ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第167話 マクラヲ 第1巻 第168話 ネボケテ

 

2017年10月4日 PM:22:00

 

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

2階 205号室

 

楽 「へえ、こんな広い部屋もあったのか。」

 

山中さん 「はい。2日目(ふつかめ)の夜は、皆さんにはここで全員で仲良く寝て頂きたくて。」

 

集 「ありがとうございます、山中さん!」

 

山中さん 「では、ごゆっくり。」

 

パタンッ

 

楽 「しかし、みんなが同じ部屋で寝るなんてな。」

 

千棘 「いいじゃない。私、みんなでワイワイするの大好き!」

 

小咲 「私も、千棘ちゃんや一条君と一緒に寝れて良かったよ。」

 

集 「るりちゃん、俺の隣で寝よーよ!」

 

るり 「………まあ、彼氏だしね。

でも、寝込みを襲ったら許さないわよ。」

 

羽(ユイ) 「みんなで寝れるなんて、いいわね〜〜♪」

 

蒼也 「………俺は、こういうのは柄(ガラ)じゃ無いな。」

 

万里花 「楽様、是非とも私(わたくし)の隣の布団で寝ましょう!」

 

千棘 「あっ!万里花、何勝手な事言ってんのよ!

楽は私の恋人なんだから、私の隣で寝るに決まってるでしょーが!」

 

万里花 「いいではないですか!

桐崎さんは昨日も楽様と同じ部屋で寝たんだから、今日は私(わたくし)に楽様の隣を譲って下さい!」

 

千棘 「いやよ、大人しく引き下がりなさい!」

 

ボスッ

 

千棘は万里花に枕(マクラ)を投げた。

 

万里花 「あっ!やりましたわね、お返しですわ!」

 

ボスッ

 

千棘 「なんの〜〜!」

 

ボスッ

 

楽 「おいおい、ケンカするなよお前ら!」

 

集 「おっ!枕投げか、まさに旅行の夜って感じでいいね〜〜、俺もやろ〜〜!」

 

ボスッ

 

るり 「私も、ただし標的は集君、

あなた1人よ。」

 

ボスッ

 

集 「え〜〜?るりちゃん、こんな遊びでまで?」

 

鶫 「助太刀します、お嬢。」

 

蒼也 「………まあ、たかが枕投げでも、戦いというのは悪くないな。」

 

羽(ユイ) 「楽しそうね〜〜、私もやろうかしら♪」

 

小咲 「あわわ………大変だ。」

 

楽 「蒼也や羽姉(ユイねえ)まで………やめろよ、お前ら〜〜!」

 

 

そして、数十分後………

 

山中さん 「はーい、寝る前のお飲み物をお持ちしました〜〜って、え!?」

 

戸を開けて訪れた山中さんが目にしたのは、大量の枕(マクラ)と、ぐったりしているみんなの姿だった。

 

千棘 「うう〜〜。」

 

万里花 「も…もう、動けないですわ〜〜。」

 

グッタリ

 

山中さん 「ど…どうしたんどすか?

お客さん達!?」

 

楽 「やれやれ………」

 

第1巻 第167話 完

 

 

 

第1巻 第168話 ネボケテ

 

2017年10月4日 PM:23:00

 

守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

2階 205号室

 

楽 「ふう〜〜、みんなが枕投げし出した時はどうなるかと思ったけど、何とかみんな、寝付いてくれたぜ。」

 

千棘 「うーん………」

 

万里花 「楽様………」

 

ムニャムニャ スースー

 

楽 「まあ、結局千棘と橘の中間の布団で寝る事になっちまったがな………」

 

スッ

 

楽は掛け布団(かけぶとん)を体に被った。

 

楽 「………それにしても、」

 

楽は、この二日間(ふつかかん)にこの千棘との交際半年記念旅行で起こった、数々の思い出を思い出していた。

 

楽 「………色々、あったな。

千棘とたくさん、思い出が作れたな。

やっぱり、こいつといるのは楽しいよな。」

 

千棘 「スヤスヤ………」

 

楽は、自分の隣で寝息を立てて寝ている千棘を見て言った。

 

ポンッ

 

楽は千棘の頭に手を置いた。

 

楽 「………おやすみ千棘。

これからもよろしくな。」

 

ガバッ

 

楽 スースー………

 

そして、夜中。

 

楽 「うーん………ん?」

 

楽は夜中に、目を覚ました。

 

楽 「ん?なんだ?なんだか、何かにしがみつかれてるような………」

 

千棘 「うーん、楽………」

 

楽 「わっ!千棘?」

 

楽の布団に入って来て、楽を抱きしめていたのは千棘だった。

 

楽 「うーん、楽………大好き………」

 

千棘 「わわっ!こいつ、寝ぼけてんのか?

てか、なんて夢見てんだ!

………嬉しいけど。」

 

楽 「うーん………」

 

スリスリ

 

楽 「ひぃ〜〜!」

 

千棘は、楽にすり付いてきて、

自分の胸やお尻を当てて来た。

 

楽 (やっぱこいつの体、スゲーあったかくてやわらかくて気持ちいい………

お尻もスゲー弾力があって………)

 

千棘 「うーん………楽………」

 

楽 「ひぃ〜〜!ダメだ!

これ以上は、理性が持ちそうにねー!」

 

ガバッ

 

楽は千棘を振り払って、布団から出た。

 

楽 「ふぅ〜〜、心臓の鼓動がまだ治らねーー………」

 

ドキドキ

 

万里花 「うーん………楽様〜〜。」

 

楽 「わわっ!た、橘?」

 

千棘を振り切ったばかりの楽に、今度は万里花が寝ぼけて抱きついて来た。

 

楽 「橘、お前も寝ぼけてんのか?」

 

万里花 「楽様〜〜、桐崎さんなんてほっといて、私(わたくし)と2人で寝ましょう〜〜。」

 

スリスリ………

 

楽 (うう………橘の体も柔らかい………

胸も千棘より大きいし………)

 

万里花 「楽様〜〜。」

 

楽 「ひぃ〜〜!」

 

ガバッ

 

楽 「どーしたんだよ、みんなこんなに、寝相(ねぞう)悪かったっけ?」

 

小咲 「一条君〜〜。」

 

楽 「んあっ!?」

 

次に寝ぼけて抱きついて来たのは、小咲だった。

 

楽 「よりにもよって、小野寺かよ!?」

 

小咲 「一条君〜〜。

私、やっぱり一条君の事完全に忘れれないよ〜〜。

この気持ち、どうしたらいいの?」

 

スリスリ

 

楽 「あーもう!

みんな、寝ぼけてんのかよ?」

 

鶫 「一条楽………」

 

楽 「!」

 

楽が振り返ると、そこには………

 

鶫 「私を貴様の愛人にしろ。」

 

鶫がいた。

 

楽 「ひぃ〜〜、そうだコイツがいたーー!」

 

ムニュ

 

鶫 「貴様はお嬢の恋人だが、愛人ならば問題無いだろう?

ムニャムニャ………」

 

ムニュ

 

楽 (コイツ………普段はあまり気にしねーけど、やっぱり胸がスゲー大きいな。

橘より大きいじゃねーか。

それにしても、こんだけ色んな女子に寝ぼけて抱きつかれたら、頭がおかしくなりそーだぜ………

一体、どうすれば………」

 

千棘 「うーん………楽………」

 

楽 「!」

 

楽が振り切って大人しくなった千棘が、再び寝言を呟き出した。

 

千棘 「楽………大好きだよ。

小咲ちゃんや、他の女の子と浮気しちゃヤダよ?………」

 

ムニャムニャ………

 

楽 「!」

 

千棘 「うーん………」

 

スースー………

 

楽 (………そうだよな、俺はお前を選んだんだ。

俺の1番大事な女の子はお前だ。

浮気なんてしねーよ。)

 

スッ

 

千棘 「ムニャ?」

 

楽は千棘を自分と一緒の布団に入れた。

 

楽 「………千棘、これからもずっと一緒だぞ。」

 

千棘 「スースー………」

 

楽と千棘の半年記念日まで、あと2日(ふつか)

 

第1巻 第168話 完

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