スーパーロボット大戦N   作:黒百合蜂

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スパロボT発売! 皆さんは買いましたか? 自分は買いました!
ゲッターも真ゲッタードラゴンというのが出ましたが、新ゲッターロボも出て欲しいです…


第六話 鋼鉄が行く

~飛行機内~

辰也「うおぉぉ~~~見ろよ見ろよ!! 絶景だぜ!!!」

 

ジゼラ「辰也さん、分かりましたから落ち着いて下さい……」

 

飛行機の中で、辰也ははしゃいでいる。空の上から見える景色を見るのが楽しいようだ。

 

辰也「しっかし、空からは色々見れるよな~。菱見高校はもちろん、JUDAや光子力プラント、東京湾のTOKYO JUPITERに宇宙開発公団まで……」

 

山下「全く……遊びに行くわけじゃないんだから、もっと緊張感持てって」

 

前の席から、山下が話しかける。

 

辰也「分かってる分かってる! でも、緊張しっぱなしだと、せっかくの任務も遂行出来なくなるかもしんねえからな!」

 

山下「やれやれ……」

 

呆れながらも笑みを浮かべる山下。一方、辰也とジゼラの隣の座席では、浩一と城崎が話している。

 

浩一「言ってるコトは正しいケド……瀧城さん、年は上なのに子供みたいだよなァ」

 

城崎「そう……ですね……」

 

浩一「しっかし驚いたよ……まさか城崎がJUDAにいたなんて……あ、昨日はゴメン。その、あれは不可抗力というか……いや、そもそも社長が……」

 

城崎「分かっています。あの後、秘書の緒川さんから事情は聞きました」

 

そう言い、顛末を語る城崎。

 

浩一「そっか、良かったァ。じゃあ、これでおあいこってとこかな」

 

城崎「おあいこ?」

 

城崎が首を傾げる。

 

浩一「だって城崎はオレを監視するために学校に来たんだろ? 城崎が中途半端な時期に転校してきたコトや、JUDAに転校生のジゼラがいたコト、そしてお前らがJUDAの人間だってコトを考えれば……そうなんだろうなって」

 

城崎「だとしたら……あなたは怒りますか?」

 

シートベルトをぎゅっと握り締める城崎。その手と声は震えていた。

 

浩一「怒らないよ」

 

意外な返答に、え、と首を傾げる城崎。

 

浩一「そりゃあ監視されてたなんて正直気分悪いケド、でもそれは城崎の意志でじゃないんだろ? だからお互い、今回の件で怒るんなら相手はあの社長だよ」

 

城崎「……そうかも……知れませんね」

 

浩一の言葉で、お互いに安心した表情になる。

 

鉄也「そういや、舞人や凱、地球防衛組の奴らはどこにいるんだ?」

 

由木「旋風寺君とガインは旋風寺コンツェルン、獅子王さんはGGGで、地球防衛組の皆は陽昇小学校で待機している……との事です」

 

鉄也「そうか……ところで森次、俺達は飛行機に乗れとしか言われていないが、一体どんな任務を行うんだ?」

 

鉄也が森次に話しかける。分かった、と一言森次が返事をし、皆の方へ話し始めた。

 

森次「では、我々の任務を伝えよう。まず、この飛行機は下関へ向かっている」

 

シズナ「下関ぃ? そらまた妙なところやケド……そこで何するんです?」

 

森次「下関にはビルドベースという組織がある。そこで彼らと合流し、ゾーンの調査を行うコト……ソレが今回の我々の任務だ」

 

ジゼラ「ビルド……ベース? ゾーン?」

 

聞き慣れない言葉に、ジゼラが困惑する。 

 

辰也「えっとな……ビルドベースってのは、かつて邪魔大王国と戦った研究所なんだよ。で、ゾーンはその戦いの影響で出来た竜巻みてえな奴だ。そんでこっからがワクワクする話なんだけどよ……その戦いの中心になったのが、あの鋼鉄ジーグだ!!」

 

ジゼラ「ああ……はい……」

 

いつものように興奮する辰也に、呆れ気味のジゼラだった。

 

浩一「ゾーンに鋼鉄ジーグか……社会の授業でちょっとだけやったっけ」

 

レイン「昔は一大ニュースになってたらしいけど、今となってはもう日常の一コマね」

 

ドモン「しかし辰也よ、まさかとは思うが……お前はジーグを見た事があるのか?」

 

辰也「本で読んだだけですけどね。そもそも50年前の戦いなんですし、本物を見てた人がいるとしても、石神社長くらいっすよ」

 

でも社長は見た事あんのかな? と思う辰也。

 

森次「……説明は以上だ。全員、気を引き締めてかかれ」

 

辰也「はい!!」

 

飛行機のアナウンスが着陸を告げる。様々な事を考えつつ、辰也は着陸に備えて準備をした。

 

~ビルドベース~

辰也達はビルドベースへ着いた。

 

辰也「はえ~すっごい……ここがあのビルドベースか……」

 

ビルドベースを間近で見る……どころか入っているので、興奮しすぎて息を飲む辰也。

 

???「あなた達がJUDA特務室の方々ね。ようこそビルドベースへ……まあ、ここの人間ではない私が言うのは変な感じがするけれど」

 

白衣を着たクールな雰囲気の女の人が、特務室一行の元へと来る。

 

森次「あなたは?」

 

ミチル「私は早乙女ミチルよ。本当は浅間山の新早乙女研究所に籍を置いているけど、父に言われてここにね」

 

森次「早乙女ミチルさん……ですか。よろしくお願いします」

 

お互いに握手を交わす。

 

???「……いや~すみません! 夜通し研究してたもんで、つい寝過ごしちまって……」

 

そこへ、スーツとモノクルを身に着けている、特徴的な髪型の男が来た。

 

辰也(あの人……もしかして!!)

 

ミチル「……遅いわよ、兜博士」

 

兜……って!

 

突然の出来事に、辰也の心臓は高鳴っている。

 

甲児「おっと! お見苦しい所を見せてしまい、申し訳ありません。俺は兜甲児です! まあ、皆さんも名前は聞いた事があると思いますが……」

 

辰也「やっぱり、あの兜甲児だ!!!」

 

ジゼラ「ちょ、ちょっと……」

 

あの兜甲児と会えた……その事に感動と興奮を覚える辰也。

 

甲児「お……おお? まあ、とりあえず落ち着きなって……」

 

辰也「何言ってんですか!! あの兜甲児ですよ!!? Dr.ヘルから地球を守った英雄!! くろがねの城ことマジンガーZのパイロット!! それが俺の目の前にいて、どうして落ち着いてられますか!! ってああすみません、俺は瀧城辰也って言います!!」

 

鉄也「全く……そこまでにしとけ、辰也」

 

興奮している辰也を下がらせる鉄也。すまねえな、と鉄也が言う。首を横に振り、大丈夫だと答える甲児。

 

鉄也「まさか、お前がビルドベースにいるなんてな……さやかの機嫌でも損ねたか?」

 

甲児「ははっ、面白え冗談だな……共同研究の一環で、俺が派遣されただけだ。お前こそ、今頃はもうアメリカなんじゃないかと思ってたぜ」

 

鉄也「そっちの任務にはまだ時間があるからな。それに可愛い部下の付き添いもある……ま、色々と楽しい所だぜ」

 

甲児「そうか……お前が楽しそうならそれに越した事はないけどな」

 

ミチル「話してる暇はないわ。今回はゾーンの調査で来てもらった……のだけど、今しがたこの下関に鬼の反応があったのよ」

 

辰也「鬼?」

 

ドモン「もしやそいつらは、以前スタジアムやJUDAを襲った……」

 

ミチル「鬼を見た事があるの? こんな時じゃなかったら色々聞けたのに……まあいいわ、既に別の部隊には出てもらったけど……特務室の方々にも出動して欲しいの」

 

森次「分かりました……では、任務開始だ。旋風寺コンツェルン、及びGGGや地球防衛組にも連絡を取れ」

 

山下「了解っス!!」

 

 

 

第六話 鋼鉄が行く

 

 

 

~下関~

舗装された山道、そこを1台のバイクが走っていた。

 

剣児「畜生、何なんだよこいつらは!! いくら走っても振り切れないぞ!!」

 

バイクに乗っている少年……草薙剣児は、追ってくる鬼に対して文句を垂れる。

その鬼の後ろからは、6機の戦闘機が飛んでいた。

 

柳生「ちっ、鬼の数が多いとは……面倒だな」

 

竜馬「ゲッターに変形すりゃちょちょいのちょいなのによ……まどろっこしいぜ!!」

 

身堂「確かにそうだが、目的はあの少年を囲い込む事だ」

 

隼人「その目的に適しているのは、ゲットマシンの状態のみだからな」

 

門子「面倒くせえなぁ、とっとと終わらせて反撃しようぜ!!」

 

弁慶「ああ、全くだ!!」

 

6機の戦闘機……ビルドエンジェルとゲットマシンが鬼を蹴散らしていく。

そこへ、1機のロボットと戦闘機が現れた。

 

シロー「皆さんお待たせしました! WSO参番隊隊長兜シロー、これより戦線へと加わります!!」

 

柳生「遅いぞ、シロー!!」

 

竜馬「もうちょっと早く来やがれってんだ!!」

 

シロー「いや~申し訳ない、こいつらを先導していたもんで……」

 

シローの駆る機体……イチナナ式の後ろには、ビッグシューターと呼ばれる戦闘機が付随していた。

 

つばき「すみません皆さん!」

 

鏡「遅れて何だが、謝罪は後にしよう。つばき、あれを頼むぞ」

 

つばき「了解! ジーグパーツ、シュゥゥゥーーート!!」

 

そう叫びながら、レバーを押し出す。すると、ビッグシューターから巨大な人のパーツが飛び出した。

 

剣児「うわぁぁぁ!? 手が! 足が!!」

 

逃げ続ける剣児。

 

つばき「剣児! 剣児、逃げないで!! それは敵じゃない、あなたの力よ!!」

 

そんな剣児の元に、つばきから通信が入る。

 

剣児「つ、つばき!? つばきなのか!?」

 

つばき「ジーグパーツが雷鋼馬の相違磁場フィールドに到達したら、ビルドアップサインが出るわ!!」

 

剣児「び……び?」

 

つばき「両手の拳と拳を合わせて!」

 

剣児「うぇ……拳?」

 

つばき「いいから早く!!」

 

剣児「は、はい……」

 

剣児が拳をぶつけた瞬間、彼の周りに電流が流れた。

 

剣児「うおわ、何じゃこりゃ!?」

 

剣児のバイクは浮き上がり、巨大な頭部へと変わった。

そこから下へ下へと、どんどんパーツがくっついていく。

 

 

 

 

 

───そしてそれは、1つの巨大な人形(ひとがた)となった。

 

つばき「剣児が……剣児がジーグになれた!!」

 

剣児「何がどうなってやがんだ……?」

 

ジーグとなった剣児は、今の状態に首を傾げている。

 

つばき「説明したいけど……それは後よ!! まずはあの鬼を倒して!!」

 

剣児「お……おお!?」

 

竜馬「おいおい、とんでもねえモンが出てきやがったな! んで隼人、もうあのガキを追い込まなくてもいいんだろ? って事はよ……」

 

隼人「ああ……合体だ、竜馬!」

 

弁慶「やっとか……この時を待っていたぞ!」

 

竜馬「よっしゃ! 行くぜ!!」

 

竜馬もレバーを引き、叫ぶ。

 

竜馬「チェェェーンジゲッタァァァーワンッ!!!」

 

 

 

 

 

───すると、ゲットマシンが1つに合わさり、こちらも人型のロボットになった。

 

身堂「ジーグに……ゲッターロボか……」

 

柳生「ビルドアップ、およびゲッターチェンジを確認した」

 

門子「お、おい! 俺たちのビルドエンジェルにもああいうのはねえのか!?」

 

柳生「早乙女、残念だがビルドエンジェルに変形機構はない」

 

門子「だよなぁ……」

 

がっくりと肩を落とす門子。

 

身堂「まあいいじゃないか。合体出来なくとも、私達は強いという事を思い知らせてやればな!!」

 

門子「お、おう!!」

 

柳生「身堂、早乙女、お前達は私の下につけ」

 

2人「「了解!!」」

 

シロー「俺も行きますよ、柳生さん!!」

 

柳生「ああ、では行くぞ!!」

 

ジーグとゲッターが揃い、ついに彼らの反撃の狼煙が上がった。

 

~戦闘開始~

剣児(初戦闘時)

剣児「片づけるって言ったって、何がどうなってるか分かんねえよ!!」

 

鏡「とにかく戦え、剣児! お前のその力で、あの鬼を倒すんだ!!」

 

つばき「その為のアシストはするわ。だから思いっきりやっちゃって!!」

 

剣児「鏡までいやがるのか!? それに戦えって……! まあいいや……何だか知らねえが、この俺をボコれると思うなよ、鬼共!!」

 

 

鏡(初戦闘時)

鏡「ひとまずの目的は果たした……後は奴らを蹴散らすのみ!」

 

つばき「ええ……ビルドベースを鬼に襲わせる訳にはいかないわ!」

 

 

柳生(初戦闘時)

柳生「あの少年がジーグとなった……か」

 

身堂「ひとまず、問題点は解決したか。後はあいつが、どこまでやれるか……だがな」

 

門子「だが今は、こいつらを蹴散らすだけだ!!」

 

柳生「……ああ、ごちゃごちゃと考えていても仕方がない! 今は奴らを片付けるぞ!!」

 

 

竜馬(初戦闘時)

竜馬「あれが鋼鉄ジーグか……しっかし、こんなへんぴな場所にも鬼の野郎は出てくんだな」

 

隼人「ああ……この地に何かがあるのか……それともジーグとゲッターに引き寄せられたのか……あるいはその両方か……」

 

弁慶「あまり難しい事を言うな!! 眠くなっちまうぞ!!」

 

竜馬「弁慶の言う通り、ごちゃごちゃ考えんのも面倒くせえ! 一気に片づけてやるぜ、鬼共!!」

 

 

シロー(初戦闘時)

シロー「鋼鉄ジーグにゲッターロボ……噂以上にすごそうな奴だぜ……」

シロー「だがよ、俺のイチナナ式も負けてねえ!! やい聞け鬼共! こいつで鬼退治と洒落込んでやるから、首を洗って待ってやがれ!!」

 

 

~~~

竜馬「ゲッタァァァーーートマホォォォーーークッ!!!」

 

剣児「えっと……こいつでどうだ!!」

 

ゲッタートマホークとナックルボンバーで、最後の鬼は全滅した。

 

竜馬「へっ、どんなもんよ!!」

 

隼人「まだ油断はするな」

 

隼人の言葉通り、双方共に疲弊しつつあった。

 

つばき「! レーダーに反応が!?」

 

柳生「こいつは……もしや!!」

 

すると、ジーグ達を取り囲むように鬼達が現れた。

 

竜馬「まだ来やがるか!!」

 

柳生「! 待て!! あそこにいるのは……」

 

柳生の見ている方向には、岩の塊のような物体があった。

そしてそいつはジーグの方を向き───

 

 

 

 

 

───黒色のビームを放った。

 

剣児「うおわっ!?」

 

間一髪で避けるジーグ。当たった場所は抉られたように消し飛んでいた。

 

剣児「と……とんでもねえ威力だぜ……」

 

つばき「そうね……もしあのままだったら、ジーグは……!」

 

柳生「そうだな……そして奴はおそらく、ハニワ幻神!!」

 

隼人「ハニワ幻神……かつて先代の鋼鉄ジーグと戦った邪魔大王国の連中か」

 

シロー「けど、何でそんな大昔の奴らが今更ここに出てきたんだ!?」

 

竜馬「考えてる場合かよ!! 相手が向かってくんなら、こっちもやってやるぜ!!」

 

身堂「! 迂闊に近づくな!!」

 

ゲッターロボがハニワ幻神……魔愚羅に近づくと、そいつは火炎弾を放った。

 

竜馬「のわっ!? 回避が間に合わねえ……こうなりゃ!!」

 

火炎弾が当たる寸前、オープンゲットと竜馬が叫ぶ。すると、ゲッターロボがゲットマシンに分離した。

 

隼人「間一髪だったな……だから迂闊に近づくなと……」

 

竜馬「うっせえぞ隼人! 第一てめえは何も言ってなかっただろうが!!」

 

門子「ごちゃごちゃやってんじゃないよ! 早く逃げろってんだ!!」

 

門子の怒号ですぐさま戻るゲットマシン。魔愚羅の射程から抜けるとすぐに、ゲッターロボに再変形した。

 

弁慶「さて、どうするか……接近しても離れても危険だ……」

 

つばき「! レーダーに反応が! ビルドベースの方向からです!!」

 

柳生「……来たか!」

 

すると、その地点にロボットの軍団が現れた。

 

凱「何とか間に合ったようだが……」

 

ドモン「あの鬼共……やはりJUDAを襲った奴らか!!」

 

辰也「そうみたいです……ん?」

 

ジゼラ「どうしまし……あっ……」

 

ジゼラが辰也の方を見た時、彼女は察した。辰也はかつての英雄、鋼鉄ジーグの方を見ていたのだから。

 

辰也「あれ……マジかよ……ジーグじゃねえか!!!」

 

ジゼラ「はぁ……また始まった……」

 

辰也「邪魔大王国と戦った九州の防人! マグネパワーでハニワ幻人を全滅させた伝説の巨人!! まさか間近で見られるなんて……」

 

山下「いや、全滅させてたとしたらあそこにいるのは何なんだよ……」

 

山下の冷静なツッコミも、辰也の耳には入らなかった。

 

辰也「でも、本で見たやつとは結構違うな……あんなにトゲトゲしてねえし……」

 

鉄也「辰也、そこまでにしろ。今はその邪魔大王国がいるみてえだからな」

 

辰也「あ、はい。すみません……」

 

ジゼラ「もうちょっと時と場合を考えましょうね」

 

鉄也に注意され、ジゼラにたしなめられる辰也。

 

シロー「相変わらず手厳しいですね、鉄也さん」

 

鉄也「その声……シローか!」

 

シロー「ええ、任務で兄貴の付き添いに……っと、詳しい話は後でも出来ますね」

 

鉄也「そうだな」

 

柳生「由木に鉄也……久しぶりの奴もいるが、思い出話をしている暇はないな」

 

そう言うと、柳生はレーダーにラインを引き、各ロボット、戦闘機へ送った。

 

柳生「このデータの通り、あのハニワ幻神と鬼共をビルドベースに近づけるな! 我々の協力者……JUDA特務室の後ろのラインまで下がらせたら負けだと思え!!」

 

森次「だそうだ。今我々が立っている後ろに奴らを入れされるなよ」

 

辰也「はい!!」

 

~戦闘再開~

辰也(初戦闘時)

辰也「あの鋼鉄ジーグと戦えるなんてな……しかもイチナナ式や赤くてカッコいいロボまで……」

 

ジゼラ「辰也さん?」

 

辰也「あっスマンスマン! 今はそう言ってる場合じゃねえよな!! とりあえずまずは、アイツらを片付ける!!」

 

 

辰也(対魔愚羅)

辰也「あの岩みてえなのが……ハニワ幻神か……」

 

ジゼラ「あれ……見ただけでも強いって分かります!!」

 

辰也「だとしても俺達は負けねえ!! 諦めたらそこで、ビルドベースは壊滅するからな!!」

 

ジゼラ「はい!!」

 

 

浩一(初戦闘時)

浩一「鬼……よく見ればラインバレルも鬼みたいな格好だよな……」

浩一「まあ、今はそんなコトを考えてる暇がねえ!! 奴らを倒すぞ、ラインバレル!!」

 

 

浩一(対魔愚羅)

浩一「岩の化けモンが……オレ達の邪魔してんじゃねえ!!」

浩一「昔の妖怪は、大人しく引っ込んでろよ!!」

 

 

JUDA(初戦闘時)

森次「鬼……JUDAを襲ったのと同一個体だが……それと関係があるのか?」

 

シズナ「考え事しとる暇はあらへんよ、森次さん!!」

 

イズナ「今はアイツらを近づけないコトに専念しましょう!!」

 

山下「皆でビルドベースを守り抜くッスよ!!」

 

森次「……そうだな。奴らをビルドベースに近づけるな! 徹底的に迎撃しろ!!」

 

 

ガンダムファイター(初戦闘時)

ドモン「スタジアムやJUDAを襲った鬼……目覚めた理由は分からん……だが!!」

 

レイン「あれを撃ち漏らしたら、ビルドベースだけじゃなくてこの下関も壊滅するわ!!」

 

アレンビー「絶対にアイツらを倒す!!」

 

ドモン「考えている暇はない!! ここで奴らを蹴散らしてやるっ!!」

 

 

ドモン(対魔愚羅)

ドモン「岩の集合体……いや、もっと別の何かか……?」

ドモン「だが、今はどちらでもいい! まずは、貴様をここで食い止める!!」

 

 

WSO(初戦闘時)

鉄也「久しぶりだな、シロー。積もる話は色々あるが……」

 

由木「今はそれどころじゃないわ。あの鬼とハニワ幻神を倒すわよ!!」

 

シロー「鉄也さんに由木大尉……了解!! 兜シロー、標的を殲滅します!!」

 

鉄也「立派になったな……俺達も行くぞ!!」

 

 

シロー(対魔愚羅)

シロー(鉄也さんや由木大尉も来てくれた……けど、俺にも参番隊隊長としての意地がある!!)

シロー「ハニワ幻神!! こっから先は一歩も通さねえぜ!!」

 

 

舞人(初戦闘時)

マイトガイン「知性のない怪物か……」

 

舞人「町を襲うというのならば、俺達勇者特急隊が止める! 行くぞガイン! ビルドベースを、町を守る為に俺達は戦うんだ!!」

 

 

舞人(対魔愚羅)

舞人「岩の怪物……あれがハニワ幻神か……」

 

マイトガイン「気をつけろよ舞人! 奴のパワーは未知数だ!!」

 

舞人「分かった! だが俺達も引き下がる訳にはいかない! あのハニワ幻神に、俺達の力を見せてやるぞ!!」

 

 

凱(初戦闘時)

凱(ハニワ幻神と邪魔大王国……かつて九州を恐怖に陥れた怪物……!)

凱「そんな奴が何故復活したかは今はいい! 俺はお前達を倒すっ!!」

 

 

凱(対魔愚羅)

凱「岩の化け物が! お前をビルドベースにたどり着かせる訳にはいかない!」

凱「ここでお前を食い止める! 行くぞ、ガオガイガー!!」

 

 

仁(初戦闘時)

仁「邪悪獣じゃねえけど、何かヤバそうだ!!」

 

飛鳥「気をつけろよ仁……いくらライジンオーでも、あれだけの数に囲まれたら……!」

 

吼児「うう……怖いけど……やるしかないよ!!」

 

仁「ああ! あの化け物どもに、絶対無敵のパワーを見せてやるぜ!!」

 

 

仁(対魔愚羅)

仁「やいやい、石ころ野郎!! お前なんか怖くねえよ~だ!!」

 

飛鳥「馬鹿! 何言ってんだお前は!!」

 

吼児「こっちに向かって来るよ~!!」

 

仁「よし、これでビルドベースには向かねえ……ハニワ野郎! ライジンオーのパワーを受けてみやがれ!!」

 

 

剣児(初戦闘時)

剣児「何かだんだん分かって来たぞ……頭じゃなくて体で、ジーグの事が!!」

剣児「急に来た奴らにばっか頼れねえ!! 俺は俺で、アイツらを倒す!!」

 

 

剣児(対魔愚羅)

剣児「こいつがハニワ幻神……ジーグの……人類の敵か……!」

剣児「上等だ!! 全滅させてやるぜ、ハニワ幻神!!」

 

 

柳生(初戦闘時)

柳生「鉄也に由木……立派になったもんだ……」

 

身堂「感傷に浸ってる暇があるなら、少しでも奴らを倒すぞ」

 

門子「ビルドエンジェル隊は現役だってのを、若いのに教えてやるぜ!!」

 

柳生「……そうだな。では行くぞ!!」

 

 

柳生(対魔愚羅)

柳生(鬼の出現は、やはり邪魔大王国の復活の予兆だったか……!)

柳生「身堂、早乙女、奴を片付けるぞ!! 一歩もビルドベースに近づける訳にはいかない!!」

 

身堂&門子「「了解!!」」

 

 

竜馬(初戦闘時)

竜馬「どいつもこいつもジーグかよ……ま、注目されねえ分、逆にやりやすいけどな」

 

隼人「1人で勝手にやってろ……と言いたいが、ゲッターは3人いないと力を発揮しないからな」

 

弁慶「お前の馬鹿騒ぎにも付き合ってやるぞ、竜馬!!」

 

竜馬「おうよ! 隼人、弁慶、あいつらにゲッターの恐ろしさを味わわせてやろうぜ!!」

 

 

竜馬(対魔愚羅)

隼人(こいつがハニワ幻神……鬼が出現したのはこのせいか……?)

 

竜馬「おい隼人! ぼーっとしてんなよ!!」

 

弁慶「力比べなら俺がやるぞ、竜馬!!」

 

竜馬「馬鹿言ってんじゃねえ! あんな奴の相手なんざ、ゲッター1で十分だ!!」

 

 

~~~

竜馬「ゲッタァァァァァーーービィィィィィーーームッ!!!」

 

剣児「ダイナマイトキィィィィィック!!!」

 

シロー「兄貴ゆずりの戦い方、受けてみやがれ!!!」

 

鬼「グガァァァァァッッッ!!!」

 

ゲッターロボ、鋼鉄ジーグ、イチナナ式の攻撃により、鬼は全滅した。

魔愚羅も相当のダメージを負っている。

 

辰也「あとはあのハニワ幻神だけだ!!」

 

剣児「おうよ! 任せな!!」

 

鏡「剣児、スピンストームだ!! 強力な磁場マグネ砲で、奴を倒すぞ!!」

 

剣児「スピンストーム……こいつか!?」

 

剣児がレバーを引くと、ジーグがポーズを決め、腹にエネルギーを溜めた。

 

鏡「それだ! それを撃て、剣児!!」

 

剣児「ああ! これで決着だぜ……スピンストォォォォォーーーム!!!!!」

 

そして、ジーグがスピンストームを放った。

 

魔愚羅「グウゥ……!!」

 

ハニワ幻神……魔愚羅はバラバラになり、消滅した。

 

剣児「終わった……のか?」

 

鏡「そうだな」

 

柳生「では、これより帰還する」

 

森次「我々も行くぞ」

 

柳生と森次の指示によって、全員はビルドベースへと帰還した。

 

~ビルドベース~

剣児「ここが……あのビルドベースなのか……?」

 

ビルドベースへと帰還した剣児。ジーグに乗って戦ったのは初めてで、その負荷によって全身に怪我を負ったため、体中に包帯を巻いている。

 

つばき「あっ剣児! 大丈夫だった?」

 

剣児「つばきか! いやこの通り、けがはしてるけど動けるぜ!!」

 

つばき「そうなの……ごめん! ちゃんと説明してからジーグのパイロットになってもらう計画だったのに……」

 

鏡「ま、順序は入れ替わったが、概ね予定通りと言った所だ」

 

剣児「お、おう……っておい! どういう事なんだ!?」

 

つばきと鏡の説明に、声を荒げる剣児。

 

鏡「説明は後だ。今は顔合わせの時間だからな」

 

剣児「ああ!? 訳分かんねえ状況で顔合わせだぁ!? そんなもん納得出来ねえよ!!」

 

辰也「まあ落ち着けよ。俺だってハニワ幻神が復活したってのには驚いたけどな……ま、それはそれ、これはこれだ。ってか、あのジーグを操ってたのか? どうだったんだ!? あれを操った感想は!?」

 

剣児「おまっ……急に何だよ!!」

 

辰也「ああ悪い悪い、色々とすげえもんが見れたからつい興奮しちまって……俺は瀧城辰也だ。よろしくな!!」

 

ジゼラ「辰也さん……あの、私はジゼラ・ジェノです」

 

浩一「オレは早瀬浩一……」

 

城崎「私は……」

 

山下「僕……」

 

剣児「お、俺は……」

 

……と、同年代でそれぞれの自己紹介が終わった。

 

甲児「へぇ〜、こいつらが例のゲッターチームですか」

 

その一方では、甲児の元に竜馬達が顔を合わせていた。

 

ミチル「チームとは名ばかりのゴロツキ集団よ、規律もへったくれもありゃしないわ」

 

竜馬「言いてえ事言ってくれんじゃねえか、鬼娘さんよ」

 

ミチル「チーム結成初日から喧嘩ばかりの男がよく言うわね」

 

相変わらずのゲッターチームに呆れ気味のミチル。

 

甲児「……はは、賑やかで楽しそうですね」

 

ミチル「そう思えるのも今のうちよ。何ならあなたも早乙女研究所に移るかしら?」

 

甲児「いやぁ、ありがたく遠慮させてもらいますよ……そういや、鉄也も同じ事を言ってましたねぇ……部下の2人が喧嘩ばっかで飽きないのかって」

 

そんな時、神妙な顔をして舞人が現れた。視線の先にいるのは神隼人。

 

舞人「……」

 

隼人「どうした、俺に何か用か?」

 

舞人「いえ……」

舞人(テロリストの神隼人……俺の知っている犯罪者達とも手を結んでいたという情報があるが……)

 

竜馬「ま、乗りかかった船だ。仲良くしようぜ、坊主!」

 

疑念を抱える舞人の肩を叩く竜馬。

 

舞人「え、ええ……」

 

そしてその近くでは、鉄也達が話をしている。

 

柳生「久しぶりだな。鉄也」

 

シロー「お久しぶりですね、鉄也さん!」

 

鉄也「お久しぶりです、柳生大佐……いえ、今はもうWSOをお辞めになっていましたね。シローも久しぶりだな」

 

鉄也に対し、気にするなと声をかける柳生。

 

由木「お久しぶりです、柳生大……さん。兜隊長も久しぶりね」

 

柳生「由木じゃないか。ふふっ、スカーレットの所の技官が、もうこんな立派になってな……」

 

由木「あ、ありがとうございます!!」

 

冷静な態度に努めていたが、かつての上官に褒められて思わず嬉しくなる。

 

鉄也「WSOのビルドエンジェル隊……3名という少人数だが、グレンファルコン隊やデスカプリーズ隊に並ぶ程の戦果を上げていた……WSOを辞めてからの所在は掴めませんでしたが、まさかここにいたとは……」

 

柳生「あの2人が配属されてから、ゾーンとやらに興味を持ってな……二足のわらじでしばらく続けていたが、思い切って辞めたよ。そっちの方が、集中して奴らと戦えるからな」

 

シロー「奴ら……さっきの鬼やハニワ幻神か……」

 

鉄也「そしてそれらを使役している集団……邪魔大王国ですね」

 

柳生「その通りだ。分かっていると思うが、覚悟して戦いに挑め」

 

鉄也「了解しました」

 

決意を胸に、凛とした顔を向ける鉄也達。かつての部下のその顔に、つい笑みがこぼれる柳生だった……。

 

~九州・阿蘇~

阿蘇山の奥深くのマグマ溜まり、その中から塔のような何かが突出していた。

 

……その塔の先端部から、禍々しい瘴気を孕んだ巨大な女が現れた。

 

???1「殺してやる……忌々しい人間共……皆殺しじゃあぁぁぁーっ!!!」

 

女の雄叫びと共に、マグマから竜が飛ぶ。その竜が女の体に巻き付いた。

 

???2「ようやくこの地へと復活を遂げましたか……女王妃魅禍よ」

 

平安貴族のような男が、女王妃魅禍へと声をかける。

 

妃魅禍「晴明か……この程度の封印なぞ、妾にとってはうたた寝に過ぎん。故に貴様がおらぬとも封印は解けた。過ぎた真似をしおって……」

 

晴明「それはとんだ粗相を……しかし私の力によって、妃魅禍様はより早くお目覚めになられた……お気に障るようでしたらご容赦の程を」

 

妃魅禍「……まあよい。これより他の者の封印を解く。壬魔使! 阿魔疎! 壱鬼馬!」

 

妃魅禍が叫ぶと、マグマの中から壬魔使が、結晶の中から阿魔疎が、そして、巨大な像の中から壱鬼馬が現れた。

 

壱鬼馬「邪魔大王国を統べる麗しの女王妃魅禍様……今ここに忠実なる僕……壱鬼馬!」

 

壬魔使「壬魔使!」

 

阿魔疎「阿魔疎!」

 

晴明「そして、この安倍晴明……」

 

4人「「「「参上致しました!!」」」」

 

口を揃え、邪魔大王国の重鎮達が妃魅禍に隷属の構えをとる。

 

妃魅禍「人間共がまだこの大地に蔓延っておるようじゃ」

 

阿魔疎「皆殺しに……ヒヒ……するゥゥ~!!」

 

壬魔使「何なりと御命令を!!」

 

妃魅禍「妾は感じた。目覚める瞬間……銅鐸の鼓動とゲッターの意思……そして、隠者の恒星をな!!」

 

その言葉を聞いた途端、壱鬼馬、壬魔使、阿魔疎の目にギョロリと瞳が現れる。

晴明は、開いている目をぐわりと更に開けた。

 

壱鬼馬「我らの望みを叶えし銅鐸……!!」

 

晴明「そして……憎きゲッター!!」

 

壬魔使「隠者の……恒星!!」

 

妃魅禍「此度こそ、人間共から銅鐸を奪い返し、ゲッターを始末するのじゃ!!」

 

4人「「「「仰せのままに!!」」」」

 

そして、彼らは闇の中へと消えていった……。




中断メッセージ(ビルドエンジェル隊のプレイ)
門子「よし、こいつで終わりだ!!」

身堂「待て早乙女、ちゃんと『努力』と『幸運』はかけたか?」

門子「ああ? そんなもんかけてねえぞ!」

身堂「……『努力』は自分の取得する経験値が2倍になるんだ。『幸運』は相手を撃墜した際に得られる資金が2倍になる……」

柳生「この2つを活用すれば、効率よく機体やキャラクターを育てる事が出来る。また、ない場合は『応援』と『祝福』をかけるんだ」

門子「なるほどな……んじゃ、気を取り直してやるとするか!」

柳生「プレイヤーの皆も、これら精神コマンドを活用して、快適なスパロボライフを送りましょうね♡」
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