ロンシー 「どうしました?
もう、降参ですか?」
楽 「くっ!」
千棘 「楽!次は私が行くわ!」
スッ カシャンッ
千棘の星匣 「剣の札(ツルギノフダ)」
千棘は数枚の三日月型の銀色の刀を召喚した。
千棘 「てやあっ!」
千棘はロンシーに切りかかった。
スッ
カシャンッ
ロンシーの星匣(ほしはこ) 「飼の札(カイノフダ)」
ロンシー 「飼の札(カイノフダ)、解(カイ)!
土星ブタ!」
シュンッ
土星ブタ 「モー〜!」
茶色い土星の光を纏った、土星ブタがガリュウの腹の袋から召喚された。
ブヨンッ
千棘 「えっ!?」
ロンシーの盾になった土星ブタに当たった千棘の剣の札は、肉に衝撃を吸収されて跳ね返されてしまった。
ロンシー 「フフ………アナタはエレキテルから、
月属性には珍しく、格闘が得意な星神だと聞いていましたから。
衝撃を吸収する能力を持つ土星ブタを連れてきまた。」
千棘 「そんな………」
楽 「俺だけじゃなくて、千棘の天敵まで………ホントに一体、どうすれば………」
? 「フフ……苦戦してるみたいだね。
楽ちゃん、千棘ちゃん。」
楽&千棘 「!?」
ロンシー 「!誰ダ!?」
ガリュウ 「あっ!ロンシー様!」
? 「槍の札(ヤリノフダ)」
シュンッ シュンッ シュンッ
突然、声がした先から何本もの竹の槍が飛んで来た。
ザクッ!
水星コイ 「キーー!」
土星ブタ 「モー〜!」
バガァンッ!
その槍はたちまち、水星コイと土星ブタを貫いて倒した。
バサッ バサッ
? 「………ふーーう。
何とか、間に合ったみたいだね。」
楽 「あっ、蒼也!」
千棘 「蒼也くん!」
楽と千棘の元に、翼の札(ツバサノフダ)で飛んで、蒼也が現れた。
楽 「蒼也、あの槍はお前の星札なのか?」
蒼也 「いや、今のは俺じゃなくて首領(ドン)の札だよ。」
楽 「は?首領(ドン)?」
? 「間に合ってよかったわ〜〜〜、楽ちゃん。」
楽 「!!」
? 「まだまだ太陽属性の本当の力を発揮できて無いみたいね。
私が楽ちゃんの姉として、太陽の光の力の使い方を、教えに来たわ!」
ザッ
楽 「ゆ…羽姉(ユイねえ)!」
そこに蒼也と共に現れたのは、羽(ユイ)だった。
第134話 完
第1巻 第135話 シロクロ
ロンシーと戦っている楽と千棘の前に、突如現れた羽(ユイ)と蒼也
楽 「羽(ユイ)ねえ!何で日本に?
叉焼会(チャーシュー)の仕事で、中国に行ってたんじゃ無いのか?」
羽(ユイ) 「その仕事が終わって、今日本で頻発してる、パピヨンコクーンが起こしてる星力犯罪(せいりょくはんざい)の調査に来たのよ。」
蒼也 「そして俺は、首領(ドン)羽(ユイ)を
迎えに行っていたという訳だよ。
叉焼会(チャーシューかい)の同盟組織のビーハイブの人間としてね。」
楽 「そうだったのか………」
ロンシー 「羽(ユイ)!?
まさか………叉焼会(チャーシューかい)の
若きボス、奏倉 羽(かなくら ユイ)カ!?」
羽(ユイ) 「そうだよ。」
ニコッ
ロンシー (くっ………どうする?コイツを相手にするとなると、一筋縄じゃあいかないゾ………)
羽(ユイ) 「さーて………」
スッ
羽(ユイ)は、緑色のパンダの紋章が描かれた星匣を取り出した。
羽(ユイ) 「木星熊猫(もくせいくまねこ) ザンパ」
シュンッ
ザンパ 「ふわ〜〜〜、ボクを呼んだ〜〜?
羽(ユイ)?」
羽(ユイ)の星匣から、緑色の木星の光を纏った、パンダの星獣が現れた。
千棘 「それが羽(ユイ)さんの星獣?」
羽(ユイ) 「うん、木星パンダのザンパだよ。
千棘ちゃん。」
ロンシー 「くっ!」
羽(ユイ) 「ああ、そんなに心配しなくてもいいわよ。
あなたの相手は私じゃ無いから。」
ロンシー 「ナニ!?」
楽 「えっ?」
? 「お嬢ーー!一条楽ーー!
無事ですかーー!?」
楽 「んっ!?」
千棘 「あっ、つぐみ!」
楽と千棘の元に、更に鶫が走って来た。
息を切らして、服も髪も随分ボロボロだ。
千棘 「つぐみ、LABに現れた星獣は倒せたの?」
鶫 「ええ、金星属性の私に相性の悪い土星属性との一対一なだけに、かなり苦戦しましたが、
所詮はただの土星グマ、何とか倒せました。」
蒼也 「流石だね、誠士郎。」
鶫 「蒼也!お前も来ていたのか?」
羽 「ちょうどいいわね。
楽ちゃんの最初の太陽属性の「真の力」の相手は、鶫ちゃんになって貰うわ。」
楽 「えっ!?」
鶫 「あっ!首領(ドン)羽(ユイ)!」
第135話 完