とっ散らかってる気がするし薄味だけどまあ…こんなもんか
〜とある町・食堂〜
各々の目的のため、歩みを進める物達……ふと立ち寄った町で、彼らは食事を摂っていた。
ヴァン「……」
出された料理に、ヴァンは遠慮なく調味料をぶっかける。
辰也「ドレッシングにケチャップにマヨネーズ、おまけにマスタードとソース……」
ジゼラ「駄目……見てるだけで吐きそう……」
弁慶「まさしく、魑魅魍魎……地獄とは、このような光景を言うのだろうな」
カルメン99「やっぱり、相変わらずね」
ウェンディ「私、一向に慣れる気配がしないわ……」
凱「無理に慣れる必要はないさ……」
隼人「全く……見ていられんな」
卓を共にする仲間達は、その光景に慄いていた。
???1「酷いな……これじゃ料理が泣いてるよ……」
???2「だね。ねえ、あんた……それ、本当に美味しいの?」
ヴァン「……あ? 別にどう食おうが、俺の勝手だろ」
通りがかりの客の2人にも、顰蹙を買うヴァンの皿……
ジゼラ「……って、貴方達は……!」
辰也「アキトさんに三日月!」
ユリカ「はいは〜い! 私達もいるよ〜!」
アトラ「ジゼラに辰也さん、久しぶりだね!」
面影のある客の姿……アキトに三日月と、その後ろから現れたユリカとアトラ……彼らとの再会は、かつての仲間達にとっても喜ばしいものであった。
隼人「お前達も飛ばされてきたか」
三日月「うん。オルガ達と一緒にね」
ユリカ「私達も、ナデシコと一緒にこっちに来たんだ!」
カルメン99「……ねえ、こいつら……貴方達の知り合い?」
凱「ああ……俺達の仲間だ」
この世界で出会った仲間達に、再会した彼らを紹介する凱。
アトラ「ねえ、皆……後でイサリビとナデシコに来てよ!」
アキト「色々、話したい事もあるし……それ、食べ終わってからでいいからさ」
ヴァン「なあ……それって、俺らもか?」
ユリカ「うん! だって貴方達、辰也君達の友達でしょ?」
ヴァン「違えよ」
ウェンディ「ヴァン……でも、せっかくだし、行ってみない?」
カルメン99「色々、面白い情報も手に入りそうだしね」
ヴァン「仕方ねえな…… 面倒くせえが、行くか」
そうして食事を摂り終わると、彼らは店を出て行った。
〜ナデシコ・ブリーフィングルーム〜
町を出て、仲間の艦へと辿り着いた辰也達……彼らは今、ナデシコにて話を聞いていた。
辰也「……それじゃあ今、鉄華団はそのウルグスクって所にいるのか」
三日月「うん……フォントとジャックも一緒だよ」
ユージン「こっちにいるのはそんだけだ……見つけられた奴らは少ねえが、新しい仲間もできた」
オルガ「んで、ここから北に少し行くと、そこに着く……ちょいとばかし寒いが、我慢してくれ」
辰也「分かりました」
ジゼラ「……で、ナデシコはノヴィス・ノアという船と一緒なんですね」
ユリカ「そうだよ! こっちにはねぇ……リガ・ミリティアとJUDA、地球防衛組にザウラーズの小学生、第一中隊の人達がいるんだ!」
ルリ「JUDAと第一中隊の人達は、ちょいちょい抜けがあるけどね。後、こっちにも新しいお仲間さんがいるよ」
アキト「そうだね……それで、ここから東の方に行くと海に出るんだけど……そこを航行してるはずだよ」
ミナト「私達、別働隊みたいな感じで動いててね……そろそろ、戻らなくちゃって感じかな」
ジゼラ「そうですか……」
ユリカ「でね、私達……ナデシコとイサリビで、二手に分かれて行動しようかなって話してたんだけど……」
オルガ「あんたら、どっちに来るよ?」
リーダー2人の問いかけに、頭を悩ませる辰也達。
弁慶「……どうする、隼人?」
隼人「そうだな……俺達はウルグスクに行こう。あそこと地続きの所に、俺達が必要とするものの情報があると掴んでな」
凱「それに、そっちに新しい仲間がいるとしても、人数としては心許ないはずだ……俺達も数は少ないが、少しでも力になりたいと思ってる」
オルガ「ありがとよ……あんた達がいれば百人力だ」
三日月「……で、そこのタキシードの人はどうすんの?」
ヴァン「そうだな……」
暫し頭を抱えるヴァン……ふと、腰に差していた蛮刀を抜くと、オルガとユリカの間へと立てる。
ヴァンが手を離すと、支えを失った蛮刀はその体勢を保てなくなり……オルガの方へぱたりと倒れた。
ヴァン「……そっちだ」
ウェンディ「え……それでいいの……?」
カルメン99「ま、いいんじゃないかしら」
オルガ「とにかく、これで決まったな……後は辰也とジゼラ……お前達2人だが……」
ユリカ「貴方達はどうするの?」
最後に残るは辰也とジゼラ。
ジゼラ「辰也さん……」
辰也「ああ……」
ちょっと振り返ってみるか……えっと……
ウルグスクには鉄華団にフォント達蛇の足、それとヴァンさん達に凱さん、ゲッターチームがついて行くって言ってて……
ノヴィス・ノアの方にはナデシコクルーとリガ・ミリティア、地球防衛組にザウラーズ、欠けてはいるけどJUDAと第一中隊の人達がいるんだっけ……
……よし、決めた!
〜ウルグスクへ行く〜
辰也「フォントの顔も見たいし、数も必要だと思うんで……ウルグスクに行きます」
ジゼラ「それに、アトラさんもいますしね」
オルガ「分かった……んじゃ、イサリビに来い」
三日月「あいつも喜ぶよ。改めてよろしく」
アトラ「ありがとう、ジゼラ! またよろしくね!」
辰也「ああ! よろしくな!」
ジゼラ「アトラさん……はい! よろしくお願いします!」
わいわいと騒がしくなる少年少女達……隼人はそれを、呆れながら眺めていた。
隼人「全く……遊びに行く訳じゃないんだがな」
凱「でも、前向きなのはいい事だぜ」
ヴァン「ま……何でもいい」
カルメン99「それじゃ、イサリビってのに乗せてもらうとするわ」
オルガ「ああ……今から案内するぜ」
こうしてオルガを先頭に、辰也達はナデシコを出て、イサリビへと向かうのであった……。
[この部隊に以下の機体が編成されました]
・ダン・オブ・サーズデイ/ヴァン
・ガオガイガー/獅子王凱
・ガンダムバルバトス/三日月・オーガス
・イサリビ/オルガ・イツカ
・イールソウル/瀧城辰也
〜ノヴィス・ノアへ行く〜
辰也「JUDAがいるならサトルもいるし、数が多くても万が一って事もありますんで……ノヴィス・ノアに行きます」
ジゼラ「それに、城崎さんやシャクティさんもいますしね」
ユリカ「了解! それじゃ、このままナデシコに残ってて!」
アキト「山下君も、辰也に会ったら喜ぶよ……改めてよろしく」
ルリ「ごめんね、城崎さんはいないんだ。シャクティはいるけど」
辰也「はい! よろしくお願いします!」
ジゼラ「そうなんですか……でも、シャクティさんがいるなら……とにかく、よろしくお願いします」
混ざり合う少年少女達の言葉……それが静まると同時に、アオイが彼らに声をかける。
アオイ「じゃ、そろそろ出ようか……ウルグスク行きの人は、イサリビに移ってください」
メグミ「それじゃあ……行きますよ、艦長!」
ユリカ「は〜い! ナデシコ、面舵いっぱ〜い!」
こうしてナデシコは浮上し、辰也達は大海原へと向かう事となった……。
[この部隊に以下の機体が編成されました]
・ナデシコ/ミスマル・ユリカ
・エステバリス/テンカワ・アキト
・イールソウル/瀧城辰也
・エーストーク(辰也)
ジゼラ「辰也さん! エースパイロット、おめでとうございます!」
辰也「おお! ありがとな、ジゼラ!」
ジゼラ「辰也さん……約束通り、最初にインタビューしてくれましたね」
辰也「ああ……お前と約束したんだ、守るしかねえだろ。ってか、こうなれたのもお前のおかげだよ」
ジゼラ「え?」
辰也「お前がいてくれるから、俺も頑張れるんだ……お前が一緒に戦ってくれるから……だからよ、この調子でもっと頑張ろうぜ!」
ジゼラ「辰也さん……はい! 私達、一緒に頑張っていきましょう!」
ジゼラ(私も……貴方のおかげで今、こうしていられるんですから……)