ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第153話 オマエハ 第1巻 第154話 フトンデ

2017年10月3日(火) PM:20:30

 

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

 

2階 201号室 楽・千棘の部屋

 

千棘 「ねえ楽、一緒にTV(テレビ)見よーよ、

関西でしかやってない番組のチャンネルもあるわよーー。」

 

楽 「ああ、そうだな………」

 

イライラ………

 

楽は不機嫌そうだった。

 

千棘 「………楽、やっぱりご飯の時、あの緑間(みどりま)って人に私がされた事、怒ってるの?」

 

楽 「当たり前だ!あいつ………俺の前でお前にあんな事………」

 

千棘 「まあまあ、あの人は私達が付き合ってるって知らなかったんだし、

向こうも私が踊りを褒めたお礼みたいなものだって、言ってたじゃない!」

 

楽 「でも………あいつのその後の言葉、

スッゲームカついた。

まるで俺が、お前に釣り合わない男みたいに………」

 

千棘 「アハハ………

まああんた、見た目は冴えないからねえ。」

 

楽 「お前まで!

まあ、そうなのかもしれないけど………」

 

楽 「……………」

 

楽 「……なあ、千棘。」

 

千棘 「ん?なーに、楽………」

 

スッ

 

クイッ

 

千棘 「ひゃっ!?」

 

楽は千棘の顎をつまんで、顔を自分の方に向かせた。

 

チュウッ

 

楽 「ん……はあぁぁ………」

 

千棘 「んんっ………!」

 

そのまま楽は、千棘にキスをした。

いつもしてるのよりも、長めに。

 

千棘 「ぷはぁっ!楽、いきなりどーしたの?

キスしたくなったなら、一言そう言ってくれればいいのに………」

 

楽 「お前の唇にキス出来るのは、俺だけだ。」

 

千棘 「え?」

 

楽 「ほっぺにチューや、てのひらにキスくらい、アメリカじゃあ幾らでもあるんだろ?

でも、お前の唇にキス出来るのは、彼氏の俺だけだ。」

 

千棘 「楽………」

 

楽 「さっきのメシの時の事でハッキリと分かった。

俺はお前が好きだし、自分の女だと思ってる。

だから………他の男にあんな事されるのが、スッゲー嫌だったんだ。

千棘、これからもずっと一緒だぞ!」

 

千棘 「楽………うん、うん!」

 

第1巻 第153話 完

 

 

 

第1巻 第154話 フトンデ

 

2017年10月3日(火) PM:22:00

 

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

 

2階 201号室 楽・千棘の部屋

 

千棘 「楽ーー!もう10時だし、そろそろ寝よーよー。」

 

楽 「ああ、そうだな。

おやすみ千棘。」

 

カチッ

 

楽は部屋の電気を消して、楽と千棘は和風の布団に入った。

 

楽 (色々あった日だったな………)

 

千棘 「うーん………」

 

ブルブル……… カタカタ………

 

楽 「!千棘!」

 

千棘 「ううう………」

 

楽 「そっか、お前暗いところ苦手だったよな。

大丈夫か?」

 

千棘 「ううぅ〜〜………、この部屋結構狭いし、怖いよぉ〜〜(泣)」

 

楽 「………分かったよ。」

 

スッ

 

千棘 「え?」

 

楽は自分の布団を半分開けて、掛け布団(かけぶとん)を上に上げた。

 

楽 「一緒に寝ようぜ。

俺にしがみついてたら、平気なんだろ?」

 

千棘 「で…でも………私達、男と女だし………」

 

楽 「俺たちは、恋人同士だろ?

さっきも言ったが、お前は俺の女だ。

一緒に寝るくらい、幾らでもいいぜ。」

 

千棘 「ありがと………楽。」

 

ガバッ

 

千棘は楽の布団に入って、一緒に寝た。

 

千棘 「うーん………やっぱり、引っ付いてると震えがとまるわ。」

 

楽 「そっか、そりゃ良かったな。

だか………」

 

ギュウウ………

 

千棘は楽に、思いっ切り抱きつきながら寝ていた。

 

楽 「お前、くっつき過ぎだって!」

 

楽 (背中に千棘の胸が当たって、スゲー温ったかい………)

 

千棘 「しょうがないでしょ!あんたにくっついてると、不思議と大丈夫になるんだもん………」

 

楽 「えっ………」

 

楽は千棘の言葉で、高校2年の修学旅行で千棘が自分の部屋に来た時、

雷が苦手な筈の彼女が安眠していたのを思い出していた。

 

楽 (そうか………好きな男のそばなら………

コイツも俺の事………)

 

だきっ

 

千棘 「えっ?」

 

楽は千棘の方に寝る向きを変えて、千棘を抱きしめた。

 

楽 「そうだよな。

俺たちは恋人同士なんだから、これくらい当たり前だ。

俺も、千棘を抱きしめてると、

スッゲー気持ちいいぞ。」

 

千棘 「楽………」

 

楽と千棘は恋人同士でお互いを抱きしめ合い、

幸せそうに眠りに落ちました。

 

楽と千棘の半年記念日まで、あと3日(みっか)

 

第1巻 第154話 完

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