ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第234話 キリオデ 第1巻 第235話 サイゴノ

2017年10月25日(水) 12:00

 

イオンモールキリオ 凡矢理店

 

レストラン

 

千棘 「このハンバーグステーキ、

おかわり下さーい!」

 

ガッガッ

 

店員A 「はーい。」

 

楽 「お前ホント、よく食うよなぁ………。」

 

千棘 「だって、ここのハンバーグステーキ、美味しーんだもん♪」

 

楽 「まあ、良いけど………。」

 

 

ゲームセンター

 

ウィーン ガシャンッ

 

千棘 「やったーー!

ついにクレーンゲームで一つ、ヌイグルミを取れたーー!」

 

楽 「やったな千棘!

あま、俺の勝ちだけどな。」

 

ドサッ

 

 

楽は、千棘が1つ取った時にはすでに5〜6個のヌイグルミを取っていた。

 

 

千棘 「むむむ………

あんたやっぱり、こういうの得意ね。

あ!そうだわ、次はパンチングマシーンで勝負ってのはどう?」

 

楽 「しねーよ!

星体技(せいたいぎ)まで使えるようになったお前に俺が勝てるわけねーし、

お前は自分のバイト先があるキリオのゲーセンでも、

マシーンを壊す気か!」

 

 

映画館

 

千棘 「ぐぅ〜〜、ぐぅ〜〜。」

 

ムニャムニャ

 

楽 「やっぱり寝たか。

こいつ、昔から興味があまり無い映画観ると、すぐコレだよ………。」

 

 

スタスタ………

 

千棘 「うーん、まだちょっと眠い………。」

 

楽 「お前、ホントにすぐに映画館で寝るよな………。」

 

パクッ モグモグ………

 

 

映画館を出た楽と千棘は、

クレープを食べながらキリオの道を歩いていた。

 

千棘 「ふふっ、でもこういうデートもなんか、久々で良いよね。」

 

楽 「え?」

 

千棘 「ほら私たち、ホントの恋人になってから、「恋人らしさ」があるデートばっかしてきたでしょ?

それも良いけど………

なんだか私たち、気取り過ぎだったのかも、

あんたといる時はやっぱり、

こうやって2人の好きなところ行ったり、

2人でバカやったり………

そういうのが1番私は楽しいわ。」

 

楽 「………ああ、そうだな。

俺は恋人らしいデートも、

お前とバカやってるデートも、

両方楽しいけどな。」

 

第1巻 第234話 完

 

 

 

第1巻 第235話 サイゴノ

 

2017年10月26日(木) 15:00

 

凡矢理大学

 

バドミントン部、練習場前、LRT(ラブ リアル テスト)の会場

 

冬吾 「さーて、今日は俺たちのLRT(ラブ リアル テスト)の最後の仕上げ、[link_sstoko: SS投稿速報作品URL ]

 

最後の関門の準備をするぞ!」

 

楽 「おう。

しかし冬吾お前、俺と同じ蛍(ほたる)に頼まれただけの手伝いの助っ人なのに、

見事にこのイベントの参謀(さんぼう)みたいに活躍したな………。」

 

冬吾 「やだなー、楽。

やるからには盛り上げないと、

イベントってものは、つまらないでしょ?」

 

楽 (………冬吾、やっぱりお前、誰かさんにソックリだわ。)

 

楽 「しっかし、見事なイベント会場が出来たなーー。

コレ、本当に大学祭の学生間だけで準備したイベント会場か?」

 

 

楽の言う通り、色を塗ったダンボールで、

蛍(ほたる)の所属するバドミントン部の練習場の体育館前に作られたLRT(ラブ リアル テスト)のイベント会場は、

 

ピンク色のダンボールの壁、

各関門の5〜6個の部屋、

それらを繋げる廊下など、

とても二十歳(ハタチ)前後の学生達の手だけで作ったとは思えない出来だった。

 

冬吾 「まあ、俺の知り合いの建築作業員の皆さんや、デザインが出来る人に手伝って貰ったからねーー。」

 

楽 「………相変わらず、お前の人脈は集以上にスゲーな………。

流石、星物書き(ほしものかき)。

星神界のジャーナリスト。」

 

蛍(ほたる) 「ん?楽、星物書き(ほしものかき)って、何?」

 

楽 「!な、なんでもねーよ!」

 

楽 (あぶねー、あぶねー………。)

 

楽 「で、蛍(ほたる)最後の関門ってのはなんなんだ?

やっぱり、今までと同じ様に何か部屋とか準備するのか?」

 

蛍(ほたる) 「いや、最後の5つ目の関門は

すでに出来てるゴール目前の部屋に、

机と椅子(イス)を置くだけでいいんだ。

最後の関門は、ただの質問だからね。」

 

楽 「質問?」

 

蛍 「うん。

イベントに参加してくれてるお客さんのカップル2人に、

今まで2人で行った思い出で、1番楽しかった思い出や、嬉しかった思い出、

大事な思い出を聞くんだ。」

 

楽 「なっ!

カップルにそれぞれ、1番大事な思い出を聞くのか?」

 

蛍 「うん。

それをウチの部の付き合ってる、

男子バドミントン部の人と、女子のマネージャーの人が、

恋愛としてどれだけ素敵か判断するんだ。」

 

楽 (………俺の1番大事な千棘との思い出………

そりゃ、天駆高原(てんくこうげん)で、千棘とお互いに告白し合って結ばれたあの日だろうけど、

千棘もそう思ってくれてるかな………。)

 

楽 (………いや、千棘も俺も、

付き合ってても、俺もあいつも違う人間なんだ、違っててもいい、

俺は俺の1番大事な思い出を正直に話そう。)

 

蛍(ほたる) 「?どうしたの、楽。」

 

楽 「あ。いや、何でもない………。」

 

第1巻 第235話 完

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