スーパーロボット大戦N   作:黒百合蜂

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めっちゃ遅れた……
今回も駄文ですが、楽しんで読んで下さいね!!
それにしても勇者王ってかっこいいですよね!! Tにも参戦するので、楽しみです!!!


第五話 勇者王見参!

~レインボーブリッジ付近~

隅田川のよく見える場所、そこのベンチで石神と現総理大臣の児玉が話していた。

 

児玉「レインボーブリッジの破壊未遂に加え、先日の青戸の件ではかなりの被害が出ている……石神、これ以上は誤魔化せんぞ」

 

石神「だろうね」

 

児玉「各所からマキナの情報開示を求める声が上がり始めている。すでに防衛省ルートで、キリヤマ重工に対マキナ用機の生産ラインを造る話も出ているしな……それにJUDAでなくとも、地球連邦やギャラルホルンなどに任せればいいのではという意見も出た」

 

石神「……随分と気の早い話だな、それにその意見は聞けないね。奴さんらは宇宙やらサイド2やらで忙しいし、何より技術を悪用する可能性もある……まあ、WSOやGGGとかは例外だけどね」

 

児玉「だからお前に任せている。だが石神……早いタイミングでこちらから公表しなければ我々が不利になる……相手はこの世界の歴史の陰を暗躍してきた連中だ。先手を取られれば……」

 

石神「もともとJUDAは政府の管理下で計画を進めてきたんだ、情報開示は当然のコトだよ。後はお前んトコの判断で世間に公表するなり何なり、好きにしてもらって構わない……ただしJUDAは、今後も予定通りに計画を進める」

 

石神の話を聞き終わり、ふぅ……とため息をつく児玉。

 

石神「それで暫く様子を見ましょうよ、総理」

 

児玉「ああ、そうだな」

 

ベンチから立ち上がる。

 

児玉「……そういえば、例のファクターの少年ともうひとり……」

 

石神「ああ、早瀬浩一クンに瀧城辰也クンね」

 

児玉「どうなんだ?」

 

一呼吸置いて、石神が答える。

 

石神「彼らか……彼らはすごく面白いよ」

 

~河川敷~

ジゼラ「迎えが来るまでここで待ってましょう!」

 

そう言うと、ジゼラと城崎はベンチに腰掛けた。

 

城崎「それにしても、今日は驚いたなぁ……まさか早瀬浩一の方から接触してくるなんて」

 

ジゼラ「でも、あの言い方はさすがにないんじゃないでしょうか……いくらしつこいとは言っても……」

 

ジゼラは先程の事を思い出す……花壇で城崎と話していた時の事だ。

自分達の姿を見ていたのだろう、浩一が馴れ馴れしく話しかけてきた。

くどくどと長い自分語りが聞くに耐えなかったのだろう、言下に浩一を睨み、城崎はこう言った。

 

城崎「私、あなたみたいな粗暴な人とは、話したくないんです!」

 

……と。

 

城崎「それは……でも、確かに今思えばそうね……まあ、私達が潜入してる必要もなくなったし、どうせ学校去るのも時間の問題だもんね」

 

ジゼラ「えっ!? 学校からいなくなるんですか!?」

 

突然の宣告に、思わず飛び上がるジゼラ。

 

城崎「しっ! 声が大きいですよ!」

 

ジゼラ「ごめんなさい……でも、学校を去るってどういう事なんですか?」

 

城崎「文字通りです。我々は彼を監視する必要がなくなった……というコトですよ」

 

ジゼラ「そんな……せっかくクラスに馴染めたと思ったのに……」

 

ハァ……とため息をつくジゼラ。

 

浩一「お~い! 城崎ーーーっっ!!」

 

その時、浩一がこちらに向かって走ってきた。

 

ジゼラ「は、早瀬さん!?」

 

城崎(な、なんなのよ……)

 

浩一「あのさ……やっぱり納得いかなくて」

 

城崎「……」

 

何を言い出すのか……そう思い、身構える。

 

浩一「オレのコト、何も知らないクセにいきなり粗暴呼ばわりはないんじゃない?」

 

城崎「……え?」

 

……わざわざそんなコトを言うために……と、城崎はつい口にしてしまった。

 

浩一「そう! だから訂正してよ!! 確かに城崎とは前に会った気がする的なコト言ったけど、だからって……」

 

浩一がそう言いかけた瞬間───

 

 

 

 

 

───ドガァ!! と勢いよく音を立て、何者かが急に襲ってきた。

 

浩一「!」

 

ジゼラ「え……」

 

城崎「きゃ……」

 

咄嗟に2人を抱きかかえ、避ける浩一。

 

???「ヘェ~~~、俺の拳をかわすなんてたいしたもんだよ」

 

現れたのは、金髪の不良中学生。

 

浩一「お前は確か……道明寺!!」

 

道明寺「あ、覚えててくれたんだぁ。まぁ、俺はお前のコト全然知らないんだケドね」

 

そう言うと道明寺は、ニッと不敵な笑みを浮かべた。

 

城崎「……随分、いろんな人から恨まれてるみたいですね」

 

浩一「オレも一応知ってるケド面識ないって……だってあいつ、2年に進級してすぐに傷害事件起こして施設に入れられたんだから……」

 

道明寺「先週出てきたんだよ。で、お前さ、俺がいない間に随分と派手にやってくれたみたいじゃない」

 

浩一「はぁ? なんだよ派手って」

 

道明寺「降矢から聞いたぜ~~~? お前のせいで、あいつが酷い目に遭わされたってな」

 

ジゼラ(でもあれ確か……降矢さん達から先に仕掛けて来たんじゃ……)

 

道明寺「あいつには前に一度世話になっててな……ま、要はそういうコトだ」

 

道明寺の語りに、チッと舌打ちをする浩一。

 

浩一「……面倒クサイ奴だなぁ……」

 

まぁ相当強いとは聞いてたケド……こいつも所詮は普通の人間だし……ここはさっさと終わらせた方がよさそうだな……

 

浩一「城崎、ジゼラ。危ないから離れててよ」

 

城崎「……」

 

ジゼラ「あ、はい……」

 

得意な顔でカッコつける浩一に、2人は引き気味の様子だった。

 

浩一「施設に入ってて知らないだろうけどさァ、オレは無茶苦茶強いぞ」

 

道明寺「上等」

 

2人は向かい合い、喧嘩を始めた。

 

タイダー「……あれま、こんな所で喧嘩してる奴らがいるダ~」

 

紫色のモヒカンに、ヒゲとサングラスが特徴的な小太りの男……タイダーはその様子を遠目で見ていた。

 

タイダー「この辺に飛び散ったアークダーマがあるはずダ~、でもどこを探しても見当たらないダ~……」

 

タイダーはがっくりと肩を落としている。

 

タイダー「このままじゃベルゼブ様に怒られてしまうダ~……でも、落ち込んでいても仕方ないダ~!」

 

とりあえず、あそこの喧嘩でも観戦しておくダ~!!

 

そう言うと、大声でコールを始めた。

 

タイダー「いけ! そこの金髪の男!! 茶髪の奴も負けるなダ~~~!!!」

 

……と、本来の目的を忘れたかのように、熱中している。

 

道明寺「誰だか知らねえケド、応援ありがとね~」

 

タイダー「こっちに返事をして来たダ!」

 

道明寺「……ま、それはそうとして……と、もう終わりか? 『自称』最強クン」

 

道明寺の視線の先には、倒れている浩一。

 

どういう……コトなんだ……!?

 

浩一には理解出来なかった。ファクターであるはずの自分が、ただの一般人にのされているのだから。

 

道明寺「お前さぁ、スピードもパワーもあるみたいだけど、戦い方にセンスが無いんだよ」

 

浩一「んだと……!? 一発も当たってねえからって、調子に乗るなよ……!!」

 

道明寺「そんな体勢でカッコつけられてもねェ……ま、ダラダラやんのも俺の性に合わないからさぁ、ちゃっちゃと終わらせ───」

 

辰也「やぁ〜っと見つけたぞジゼラ! こんな所にいたのかよ!!」

 

突然、辰也がやってきた。

 

道明寺「誰だぁ? って……」

 

ジゼラ「ど、どうしたんですか?」

 

辰也「森次さんがさ、お前らを連れて帰れって連絡して来たんだよ。んで、今何やって……」

 

話しながら道明寺の方を向く。辰也と道明寺の間に一瞬、沈黙が入った。

 

道明寺「あんた……辰也さんか?」

 

先に声をかけたのは道明寺。

 

辰也「誠じゃねえか!! 久しぶりだなぁ!!」

 

ジゼラ「久しぶり……って、辰也さん……」

 

城崎「知り合い……なんですか?」

 

辰也「ああそうだぜ、誠は俺の後輩なんだよ」

 

浩一「は……えええぇええぇぇっ!!!?」

 

唐突な発言に対して、驚きを隠せない浩一。

 

辰也「そんなに驚く事でもねえだろ……にしてももう出てきたのか! んで、何やってたんだ?」

 

道明寺「実はかくかくしかじかで……」

 

事の経緯を説明する道明寺。それに対し、呆れ気味に答える辰也。

 

辰也「……要は浩一がお前の友達をボコボコにしたからその報復って事か。だとしてもな~、その辺の不良とかヤクザみたいで『迷惑』じゃねえか?」

 

辰也が知らずの内に発した『迷惑』という言葉……これが一大事の引き金になるとは、まだ誰も思っていなかった───

 

 

 

 

 

───辰也達から少し離れた場所で、タイダーは足元に落ちていた黒い物を拾った。

 

タイダー「ひょええ、やっと見つけたアークダーマが反応してるダ!!」

 

メイワク……メイワク……と、黒い稲妻を発しながら呟く謎の物体。

 

???「あの人間の『迷惑』という言葉に反応したか」

 

近くの隙間から、謎の男が現れる。

 

タイダー「あっ、ベルゼブ様!!」

 

タイダーは突然現れた男……ベルゼブに驚く。

 

ベルゼブ「とにかく、アークダーマが見つかったのだ。早速始めるとしよう」

 

そう言うと、ベルゼブが胸元を開け、中から妖精のような存在……ファルゼブが現れた。

 

ベルゼブ&ファルゼブ「「ジャークパワー照射!!」」

 

そう叫んだ途端、恐ろしい形相に変わったファルゼブから黒い稲妻が走り、アークダーマへと伝わった。

 

そして巨大化したそれは、辰也達の元へと飛んで行った───

 

 

 

第五話 勇者王見参!

 

 

 

〜〜〜

辰也「……しかもここで喧嘩してたら、周りの人が危ねえだろ?」

 

道明寺「まあ確かに変なオッサンいましたケド……ってアレ? いない?」

 

道明寺は先ほどまで人がいた場所を見る。しかし、そこには誰もいなかった。

 

辰也「というかお前……出てきたばっかなのに、問題起こしたらまた戻っちまうじゃねえかよ!」

 

道明寺「ああ~……はい、まあほどほどにやりますよ」

 

浩一「とりあえず、道明寺が瀧城……さんの後輩だってコトはいいから、とっとと続きやろうぜ」

 

道明寺「俺に一方的にやられてたくせにか?」

 

浩一「うっ……」

 

道明寺「ま、いいぜ。こんな面倒ゴト、ちゃっちゃと終わらせちまうかなぁ!」

 

そう叫び、道明寺は両手を上げる。

瞬間───

 

 

 

 

 

───黒いもやが道明寺の背後に現れ、怪物を造りだした。

 

浩一「!? な……何だよ……アイツらは!!」

 

城崎「まさか……加藤機関の……!?」

 

辰也「お前……!」

 

怪物との関係に疑いを持たれる道明寺。しかし、当の本人は……

 

道明寺「……なんだコイツ?」

 

と、何も知らないといった風に、あっけらかんとしていた。

 

浩一「ええええ!? お前が呼んだんじゃねえのかよ!!?」

 

道明寺「いやお前、こんな化け物どうやって呼び出すんだ!?」

 

……と言い争っている所に、その化け物が攻撃を仕掛けてきた。

 

邪悪獣「グゥゥゥッ!!」

 

道明寺「うおっ! こいつら俺達を狙ってんのか!?」

 

辰也「話してる場合じゃねえ! とりあえずお前ら、逃げるぞ!!」

 

辰也達は逃げ出した……が、浩一はそこで立ち止まり、怪物の方を向いている。

 

浩一「……土壇場でナイスな展開だよ。こんなん相手じゃ、道明寺は何もできないもんなァ」

 

辰也「あいつ……もしかして!!」

 

浩一は空に腕を向け、叫んだ。

 

浩一「来いっっ!! ラインバレル!!!」

 

浩一の背後に降り立ち、そびえるは白い巨人、ラインバレル。

 

道明寺「うお~~~! こりゃあ驚いたな……!!」

 

城崎(よ……呼んじゃった……!? 民間人が目の前にいるのに関係ないの!?)

 

無邪気に喜んでいる道明寺とは対照的に、驚きと不安を隠せない城崎。

 

城崎(しかも……)

 

浩一の方を見ると、彼は得意気に笑っていた。

 

城崎(笑ってる……こっち振り返って笑ってるわ……!!)

 

辰也「……あいつ、やっちまったか……なら仕方ねえ。誠、城崎を連れて逃げろ」

 

道明寺「逃げろ……って、辰也さんはどうすんすか?」

 

道明寺の問いかけに、辰也は挑戦的な笑みを浮かべて答える。

 

辰也「決まってるだろ? 俺のやるべき事をやるんだよ!!」

 

そう言うと、腕につけている時計のような物が反応した。

 

時計?「パイロットの意志を確認。イールソウルを呼びますか?」

 

そんなの、当たり前だ!!

 

辰也「来やがれ、イールソウル!!!」

 

辰也が叫ぶと、上空からイールソウルが飛来し、背後に着地した。

 

ジゼラ「た、辰也さん! 今のそれは……」

 

辰也「説明してる暇はねえ! 行くぞ、ジゼラ!!」

 

ジゼラ「は、はい!!」

 

辰也とジゼラは、イールソウルに乗った。

 

城崎「た……瀧城さんまで!」

 

辰也「悪い! けど、しょうがねえだろ! 浩一がもう行っちまったし、それに……どの道こうなる事は、避けられなかっただろうからよ!」

 

ジゼラ「城崎さんは早く逃げて!!」

 

道明寺「スッゲー!! いやぁ、スゲー奴見てるよ今!! ロボットだよロボット! ね!!」

 

城崎「……」

 

やっぱり……最ッ低だわ……と、心の中で毒づく城崎。

 

道明寺「というか俺ら逃げろって言われたし、何なら送ってくけど?」

 

城崎「え?」

 

道明寺「いいからいいから!!」

 

道明寺と城崎はどこかへ消えていった。

 

辰也「……っし、これで心置きなく戦えるぜ!!」

 

ジゼラ「ここで戦ったら周りの人が危ないんじゃないんでしたっけ?」

 

辰也「……普通はな。でも、これはチンピラの喧嘩じゃねえ!! 町を、みんなを守るための戦いなんだ!!」

 

浩一「確かに……ってアンタ、遠回しにオレをチンピラ扱いかよ!!」

 

辰也「たとえ話だろ? いいからやるぞ!!」

 

浩一「あ、ああ……とりあえず行くぞ、ラインバレル!!」

 

辰也達は戦闘を開始した。

 

~戦闘開始~

辰也(初戦闘時)

辰也「にしてもこいつら何なんだ? 加藤機関のアルマにしては寸胴だし、現れ方も違うし……」

 

ジゼラ「色々気にはなりますが、それは後回しです! まずはあれを片付けましょう!!」

 

辰也「ま、それもそうだな……よし、行くぞ!!」

 

 

浩一(初戦闘時)

浩一「んだよ……せっかくカッコいいところを城崎に見せられると思ったのに……でも、今はそんなコトを言ってる場合じゃない!!」

浩一「あいつをとっとと片づけるぞ、ラインバレル!!」

 

 

~~~

辰也「ドゥエ・フレイザァァァーッ!!」

 

浩一「オレも行くぜ!!」

 

イールソウルの両腕に付いている刃……ドゥエ・フレイザーと、ラインバレルの太刀攻撃で、邪悪獣にダメージを与えた。

 

邪悪獣「グゴォォォォ!!」

 

辰也「ぐっ!!」

 

浩一「ああっ!?」

 

しかし、邪悪獣はそれを意に返さないかのように、イールソウルとラインバレルに反撃した。

 

辰也「こいつ……意外と硬え……」

 

浩一「何なんだよ、こいつらは!! 前に戦ったアルマよりも強えぞ!!」

 

ジゼラ「それが3体もいるなんて……」

 

苦戦している2機。それを遠い場合からベルゼブ達は見ていた。

 

ベルゼブ「随分と押しているようだな」

 

不敵な笑みを浮かべるベルゼブ。発された言葉からはどこか得意げな響きを感じる。

 

タイダー「でもベルゼブ様、ライジンオーが来たらどうするんですダ~?」

 

ベルゼブ「心配はいらんぞタイダー、あの辺りにはアークダーマが散らばって……」

 

待てよ……あそこにアークダーマがあるにも関わらず、1つしか見つけられなかった、という事は……

 

ベルゼブ「……タイダー、お前はあの一帯を探さなかったのか?」

 

タイダー「え? ああえっと……あそこでは中学生がケンカをしててダな……」

 

ファルゼブ「喧嘩? 五次元人がたかが三次元人の、それも中学生の喧嘩に怯えるなど、恥ずかしいと思わんのか?」

 

タイダー「怯えてたわけではありませんダ〜! ただ、ちょっと面白そうだったんで、観戦をダなと……」

 

ベルゼブ「この馬鹿者が!! 五次元の侵略をほっぽり出し、喧嘩の観戦にうつつを抜かすなど……恥を知れ恥を!!」

 

あまりにも怠惰な言い訳に憤慨するベルゼブ。しかしすぐに平静を取り戻した。

 

ベルゼブ「……まあいい、我々が優勢だという事に変わりはない。あのアークダーマを利用し、一気に片をつける!」

 

そう言うと、またもや禍々しいエネルギーを溜め出した。

 

ベルゼブ&ファルゼブ「「ジャークパワー照射!!」」

 

稲妻が、辰也達の元へと走る。そしてそれは多くの邪悪獣を作り出した。

 

ベルゼブ「さあ行け、ヤクザードにエキゾーストよ!! あのロボット達を破壊するのだ!!!」

 

~~~

辰也「……どんだけ倒してもきりがねえ……!!」

 

どのくらい時間が経っただろうか、邪悪獣を倒し続けている2機。しかし、増え続ける邪悪獣になす術もなく、彼らは疲弊していた。

 

浩一「さっきからいちいち増えやがって……!」

 

あまりの苦難に、浩一も苛立ちを感じている。

 

浩一「正義の味方を……なめるな!!」

 

ラインバレルが刀を持ち、怒りに任せて斬りかかる。

 

邪悪獣「グオォォォォ!!」

 

浩一「なっ!?」

 

……遅い太刀筋。当然のごとく受け止められ、投げ飛ばされてしまうラインバレル。

 

浩一「がはっ!!?」

 

辰也「浩一!!」

 

ナノマシンによる自己再生機能があるとはいえ、ラインバレルの装甲は傷ついている。

それは、イールソウルも同じだった。

 

邪悪獣「ガアァァァァァッ!!!」

 

辰也「今度は……俺か……!」

 

邪悪獣はイールソウルへと攻撃を仕掛ける。

その寸前───

 

 

 

 

 

???「させるか!!」

 

 

 

 

 

───どこからともなく、白いロボットが攻撃をした。

 

邪悪獣「ゴバッ!?」

 

辰也「!! あれは……」

 

凱「何か分からんが、お前達の相手はこの獅子王凱だ!!」

 

辰也「獅子王凱……!! って事はあれはガイガーか!!」

 

ジゼラ「その反応……もしかして知ってるんですか?」

 

辰也「当たり前だろ!! ゾンダーから地球を守ったって噂の、GGGの勇者なんだからよ!!」

 

以前と同じで、辰也は興奮している。

 

凱「君達は一体……」

 

浩一「! 後ろだ!!」

 

ガイガーの後ろから、邪悪獣が襲おうとしてくるまさにその時───

 

 

 

 

 

???1「剣王ブレード!!」

 

 

 

 

 

───と、ガイガーと同じくらいの大きさのロボットが剣で相手をなぎ払い、攻撃を防いだ。

 

???1「邪悪獣が出たって知らせでやって来たけど……」

 

???2「もう戦いは始まってるみたいだな」

 

???3「というかこんなにいるなんて……僕達大丈夫なの~!?」

 

???1「しっかりしろ、吼児! 相手がうじゃうじゃいんなら、アレしかねえだろ!!」

 

吼児「う、うん!」

 

???2「分かったぞ、仁!」

 

鳥型のロボットとライオン型のロボットに乗っている子供……月城飛鳥と星山吼児が腕にはめているブレスレットに触れた。

その途端、付いていたメダルが日向仁のコックピットへ転送された。

 

仁「ライジンオー、無敵合体!!」

 

仁がそう叫び、残りの穴にメダルを入れると、3機のロボット……剣王、獣王、空王が変形し、合体した。

 

凱「ならば俺も行くぜ!! ファイナルフュージョン!!!」

 

凱も叫び、ガイガーの周りに竜巻が出来上がる。その中に、ステルス機……ステルスガオーと新幹線……ライナーガオー、重機……ドリルガオーが突っ込んで来た。

 

ジゼラ「何が起こってるんですか!?」

 

辰也「まあ見てろって!!」

 

そして───

 

 

 

 

 

仁「絶対無敵! ラァァァイジィィィンオォォォーッ!!」

 

凱「ガオッガイッガァァァァァーッ!!」

 

 

 

 

 

───ライジンオーとガオガイガーが、邪悪獣の目の前にそびえ立つ。

 

辰也「かっけぇ……」

 

浩一「見とれてる場合かよ!?」

 

そして、ヴァーダント、ハインド・カインド、ディスィーブ、グレートマジンガー、ウィングル、マイトガイン、バトルボンバー、ガードダイバー、ゴッドガンダム、シャイニングガンダム、ノーベルガンダムも現れた。

 

辰也「森次さん達だ!!」

 

舞人「助けに来たぞ、辰也、浩一! ……って、そこにいるのはガオガイガー……という事は!!」

 

凱「マイトガイン……その声は舞人か!!」

 

舞人「はい! お久しぶりです、凱さん!!」

 

ドモン「……」

 

どうやら知り合いだった舞人と凱。再会した喜びを分かち合っている一方で、ドモンは困惑していた。

 

レイン「どうしたの? ドモン」

 

ドモン「『その声は』と言ったが、俺にはどっちがどっちだか分からん……」

 

アレンビー「私も……」

 

ガードダイバー「私達の超AIならば、判別可能です」

 

由木「便利ね……超AIって……」

 

鉄也「お前達、今はそんな話をしている場合じゃないだろう」

 

森次「城崎さんと他1名はこちらで保護している。それより瀧城、早瀬……先程まで見ていたが、その様はなんだ? イールソウルとラインバレルの能力に依存した闇雲な戦い方では、いずれ死ぬぞ」

 

浩一「なんだと……?」

 

辰也「了解っす……」

 

森次に指摘され、イラつく浩一と萎縮する辰也。

 

山下「まあ……今はそれどころじゃないっスケドね」

 

鉄也「ああ、まずは目の前の相手を倒す事が重要だ」

 

森次「そうだな……ガオガイガーとそこのロボット」

 

ガオガイガーとライジンオーに通信をする森次。

 

飛鳥「何でしょうか?」

 

森次「こちらはJUDA特務室だ。あの得体の知れない敵を倒すのに協力してくれないか?」

 

凱「JUDA……だって? ああ、別に俺は構いません」

 

仁「敵って……邪悪獣か? 言っておくけどなぁ、アレは元々俺たちの敵だぜ!」

 

飛鳥「こら仁! ……分かりました。あなた方へ協力します!!」

 

協力の意思を見せる2機。彼らと共に、森次達も敵を見据える。

 

森次「……礼を言おう。ではこれより、邪悪獣を殲滅する!!」

 

辰也「了解!!」

 

威勢よく辰也が叫び、刃を構えた。

 

~戦闘開始~

辰也(初戦闘時)

辰也「いや〜それにしてもいい機会だぜ! 何せ、ガオガイガーとあのカッコいいロボットと一緒に戦えるなんてな!!」

 

ジゼラ「嬉しいのは分かりますが、さっき言われた事も考えて戦って下さいね」

 

辰也「分かってるよ! 俺だって何も考えてない訳じゃねえからな!! そんじゃ行くぜ!!」

 

 

辰也(対邪悪獣)

辰也「そういやあいつら、急に現れたよな? 何が原因で出て来たんだ?」

 

ジゼラ「それは分かりませんが、とりあえず今は、敵を倒しましょう!!」

 

辰也「……だよな! 考えてても仕方ねえ! まずはこいつらを片付けてやるぜ!!」

 

 

浩一(初戦闘時)

浩一「戦い方がどうのって……うるさいんだよどいつもこいつも……」

浩一「ああもう! 思い出したら腹が立ってきた! こうなったらこの状況を切り抜けて、森次の野郎を見返してやるよ!!」

 

 

浩一(対邪悪獣)

浩一「数が増えても、俺は絶対に諦めない! 邪悪だか何だか知らねえケド、さっきやられた分はきっちり返させてもらうぜ!!」

 

 

舞人(初戦闘時)

舞人「まさかこんな所で凱さんと会えるなんてな……」

 

マイトガイン「最近はGGGが立て込んでいたからな、私も彼に再会できて嬉しいぞ」

 

舞人「フッ、そうだな。それじゃあガイン、凱さんに会えなかった分、強くなった俺達の力を見せるぞ!!」

 

マイトガイン「了解だ、舞人!!」

 

 

凱(初戦闘時)

凱「舞人と顔を合わせるのも久しぶりだな……そういやJUDAと言えば、政府と協力してマキナを集めてる組織だったか。素性を隠してるのは宇宙開発公団……GGGも同じだな」

凱「……まあいい、まずは目の前の敵を片付ける!! 行くぜ!!」

 

 

凱(対邪悪獣)

凱「邪悪獣……ゾンダーとは違うみたいだが、いくつか類似点も見られるな……」

凱「こいつを倒せば、何かの手がかりが得られる可能性がある……だから、大人しくやられてもらうぞ!!」

 

 

仁(初戦闘時)

仁「ったく、あの森次って人、急に割り込んで来やがって……!」

 

飛鳥「でも、あれだけの数を僕達だけで倒すってのも、少々難しいと思うぞ」

 

吼児「それに、あの人達も悪そうな人じゃないし、いいんじゃないの?」

 

仁「ああもう! お前らうるせえぞ! こうなりゃ、俺たちもやってやる!!」

 

 

仁(対邪悪獣)

仁「邪悪獣め……お前たちの相手は俺たちだ!!」

 

飛鳥「あれだけの数だ、無理はするなよ仁!」

 

吼児「僕達もサポートするよ! だから頑張ろう、仁君!」

 

仁「言われなくったってやってやるさ! 地球防衛組の力、見せてやるぜ!!」

 

 

~~~

凱「ブロウクンッッッ! マグナムッッッ!!!」

 

仁「ライジィィィン! フラァァァッシュ!!!!」

 

ガオガイガーとライジンオーの攻撃で、邪悪獣は残り1体となった。

 

辰也「どうやら、もう復活はしないみてえだな」

 

仁「じゃあ、こいつで最後か! こうなったら……」

 

ライジンオーはシールドを敵の背後へ投げた。シールドから重力波が放たれ、敵の動きが止まる。

 

凱「ならば俺も行くぜ!! ヘル! アンドヘヴン!!」

 

ガオガイガーは両手を光り輝かせ、掌を合わせる。

 

凱「ゲル・ギム・ガン・ゴー・グフォー……はあぁぁぁぁぁっ!!!」

 

仁「ゴッドサンダァァァクラァァァァァーッシュ!!!」

 

凱「ウィィィィィィータァァァァァーッ!!!」

 

ライジンオーが敵を斬り、ガオガイガーが心臓部をえぐり取る。

ガオガイガーの手には、赤い目玉のついた真っ黒な物体……アークダーマが握られていた。

そして、真っ二つにされアークダーマをえぐり取られた邪悪獣は、爆散した。

 

辰也「やっぱり……かっけえよ!!!」

 

ジゼラ「そうですね……」

 

辰也「おっ、ジゼラも分かるようになったか!!」

 

ジゼラ「えっいや……そういう事では……」

 

そうこうしている間にも、森次達は帰還の準備を進めていた。

 

森次「では、戻るとしよう。ガオガイガーとそこのロボットも来てもらいたいのだが、よろしいだろうか?」

 

凱「大丈夫です。大河長官の許可も得ました」

 

仁「俺たちも行くのか?」

 

飛鳥「ここはついて行った方がいいと思うぞ」

 

仁「しょうがねえなぁ~……マリアには後で連絡しとくか」

 

森次「では、これより帰還する」

 

辰也達はJUDAへ戻る……その様子を、ベルゼブ達は遠くから見ていた。

 

ベルゼブ「アークダーマを奪われてしまったのは別にいい……三次元人にはアレの謎は理解出来まいからな。それよりもだ、あれほどの数の邪悪獣でも勝てぬとは……」

 

タイダー「ライジンオーの他にも、ガオガイガーなんて奴も来ましたダ~。そもそも最初に戦ったのは、白とオレンジの変なロボット……あんなのがいるなんて聞いてなかったダ~……」

 

ベルゼブ「だが、この町……ひいてはこの世界にはまだアークダーマがある……それを利用すればいいだけの事だ」

 

タイダー「……そういえばあいつら、仲間で戦ってたダ~。なら、ワシ達も同じ目的の奴らと組めばいいダ~!」

 

ベルゼブ「何を……いや、お前の考えも一理あるな……タイダーにしてはいい事を言うじゃないか」

 

タイダーの意見を素直に認めるベルゼブ。普段は能天気だが、たまには鋭い事を言うのか……と感心している。

 

タイダー「ぐへへ、ありがとうございますダ~!! ベルゼブ様がワシを褒めて下さるなんて……」

 

ベルゼブ「調子に乗るな! ……では、我々も帰るぞ」

 

タイダー「はいダ~!」

 

そして、その辺にある隙間から、2人は消えて行った……。

 

~JUDA社長室~

社長の机では、石神が大河長官と通信で話をしている。

 

大河「……事情は聞いたよ石神君。我々も君達に協力しよう」

 

石神「いやあどうも……こちらも、あの勇者王がついてくれるなら士気も上がるし一石二鳥だよ」

 

大河「全く、調子のいい事を……」

 

石神「でもいいのかい? ボク達に付き合わせちゃって。何より凱クンを借りる事になったら、そっちも困るんじゃないかな?」

 

大河「心配無用だ。こちらにはガオガイガー以外にも、立派な勇者はいるのだからな」

 

石神「それは頼もしいねェ……また困ったコトになったら、彼らにも手を貸してもらうとするよ」

 

大河「ああ……その時は君達にもよろしく頼むぞ」

 

そう言って通信を切る。

 

石神「……さてと、あっちの話はついた。君達はどうするんだい?」

 

今度は別のモニターに目を向ける。そこには、ちょうど小学校くらいの女の子……白鳥マリアが映っていた。

 

マリア「はい! 私達地球防衛組も、あなた方に協力させてもらいます!!」

 

石神「フフ、元気でいいねェ……そう言えば、前に防衛隊……特自からの誘いがあったらしいケド、断ったそうじゃないか」

 

マリア「それは……あの人達はライジンオーを自分達の物にしようとしたからです。でも、あなた方は違って、協力しようって言ってくれた……だから、信用してみようと思ったんです」

 

石神「それは嬉しいねェ……まあ、JUDAでも戦ってるのは大人だけじゃない、君達よりは年上だケド子供もいる……おっと、難しいコトはなしだ!! それじゃあ有事には呼び出させてもらうよ」

 

マリア「分かりました!」

 

マリアも通信を切る。

 

石神「……っと、そういうワケだから、これからよろしくね!!」

 

凱「はい! よろしくお願いします!!」

 

仁「ま、せっかくだしやらせてもらうぜ!!」

 

飛鳥「こら仁、礼儀がなってないぞ」

 

仁「ちぇ~……」

 

飛鳥に指摘され、ふてくされる仁。

 

舞人「また凱さんと一緒に戦えるなんて、光栄ですよ!」

 

凱「こっちこそ頼りにしてるぜ、舞人!!」

 

辰也「そういえば2人は知り合いなんですか?」

 

凱「ああそうさ。俺達GGGと旋風寺コンツェルンは協力関係になってるんだ」

 

舞人「超AIも、GGGと俺達で共同開発して生み出された物なんだ。だから、ガインやあちらの勇者ロボは、言わば兄弟みたいな物だな」

 

辰也「知らなかった……声が似てるだけじゃないんですね」

 

ジゼラ「辰也さん……まあ確かに、言いたい事は分かりますが……」

 

凱「ははは、まあそれ以外にも共通点はあるさ」

 

辰也「それは……?」

 

凱「勇者としての心構え、かな?」

 

辰也「……っ! やっぱり凱さんはカッコいいぜ!!」

 

凱「そう言われると、ちょっと恥ずかしいな……」

 

興奮する辰也と、恥ずかしさで顔を赤らめる凱。

一方その近くでは、地球防衛組と何人かが会話していた。

 

シズナ「ソレにしても、こんなちんちくりんがあのロボットを操縦してたんか」

 

仁「誰がちんちくりんだ!! お前だって同じじゃねえか!!」

 

シズナ「なっ!? お前って……! アンタしつけがなっとらんとちゃうんか!!? ウチはこう見えても中学3年生やで!!」

 

仁「それで中学3年生かよ!? ったく、小学5年生に大人げねえぞ~!」

 

シズナ「んだとこのガキ!? ケツの穴に腕突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか!?」

 

イズナ「も~、やめなよ姉さん……」

 

山下「落ち着けよシズナ~」

 

仁「あっ! チビがこんなところにも!!」

 

山下「こいつ……子供だからって調子に乗るなよ!」

 

イズナ「山下さんまで……」

 

ギャーギャーと喧嘩をしていると、鉄也と森次がやって来た。

 

鉄也「全く……ここはガキの遊び場じゃねえんだぞ!!」

 

森次「これ以上騒ぐのなら、我々が一から礼儀と言う物をたたき込んでやるが……覚悟はいいか?」

 

鉄也は分かりやすく怒っているが、森次はあくまでも冷静で、しかしそこから怒りが読みとれるほどの表情をしている。

 

仁「ひえっ!? す、すみませんでした!!」

 

山下「森次さん……ごめんなさい……」

 

シズナ「ウチも言いすぎたさかい、おイタは堪忍してください!!」

 

それぞれ、口を揃えて謝罪する。

 

石神「まあいいじゃないの! 賑やかな方が楽しいし、何より反省してるんだからさ~!」

 

鉄也「フッ……今回は社長に免じて許してやるとするか。ま、そもそも冗談だがな」

 

森次「だが、次に騒いだら容赦はしない……分かったな?」

 

仁「はい……もうしません……」

 

飛鳥「あの仁がこんなになるなんて……」

 

吼児「森次さんと鉄也さん……相当怖いコンビだね……」

 

流石のガキ大将も、これには萎縮してしまう。

 

ジゼラ「あれ……?」

 

辰也「どうした?」

 

ふと、何かに気づくジゼラ。

 

ジゼラ「早瀬さんはどこへ行ったんですか? 姿が見えないんですけど……」

 

辰也「そういやそうだよな……社長、何か知ってますか?」

 

石神「ああ、彼には部屋のキーを渡しておいたんだよ。瀧城クンに渡したのと同じようなのをね。今頃部屋の中じゃないのかな?」

 

にやぁ……と、笑みを浮かべている石神。

 

辰也「……何か嫌な予感がすんだけど……」

 

石神「いやね、そろそろ劇的な展開ってヤツをさ……彼に与えてあげようと思ってねェ」

 

~JUDA社員寮通路~

浩一「707……707……あ、ここだ」

 

部屋番とカードの数字が一致しているのを確認して、ロックを解除する。

 

浩一(伝えなきゃいけない大切なコトがこの部屋に行けば分かるって言ってたケド……)

 

なぁにが大事なコトだよ、あほらし……と心の中でぼやく。

 

浩一「シャワーだけ借りてさっさと帰……」

 

ドアを開けると、そこには───

 

 

 

 

 

───着替え途中の城崎がいた。

 

浩一「!!? な……が……あ゛き……おっぱ……ちがっっ!!」

 

全力で否定しようとする浩一に、怒り心頭の城崎の鉄拳が襲いかかった。

 

城崎「やっぱりあなたは、最低です!!!」

 

バン、と力まかせにドアを閉じた。

 

浩一「……今の、城崎……だよな? なんでJUDAに……!?」

 

城崎の裸を見てしまったという興奮と、何故こんな所に城崎がいるのかという疑問、そして、殴られた痛みで混乱している浩一だった……。

 

~九州・阿蘇~

阿蘇山の火口深く、そこに平安貴族のような格好をした男が佇んでいた。

 

???「かつての戦いでこの九州の地に張り巡らされたゾーン……これが広がるのも時間の問題……と言いたい所だが、あの女共がこれを防いでいるのだ……」

 

そう言いながら、マグマ溜まりをのぞき込んでいる。

 

???「だが、どうという事はない……邪魔大王国と女王妃魅禍の復活も目前……それに比べればゾーンなどと些細な事よ……そして!!」

 

手に持っていた水晶玉を握り潰した。破片が刺さり、血がどくどくと流れているのも気にせず、話し続ける。

 

???「待っているがよい!! 全てを喰らい尽くす忌々しい存在……ゲッターよ!!!」

 

フヒハハハハハハハハハハと、下品な笑い声が、阿蘇山の火口にこだました……。




中断メッセージ(地球防衛組のスパロボ)
仁「ここでこうして……よし、これで攻撃だ!! ……って、なんで避けられるんだよ!!」

飛鳥「馬鹿だなあ仁は。相手の回避率が30%なんだ、当たるわけないじゃないか」

仁「でも自分の回避率がこんな感じの時に限って、相手の攻撃は当たるんだよな~……おかしいんじゃねえのか?」

吼児「仁くん……確かに僕もそう思うけど……」

飛鳥「そういう時は、『必中』や『閃き』を使えばいいんじゃないか? 攻撃も当たるし、相手の攻撃も避けられるぞ」

仁「そうか……ありがとよ、飛鳥!!」

飛鳥「ふっ……まあこんなのは当然さ。プレイヤーの皆さんも、困った時は精神コマンドを使ってみてね!!」

吼児「じゃあ、またね~!!」
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