スーパーロボット大戦N   作:黒百合蜂

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新年明けての更新
まあ…解釈違いとか情報過多とかあるけどよろしく


第二十話A ファイトクラブ

〜都市ユニット・五賢人の部屋〜

五賢人……正確に言えば4人のエクソダス指導者の前に、ゲインを始め様々な人が集められていた。

 

ゲイン「……さて、お前らを呼んだのは他でもない。いい加減、はっきりさせておくべきだと感じてな」

 

オルガ「ええ、分かってますよ」

 

ガッハ「今までは来る者拒まずでやってきたが……やはり、知らなくてはならんと思ったのだ。悪く思わんでくれ」

 

シトラン「君達がどこから来て、そして何を目的としているのか……話してもらわなくてはな」

 

フォント「はい……少々、難しいかもしれませんけど……」

 

辰也「話させてもらいますよ……俺達について」

 

そして、辰也達は話し始めた……自分達が別の世界から来た事、そしてその経緯を。

 

マンマン「ふむ……別の世界か……」

 

ペルハァ「俄には信じがたい事ですが……しかし、嘘を言っているようにも思えませんね」

 

ウェンディ「そういえば、ジゼラさん達……前に違う時代とか言ってたような……」

 

ジゼラ「は、はい……旧時代の貨幣って言葉とか、共通する地名とか、色々な事から未来に飛んだのかと思ってまして……」

 

フォント「現に、おれ達の世界で運用されてたモビルスーツがありましたからね。でも……」

 

隼人「ああ……ヨロイやオーバーマンという兵器の存在、差異のある地名……そして、この惑星の名であるエンドレス・イリュージョン……俺達の時代、いや世界とは異なる部分もあるからな」

 

リュボフ「過去から現在にかけて、色々と変化が生じたとも考えられますね。かつての戦争とか、環境の変化とか……いわゆる『黒歴史』として知られている時代に、色々あったのかもしれません」

 

辰也「黒歴史……」

 

その単語に、辰也がぴくりと反応する……以前に戦った野盗が、そのような言葉を言っていたからだ。

 

ママドゥ「とにかく、だ。オルガ達は別の世界、もしくは時代からやってきた……分かる事と言えば、それだけになるな」

 

アナ「ですが、それで良いではありませんか?」

 

そんな中、よく通る声でアナが言葉を発した。

 

アナ「確かに……彼らは別の世界か、過去の時代からやってきた人達かもしれません……ですが、得体の知れない環境に追いやられたにも関わらず、我々に協力しています。であれば、これ以上の詮索は無用ではないかと思うのですよ」

 

オルガ「アナ姫さん……」

 

ガッハ「おお、確かに姫様のいう通りじゃな」

 

マンマン「うむ。我々に害がないどころか、エクソダスにも協力してくれている……邪険に扱う理由もありませんな」

 

シトラン「他の仲間を探し、元の場所に戻りたいという君達の目的にも、微力ながら協力はしよう……でなければ、公平とは言えまい」

 

凱「ありがとうございます」

 

ペルハァ「私も、異存はありません……しかし、もし我々に牙を剥くというのであれば、その時は……」

 

オルガ「安心してくださいよ。拾ってもらっといて敵に回るなんざ、筋が通らねえ。鉄華団は……俺達はそんな、恩を仇で返すような人間じゃないですからね」

 

真っ直ぐとした視線を、オルガが向ける。周囲の人間も、納得したようであった。

 

ゲイン「……さて、話は終わりだ。とりあえず目下の問題としては、物資不足とピープルの不満の解消って所だな」

 

ガウリ「それについてだが……あてはあるのか?」

 

ゲイン「ああ……ちょうどこれから行く町で、とある催し物をやってるみたいでな……今から骨のある奴に声をかけてくるところだ」

 

そして、ゲインは部屋を出て行った……。

 

〜デュエルパーク〜

話し合いから暫しの時を経た。目的地である岩場に囲まれた町……デュエルパークに、ゲイン達が足を踏み入れる。

 

ゲイン「結構、賑わってるな」

 

ゲイナー「シベリアの中でも、それなりに温暖な地域ですね。だからでしょうか」

 

フォント「それもそうだと思うけど……何か、雰囲気の違いを感じるよ」

 

三日月「だね……皆、強そうなのばっかりだ」

 

カルメン99「このデュエルパークは、名のあるヨロイ乗りが集まる町よ。荒くれ者揃いだから、シベ鉄もまともに手を出せないって話なんですって」

 

ゲイナー「それがいいのか悪いのか……って話でもありますけどね。見てくださいよ、あれ」

 

ゲイナーの指差した方向には、少女に絡む2人の男……というよりは、少年達の姿があった。

 

???1「よう、姉ちゃん。そんなナリしてどこ行くってんだ?」

 

???2「ちょっとばかし、オイラ達の相手、してくれねえかよ?」

 

???3「き、急に何? 私、これから用事があるんだけど……」

 

凱「あれは……」

 

ゲイン「……へえ、ナンパか。とはいえ、なっちゃいないな」

 

辰也「……見てられないですね。ちょっと止めてきます」

 

ヴァン「いや……その必要はなさそうだ」

 

辰也が止めに入ろうとするのを手で抑えるヴァン。大丈夫かと思いそこに目をやると、少年達を軽快な動きで翻弄し、圧倒する少女の姿があった。

 

???1「ぐっ!? ……やるな、姉ちゃん!」

 

???2「けどな……これならどうだ!」

 

少年達も負けじと応戦する……が、中々に手強い相手のようであり、一進一退と言えるような展開が繰り広げられている。

 

???3「どうしたの? もう終わり?」

 

???4「ああ……ここまでだ」

 

ふと、男が横槍を入れる……その後ろから、鬼の形相をした少女が、少年の1人に拳骨を喰らわせた。

 

つばき「剣児……ふらっといなくなったかと思ったら、こんな所で!」

 

ドモン「サイ・サイシー……修行が足りてないようだな」

 

見覚えのある風貌……それに辰也とジゼラは気付き、彼らに駆け寄った。

 

辰也「ドモンさん! つばき!」

 

ジゼラ「剣児さんとサイ・サイシーさんも……」

 

剣児「おお、辰也じゃねえか!」

 

つばき「ジゼラ! よかった……無事だったのね!」

 

ドモン「久しぶりだな……ところで、彼らは?」

 

……そして、辰也達はここまでの経緯や、新たな仲間について話した。

 

ドモン「そうか……新しい仲間か」

 

ゲイン「代表して挨拶しよう……ヤーパンの天井、ゲイン・ビジョウだ」

 

ドモン「であればこちらも……ドモン・カッシュだ。確か、黒いサザンクロスと聞いたが……噂に違わぬ、中々の手合いと見た」

 

ゲイン「へぇ……俺も知られたもんだ。だが確かにあんたも、結構やれそうな口だな」

 

両者から、静かながらも激しい炎が燃え上がる。

 

剣児「おいおい2人共……気持ちは分かるけどよ、そいつは後にとっとけよな!」

 

ドモン「む……そうだな。決着はリングの上で、だ」

 

サイ・サイシー「んでよ……オイラ達も、ドモンの兄貴だけじゃねえ……他のシャッフルの奴らとか、レインの姉ちゃんにアレンビーとも合流したんだぜ!」

 

つばき「鏡君と柳生隊長達もいるわ。後は……」

 

つばきがそう言うと、後ろからひょっこりと、小さな3つの影が現れる。

 

タクヤ「凱兄ちゃんに皆! 久しぶり!」

 

タクヤ、カズキ、ダイが、姿を現した。

 

凱「タクヤ達もいたのか!」

 

タクヤ「うん! オイラ達もここに飛ばされて来たんだ!」

 

カズキ「道中は大変だったよ……アドベンジャーに乗ってたら、変な奴らに追いかけられてさ……」

 

ダイ「そこをシャッフル同盟の皆さんや、剣児さん達に助けられてね……アドベンジャーは今、あの人達が守ってくれてるんだ」

 

凱「そうだったのか……とにかく、無事でよかった」

 

辰也「んで、お前らも大会に参加するのか?」

 

タクヤ「そうだよ! だってこの景品、見てみて!」

 

そう言うと、タクヤが持っていたチラシを見せびらかす……そこには、宝石が嵌められた優勝トロフィーが写っていた。

 

ヴァン「……ただのトロフィーじゃねえか」

 

ダイ「そ、それはそうなんですけど……注目してほしいのは、この宝石なんです」

 

ダイにそう言われ、宝石の方を注視する……

 

凱「これは……パワーストーンか?」

 

……それは、確かにパワーストーンと呼べるような形をしていた。

 

ジゼラ「この世界にもパワーストーンがあるなんて……」

 

ドモン「ああ……理由はよく分からんが……」

 

カズキ「俺も、それについては考え中です……でも、もしパワーストーンが別の世界にも散らばってるとしたら……」

 

ダイ「集めるの、大変そうだよね……」

 

頭を悩ませる者達……それとは対照的に、タクヤはあっけらかんとしている。

 

タクヤ「まあまあ、そんな難しい顔しなくてもいいじゃん! 細かい事は関係なし、何てったって目の前にパワーストーンがあるんだから!」

タクヤ「それにさ、もしカズキの言う通りだったとして……色んな世界に冒険するってのも、面白そうじゃん? だからさ、もっと気楽に行こうぜ!」

 

カズキ「タクヤ……でも、そうだな」

 

ダイ「悩むのは後回し……か。タクヤ君らしいよ」

 

剣児「いい事言うじゃねえか、タクヤ!」

 

明るくはっきりとそう言い放つタクヤ。周りの気分も、どことなく軽くなったようであった。

 

カズキ「……それで、大会の話に戻るんですけど……主に戦うのはゴルドランとアドベンジャーだし、他の皆が勝つなら勝つで、どの道手に入るけど……」

 

ダイ「どうせなら、自分達の力でゲットしたいしね……だから、全力で行きます! ね、2人共!」

 

ダイがそう言うと、タクヤの左胸に付けられたアイテム……ゴルドシーバーから、2人の勇者の声が聞こえた。

 

ゴルドラン『ああ、その通りだ!』

 

アドベンジャー『勇者に手加減は必要ない……よろしく頼む!』

 

ドモン「うむ……よく言った。それを聞けば、俺達も負けてはいられん……真っ向勝負で相手をしてやる」

 

ゲイン「……とりあえず、だ。時間が押して来ている……話したい気持ちは分かるが、まずはエントリーを進めるぞ」

 

ゲインの一声で、彼らの一団が歩みを進める。

 

 

 

 

 

プリシラ「皆、強そうだったなぁ……それじゃ、私も準備してこよっと!」

 

そんな中、先程の少女……プリシラが遠目に彼らを眺め、そしてどこかへと消えていった……。

 

 

 

第二十話 ファイトクラブ

 

 

 

〜デュエルパーク・スタジアム〜

……色々と一悶着ありながらも、大会の手続きを済ませたゲイン達。

そして……遂にそれは始まった。

 

司会「さあ! 会場にお集まりの皆様! 月に一度のヨロイバトルの始まりです!」

 

大きく勇ましい声で、司会が叫ぶ。会場にいる観客も、それに応えるかのように大きく興奮したような歓声を上げた。

 

司会「本日も様々な選手が集まってくれました……今までの大会で何度も素晴らしいファイトを見せてくれたブラウニー! 搭乗者は1番人気……プリシラ選手だぁぁーっ!」

 

プリシラの乗るヨロイ……ブラウニーが軽快なステップを踏む。会場のボルテージは上がっていった。

 

プリシラ「皆〜、応援ありがとう! ちゃんとご飯食べてる〜?」

 

観客の熱狂に応えるプリシラ……それに混ざって、彼女の「家族」であるヨアンナと子供達が見守っていた。

 

ヨアンナ「プリシラ……」

 

子供「お姉ちゃ〜ん! 頑張って〜!」

 

剣児「あの姉ちゃん……やっぱし、すげえ奴だったんだな……」

 

サイ・サイシー「ああ……でも、んな事でビビってられねえよな!」

 

司会「続いて、ウルグスクから電撃参戦! 巷で噂の脱出者、いや開拓者達……キングゲイナーとガチコ! 搭乗者はゲイナー選手とゲイン選手だ!」

 

紹介に応えるかのように、ガチコに乗ったゲインが手を振り、投げキッスをしている……一部から、黄色い悲鳴が聞こえるようであった。

 

ゲイナー「注目を集められるの、悪い気はしないけど……」

 

ゲイン「胸を張れ、ゲイナー。怖気付いてちゃ、勝てるものも勝てなくなるぞ」

 

ベロー「頑張れよ、ゲイナー! 俺達はお前に賭けてるんだからな!」

 

サラ「ベロー……でも、負けないで、ゲイナー君!」

 

司会「そして……何と何と! デュエルパークは治外法権のはず! ですが大会は来る者拒まず! シベリア鉄道からゴレームとヴォルケインがまさかの参戦! 搭乗者はアスハム選手とレイ選手だぁぁーっ!」

 

打って変わって、今度は観客席からブーイングの嵐。シベリア鉄道が嫌われている事を、心なしか実感してしまう。

 

アスハム「ええい! ブーイングをやめろ! 我々は堂々と戦いに来たのだぞ!」

 

レイ「下らん……すぐに終わらせる」

 

ジャボリ「大尉〜! 私は応援しておりますよ〜!」

 

ザッキ「頑張ってくださいよ、大尉! ゲインの奴に一泡吹かせたいんでしょう!」

 

???「兄さん……こんな所に!」

 

司会「他にも、珍しい機械人形達がずらりと並ぶ光景となっております! ヨロイバトルと銘打ちましたが、そんな事は関係ありません! オーバーマンもシルエットマシンもモビルスーツも……どんとこい!」

 

フォント「は、話の分かる運営だな……」

 

ドモン「フ……おかげでやりやすいと言うものだ」

 

チボデー「負けねえぜ、ドモン!」

 

アルゴ「俺達にも、シャッフルとしての誇りが……祖国に対しての誇りがある。そう簡単にやれると思うなよ」

 

選手達の心も昂る……コロシアム中のざわめきが大きくなり、やがて収縮し……

 

司会「……では! 会場も温まった事ですし、個々入り乱れてのバトルロイヤルを開始いたします! それでは皆様もご一緒に……ヨロイバトル、レディィィィ……ゴォォォーーーッ!!」

 

静寂を切り裂くように、司会がそう叫び───

 

 

 

 

 

───どこからか、爆発が起こった。

 

辰也「どわっ!? な、何なんだよ……!?」

 

ジゼラ「! 皆さん! 見てください!」

 

ジゼラが叫ぶ。彼女が指し示した方向には、謎の機体群が集まっていた。

 

昭弘「何だあいつら……?」

 

アレンビー「大会のパフォーマンスにしちゃ、趣味が悪いわね!」

 

三日月「何か……蛇みたいな奴がいっぱいだ」

 

ジャック「どちらかと言やぁ、龍っぽくもあるが……今はんなこと言ってられねえな!」

 

ジョルジュ「ええ……それと、騎士のような出立ちの……ヨロイという奴ですね」

 

レイ「あのヨロイ達は……間違いない、奴の!」

 

ヴァン「何だと!?」

 

司会「これはどういう事でしょう!? 突如乱入してきたヨロイ達! 目的は強い選手か景品か! いや、それどころではありません……観客の皆様は避難してください!」

 

ヨロイの大群……ドラクルやブラッド・クレイドルが、スタジアムを襲う。観客は慌てながらも、被害を免れんと逃げ出した。

 

子供「お、お姉ちゃん……」

 

ヨアンナ「大丈夫よ、皆……まずは逃げなくちゃ!」

 

???「せっかく兄さんを見つけたと思ったら……でも、今は!」

 

ザッキ「お前達、観客の避難誘導だ! その後に大尉達に合流するぞ!」

 

ガウリ「お前達も誘導を手伝え! シベ鉄の肩を持つだの何だのは、言ってられんぞ!」

 

タクヤ「あわわ……オイラ達も逃げなきゃ!」

 

カズキ「ああ……でも、その前に……」

 

ダイ「仕方ないけど……そうするしかないよね!」

 

観客席が崩れ、逃げ惑う人々……混乱の中、タクヤ達はどこかへと走り去る。

 

アレンビー「……何か、前にもあったような気がするね、こういうの……」

 

プリシラ「許せない……皆がいる所、めちゃくちゃにして……!」

 

剣児「気が合うな……俺も勝負の邪魔された事、頭に来てんぜ!」

 

凱「今はここにいる人達を守る……これ以上の被害を出させるものか!」

 

アスハム「その通りだ……ゲイン・ビジョウ! お前との戦いは未来に預ける! 今はあの不届者共を潰すぞ!」

 

ゲイン「アスハム……いいだろう、それに乗らせてもらう!」

 

ゴルドラン「皆、覚悟は決まったようだな」

 

三日月「オルガ達が来るまで、時間がかかるけど……」

 

辰也「その間、俺達で耐えるぞ!」

 

……戦いのゴングは音を立てず、されど彼らの心の中で、静かに激しく鳴り響いた。

 

〜戦闘開始〜

ヴァン(初戦闘時)

ヴァン「そうか……あいつら、カギ爪のヨロイか……!」

ヴァン「こいつら全部ぶっ壊して、仕掛けてきた奴をとっちめる! そして、奴の居場所を吐かしてやるよ!」

 

 

レイ(初戦闘時)

レイ「手掛かりを見つけたぞ……奴に繋がる、手掛かりをな!」

レイ「この騒ぎの元を見つけ、奴の居場所を教えてもらおうか……力づくでな!」

 

 

プリシラ(初戦闘時)

プリシラ「せっかくの勝負の邪魔をした事……その前に、ここにいる皆を……子供達を傷つけようとした事、許さない!」

プリシラ「貴方達がどこの誰かなんて知らないけど、皆に迷惑かけるなら!」

 

 

ゲイナー(初戦闘時)

ゲイナー「勝負が始まると思ったら、ヨロイの集団が相手だなんて……!」

ゲイナー「僕としては、こっちの方がやりやすいけど……邪魔をするならあっ!」

 

 

ゲイン(初戦闘時)

ゲイン「これだけのヨロイが来るとはな……大方、裏で誰かが手を引いていると見るべきか……」

ゲイン「まあいい、逃げ延びた紳士淑女に見せてやろう……黒いサザンクロスとは何たるかをな!」

 

 

アスハム(初戦闘時)

アスハム「ヨロイ共め……ゲインとの勝負を邪魔するか!」

アスハム「ゲインの前に、貴様らを蹴散らしてくれる! 私の前に立った事を、後悔するがいい!」

 

 

ドモンorアレンビー(初戦闘時)

アレンビー「ねえドモン……確か、前にもこんな事があったよね……」

 

ドモン「ああ……あの時のガンダムファイトか。思えばあの日をきっかけに、俺達が今ここにいるのだろう」

 

アレンビー「そうだね……それじゃ、大会の邪魔をした連中は!」

 

ドモン「俺達にやられて地獄に落ちろ!」

 

 

シャッフル同盟(初戦闘時)

チボデー「やれやれ……せっかくの勝負の場が、こんなのに邪魔されちまうなんてな……」

 

ジョルジュ「ええ……それに、無関係な他者を巻き込む行為、断じて許される事ではありません」

 

アルゴ「俺達もシャッフル同盟だ……例えどのような場所にいようとも、世界の平和を守るために戦う……それは変わらん!」

 

サイ・サイシー「おお! 邪魔する奴らを、オイラ達でやっつけるぜ!」

 

 

三日月or昭弘(初戦闘時)

三日月「あれ……ヨロイって奴か。タキシードの人……ヴァンのとはちょっと違うね」

 

昭弘「ああ……それで三日月、どうするつもりだ?」

 

三日月「決まってるでしょ……俺達の邪魔するなら、潰す……それだけだよ」

 

昭弘「だよな……んじゃ、行くぞ!」

 

 

フォントorジャック(初戦闘時)

フォント「ヨロイ……姿形問わず、色んな種類があるんだな……ザンスカールのモビルスーツも、ああいう感じだったような……」

 

ジャック「サーカスの奴にも、似たようなのがありますからね……って、んな事よりボス!」

 

フォント「分かってる! 無関係の人達を巻き込むような行為は……ここで止めるっ!」

 

 

剣児or鏡(初戦闘時)

剣児「んだよ……せっかく熱くなってきたってのに、邪魔しやがって!」

 

鏡「だったら、その熱を奴らにぶつけるんだな。お前でもそれくらいは分かるだろう」

 

剣児「うるせえよ鏡! こうなりゃヤケだ、邪魔する奴らは全員ぶっ壊してやらぁ!」

 

 

凱(初戦闘時)

凱「あのヨロイ達は、何を目的にここを襲ってきた……?」

凱「……考えている暇はないな! 民間人を巻き込むヨロイは、俺が止めてやるぜ!」

 

 

ゴルドランorアドベンジャー(初戦闘時)

ゴルドラン「奴らの攻撃に、主達も巻き込まれてしまった……無事であればいいが」

 

アドベンジャー「主達なら、きっと大丈夫だ! それよりもゴルドラン、今は……」

 

ゴルドラン「ああ! 主達や無関係の人々を巻き込んだ事、許しはしない! これ以上の破壊を続けるのなら、止めさせてもらう!」

 

 

辰也(初戦闘時)

辰也「騎士っぽいのに龍みたいなヨロイ……か。ヴァンさんのもそうだけど、色んなのがあるんだな……」

 

ジゼラ「そんな事言ってる場合ですか!? 今はあいつらを止めないと……」

 

辰也「分かってるよ、んな事! せっかくの勝負を邪魔されたんだ、全力で叩き潰してやるぜ!」

 

 

〜〜〜

ドモン「見せてやる……これが、流派東方不敗の技だ!」

 

剣児「味わわせてやるぜ……ジーグのパワーを!」

 

プリシラ「ママに教わったブラウニーの技……見せてあげる!」

 

ヴァン「やるな、あいつ……だったら俺もだ!」

 

レイ「この程度……造作もない」

 

アスハム「どうしたゲイン・ビジョウ! お前の腕はその程度か!?」

 

ゲイン「言ってろ、アスハム……まだまだ行けるさ!」

 

ゲイナー「ゲインばかりに……僕だってぇぇーっ!」

 

各機の攻撃で、数を減らすヨロイ群……だが、硝煙と共にぱちぱちと乾いた音が響き……次の瞬間、黄金のヨロイ……『ゴールデン・クレイドル』が姿を現した。

 

???「素晴らしい……あれ程の数のヨロイを、ここまで減らすとは……」

 

ヴァン「誰だよ、お前?」

 

ジョー「申し遅れました……私、ジョー・ラッツと申します。何でも、同志を付け狙う不逞な輩がこの町にいるとの事でしてね……迎え撃ちに馳せ参じた次第です」

 

レイ「貴様……やはりカギ爪の!」

 

ジョー「そして、争いと熱狂の町デュエルパーク……我々の求める平穏とは程遠い存在ですので、勝手ながら消させていただこうと思いましてね」

 

プリシラ「何よそれ、めちゃくちゃじゃない!」

 

三日月「本当だね。あんたが言う通り、勝手だよ」

 

ジョー「貴方達が憤るのも無理はありません。ですが、全ては同志の夢のため……それを邪魔するのであれば、お相手いたしましょう」

 

ゴールデン・クレイドルを駆る男……ジョー・ラッツは、慇懃に、だが不遜に、そして静かにそう語る。

 

ジョー「……それと、ここには同志の夢を叶えるモノがあるとお聞きしました。私はそれを回収しにも来たのですよ」

 

凱「何だと……まさか!」

 

ジョー「ご明察の通りです。今頃、私の部下がそれを探して……」

 

タクヤ「ねえねえ、それってコレの事?」

 

言葉が終わらぬ内に、タクヤが手に持つそれを見せびらかす……掌の中には、緑色に輝く宝石が収まっていた。

 

ジョー「それは……間違いありません! 同士の夢を叶える宝石! しかし何故君達が……」

 

ガウリ「簡単な話だ。俺達がお前の部下を蹴散らしただけの事」

 

ベロー「どさくさに紛れてシベ鉄も狙ってきたけど、返り討ちにしてやったぜ!」

 

そう語るガウリとベローの側には、縛られているジョーの手先やシベ鉄の面々が、力なく倒れていた。

 

ザッキ「申し訳ありません、大尉……」

 

カズキ「すみません……本当は優勝して、ゲットしようと思ったんですけど……」

 

ダイ「状況が状況だから、仕方なく……」

 

凱「謝る必要はない……悪者に取られるくらいなら!」

 

剣児「だからよ、例の奴……頼むぜ!」

 

タクヤ「オッケー! ……黄金の力守りし勇者よ……今こそ蘇り、我が前に現れ出でよ!」

 

タクヤが呪文を唱える。パワーストーンが眩しく輝き───

 

 

 

 

 

スターシルバー「チェェェーーーンジ! 星の騎士……スターシルバー!」

 

 

 

 

 

光の中から現れたパトカーが変形し、青いロボット……『スターシルバー』が大地に降り立った。

 

タクヤ「おお〜! ちょ〜かっちょいい〜っ!」

 

カズキ「スターシルバーって言うのか……よろしくな!」

 

スターシルバー「おう! よろしくな、新たな主達よ!」

 

軽快な口調で、頼もしそうに笑うスターシルバー。

 

ジョー「何と……不可思議な宝石であるとは聞いておりましたが……まさか、ヨロイに変化するとは」

 

アスハム「くっ……ザッキめ、しくじりおって!」

 

ゲイン「おい……アスハム」

 

歯噛みするアスハムの乗るゴレームに、ガチコが銃を突きつける。

 

ゲイン「取引だ……このまま奴らと戦うのなら、お前の部下の拘束も解いてやる。だが、目先の欲に眩むのなら……!」

 

アスハム「ゲイン・ビジョウ……!」

 

ザッキ「大尉! 俺達の事は構いません!」

 

ケジナン「おい、ロンドン野郎の腰巾着! 勝手に決めんな!」

 

エンゲ「落ち着けって……今俺達の命を握ってるのは、アスハム大尉殿なんだから……!」

 

わあわあと、シベ鉄内部で言い争いが起こる。アスハムは暫し頭を悩ませ……答えを出した。

 

アスハム「……いいだろう。このまま奴らを叩く」

 

ジャボリ「大尉!」

 

アスハム「だが勘違いするな……私は、あの乱入者共が気に入らんだけだ! これが終われば次はゲイン! 貴様の番だからな!」

 

ゲイン「ああ……取引成立だな」

 

銃を下ろすガチコ。今度はヨロイの群れにそれを向ける。

そして、新たにイサリビが出現する……その背後にはパンサーやシャイニングガンダム、ビルドエンジェルの姿があった。

 

オルガ「待たせたな……お前ら」

 

柳生「悪いね……周りの雑魚共を蹴散らしてたら、思ったより時間がかかっちゃって」

 

アデット「ベロー、サラ、ガウリ隊長! 早くパンサーに乗りな!」

 

ガウリ「ああ……かたじけない!」

 

アデットに急かされ、ガウリ達がパンサーへと乗る。

 

ザッキ「大尉のおかげで拾った命、今ここで!」

 

ケジナン「ちっ……何で俺達が、ヤーパン共と一緒に……」

 

ジャボリ「文句言わない! 助けてもらっておいて、そんな言い方!」

 

エンゲ「はいはい落ち着け……まずは、あいつらを倒してからにするぞ!」

 

縄を解かれたザッキ達も、自らの機体へと向かっていった。

 

ジョー「ほほう、増援の登場という訳ですか……しかし!」

 

スターシルバー「そうやって余裕でいられるのも、今のうちだぜ!」

 

ゴルドラン「新たな勇者が揃った今、お前に勝ち目はない!」

 

レイ「お前には、カギ爪の居場所を吐いてもらわなくてはな……!」

 

プリシラ「その前に、皆を怖い目に合わせた報いも!」

 

ヴァン「そういう訳だ……行くぜ!」

 

ダンが、ブラウニーが、スターシルバーが先陣を切る。それを契機に、戦いの火蓋は再び切られた。

 

〜戦闘再開〜

ヴァン(対ジョー)

ヴァン「おい、お前がこいつらけしかけてきたんだよな? だったら……あいつがどこにいるか、教えろ」

 

ジョー「それはできない相談ですな、『ヴァン・ザ・ナイスガイ』……ですが、貴方の無念を晴らすお手伝いはできます」

 

ヴァン「は? 何言ってんだ?」

 

ジョー「それは、我々と同じ道を歩む事……そうすれば、同志に殺された貴方の奥様も……どうです? 奥様が望んだかどうかも分からぬ復讐を続けるよりも、それが貴方様の幸せに繋がるかと」

 

ヴァン「ふざけるな! テメェの飼い主にエレナが殺された上に、テメェらの仲間になれだと!? そんなテメェらが……幸せだの何だの、語ってんじゃねえ!」

 

 

レイ(対ジョー)

レイ「カギ爪の居場所を言え」

 

ジョー「単刀直入ですな……レイ・ラングレン様は。であればこちらもはっきりと言わせてもらいましょう……お断りします、と」

 

レイ「なら、殺す」

 

ジョー「そのようなお姿……奥様が見たらどう思いますかな。流離の赤鬼と呼ばれ、復讐に身を落とした姿を……奥様は悲しまれると思いますよ」

 

レイ「そうさせたのが……お前達の飼い主だと知った上で、そう言っているのか!」

 

 

プリシラ(対ジョー)

ジョー「いたいけな少女が、戦いに身を投じるなど……実に嘆かわしい」

 

プリシラ「同情なんて結構! これは子供達のために……何より、私も望んでやってる事なんだから!」

 

ジョー「ああ……孤児院の子供達ですな。ですが、我々ならばあの子達もまた幸せへと導けますが……」

 

プリシラ「そんなの必要ないわ! 私もあの子達も分かってるのよ……幸せって言うのは、自分の力で掴んでこそだって事をね!」

 

 

スターシルバー(初戦闘時)

スターシルバー「せっかく目覚めたんだ、ひと暴れさせてもらうぜ!」

 

タクヤ「おっひょ〜! かっちょいいじゃん、スターシルバー!」

 

ダイ「今度の勇者は、タクヤ君と気が合いそうだね」

 

カズキ「そうだな……何だか軽い奴だけど、頼りにしてるぜ」

 

スターシルバー「ありがとよ! さて……来い、悪党共! 星の騎士、スターシルバー様が相手をしてやる!」

 

 

レジェンドラの勇者(対ジョー)

ジョー「願いを叶える理想郷、レジェンドラ……半信半疑でしたが、まさか目の当たりにするとは……」

 

カズキ「パワーストーンがあるくらいだ、こっちでもレジェンドラの話は知られてるんだな」

 

ジョー「ええ……それで、早い話ではありますが……是非我々の願いを叶えていただきたい。よろしいでしょうか?」

 

スターシルバー「断る! お前達悪党に、手を貸す言われはねえ!」

 

アドベンジャー「その通り! それに、我らの主はタクヤ達だ!」

 

ダイ「皆……」

 

タクヤ「よ〜し、皆! あいつ、コテンパンにやっつけちゃって!」

 

ゴルドラン「心得た! 無関係な人達を……主達を危険な目に合わせた報い、ここで受けてもらう!」

 

 

凱(対ジョー)

ジョー「聞いた事があります……遠い星からやってきた、勇気を司るヨロイがいると。貴方が、そうなのでしょう?」

 

凱「その伝説は、別の人達の事だ……だが俺も、勇気を持ち戦う……勇者である事に変わりはない!」

 

ジョー「ほほう……であれば、その力を同志のためにお役立ててはもらえませんか?」

 

凱「断る! 俺は勇者だ……悪党に力を貸す言われはない!」

 

 

ゲイナー(対ジョー)

ジョー「哀れな少年……エクソダスで親を失い、自らもそれに参加するとは」

 

ゲイナー「確かにね、僕はエクソダスなんて好きじゃない……でも、皆は皆それぞれの思いがあって、僕だってゲインに借りを返すために!」

 

ジョー「そんな事をせずとも、我々の元へ来れば、幸せへと導いてあげられますよ……ヤーパンへのエクソダスよりも、より素晴らしい結果が見られるでしょう」

 

ゲイナー「そうやって上から来るような、偉そうな大人の言葉なんてぇぇーっ!」

 

 

ゲイン(対ジョー)

ジョー「シャルレ・フェリーべ……いえ、今は黒いサザンクロスのゲイン・ビジョウでしたか」

 

ゲイン「驚いたな、俺の過去を知ってる奴がいるとは……どこまで調べ上げた?」

 

ジョー「貴方が全てを失ったにも関わらず、愚かにもエクソダスを続ける所まで……でしょうか。ですが……我々と共に来れば、貴方の失ったものともまた巡り会えます」

 

ゲイン「悪いが……俺はそんなオカルトは信じちゃいない。そして……ずけずけと人の過去に踏み入った所業も、許すつもりはない!」

 

 

アスハム(対ジョー)

アスハム「貴様らもあの宝石を狙ってきたか……胡散臭い輩が、我々の邪魔などと!」

 

ジョー「おやおや……シベリア鉄道も我々も、進む道は同じだと言うのに……ですが、分かってもらえなくとも結構。妹君が望んだかどうかも分からぬ鬱憤晴らしを行うような、愚かな兄君にはここで消えてもらいましょう」

 

アスハム「貴様……私のみならず、カリンの心までも侮辱するか! やはり、ゲイン・ビジョウの前に貴様を相手取った事は、間違っていなかったようだな!」

 

 

ガウリ隊(初戦闘時)

ベロー「ちっくしょ〜! ゲイナーに賭けたってのに、試合がパーになっちまった!」

 

サラ「全く……馬鹿な事しちゃって。でも……大会でゲイナー君が頑張る所、見られなかったのは残念かな」

 

ベロー「そのゲイナーが今、ヨロイ相手に張り切っちゃってるでしょ? だから、友達の俺らも頑張んなくちゃってね」

 

サラ「そうね……私達も、ゲイナー君の援護をするわ!」

 

ガウリ「腹は決まったか、2人共……では、行くぞ!」

 

 

ザッキ(初戦闘時)

ザッキ「大尉……任務の前に、我々の命を救ってくださるとは……! このザッキ・ブロンコ、どこまでも大尉について行きますよ!」

ザッキ「そういう訳で……邪魔者にはお帰り願おうか!」

 

 

アデットorシベ鉄3人組(初戦闘時)

アデット「さて、行くよお前達! 黒いサザンクロスとロンドンのお下りさんが命を救ってくれたの、無駄にするつもりはないだろう!?」

 

ケジナン「よく言うぜ……ヤーパンに尻尾振った女がよぉ!」

 

エンゲ「だが、姐さんが味方ってのは心強いぞ」

 

ジャボリ「また一緒に戦いましょう、お姉様!」

 

アデット「分かってるよ……今だけの繋がりだとしても、ってね!」

 

 

ドモン(対ジョー)

ドモン「勝負に水を差す無粋な輩……このガンダム・ザ・ガンダムが相手をする」

 

ジョー「おや……貴方から感じられる闘志……実に危険ですな。同志のためにも、ここで討たせてもらいましょう」

 

ドモン「舐めるなよ……お前如きにやられるほど、キング・オブ・ハートはヤワではない!」

 

 

レイン(初戦闘時)

レイン「同じように飛ばされてきた仲間達と合流して、ドモンの助けにも間に合えたわ……」

レイン「ここがどんな場所でも、ドモンは戦ってる……だから、私も一緒に戦うだけよ!」

 

 

オルガ(初戦闘時)

ユージン「三日月と昭弘の奴、待たせちまったな!」

 

オルガ「ああ……だが、その分の働きはするぜ。って訳であいつらを援護するぞ、ユージン!」

 

ユージン「了解だ、団長!」

 

 

鉄華団(対ジョー)

ジョー「戦場で戦う少年兵……哀れみを覚えてしまいますな」

 

三日月「で? あんたは何かしてくれるの?」

 

ジョー「勿論です。我々は君達に幸せを与えられる……ですから、是非とも我々と共に来ていただければと思います」

 

オルガ「今まで一緒にやってきた奴らを切って、あんたらに尻尾振れってか? 冗談じゃねえな……そんな筋の通らねえ事、俺が許すかよ」

 

昭弘「だな……それに、あんたは信用できない。口調は違うが、俺達をぞんざいに扱った奴らと同じ臭いがする」

 

三日月「どうでもいいよ……どうせこいつも敵なんだ。幸せとか何とかごちゃごちゃうるさいからさ……潰す」

 

 

フォント(対ジョー)

フォント「こいつの言葉……あまりにも軽い……! 命を軽く見ているような……理想のためなら命なんてどうだっていいような、そんな気持ちが……言葉に反映されてるんだ!」

 

ジョー「ご推察の通りです……同志のためなら命など惜しくない……いえ、あの方の理想が成就すれば、失った命は幸せへと繋がるのです」

 

フォント「そんな世迷いごとを……命が、そんな甘いまやかしなんかでっ!」

 

 

剣児(対ジョー)

ジョー「その姿……まさしく、鋼鉄の戦士。ですが……操る者が低俗では、ろくな者になどなりません」

 

剣児「随分と勝手な事言ってくれんな! こっちはよ……勝負の邪魔した事、根に持ってるんだぜ!」

 

ジョー「やはり、野蛮な者か……ですが、このような者も幸せに導くのが、我々の務めですので!」

 

 

柳生(初戦闘時)

身堂「邪魔大王国の奴らに飛ばされた時はどうなるかと思ったが……何とか合流できたな」

 

門子「ああ! それによ、あの馬鹿ガキだって戦ってんだ……俺達だってやってやらねえとな!」

 

柳生「その通りよ……身堂、早乙女! ここにいる連中に、ビルドエンジェル隊の力を見せてやりましょう!」

 

 

辰也(対ジョー)

辰也「あんた……戦いが野蛮とかどうのって言ってるじゃねえか。でもよ……それであんたもヨロイ使って、関係ない人達を襲って……ってのは、違くねえか?」

 

ジョー「太陽の兵器を用いし少年よ……君の言う事は理解できます。私も、抱える矛盾に悲しみを抑えられません」

 

ジゼラ「じゃあ、どうしてこんな事……!」

 

ジョー「致し方ない事なのです……同志の理想のために、このような手段を取らざるを得なかった……ですが、全ては幸せに還るのですよ」

 

ジゼラ「な、何を言ってるの……」

 

辰也「分かんねえな……悪党の言ってる事はよ!」

 

 

〜〜〜

スターシルバー「スピードなら負けないぜ! 流星斬りぃぃぃーーーっ!!」

 

スターシルバーが超スピードで近づき、相手を切りつける。

 

ゴルドラン「スターシルバーが作ったチャンス、無駄にはしない!」

 

ゴルドランがショルダーバルカン、アームシューター、レッグバスターを展開し、斉射する。

 

タクヤ「やるじゃん、スターシルバー!」

 

スターシルバー「へへっ、どんなもんだ!」

 

ダイ「ゴルドランも、いいコンビネーションだったよ」

 

ゴルドラン「うむ……ありがとう、ダイ」

 

アドベンジャー「2人には負けていられないな!」

 

凱「新しい勇者の力、頼りにさせてもらうぜ」

 

勇者達が戦う横では……

 

アスハム「どうしたゲイン・ビジョウ! 貴様の腕はそんなものだったか!」

 

ゲイン「お前こそ! シベ鉄に移ってから、ろくに動けてないんじゃないか?」

 

アスハム「ええい、言わせておけば!」

 

アスハムとゲインが言い争いをしながらも、射撃と近接のコンビネーションで敵を蹴散らしていた。

 

ザッキ「流石は大尉……黒いサザンクロスと並ぶか!」

 

アデット「あんた達も負けてらんないよ! ロンドン野郎と陰口叩くなら、少しでもあいつらに食らいつきな!」

 

ジャボリ「了解です、お姉様!」

 

ケジナン「ケッ、ヤーパン女が偉そうによ……」

 

エンゲ「そう言いながら、随分と機嫌のいい事で」

 

アデット達も、彼女を中心とした部隊のフォーメーションで、敵を倒していき……そして、残るはゴールデン・クレイドルのみとなった。

 

ジョー「やりますね……あの方から頂いたヨロイを、こうまで減らすとは……」

 

ヴァン「おい……よそ見してんじゃねえよ」

 

レイ「お前の相手は俺だ……命が惜しければ、カギ爪の居場所を吐け」

 

蛮刀と銃を構えられ、黄金のヨロイは身動きが取れず……

 

ジョー「残念ですが……それはできない相談です!」

 

ヴァン「ぐっ!」

 

レイ「ちいっ……!」

 

……かに見えたが、その見た目からは想像できない俊敏さで、復讐に燃えるヨロイ達を蹴散らした。

 

ジョー「失礼ながら大爆笑ですな! この程度の腕で我が同志を付け狙うとは!」

 

プリシラ「だったら、これならどう!?」

 

一瞬の隙を突き、ブラウニーがゴールデン・クレイドルへと一刺しを見舞う。

 

ゲイン「お前の相手はヴァンだけじゃないんだぜ? 優男さんよ」

 

アスハム「貴様らの目的なぞどうでもいい……だが、私の邪魔をするのなら!」

 

スターシルバー「騎士同士の勝負、負けねえぜ!」

 

それを皮切りに、ガチコやゴレーム、スターシルバーも、そこへ続いた。

 

ジョー「成程……形勢逆転という訳ですか」

 

ヴァン「ああ……覚悟しろ!」

 

レイ「カギ爪の傀儡が!」

 

そう吐き捨て、ダンが蛮刀を振り下ろし、ヴォルケインが銃で撃ち抜く……真っ二つにされ風穴の空いた黄金のヨロイは、火花を散らしながら立っていた。

 

ジョー「見事です……流石はオリジナル7……そして、流離の赤鬼……!」

 

レイ「これでお前も終わりだ。命が惜しければ……」

 

ヴァン「教えてもらおうか……あいつはどこにいる!」

 

ジョー「なれど……同志を裏切る事はできません……これが……同志との最後の友情……!」

 

レイ「!」

 

ドモン「まずい、離れろっ!」

 

ジョー「失礼……!」

 

燻んだ黄金の機体はダンとヴォルケインに近づき……爆発と共にその身を散らした。

 

ヴァン「……くそっ!」

 

レイ「……」

 

後に残るは、やり切れぬ思い。

 

アスハム「……行くぞ、鉄道警備隊」

 

ザッキ「は、はい! ……って、ヤーパン共は取り締まらないんですか?」

 

アスハム「そんな余裕が、今の我々にあると思うか?」

 

ザッキ「し、失礼しました! ……って訳で帰るぞ、お前ら!」

 

ジャボリ「了解! またお会いしましょう、お姉様!」

 

ケジナン「俺は2度と会いたくねえよ、あんな裏切り者に!」

 

エンゲ「いい加減、意地張るのやめとけって……」

 

レイ「……」

 

アスハム「……レイ・ラングレン」

 

苛立ちを浮かべ沈黙するレイに、アスハムが声をかける。

 

アスハム「貴様にはまだ、やるべき事があるはずだ。こんな所で黄昏ている暇などないであろう」

 

レイ「……誰に向かって言っている」

 

アスハム「フッ……憎まれ口を叩く元気があるなら、心配の必要はなさそうだな。それと……ゲイン・ビジョウ!」

 

ゲイン「あん?」

 

今度は、ゲインの方へと顔を向けた。

 

アスハム「今日は貴様を捕えないでおいてやろう……だが、次に会った時を覚えているがいい! その時は……貴様をロンドンへと送り返してやるからな!」

 

そう吐き捨て、ゴレーム達は遠くへと駆け抜けていった。

 

ゲイン「分かったよ……頭のどっかに入れといてやる」

 

それを遠目で見ながら、ゲインはそう呟く。

 

アデット「そっちでも元気にやるんだよ、あんた達……」

 

ガウリ「……さて、我々も戻るとするか」

 

ドモン「ああ……だが、その前に……」

 

言いながら、ドモンが横に目を向ける……そこには、崩壊したスタジアムの中心に立つ司会と、観客達の姿があった。

 

司会「何という事でしょう! スタジアムを襲ったヨロイを、見事彼らが片付けてくれました! 最早優勝は誰だとは言えない……この場にいる彼らが、MVPです! 観客の皆様……英雄達に拍手を!!」

 

その言葉と共に、歓声や拍手の音が、辺りに響き渡る。

 

ゲイナー「これは……」

 

チボデー「俺達への、祝福のメッセージだな!」

 

プリシラ「皆……ありがとう!」

 

スターシルバー「はっはっは! これも、勇者の務めって奴よ!」

 

祝福の音と共に、彼らは機体を降りる事となった……。

 

〜デュエルパーク・スタジアム近辺〜

崩壊し、これから修繕が始まるスタジアム……それを後ろに、スターシルバーが主達へと言葉を紡ぐ。

 

スターシルバー「改めて自己紹介だ……俺は星の騎士、スターシルバー! よろしく頼むぜ!」

 

タクヤ「オイラは主のタクヤってんだ! で、こっちがカズキにダイだよ!」

 

スターシルバー「おうし! よろしくな、主達よ!」

 

カズキ「やっぱり、何か軽い奴だな」

 

ダイ「でも、さっきの戦いっぷりを見てたら、頼もしい勇者だって事は分かるよ」

 

凱「新たな勇者……俺達も、頼りにしてるぜ」

 

ゴルドラン「うむ……主達を頼むぞ、スターシルバー」

 

その横では、ヴァンがため息を吐きながら、空を眺めていた。

 

ヴァン「結局、カギ爪の居場所は分からずじまいか……」

 

ゲイン「そう気を落とすな。旅を続けていれば、いずれ見つかるだろう」

 

フォント「それにあいつら……ヴァンさんを狙ってましたし、あっちから向かってくる可能性もあります」

 

ゲイナー「そうですね……面倒事は増えたけど、何とか乗り越えていくしかないんだ」

 

ヴァン「……かもな」

 

微かに口角を上げるヴァン……その瞳の炎は、未だ燃え盛っていた。

 

ゲイナー「……そういえばゲインさん、さっき声をかけてた女の人は誰なんです?」

 

ゲイン「え? ああ……ま、色々あってな」

 

ヴァン「はぁ……ったく、何してんだよ お前」

 

カルメン99「よくもまあ、戦った後にそんな元気があるわね……また浮気だって詰められるわよ?」

 

ゲイン「いやいや、あれに関しては下心はないさ……強いて言うなら、正当な対価って所かな?」

 

ゲイナー「……?」

 

首を傾げるゲイナー……そこに、柳生達の足音が近づく。

 

柳生「さて……と。オルガから話は聞いてるけど、改めて確認よ……私達は、貴方達について行くって事でいいのよね?」

 

ゲイン「ああ。何せ、あいつらの仲間だからな」

 

ドモン「であれば、よろしく頼む」

 

互いに握手を交わすドモンとゲイン。

 

プリシラ「……」

 

それを遠くから眺めるプリシラ……その顔は、どことなく寂しさを帯びているようであった。

 

ヨアンナ「ねえ、プリシラ」

 

そこにヨアンナが近づき、彼女に優しく声をかける。

 

ヨアンナ「あの人達と一緒に行きたいんでしょ? だったら……」

 

プリシラ「でも……それじゃあ皆はどうするのよ。大会がめちゃくちゃになった補填があったとはいえ、それだけじゃ今後の生活は……」

 

ヨアンナ「それなんだけど……ついさっき、色黒で緑色の髪をした人がね、お金を分けてくれたの……『手伝ってくれたお嬢さんへの報酬だ』って」

 

プリシラ「……!」

 

ヨアンナ「えっと……『これを受け取る予定の人が消えたから、その分上乗せ』とか何とかで……」

 

静かに語るヨアンナの顔を、じっと眺めるプリシラ。その顔は、瞳は……何かを決心したようであった。

 

ヨアンナ「もちろん、それだけに頼るつもりもないよ。私だって子供達の面倒見ながら働くし……だから、貴方は貴方のやりたい事をやって」

 

プリシラ「分かったよ……私、行ってくる!」

 

決意したプリシラ……力強い笑顔で応えると、自らのヨロイ……ブラウニーへと乗り、ゲイン達の元へと向かっていった……。




・中断メッセージ(ウェンディの独白)
ウェンディ「はい……新しい仲間が増えて、それで私達もまた、新しい場所へと進んだんです」
ウェンディ「そして、そこで出会いました……出会ってしまったんです。色んなものが混ざり合った場所で、私とヴァンの、因縁の人達に……」
ウェンディ「次回、スーパーロボット大戦……『絡まり合う縁』……それでも、私達は……」
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