ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第162話 ミッツノ

2017年10月4日 PM:15:00

 

京都の町

 

和菓子屋の前

 

約1時間に渡る小咲との和菓子屋巡りを終えて、小咲との昔と変わらぬ友情を確認し合った千棘は、1時間前に楽と一旦別れた和菓子屋の前で、楽を待っていた。

 

楽 「千棘ーー。わりー、待たせたなーー。」

 

千棘 「あ、楽ぅーー。」

 

そして楽と千棘は、再び京都の町を歩き出し………

 

千棘 「フンフフーン♪」

 

楽 「何だよ………えらく、上機嫌じゃねーか。

俺がいない間に何かあったのか?」

 

千棘 「ふふふ………それはね………

楽、私はあんたみたいなもやし君1人との恋愛だけが全ての、狭い世界の女じゃ無いって事よ。」

 

楽 「何だと?」

 

千棘 「アハハ………ゴメンゴメン………、

で、次はどこ行く?」

 

楽 「あ!そうだ、今度は寺に行かねーか?」

 

千棘 「お寺に?」

 

楽 「ああ、昨日寝る前に見といた旅館のパンフレットに書いてあったんだ、

恋愛成就に、スッゲー人気なんだって。」

 

千棘 「へぇ~~、そうなんだ。

それって、どんなところ?」

 

楽 「それが………3つもあるんだけど………

どこに行こっかな………。」

 

 

それから………

 

京都のお寺、青龍寺(せいりゅうじ)

 

楽 「恋結び、一つ下さーい。」

 

巫女A 「はーい、500円になりまーす。」

 

楽は巫女から、「恋結び」と書かれた赤いお守りを買って受け取った。

 

千棘 「まさか、京都にも恋結びを売ってるところがあったなんてね。」

 

? 「おや?あんた達は確か2年くらい前の………」

 

楽 「あ!あんたは!」

 

千棘 「神主さん!」

 

そのお寺で楽たちの前に現れたのは、2年前の凡矢理高校の修学旅行で出会った、神主の双子だった。

 

神主 「私は、あの神社だけじゃなくて、このお寺にも時々仕事に来るんだよ。」

 

楽 「へぇ~~、そうなんですか。」

 

神主 「ところであんた達、恋結びを買いに来たのかい?」

 

千棘 「はい!2年前とは違って、今は私たちは正式に付き合ってるんです!」

 

神主 「そうかい………それなら、

あんた達にはここの恋結びだけじゃなくて、

他の2つのお寺の恋結びも買う事をオススメするよ。」

 

楽・千棘 「え?他のお寺?」

 

神主 「ああ、この青龍寺の他にも、ここから北と南に1kmほど行った「玉林寺(ぎょくりんじ)」と「鳳凰寺(ほうおうじ)」にも、それぞれここのと色違いの恋結びが売っている。

そして、その3つの恋結びを3つとも全て変え揃えると、そのカップルはとても幸せな恋を出来ると言われている。」

 

楽 「へぇ~、それは是非とも3つとも買いたいぜ!」

 

千棘 「買いましょうよ!

楽、あんたは鳳凰寺(ほうおうじ)に買いに行って、

私は玉林寺(ぎょくりんじ)に行くわ!」

 

楽 「分かった!」

 

約10分後、青龍寺から北に約1km、鳳凰寺(ほうおうじ)

 

楽 「恋結び一つ下さーい。」

 

巫女B 「はーい、ありがとうございまーす。」

 

楽は青色の恋結びを手に入れた

 

 

その頃、青龍寺から南に約1km、玉林寺(ぎょくりんじ)

 

千棘 「恋結び、一つ下さい!」

 

巫女C 「はーい、まいどありー。」

 

千棘は黄色の恋結びを手に入れた

 

 

更に10分後、青龍寺(せいりゅうじ)

 

千棘 「楽ーー、黄色い恋結び、手に入れたわよー!」

 

楽 「俺も買えたぞー。

俺のは青色だ。」

 

神主 「買えた様だね。

黄色いのはお嬢ちゃんが、青いのは坊やが、

赤いのは2人の思い出の場所か家に置いておくと良いよ。」

 

千棘 「じゃあ、赤い恋結びはスペクトル凡矢理の私達の部屋に飾ろうよ!」

 

楽 「お!いいな、それ!」

 

神主 「気に入ってくれた様で、何よりだよ。」

 

楽 「あ!それと………

千棘、ちょっと黄色い恋結び、赤い恋結びの上に重ねて持ってくれ。」

 

千棘 「え?こ…こう?」

 

スッ

 

千棘は黄色い恋結びを赤い恋結びの上に差し出した。

 

スッ

 

楽はその恋結びに、自らの青い恋結びを置いた。

 

楽 「あの言葉を言おうぜ。」

 

千棘 「あの言葉?………あ!そうね、言いましょう!」

 

楽 「よーし、せーの………」

 

楽・千棘 「ザクシャ イン ラブ」

 

 

楽と千棘は、2人で集めた3つの恋結びをそれぞれ重ね合い、「ザクシャ イン ラブ」と、

再び永遠の愛を誓い合った。

 

楽 「お前と本当に付き合い出してからのこの半年間………ニセモノの恋人の時は少ししか感じなかった、

お前といる時の楽しさが、どんどん強くなってって、ホントに楽しかった。

そして、半年記念旅行に、

お前との思い出の品がまた一つ増えた、

これからもずっと一緒だぞ、千棘。

これからもっと、2人で楽しい思い出を作って行こうぜ!」

 

千棘 「うん!

これからもよろしくね、楽!」

 

第1巻 第162話 完

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