ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第141話 キョウト 第1巻 第142話 リョカン

電車の車掌さん 「京都駅に到着でーす。」

 

楽達一行は京都駅で降りた。

 

ゾロゾロ………

 

千棘 「わぁ〜〜!ここが京都か〜〜。」

紅葉(もみじ)キレ〜〜!」

 

京都はこの10月に入ったばかりの秋真っ只中のシーズンで、赤いモミジや黄色いイチョウの木と葉っぱで美しく彩っていた。

 

楽 「今から丁度(ちょうど)2年前の凡高の修学旅行でもここに来たけど、

やっぱりこの季節の京都って、いいモンだよな〜〜。」

 

小咲 「そうだね。綺麗(きれい)な景色だね。」

 

集 「そういやああの時楽は、桐崎さんと万里花ちゃんに矢を撃たれまくってて、大変だったよね〜〜。」

 

楽 「ああ、そんな事もあったよな………」

 

羽(ユイ) 「みんな〜〜、このバスに乗って、旅館に乗るよ〜〜!」

 

一同 「あ、はーい!」

 

そして楽達はバスの中に乗り………

 

万里花 「桐崎さん!このバスの中でもトランプで勝負ですわよ!

それに買った方が、このバスの中で楽様の隣に座れるという事で!」

 

千棘 「望むところよ!

かかってきなさい、万里花!」

 

万里花 「でわ、今回のゲーム名は………」

 

ガタンゴトン………

 

楽 「あいつら、またやってるよ………」

 

羽(ユイ) 「楽しそうでいいわね〜〜♪

とにかく楽ちゃん、このバスで20分も走れば、私達が今日と明日に泊まる旅館に着くからね。」

 

楽 「ああ。

しっかし羽姉(ユイねえ)、この京都旅行を思い付いたの昨日にいきなりだったのに、

いきなり旅館の予約なんて良く取れたよな。」

 

集 「ああ、それには俺も一枚絡んでるからだよーん♪」

 

楽 「わっ!集!?」

 

集 「昨日、羽姉(ユイねえ)からお前と桐崎さんの交際半年記念に京都に行こうって誘われた3秒後に、ネットでの俺の情報網をフル活用して、お前と桐崎さんの記念日に似合いそうな場所を徹底的に探したんだよーー♪!」

 

楽 「お前絡みかよ………まさかまた、変な噂とかあるトコじゃねーだろーな?」

 

集 「大丈夫、大丈夫ーー!

お前と桐崎さんが盛り上がるようなサプライズは幾つかあるがなぁ………」

 

ニヒヒ………

 

楽 「不安だ………」

 

第141話 完

 

 

 

第1巻 第142話 リョカン

 

2017年10月3日(火) AM:9:30

 

京都府京都市 守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

 

千棘 「わぁ〜〜〜、大っきな旅館!

それに何だか、まさに和風って感じで、

日本の旅館っぽい〜〜!」

 

鶫 「京都はにほんの都市の中でも、「歴史の都」と呼ばれる程、歴史の古い都市ですからね。

数百年から1000年前までは、東京の前の日本の中心都市だったみたいです。」

 

 

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)と言う、羽(ユイ)と集が二泊三日の予約を取ったその旅館は、3階建ての木造日本建築で、

庭には何本ものモミジやイチョウの木や、

錦鯉(にしきごい)達が優雅に泳ぐ池などがあった。

 

 

 

小咲 「キレイな旅館だね〜〜、るりちゃん。」

 

るり 「そうね。昨日集君と2人で慌てて、急いで皆んなに連絡を回して、皆でお金を出し合って旅館の予約を取った甲斐があったわ。」

 

集 「そうそう〜〜。それに、京都の旅館と言えば、綺麗(キレイ)な女将さんや巫女さんや、舞子さん!

俺、今から楽しみだよ〜〜〜♪」

 

るり 「集君。一応言っておくけど、

私と付き合ってる身で、浮気は許さないわよ?」

 

ゴゴゴ………

 

集 「嫌だな〜〜〜。

分かってるって、るりちゃん〜〜。」

 

鶫 「舞子集が、京都の舞子への期待で宮本様に釘を刺されている………」

 

楽 (ふぅ………。しっかし、集の奴が探して選んだ旅館だ。

見た目はどんなに良くても、何か変な噂とかあるんじゃねーか?)

 

蒼也 「中々いい、日本様式の旅館ですね。

これなら俺も、ビーハイブの任務と楽の戦闘訓練の息抜きを入れれそうだ。」

 

羽(ユイ) 「蒼也くんも、楽ちゃんを強くしてくれるのは私としてもすっごく嬉しいけど、たまにはこういうところで息抜きしないと。

昔の私みたいに、倒れちゃったら大変だよ!」

 

蒼也 「………分かりましたよ。

首領 羽(ドン ユイ)。」

 

羽(ユイ) 「さあみんな!旅館の中に入って、

予約を済ませるわよ〜〜!」

 

楽・集・千棘 「はーい!」

 

? 「?ああ、お客さんですか?

いらっしゃ………」

 

? 「………!」

 

小咲 「ああ、この旅館の従業員さんですか?

はい。私達はこの旅館に二泊三日の予約をしていた者です。」

 

? (………この気配に、しかもこの数………)

 

? 「はい。私共(わたくしども)の旅館の入り口はこちらです、どうぞ。」

 

小咲 (何だか、随分と若い従業員さんだね………)

 

 

 

楽達を旅館の入り口まで案内したその従業員は、小咲の考えた通り、

随分と若く、彼等と同程度の20歳(ハタチ)前後の年齢にも見えた。

 

蒼也と同じ様に青みがかかった黒髪を肩ほどの長さまで伸ばし、

おそらくは女性用と思われる、京都風の2つのピンク色の玉が付いた串の入った紐で

結んで結(ゆ)っている。

そして、端正な顔立ちの右側の目元には、

青色の涙の絵が3つ、フェイスペイントしてある。

 

 

そして楽達は、そのやや異様で妖艶な様相(ようそう)をした青年に案内され、

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)の入り口まで案内され。

玄関に靴を入れて旅館内容のスリッパに履き替えて、

受付の前まで来た。

 

? 「山中さん。

二泊三日の予約をしておいたお客さん9名を案内して来ましたよ。」

 

山中 「ああ。風介ちゃん、ありがとう。

私が受け付けておくから、風介ちゃんは舞子の子達と踊りの仕事に戻っていいよー。」

 

風介 「はい。」

 

スタスタ………

 

小咲 「あ、どうもありがとうございましたー。」

 

山中 「ようこそいらっしゃいました。

私はこの旅館の女将(おかみ)の山中 志穂(やまなか しほ)と申します。

二泊三日を予約していた、舞子様御一行9名様ですねー。」

 

山中と名乗ったその女将(おかみ)は、四十代程の年齢だと思われる外見だったが、

どこか気品の漂う京都小町(きょうとこまち)といった感じの着物を着た中年女性だった。

 

集 「はいそうでーす。

はいこれお代。」

 

山中 「これが部屋の鍵です。

お客様は男女混同で、2人一組のお部屋になりまーす。」

 

集 「はいはーい。」

 

楽 「ん?集、この旅館も男女混同で2人一部屋なのか?」

 

集 「ああ、楽。

この旅館も5月に行ったたんぽぽ旅館と同じで、2人一部屋なんだ。

そこも俺がしっかりと選んでおいたんだぜ。

そして部屋割りは………」

 

第1巻 第142話 完

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