作中でも明記していますが、結構偏った編成になっています…
~ビルドベース~
甲児「……と、以上がビルドベースと鋼鉄ジーグ、ゲッターロボ、そして邪魔大王国の説明でした」
スクリーンをバックに立っている甲児。パチパチと、周りからまばらに拍手の音が聞こえる。音の主は早乙女ミチルともう1人……司馬遷次郎だ。
司馬「中々の物じゃな……流石は剣造の息子なだけある」
甲児「そう言わないで下さい。父にはまだ敵いませんから」
ミチル「何を言っているの。かつてDr.ヘルの手から地球を救い、ミケーネとの戦いでも剣鉄也と協力して戦ったあの兜甲児が……武蔵坊君、眠ってないで早く起きなさい」
弁慶「んお……これは申し訳ない……」
つばき「ほら剣児、起きて!」
剣児「ぐご……んあ?」
ミチルとつばきが、寝ている両名を起こす。目をこすりながら、2人は起き上がった。
竜馬「あの2人はそんな退屈な説明なんざ聞いてられねえってな。ま、俺も同じだけどよ」
ミチル「あなたねぇ……!」
司馬「放っておけ。馬鹿に何を聞かせても無駄じゃ。そんな奴らにはせいぜいハニワ幻神や鬼の餌がふさわしいわ」
竜馬「てめえ……!」
剣児「このクソジジイ……!」
隼人「フン……見苦しいぞ竜馬」
鏡「全く……馬鹿かお前は」
竜馬「んだと隼人! てめえはあのジジイの肩を持つのかよ!!」
剣児「鏡! てめえもあっち側かよ!!」
隼人「事実を述べたまでだ。それよりいいのか?」
鏡「こんな状態じゃあ、司馬博士の言った通りになるぞ」
竜馬「この……!」
剣児「野郎……!!」
門子「いい加減にしな! 会議に集中出来ねえだろうが!! それとも何だ、ここで俺に殺されとくか!?」
場を弁えず怒り散らす竜馬と剣児に対して、腹を立てる門子。
竜馬「チッ……ゴリラ風情が人間様の住処でギャーギャー言いやがって……」
剣児「モーモーとうっせえんだよ、牛姉ちゃん!!」
門子「んだと!?」
身堂「やめな早乙女。みっともない」
鉄也「そうですよ。仮にも元WSOのエースパイロット……ここで暴れては、後輩達に示しがつかないじゃないですか」
門子「チッ……後で覚えてろよ!」
同期と後輩に諫められ、一旦は身を引く門子。しかし、その顔は怒りで真っ赤になっている。
飛鳥(僕達とあの2人……どっちが子供か分かんないよ……)
吼児(そ、そうだね……)
仁(あの剣児って人はまだ高校生みてえだけどな)
飛鳥(高校生なら高校生で、手本を見せて欲しいけど)
……と、蚊帳の外でヒソヒソと話している地球防衛組。普段は活発な仁も、この中では落ち着いていた。
森次「では、私からも説明……いや、頼みがあります。これからビルドベースと早乙女研究所の面々には、我々JUDA特務室に協力して欲しいのです」
司馬「む……?」
ミチル「協力……? あなた方に?」
森次「その通りです。この日本……いや世界には邪魔大王国と鬼だけではない……最近現れた邪悪獣や加藤機関、そしてエレミタ……その他にもいますが、奴らと戦う為にも、戦力を増やす必要があります」
司馬「じゃが、ジーグを失ったビルドベースはどうなる?」
森次「それについてはおそらく心配はないでしょう。兜博士が仰っていたように、ジーグは銅鐸と呼ばれる物を動力源とし、ゲッターロボもまたゲッター線という未知のエネルギーを使用している……邪魔大王国はこの2つを狙っていると考えられます」
隼人「銅鐸とゲッター線を狙い、奴らは侵攻する……つまり、これらを離せば離すほど、ビルドベースは安全という訳か……皮肉な話だな」
森次「その通りです」
辰也「でも森次さん、邪魔大王国はともかく、鬼はスタジアムやJUDAにも現れていました。銅鐸やゲッター線を使用しているロボットはいないのに、何で奴らは来たんですか?」
辰也が疑問を投げかける。
森次「そうだな、考えられる可能性としてだが……瀧城、それはお前のイールソウルにあるだろう」
辰也「イールソウルが……ですか?」
森次「ああ。イールソウルは未解明な部分が多い。その動力源に、奴らをおびき寄せる何かが使われていると見て間違いないだろう。分かっているコトがあるとすれば、ジゼラが近くにいる、もしくは乗っている場合なら瀧城は負担を感じずに、イールソウルを操れるというコトだな」
辰也「体が軽くなったのは、それが理由だったのか……」
ジゼラ「私も知りませんでした……」
少しだけ驚きの事実に、はっとする2人。まだその理由までは分からないがな、と森次が付け加えた。
森次「そして、イールソウルに付属していたAIを解析し、いつでも呼び出せる道具を造った。瀧城には既に渡しているので、これはジゼラに渡しておこう」
ジゼラ「ありがとうございます」
森次から受け渡された品を、ジゼラが受け取る。
森次「……と、脱線しましたが要はそういうコトです。協力していただけますか?」
司馬「うむ……」
美和「いいでしょう。我々はあなた方に協力します」
扉から、ビルドベースの司令官……珠城美和が現れた。
剣児「つばきのおばあちゃんじゃねえか!!」
司馬「珠城司令官じゃ!!」
遷次郎の杖が剣児の頭へと直撃する。いて~、と剣児は頭を抑えている。
森次「いいのですか?」
美和「ええ……これはビルドベースだけの問題ではありません、日本の……いや、世界の問題です。世界を守る要……そして敵を攻める要として、ジーグとビルドエンジェル隊は戦力になるでしょう」
森次「ご協力ありがとうございます」
竜馬「おい、俺たちはどうすんだよ?」
ミチル「そうね……私の一存では決められないけど、あの人なら許可するんじゃないかしら」
隼人「ゲッター線の解明の為ならどんな事もやってのける……こいつらと手を組む事も……それがあの早乙女という男なのだろう。最も、組んだ所でゲッターの何が分かるのかだがな」
森次「では、あなた方も協力して下さると?」
ミチル「少なくとも私は構わないわ。後で父の方には連絡をしておくけど」
森次「ありがとうございます」
すると、スクリーンに石神の顔が映った。
石神「……え~っと、繋がったかな……」
竜馬「なっ!? おい、何だこいつは!!」
剣児「急に驚かしてくんじゃねえぞ!!」
森次「石神邦生。我々JUDAの社長だ……どうしました?」
石神「ああ森次クン、いやぁ皆の顔が見たくてね……というのもあるケド、これから色々忙しくなるからさァ」
森次「どういうコトです?」
石神「実はね、アメリカにマキナに似た存在があるらしいんだ。その調査をしてほしいケド、日本も邪魔大王国やら何やらで忙しいじゃない。だから、任務によってチームを分けようと思ってね」
森次「そうですか……では、どのように分けますか?」
石神「そうだねェ……色々考えたんだケド、日本に残るのはJUDA特務室、勇者特急隊、獅子王凱クンことGGG、地球防衛組の皆、そしてそこのビルドベースのメンバーにゲッターチーム……対してアメリカ行きはドモン君達ガンダムファイター、鉄也クンを始めとするWSOのメンバーと言った所かな」
シズナ「何か……メンバーが偏ってへんか?」
石神「少人数の方がスムーズに行動できるかな~と思ったんだけど……大丈夫かい?」
ドモン「問題はない」
鉄也「丁度テキサスプラントでの任務が控えてるのでありがたいぜ。それに由木やシローをじっくりとしごき上げるチャンスだからな」
シロー「お、お手柔らかに……」
辰也「あれ?」
辰也が首を傾げる。
辰也「俺はどうすんですか?」
石神「ああ、ソレは辰也クンで決めて欲しいんだ」
辰也「あっはい、分かりました」
確か……日本は特務室と勇者特急隊、凱さんもといガオガイガーに地球防衛組、そしてジーグとビルドエンジェル隊にゲッターチーム……
対してアメリカではガンダムファイターにWSO……
辰也「それじゃあ俺は……」
~日本へ残る~
辰也「……俺は日本に残ります。こっちには、色々と守りたい物があるので」
石神「分かったよ。じゃあ、そういう編成にしておこう」
辰也「ありがとうございます」
舞人「辰也がいるなら、こっちは百人力だよ! ああもちろん、俺達勇者特急隊も負けるつもりはないけどね」
山下「ま、頑張ろうね、瀧城」
辰也「おう! 任せときな!!」
石神「じゃあ僕からは以上だ。それじゃあ……」
美和「皆さん、ここで解散とします。それぞれの出発は明日……それまで体を休めて下さい」
美和の一声で、全体は解散した……。
[この部隊に以下の機体が編成されました]
・ラインバレル/早瀬浩一
・ヴァーダント/森次玲二
・ハインド・カインド/山下サトル
・ディスィーブ/遠藤シズナ
・ガオガイガー/獅子王凱
・マイトガイン/旋風寺舞人
・ガードダイバー/ガードダイバー
・バトルボンバー/バトルボンバー
・鋼鉄ジーグ/草薙剣児
・ビッグシューター/美角鏡
・ビルドエンジェル/柳生充子
・ゲッター1/流竜馬
・イールソウル/瀧城辰也
~アメリカへ行く~
辰也「……俺はアメリカに行きます。強くなるためにも外で経験を積みたいので」
石神「分かったよ。じゃあ、そういう編成にしておこう」
辰也「ありがとうございます」
ドモン「フ……ならば俺も鍛え上げてやろう」
鉄也「俺達の指導は厳しいからな、覚悟しておけよ」
辰也「はい! 絶対負けませんよ!!」
石神「じゃあ僕からは以上だ。それじゃあ……」
美和「皆さん、ここで解散とします。それぞれの出発は明日……それまで体を休めて下さい」
美和の一声で、全体は解散した……。
[この部隊に以下の機体が編成されました]
・ゴッドガンダム/ドモン・カッシュ
・シャイニングガンダム/レイン・カッシュ
・ノーベルガンダム/アレンビー・ビアズリー
・グレートマジンガー/剣鉄也
・イチナナ式/兜シロー
・ウィングル/由木翼
・イールソウル/瀧城辰也
エーストーク(の前の会話)
辰也「そういや、牧さんが言ってたんだけど、イールソウルのAIは色々学習すんだってよ」
ジゼラ「学習……例えば強敵を倒した時などですか?」
辰也「ん~、まあそんな感じかな。それでその経験値が貯まると何か色々な部品と交換出来るんだとよ」
ジゼラ「すごいですね……それなら頑張っちゃいますよ!! ……で、私にも何か出来る事はありませんかね?」
辰也「お前が? 何で?」
ジゼラ「いやその……もっと皆さんの役に立ちたいので……」
辰也「う~ん、お前は充分役に立ってると思うけどな……じゃあ、エースパイロットへのインタビューなんてのはどうだ?」
ジゼラ「エースパイロット……ですか?」
辰也「ああ、エースになった人から色々聞けば、いい経験になると思うからな……んで、どんくらい撃墜すればいいかっつーと……60機くらいかな?」
ジゼラ「なるほど……ありがとうございます!!」
辰也「いいっていいって! そんじゃ、お互い頑張ろうぜ!!」
ジゼラ「はい!!」