ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第196話 モンダイ 第1巻 第197話 ショート

2017年10月17日(火) PM:17:00

 

凡矢理大学 体育館 バドミントン部の練習場

 

冬吾 「それでは、本日のLOVE REAL TEST(ラブ リアル テスト)の準備を始めます!」

 

一同 「おーー!」

 

楽 「で、冬吾。

今日は何の準備をするんだ?」

 

冬吾 「ああ、

昨日で第一関門のオバケ屋敷のオバケ役の配置は大体決まったから、

今日は第二関門の準備をするんだ。」

 

楽 「それで、その第二関門って、

一体なんなんだ?」

 

冬吾 「それはな………。」

 

 

十数分後………

 

蛍(ほたる) 「で、恋人同士がどんだけラブラブか分かる問題は何か無い?」

 

学生A 「うーん、そうだね………。」

 

楽 「まさか、第二関門がクイズだとはな。」

 

冬吾 「バドミントン部の部長曰く、

そのクイズでそのカップルがどんだけラブラブか測って、ポイントを決めるんだって。」

 

楽 「へーー。

で、どんな問題を出すんだ?」

 

冬吾 「それがまだ決まってないから、

蛍(ほたる)がああやって皆んなに案を聞いて、

今決めてるんだよ。」

 

楽 「うーん、恋人同士のラブラブ具合を図るテストかぁ………。」

 

楽 「……………」

 

スッ

 

楽 「………なあ、蛍。」

 

蛍 「?楽、何かいい案が浮かんだの?」

 

楽 「ああ、こういうのはどうだ?」

 

ゴニョゴニョ………

 

蛍 「え?今まで2人で行った、スポットやデートの思い出を聞く?」

 

楽 「ああ、クイズってか質問だけど。

その話を聞いて、

審査員がどんだけ感動できるかで、そのカップルのポイントを決めるんだ。」

 

蛍 「なるほど………。

それ、いいかも!」

 

楽 「他にも、こういうのを聞くんだ。

お互いの好きなものをソッコーで答えれるかどうか聞いて、

そのタイムを測ったり。

お互いの事をどんだけ分かってるか、

試すんだ。」

 

蛍(ほたる) 「おーー、それもいいね!」

 

楽 「あとは………告白がどんなシチュエーションだったとか!」

 

蛍 「!なるほど!

どんな風に付き合う事になったから、分かるね!」

 

冬吾 「楽、お前流石(さすが)彼女持ちだな。

いいアイデアが、どんどん出てくるじゃねーか!」

 

楽 「ま…まあな!」

 

楽 (ホントは、

千棘と2人でどんなクイズを受けれたら恋人同士として楽しいか、

考えただけなんだけどな………。)

 

第1巻 第196話 完

 

 

 

第1巻 第197話 ショート

 

2017年10月17日(火) PM:16:00

 

弥柳宅(みやなぎたく)

 

弥柳 「それじゃあ、

昨日のイチゴ狩りでイチゴの調達も終わった事だし、

今日から本格的な調理の練習を始めます。」

 

小咲 「はーい。」

 

 

小咲は、その日の佐張大学(さわりだいがく)の講義が終わった後に、蓮の家の厨房で大学祭のケーキ屋で出すケーキの料理の練習に来ていた。

 

弥柳 「じゃあ今日はまずは、

ショートケーキから作るよ。」

 

小咲 「はい。

あれ?でも、まずはレシピから作らなくていいの?」

 

弥柳 「ああ、それなら大丈夫。

すでに俺が作っておいた。」

 

パラッ

 

蓮は、自作したレシピ表を見せた。

 

小咲 「さっすが〜〜………。」

 

 

そして、2人(ふたり)はショートケーキの調理練習に取り掛かり………

 

 

小咲 「弥柳くん、スポンジケーキが焼けたよ!」

 

弥柳 「火の通りが甘い!

あと、5〜6秒長く焼くように!」

 

小咲 「はい!」

 

 

小咲 「うーん………

最初にクリームを混ぜた日より、

なんだか上手く混ざらない………。」

 

弥柳 「かき混ぜ方が甘い!

もっと力強く、ボウル全体のクリームを混ぜて!」

 

 

小咲 「弥柳くん、ケーキに乗せるイチゴはこれでいい?」

 

スッ

 

小咲は、自分が包丁で切ったイチゴを蓮に見せた。

 

蓮 「左側のイチゴの方が、少しだけ大きいよ。

俺たち菓子職人(パティシエ)は、どんなお客さんにも平等で無くてはならないんだ。」

 

小咲 「はい、ごめんなさい………。」

 

 

そして、調理は進み………

 

小咲 「出来たー!」

 

弥柳 「ふーー、やっと完成したね。」

 

 

小咲と蓮は、自作のクリームと自分達で取って来たイチゴを上に2個乗せた、

ショートケーキを完成させた。

 

 

弥柳 「しっかし小野寺さん、

あんた、こんなに盛り付けが上手かったんだな。」

 

 

小咲の盛り付けにより、ショートケーキは美しく整っていた。

 

 

小咲 「昔から、盛り付けだけは得意だったんです。

それ以外は、まだまだだけど………。」

 

弥柳 「今日も付き合ってくれてありがとう。

それと………悪かったな、厳しくし過ぎて。」

 

小咲 「とんでもない!

私がまだまだなだけだし………

弥柳君の、お客さんに商品を作る責任感もとっても伝わって来たし、

それに………」

 

弥柳 「それに?」

 

小咲 「普段は優しい弥柳君の、

真剣で必死な一面も見れて、なんだか良かったです。」

 

ドキッ

 

小咲の言葉に、蓮はドキッとした。

 

弥柳 「別に、俺は優しくなんては無いと自分では思うけどな………。」

 

小咲 「そんな事無いよ。」

 

アハハ………

 

小咲 (料理してる時の弥柳君、ホントに真剣な顔で生き生きとしてたな………。)

 

 

小咲 「それにしても、今日は楽しかったな。

私、友達が作ったレシピのお菓子を作ったのなんて、初めてだったし。」

 

蓮 「?あんた、今まで自分でレシピを作った事も無かったのか?」

 

小咲 「うん。

盛り付け以外は下手くそだから、まずは本に載ってる様なお菓子から作ろうと思って。」

 

蓮 「………なら、このショートケーキをあんたのレシピの1号にしたらどうだ?」

 

小咲 「レシピの1号?私の?」

 

蓮 「ああ、

菓子職人(パティシエ)は大体、

自分のレシピをいくつも持ってる。

俺ももう数十もの自作の菓子のレシピを持ってるし、

俺がこの大学祭のケーキ屋のケーキ兼ねて、まずはケーキのレシピを作ってやるから、

慣れて来たら、自分でレシピも作ってみたらどうだ?」

 

小咲 「私だけのお菓子のレシピかぁ………。

なんだか、素敵。

分かりました。

弥柳君の考えてくれたこのショートケーキ、

喜んで私の洋菓子のレシピの第1号にします!」

 

第1巻 第197話 完

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