2017年10月17日(火) PM:18:00
スペクトル凡矢理 705号室
千棘 「へーー!
小咲ちゃん、自分のオリジナルのお菓子に、
1号、2号って、
レシピの番号を付ける事にしたんだ!」
小咲 「うん。
自分のオリジナルのお菓子が1つずつ増えて行くと思うと、
自分でレシピを研究して考えていったり、
お菓子を作るのが楽しくなると思うんだ!」
千棘 「良いよね〜〜、そういうの!
自分の仕事を、楽しく出来たら最高だよね!」
小咲 「うん。
そうだよね、じゃあね千棘ちゃん。」
千棘 「うん。
じゃーねー、小咲ちゃん。」
プッ
プーープーー………
楽 「へーー。
小野寺、自分の和菓子のレシピを作る事にしたのか。」
千棘 「よーし、それなら………。」
楽 「?」
千棘と小咲の電話から、10分後
千棘 「じゃーん!
見てよ、楽!」
千棘は、赤と黒の縞々(しましま)のボーダーの服を楽に見せた。
楽 「えっ?それって………」
千棘 「そう!
この前、あんたにモデルになって貰って私がデザインした、
あんたに似合う様にデザインしたボーダー服よ!」
楽 「もう、出来たのか?」
千棘 「ふふーん♪
私を甘く見ないでよ?
あのデザイン画を描いた次の日には、
LAB(ラボ)の授業が終わった後に、
学校で裁縫して作ったのよ!」
楽 「へーー。
でも、
これ、俺に本当に似合うのか?」
千棘 「もちろんよ!
あんたに似合う色を、
LAB(ラボ)の色彩学(しきさいがく)で今までの半年に習った数10の色の中から、
私が厳選して選んだんだから!」
楽 「ふーん………。
でも、いいのか?
この服、学祭の服屋で売りに出すんだろ?
俺だけに似合う服なら、
たくさんのお客さんには売れねーんじゃねーのか?」
千棘 「いいのよ、今はそれで。
今の私は、変に背伸びしなくていいんでしょ?
私の1番大事な人のあんたに
似合うと思ってデザインしたこのボーダー服を、私のアパレルオーダーの1番にできれば!」
楽 「1番?」
千棘 「うん!
私も、小咲ちゃんが自分でレシピを考えたお菓子にそうした様に、
自分でデザインした服に1ずつ番号を付けて
行く事にしたの!
その方が、お洋服を作るのが楽しくなりそうだから!」
楽 「へーー………
そうなのか。
まあ、頑張ってくれ。」
こうして、小咲と千棘は、
自分達の作品の洋服と和菓子に、
1つずつ番号を付けて行く事になりました。
第1巻 第198話 完
第1巻 第199話 キョーコ
2017年10月17日(火) PM:15:00
中央大学 23号館
集 「それじゃあ、舞子先生の1日講義を始めまーす!」
るり 「………何、その自分を先生とか言うテンション。」
集 「やだなぁ、るりちゃん〜〜。
何事も、入るならまずは形からって言うじゃ無い?」
るり 「全く………私達の大学祭の出し物の1日教室の準備の為に、空き教室を1つ借りれたのは良いけど、
準備要因が2人だけというのは……………
まあ、私とあなたで始めた出し物だから、
仕方が無いのだけどね。」
そして、集の1日講義は始まり………
集 「………で、あるからして〜〜、
ここの問題はこう解いて………。」
るり 「……………。」
集 「ん?どーしたの、るりちゃん?
俺の方ばっかり見て、
ちゃんと問題を解かなきゃ。」
るり 「………いや、あなたが実際に勉強を教えてるとこを初めて見たけど、
なんだか、随分生き生きしてる様に見えるわね。」
集 「アハハ………。
そりゃそうかもね。
俺、勉強を教えてると、なんだか思い出すんだ。
キョーコ先生の事を。」
るり 「キョーコ先生の事を?」
集 「うん。
生徒に何かを教えてると、思うんだ。
キョーコ先生も授業中は、こんな気持ちだったのかなぁ、って。」
るり 「……………集くん、
あなた、今だにキョーコ先生の事が好きなの?」
集 「いや、あの人は今では憧れって感じだしね。
今、俺がホントに好きなのは、るりちゃんだけだよ♪」
るり 「あなたほど、その言葉を言っても信憑性が無い人はいないけど……………。
でも、あなたがそれならいいわ。
これからもよろしくね。」
集の昔の気持ちと今の気持ちをるりが確認して、集とるりの大学祭の出し物の1日講義の準備は終わりました。
第1巻 第199話 完