2017年10月21日(土) PM:13:00
凡矢理ウォーターパーク
流れるプール
昼食を終えた楽と千棘は、
昼から次は流れるプールに来ていた。
楽 「へーー、流れるプールか。
こんなのもあるんだな。」
千棘 「ねー楽、あのプールが流れてるの?」
楽 「ああ。
プール自体が流れてるから、入ってる人が泳がなくても、自動的に体を運んでくれるんだ。」
千棘 「よーし、入るわよ!」
そして、まずは楽から入り………
ザバッ
スーースーー
楽 「おーー、ホントに流れてらぁ。
ゆったりした流れで、なんだか気持ちいいな。」
千棘 「そーれ、楽、どーん!」
ドンッ
楽 「うおっ!?」
楽より遅れて流れるプールに入って来た千棘は、
流れで加速して、楽にぶつかって来た。
ダキッ
ムニュッ
楽 「なっ!?」
千棘は、そのまま後ろから楽を抱きしめた。
楽 「ち、千棘………お前何を?」
千棘 「いいじゃない。
私はあんたと一緒にプールに入りたいんだし。」
楽 「そ、それはいいんだが、
あのー………千棘さん?」
千棘 「何よ?」
楽 「さっきから俺の背中に、
その………当たってるんですけど………。」
千棘 「あててんのよ。
いいじゃない、私たちは恋人同士なんだし、
それとも何?
あんたは彼女の胸が嫌なの?」
楽 「いや、別にそういう訳じゃあ………。」
千棘 「なら、彼女の胸くらい、
喜んで食べちゃいなさいよ。」
フフン♪
楽 「なっ!食べちゃうって、
そんな言い方………。」
千棘 「それなら、次はこれはどうよ?」
スッ
グイッ
楽 「うおっ!?」
千棘は、今度は抱きしめていた楽を一旦離して、
後ろを向いてお尻を楽の腰に押し付けて来た。
千棘 「どう?私のお尻、おいしい?」
楽 「お前なぁ………。」
楽 (でも、昔のこいつなら、
こんな風に自分から積極的に俺に体を押し付けてくるなんて考えられなかったよな。)
楽 (こいつなりに、
俺の彼女として頑張ってんだな。
仕方無い、胸とお尻くらい、
美味しくいただいてやるか………。)
第1巻 第214話 完
第1巻 第215話 ノボセタ
2017年10月21日(土) PM:14:00
凡矢理ウォーターパーク
サウナ室の前
楽 「次はサウナかぁ。」
千棘 「うん。
色んなプールのアトラクションに入ったから、
温水とはいえ体も冷えたから、
そろそろ少しあったまりたくなったの。」
楽 「それもそうだな。
俺も結構冷えたし、
少し入ってこーぜ。」
千棘 (まあ、ホントは理由はそれともう1つあるんだけどね………。)
楽&千棘 「お邪魔しまーす。」
ガラッ
楽と千棘は、サウナ室の扉を開けて中に入った。
客A 「あら、若い子達が入って来たわね。」
客B 「カップルかしら、女の子の方、
可愛いわねーー。」
ドサッ
楽と千棘は、腰掛けに座った。
楽 「ふーー、あったけーな。
やっぱりこういうのいいよな。
なんつーか、疲れが取れる。」
千棘 「あんた、温泉気分にでもなってない?
相変わらずじじむさいわねぇ………。」
楽 「うるせーな。」
千棘 「でも、確かにあったかいわね。
暖ったか過ぎて、むしろ暑いくらい。」
そして、10分経過
千棘 「ふーー、流石に暑くなって来たわね………。」
パタパタ
千棘は、顔を赤くして手のひらをうちわ代わりにしてあおいでいた。
楽 (………なんか、顔を赤くして、
暑さに耐えて汗かいてる千棘、かわいいな………。)
楽 (水着姿の体に、汗と水が混じったのがしたたって光ってる………。
胸の谷間にも水が溜まってるし、
顔も赤くなって、暑さに耐えてる表情してるし、
今の千棘、スッゲー色っぽい………。)
千棘 「?どーしたの楽、人の方まじまじと見て………。」
楽 「な、なんでもない!
さあ、結構あったまったし、そろそろ出よーぜ。」
千棘 「………あんたは先に出てて、
私はもう少しこの中にいるわ。」
楽 「え?
でもお前も、もう十分あったまったし、
それにキツそうじゃねーか?」
千棘 「そうよ。
でも、自分の限界まで中にいたいの。」
楽 「ハァ?なんで?」
千棘 「決まってるじゃない!
高校の時、万里花とサウナで我慢対決した時、2人とものぼせちゃって、
番台(ばんだい)やってたあんたのお世話になったでしょ?
もうあんな事、繰り返したく無いから、
自分のサウナに長くいられる限界時間を伸ばすのよ!」
楽 「あーー………
そういやああったなそんな事、
高2の時に………。」
楽 (俺はその他にも、
春ちゃんに桶(おけ)を投げられたり、
のぼせたお前を運ぼうとしたら石鹸(せっけん)につまずいてコケて頭打って、
気絶して小野寺に看病して貰ったり、
色々と散々な日だったな………。)
千棘 「そういう訳だから、
まだ私はここにいるから、
あんたは先に出ててよ!」
楽 「へいへい。」
ガラッ
楽は、千棘の言う通り、
一旦(いったん)サウナ室を後にした。
パチンッ
ゴクゴク………
楽は、サウナ室を出てすぐのところにある自販機で、コーヒー牛乳を買って飲んだ。
楽 「あいつ、大丈夫かな………?
また、高2の時みてーな事になるんじゃ………。」
5分後
楽 (千棘のやつ、どうしてるかな?
ちょっと様子見てみよう………。)
ガラッ
千棘 「うーん………
万里花、あんたと今度我慢比べする時は負けないわよ………。」
楽 (………千棘、そういやあお前、
負けづ嫌いでもあるんだよな………。)
10分後
ガラッ
千棘 「うーん………
あと、2時間は行けるわ………。」
楽 「……………。」
15分後
ガラッ
千棘 「うーん………。
ムニャムニャ………。」
プシュー〜
楽 「………やっぱり、
ついに完全にのぼせやがったか………。」
千棘 「うーん………。」
楽 「ほれ、行くぞ。
まったくお前は………
こんなところで我慢の練習なんかするなよな。」
ガバッ
楽は千棘を担いで、外に出ようとした。
千棘 「うーん………楽………。」
ギュッ
楽 「!」
千棘は、のぼせたまま寝ぼけて、
楽を抱きしめた。
楽 「ちょ!お前………
こんな公衆の面前で抱きつくんじゃねーよ!」
千棘 「うーん、楽………。
暑いよ、助けてよ………。」
楽 「!」
千棘 「うーん………。
楽………。」
楽 (そうだよな、俺は
お前の彼氏だもんな。
辛くなったら、こうして俺に泣きつけばいい………。)
スッ
ナデナデ………
楽は、のぼせたままの千棘の濡れた髪を撫でた。
第1巻 第215話 完