見るよ!!」

 

五飛「そんな事は痛いほど知っている……だが、女子供は本来この戦場に立つべきではない! そんな世界を変える……その目標のために、俺はお前を倒す!!」

 

 

鉄也(対ディーヴァ)

鉄也「何てスピードだ……だが、俺とグレートならこの程度、屁でもねえぜ!」

 

ディーヴァ「減らず口を! そんな見かけ倒しの機体に何が出来る!?」

 

鉄也「見かけ倒しだと……? なら、てめぇの目で見てみやがれ! 偉大な勇者の……その勇士をな!!」

 

 

鉄也(対マーメイド)

鉄也「とんでもねえ射撃だな……だとしても、グレートの装甲で防いでやるぜ!」

 

マーメイド「いくら装甲が堅くても、何発も撃てば貫かれる! そうなればあんたはおしまいだ!」

 

鉄也「そうなる前に……ケリをつければいいだけだ! 行くぞ、グレート!!」

 

 

辰也(対ディーヴァ)

ディーヴァ「見かけない機体だな……だが、だとしてもこのエスピラルにはついて来れまい!」

 

辰也「そうかよ……悪いけどな、俺はお前より速い奴を何人か知ってんだぜ? それに比べりゃお前なんて、ハエが止まって見えるレベルなんだよ!」

 

ディーヴァ「ふ、ふふ……? ほう! 面白い! このわたしをここまでコケにする者がいたとは! いいだろう……ならば何をされたか分からぬ間に死ね!!」

 

ジゼラ「私も辰也さんも、こんな所で死ぬ訳にはいきません!」

 

辰也「ああそうだ! 逆にお前をブッ倒してやるぜ!!」

 

 

辰也(対マーメイド)

辰也「くそっ……この距離だと厳しいぜ……」

 

マーメイド「見たところとんでもなく堅くて強そうだけど、そんなのは関係ない! どんどん撃ち抜いて、蜂の巣にするだけだ!」

 

ジゼラ「そう簡単に貫かれる訳にもいきません! こういう時、辰也さんならどうします!?」

 

辰也「決まってんだろ……俺の攻撃が届く距離まで近づいて、とびっきりの奴を叩き込むんだよ!!」

 

~~~

三日月「よし、これで5機目……」

 

アキト「くっそぉ! これでもくらえ!!」

 

リョーコ「あのバカ……おい! 俺達もやるぞ!」

 

ヒカル「まっかせて!」

 

イズミ「バッタをバッタバッタとなぎ倒す……ククッ」

 

鉄華団やナデシコ部隊により、蹴散らされる敵軍。

 

オルガ「いいぞ、ミカ! おら、弾幕もっと張れ!! 俺達も援護するぞ!!」

 

ユージン「おうよ!!」

 

ユリカ「すごいすごい! アキトもみんなも頑張れ~!!」

 

ルリ「私達も後方支援を行います」

 

さっきまで立っていた機体が鉄くずとなり、動かなくなる。しかし……

 

ディーヴァ「厄介だな……だが、それでもこの速さにはついて来れまい!!」

 

ジョルジュ「ローゼススクリーマーがことごとく外されるとは!」

 

トロワ「ヘビーアームズの弾幕でも、奴を捉えられんか……!」

 

エスピラルへの攻撃が、今ひとつ届かない。

 

鉄也「だが、素早い相手には慣れている!」

 

フォント「ファントムの機動力で!!」

 

構わず攻撃するが、それでもなお、攻撃を避け続ける。

 

フォント「くっ……!」

 

三日月「ヒュンヒュン避けて、イラつくね……!」

 

ディーヴァ「……腹立たしいな。その程度なのか? その機体が『ファントム』や『バルバトス』でなければ、貴様らは私にすでに二度撃墜されている……まるで機動力を引き出せていない! 話にならん! 未熟だっ!!」

 

苛立ちを抑えられず、声を荒げるディーヴァ。

 

ディーヴァ「『光の翼』を持つそれはね、木星の希望で切り札で……手にした者は英雄と呼ばれるはずだった。このディーヴァ・ダッダが、それに相応しき者になるために、どれほどの修練をつんだかわからぬ者が! その力を偶然手にした上に腐らせているとは!! 許しがたい……ゴミだな!!」

 

フォント「確かに、おれはファントムを偶然手に入れた……でも、生半可な気持ちでここまで戦ってきたわけじゃないっ!!」

 

ファントムから、紫色の炎……ファントムライトが燃え上がる。

 

マーベット「何なの、あの光は!」

 

オリファー「光の翼……だな。しかし、もう実用化されていたとは……」

 

フォント「はあぁぁぁっ!!」

 

攻撃スピードが、先ほどよりも格段に速くなった。

 

三日月「俺たちだって必死でここまでやってきたんだ、それを否定する権利は、お前にないんだよ……!!」

 

バルバトスも飛び上がり、メイスを振り上げる。

 

ディーヴァ「それでいい……そうこなくてはな! 私の物になるはずだったファントム……それに、厄祭戦の悪魔……本気を出してもらわなくてはな……そして私の手で落とし、戦功を上げ、気晴らしをさせてもらう!!」

 

……一方、川底での戦闘では……

 

ジャック「動き……づれえっ……なんなんだよ! この水中ってのはよ!?」

 

昭弘「少しばかり動きが鈍るな……!」

 

五飛「そして、その上に……!」

 

水中という不慣れなフィールドでもたつくデスフィズとグシオン、アルトロン。目の前では、カルメロが長い脚を伸ばして立っている。そしてその脚から、水が激しく流動する。

 

ジャック「うおぉっ!?」

 

昭弘「ぐっ!!」

 

五飛「慌てるな! 無闇に動けば、敵の思う壺だぞ!」

 

マーメイド「足掻いても無駄! 移動用の水流ジェットを、フル出力で回転させているんだ! おまえ達は翻弄される! でも、あたいは揺るがない! 接地しているからね、立っているだけだからね!」

 

五飛「あの長い脚で、自分だけはバランスを取っている……水中からも地上からも隙のない機体か……!」

 

昭弘「水の流れが急で、なかなか安定出来ねえ! 何か手はあるか、ジャック!」

 

ジャック「だったらデスフィズに捕まりな、昭弘、五飛!」

 

そう言われ、グシオンとアルトロンがデスフィズの足を掴む。

そして、カルメロの側面へと回り込んだ。

 

ジャック「へ! 残念だったな……おれは……その機体の構造を知っている! そいつの水面の死角が側面だってこともな!」

 

マーメイド「何故だ! 何故だ! ジャック・フライデイ……! あたい達は仲間で、最高のチームだったんじゃないのかっ!?」

 

マーメイドが慟哭する。

 

ジャック「ああ……確かにな……おれ達は似たような暮らしの中で寄り添ったクズの集まりだ。人を傷付け盗みを働き生きていくしかねえ奴ら……だからこそおれ達の間にゃあ確かに、何よりも強い絆があった。ほかの奴らにゃわかりゃしない」

 

かつての暮らしを思い出しながら語るジャック。

 

ジャック「だがよ、もしおれ達がそうなっちまった理由が、大人の勝手な都合に振り回されたからだってんなら……ギロチンで首を切られるヒナどもだって、人情も糞もねえ海賊にゴミみてえに使われるヒナどもだって、それはおれ達と同じなんじゃないのかい?」

 

マーメイド「知るかーっ! そんなことォ!!」

 

マーメイドの叫びと共に、カルメロが蹴りを繰り出す。

 

昭弘「遠心力を利用した蹴り……まともに食らっちまったら……!」

 

五飛「任せろ、ここは俺が引き受けるっ!」

 

ぶつかる寸前、アルトロンのドラゴンハングがカルメロの脚に巻き付く。

 

マーメイド「なっ!?」

 

五飛「容易に解けると思うな!」

 

昭弘「すげえな……よし五飛、俺がお前を支える!」

 

四本の腕でがっしりとアルトロンの脚を持つグシオン。その後ろからデスフィズが飛び出す。

……刹那、ジャックは考えていた。

 

ジャック(へ……おれは頭が良くねえからな……戦ってみりゃあわかるかと思ったんだけどな……おまえを傷付けたいなんて、まして命をうばいたいなんて、これっぱかしも思っちゃいねえ……けどよ、やっぱりおれもまだ死にたかあねえんだよ。だから……)

 

ギュウウウウ……と音を立て、デスフィズが爪を回す。カルメロもそれに対抗し、銃を構える。

そして、一気に距離を詰めた。

 

ジャック「試してみるかっ!」

 

まあ、これで二人とも死んじまったら……それはそれで、しかたねえってことで

 

そして、ぶつかるその寸前───

 

 

 

 

 

フォント「だ・め・だーっ!!

よせーっ!! ジャァァーーーックッ!!!」

 

 

 

 

 

───コックピット内に、声が響く。

 

ジャック「!? どうして? 突然小僧の……ボスの声が!?」

 

耳をつんざく大声で、我に返るジャック。

 

ああ、そうだな。これは……

 

 

 

やっちゃあいけねえことだっ……!

 

狙いをコックピットから右肩へと向け、貫き、破壊する。

その衝撃で、マーメイドは外へと飛び出した。

 

昭弘「パイロットが飛び出たぞ!」

 

ジャック「おっと、いけねえっ!」

 

マーメイドをキャッチし、陸へと上がるデスフィズ。他の二機もそれに追随する。

 

五飛「その女は大丈夫なのか?」

 

ジャック「問題ねえ、気絶してるだけだ。けどこの場は危ねえしとりあえずここに置いとくか」

 

さてと、後はボスの方だな……

 

砂浜の、敵が来ないような岩陰にマーメイドを置き、そう呟きながらファントム達が戦っている戦場へと向かった……。

 

~~~

辰也「き、急に叫んでどうしたんだよ、あいつ……」

 

辰也達は、なおエスピラルの猛攻に翻弄されていた。

 

三日月「戦ってる最中だよ、お前死にたいの?」

 

鉄也「仲間が心配なのも分かるが、今は目の前の敵に集中しろ!」

 

フォント「確かに……けど、俺はっ……!」

 

三日月「……まあいいや。そんな事よりあいつだよ……!」

 

ビームの雨が降り注ぐ。

 

ディーヴァ「遅い! ファントムといえど、きさま如きではこの程度か……! ゴミめ!!」

 

間一髪で避け、Iフィールドで防ぎ続けている……が、このままでは直撃も時間の問題だ。

 

リョーコ「ディストーションフィールドで何とか耐えてるけどよ……」

 

アキト「くそっ、どうすればいいんだ!」

 

ルリ「速く動く相手と戦うのに、広い場所だと不利ですね」

 

その言葉に、何かを閃いたフォント。

 

フォント「! そうか……広い所ではこちらが不利……なら!!」

 

ファントムがジャブローの大穴へと潜る。

他の機体も、何かを察したのか、それに続いた。

 

ディーヴァ「逃がすかよ」

 

そして、それにエスピラルもついて行く。

 

~ジャブロー内部~

ジャブローの空洞内に入ったファントム。エスピラルが侵入したのを確認すると、ビームライフルを天井に向け乱射する。

 

シロー「狙いをつけずに無駄撃ちか!?」

 

ウッソ「いえ! あれはおそらく、落石による妨害です!」

 

ウッソの推測通り、銃撃によって破壊された岩がエスピラルへと落ちる……が、それは難なく避けられた。

 

ディーヴァ「無駄だ! まったくの無駄だ!!」

 

由木「あの岩の雨を避けているなんて……!」

 

マーベット「何て奴っ!!」

 

トロワ「俺達も援護するぞ!」

 

ジョルジュ「任せて下さい!」

 

オリファー「とにかく撃ち続けるんだ!」

 

ミサイルやローゼススクリーマー、ビームライフルを撃ちまくる。しかし、それらは悉く避けられてしまった。

 

ディーヴァ「バカめ! バカものどもめ! 何故私がこのエスピラルを任されたと思う? ファントムと同等……いや! それ以上の機動力を持ち、それを私が使いこなせるからだよ!!」

 

ザザザ……と虫のように這い、ファントムへと近づく。

 

ハロロ『御主人様! 御主人様っ! 敵の機体の分析が終わりました!!』

 

コックピット内に、ハロロのアナウンスが響く。

 

ハロロ『あれは「ミノフスキークラフト」で浮いているんです』

 

フォント「なんだって?」

 

ハロロ『一年戦争時からある古い技術です。ただ、ご存じのように、これは空中にぷかぷか浮かぶだけで推進力はありません』

 

ルリ「そこへ、推進システムとビーム砲を内蔵したほぼ同型のアーム6本をリング上に配置……これを高速で移動させる事で速さと射撃性能を両立させています」

 

……同じ頃、ルリもエスピラルのメカニズムについて説明していた。

 

ジゼラ「つまり、新しい技術を使ってるんじゃなくて……」

 

辰也「組み合わせて今まで以上のモンを作ってるって事か!!」

 

オルガ「だが、動くためのシステムには何を使ってんだ?」

 

ハロロ『空気を圧縮して噴射するジェットです!』

 

フォント(……なるほど! それでこいつは地球侵攻用なんだ! 確かに良くできたシステムだが……これを宇宙で使おうと思ったら推進剤不足と加熱問題が必ず起こる……欲張りすぎている!)

 

考えを巡らすフォント。

 

フォント(ジェット推進と空冷を併用しなければ、運用できなかったんだ!)

フォント「ええい! 落ち着けフォント! 今はそんな細かいことはどうでもいいんだっ!」

 

今は……ここを切り抜ける……どう生き抜くかだ!!

 

コックピット内に熱が籠もる。暑い。ファントムの限界が近づいている。

 

ウッソ「あいつのビーム……一本だけならあのIフィールドって奴で防げるかもしれません……でも、数本が一点に集中したらどうなるか……」

 

ルリ「ディストーションフィールドも同じ事が言えます……が、ナノラミネート装甲であれば話は別……どんなビームでも防ぐ事が可能だと考えられます」

 

ウッソ「! だったら……!」

 

ウッソが何かに閃いたその一方で、フォントもまた───

 

フォント「狙いを集中させないためには動き続けるしかない! 活動限界が近いのに? こちらの攻撃はかわされてしまうのに?」

 

機動力は向こうの方が上───そう結論づけようとした瞬間、フォントの脳裏に電流が走った。

 

本当にそうか?

 

ファントムの機動力は本当にそんなものか?

 

フォント(いや、そうじゃない? たぶん……きっと……)

 

フォントもまた閃いた。と同時に全員に向かって通信を開いた。

 

フォント「皆さん! 作戦がありますっ! 特に三日月やナデシコ隊の人は聞いて下さい!」

 

~~~

ディーヴァ「むう!」

 

突然驚いたかのような声を上げるディーヴァ。それもそのはず、目の前にはファントムが……いや、それだけではない。バルバトスや4機のエステバリスが留まっていたからだ。

 

ディーヴァ「一度に6機も……もうオーバーヒートしたか? それとも勝負を捨てたか!? ならば……遠慮なくゆくぞっ!!」

 

バチュウウ……と音を立て、ビームが放たれる。それを様々な方法で防ぐ6機。

 

ディーヴァ「ちいっ! Iフィールドにナノラミネート装甲、おまけにディストーションフィールドか……!」

 

なおも負けじとビームを放ち続け、フォント達はそれを防ぎ続ける。

 

フォント(そうだ! 撃たせるんだ! おれは考え違いをしていた! 奴が本気を出すまで……それまで……堪えるんだ、ファントム!)

 

三日月「……あのさ、こういう時に聞くのもなんだけど……さっき『だめだ』って叫んでたじゃん。あれ、どういう意味なの?」

 

フォント「!」

 

不意に三日月が尋ねる。

 

リョーコ「お前、こんな時に何聞いてんだ!?」

 

アキト「でも、俺も聞いてみたいな。何でそう言ったのか」

 

フォント「ど、どういうって! どうもこうもないでしょう? 恋人同士だった人達に、殺し合いなんかさせちゃだめでしょう! それは止めなきゃだめでしょう! それが普通でしょう!!」

 

ヒカル「おお~痺れるね~! まるで漫画の主人公みたい!」

 

三日月「普通……って言ったね。アンタの中ではそうなんだろうけど、俺の……俺たちの中じゃ違う。でも……」

 

イズミ「確かに、させるもんじゃないかもしれないね。恋人とは普通に死に別れたって、いつまでも……辛いもんだからさ……」

 

リョーコ「イズミ……」

 

アキト「恋人じゃなくたって同じだよ。友達でも……ただ一言二言言葉を交わした相手でも……死なれるのは辛いんだ……」

 

フォント「イズミさん……アキトさん……」

 

三日月「! 来るよ!!」

 

三日月の声を合図に、前を向く5機。

 

ディーヴァ「ふ……ふ……Iフィールド……ナノラミネート……ディストーションフィールド! そんな……たまさか手に入れたような力で! いいだろう! ならば……その自慢の防壁を! このエスピラルで、叩き割ってくれるわーっ!!」

 

エスピラルが全ての砲門を向ける。その瞬間を、見逃しはしなかった。

 

フォント「い・ま・だぁぁーーーっ!!!」

 

そうだ! それがおまえの弱点だ!!

 

ビームが着弾する……と同時に、6機は別の方向へと散る。

 

ディーヴァ「何っ!?」

 

ビームとジェットにより、勢いよく吹き飛ぶエスピラル。

 

フォント(奴はビーム砲と推進システムが同一のアームに収まっている。だから攻撃を集中する瞬間に、推力も偏向する……機動力がわずかに低下するんだ!)

 

三日月「その時に俺たちが!」

 

アキト「最大出力で動ければ!!」

 

バラバラに散った6機が、エスピラルの元へと集まる。

 

ディーヴァ「う・お!?」

 

反撃のため、エスピラルが振り向こうとする───

 

 

 

 

 

───が、その直前、ファントムのビームライフルによって貫かれた。

 

同時にバルバトスもメイスを振り下ろし、エステバリスがフィールドによる体当たりを繰り出した。

 

そして、エスピラルは爆発……跡形もなく消し飛んだ。

 

三日月「はあ……はあ……!」

 

アキト「やった……のか?」

 

ルリ「はい。敵モビルスーツは消滅、他敵機も確認できません」

 

ユリカ「やったよアキト! 頑張ったね!!」

 

アキト「う、うん……」

 

リョーコ「お前の作戦のおかげだぜ! ……ってあれ?」

 

ファントムの方へ目を向けると、ぐったりとした姿勢で機体が倒れていた。

 

アキト「おい! 大丈夫か!?」

 

三日月「……気絶してるだけだね、特に問題ないよ」

 

アキト「よかった……」

 

オリファー「ともかく、速やかにここを離れるんだ」

 

鉄也「ああ。増援が来る前にな」

 

オルガ「そうっすね。んじゃ、早く乗ってください」

 

ユリカ「ナデシコも大歓迎で~す!」

 

ドモン「それと、あの緑色の機体を運ぶ為に、誰か手を貸してもらうぞ」

 

そして、その場にいた機体はイサリビ及びナデシコに回収された……。

 

~イサリビ・医務室~

フォント「……はっ!」

 

ベッドの上でフォントが目覚める。辺りをキョロキョロと見回し、状況を整理していると、目の前のドアが開いた。

 

ジャック「ボス! もう目が覚めましたか!」

 

辰也「お前を運ぶのにすっげえ苦労したからな~……ま、何ともなくてよかったよ」

 

ドアが開き出てきたのは、ジャックと辰也、それにオルガの姿もあった。

 

オルガ「フォント、目覚めたばっかで何だが、カーティスさんからの伝言だ」

 

フォント「は、はい!」

 

オルガ「えっとな……まず、エリン・シュナイダーの行方については分からねえそうだ。どうやら俺たちが戦ってる間、どっかに雲隠れしたみてえだな」

 

フォント「何ですって?」

 

突然の事に驚くフォント。それじゃあ自分の、自分たちのやってきた事は……と不安になる。

 

ジャック「けど、問題はないですぜ! 何しろ、タービンズが協力してくれるんですからね!」

 

オルガ「地球支部の奴らにも、影ながら協力する……いや、させてもらうぜ」

 

フォント「そうですか……ありがとうございます」

 

その旨を聞き、胸をなで下ろすフォント。しかし、どことなく腑に落ちない物を感じていた。

 

オルガ「それと、今後の行動についてなんだが……フォント、ジャックの両名および鉄華団はナデシコ隊、リガ・ミリティア、そしてJUDA特務室と行動を共にするように……だそうだ」

 

フォント「えっ?」

 

辰也「……という訳なんで、これからよろしくな! えっと……」

 

フォント「お、おれはフォント・ボーって言いますっ!」

 

辰也の勢いに押されながらも、自己紹介をするフォント。

 

ジャック「そんじゃあ、ボスはしばらく休んでて下さい! おれ達は他の奴らと会ってくるんで!」

 

フォント「いや、大丈夫だ。おれも行くよ」

 

辰也「あんま無理すんなよ? 何しろ、お前がそうなったのは、スピードを出し過ぎた衝撃で意識が飛んだからだってレインさんが言ってたからな」

 

辰也が心配する。

 

フォント「まあ、無理しない程度に動くよ」

 

辰也「分かった、そんじゃ行くぞ!」

 

そして、4人は医務室から出て行った。

 

~イサリビ・ブリッジ~

辰也達が医務室にいた頃、ナデシコ、イサリビ両艦の間でミーティングが行われていた。

 

鉄也「……こんな所で、俺達の素性は分かってもらえたか?」

 

ルリ「はい。というよりは、あまりにも有名な方が多いので普通に信用出来ますね」

 

ドモン「そうか……」

 

オリファー「あの少年……フォント・ボー君と蛇の足についても分かったな」

 

ジュンコ「蛇の足は木星の隠密部隊だって言ってたし、あまり多くは語らなかったみたいだけど、一応信用は出来るみたいね」

 

マヘリア「言えない事情ってのは、誰にでもあるものよ」

 

マーベット「それよりも、連絡をよこしたあのカーティス・ロスコという男……何かで見た事があるのよね……」

 

ナデシコ「……では、我々からも自己紹介させていただきますが、数が多いのでちょっとだけです……まず、このナデシコの艦長さんはあの脳天気なお姉さん……」

 

ユリカ「は~い! 私が艦長のミスマル・ユリカで~す!」

 

何ともお気楽な返事である。

 

ルリ「それで、こちらがエステバリスのパイロットの……」

 

アキト「テンカワ・アキトです……」

 

リョーコ「俺はスバル・リョーコだ!」

 

ヒカル「アマノ・ヒカルで~す!」

 

イズミ「マキ・イズミ……事故が起きたら問い合わせ……これがホントの事故照会……」

 

コニー「……」

 

ジョルジュ「……」

 

ジゼラ「……」

 

三日月「え、何?」

 

周りが静まる中、三日月が聞き返す。

 

ウッソ「あの、三日月さん……それは失礼ですよ……」

 

ジゼラ「確か、ダジャレとかそういうのは、ネタを聞き返すと余計つまらなくなるとか何とか……」

 

三日月「だって意味分かんないじゃん。ねぇ幽霊の人、どういう意味?」

 

三日月のその一言に、ついジゼラの口元が緩む。

 

ジゼラ「……ふふっ」

 

ジュンコ「ゆ、幽霊の人って……」

 

ヘレン「ちょ、ちょっと面白い事言うじゃないの……」

 

イズミ「笑って貰えて何より……」

 

リョーコ「お、お前のダジャレで笑ったんじゃねえからな……」

 

ヒカル「でも、中々面白いあだ名だね~!」

 

アキト「そ、そうですね……」

 

笑いに包まれる両艦。その光景を見て……

 

ルリ「……こんなので笑うなんて、バカばっか」

 

ルリは、いつもの口癖をこぼすのであった……。




中断メッセージ(シャクティの語り)
シャクティ「新たな仲間を得たウッソは、自分も負けじと奮闘します。ですが、敵はザンスカール帝国だけではありません……他の組織や我々の理解の及ばない敵……心と体はボロボロになりながら、それでも、ウッソと仲間たちは戦います。勝つために……平和のために……」
シャクティ「……次回、スーパーロボット大戦……『重なる苦戦、そして』……見て下さい!」

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