ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

186 / 383
第1巻 第236話 スニーカ 第1巻 第237話 チーズヲ

2017年10月26日(木) 16:00

 

LAB(ラボ)ファッション学園

 

デザイン科教室

 

 

千棘 「さーて、最後の作品、頑張って考えるかー〜!」

 

倉持 「お疲れ千棘ちゃん、今日も学校残ってくの?」

 

千棘 「あっ、綾ちゃん!」

 

綾 「昨日の彼氏さんとのデート、楽しかったーー?」

 

千棘 「うん。

久々に気取らないで、2人の好きなところ行けて、楽しかったよ!」

 

綾 「それはよかったね。

それにしても………優しそうな彼氏さんだったね。

一条君。」

 

千棘 「そんな事無いよ!

ぶっきらぼうだし、もやしっ子だし、

でも………。」

 

綾 「でも?」

 

千棘 「それでも………いい奴なのよ。」

 

綾 「だよねー。

じゃなきゃ、千棘ちゃんが付き合うわけ無いもん。

ところで、今日は何の服を考えるの?

また、メンズの長ズボン?」

 

千棘 「いや、今日はもう明日で服のアイデアの提出期限が来ちゃうから、

今日ので最後にしようと思ってるんだけど、

私、黒、迷彩柄、肌色って、

今までの自分の作品3つとも長ズボンばっかだったから、

そろそろ新しい種類の服を作ろうと思ってるんだ………。」

 

綾 「なるほどね………

それなら、靴なんてどう?」

 

千棘 「靴?」

 

綾 「靴だって、立派なアパレルじゃ無い。

私たちがバイトしてるキリオのUNIQLO(ユニクロ)にだって、一杯靴があるでしょ?」

 

千棘 「あっ、そっか!」

 

綾 「例えば、ヒールにクロックス、

サンダルにスポーツシューズに………

スニーカー。」

 

千棘 「スニーカー?」

 

綾 「うん。

男の子って、スニーカーが好きな子が多いんだよ。」

 

千棘 「なるほど………いいかも!」

 

 

そして………

 

 

カキカキ カキカキ………

 

 

その日の夜、

 

スペクトル凡矢理 705号室

 

千棘 「じゃじゃーん!

見てよ、楽!」

 

バッ

 

楽 「おっ!

何だそのスニーカーの絵?

お前が描いたのか?」

 

千棘 「うん!

今日、学校に遅くまで残って描いたの!」

 

 

千棘が楽に見せたアイデアをまとめる用のスケッチブックには、

青と白の本体に赤い紐の、見栄えのいい見事なスニーカーが描かれていた。

 

 

楽 「中々、カッコいいじゃねーか!」

 

千棘 「フフーン♪

そうでしょ?

あんたに似合いそうなスニーカーを考えて、

頑張ったんだから!」

 

楽 「そっか………

ありがとな。」

 

千棘 「フフーン♪」

 

第1巻 第236話 完

 

 

 

第1巻 第237話 チーズヲ

 

2017年10月26日(木) 15:00

 

弥柳宅

 

弥柳 「それじゃあ小野寺さん、

俺たちの大学祭のケーキ屋の最期の3つ目のメニュー、

チーズケーキの制作に取り掛かるよ!」

 

小咲 「はい!」

 

 

小咲は、今日も大学の講義後に蓮の家に、

自分達が大学祭で出すケーキの試作品とレシピ作りに来ていた。

 

 

小咲 「同時に、私の洋菓子レシピの3作目になる………頑張らなきゃ!」

 

弥柳 「じゃあ、さっそく調理に取り掛かるよ。」

 

小咲 「はい。」

 

弥柳 「まずは、ボウルにクリームチーズを入れて、

レンジで600w(ワット)で温める。」

 

小咲 「はい!」

 

 

トクトク………

 

ピリッ

 

 

小咲は、蓮に言われた通りにクリームチーズをボウルに入れて、ラップをした。

 

 

小咲 「次は、レンジで温めればいいんですよね?」

 

蓮 「そうだよ。」

 

 

スッ

 

クイッ

 

 

小咲は、ボウルに入れたクリームチーズをレンジに入れて、

メモリを600w(ワット)に設定した。

 

 

蓮 「時間は1分。」

 

小咲 「は、はい!」

 

クイッ

 

 

小咲は少し慌てて、時間のメモリを1分に設定した。

 

 

そして、1分後………。

 

 

蓮 「よーし、あったまったな。

次は、クリームチーズにラカントを入れて、

泡立て器で混ぜる!」

 

小咲 「はい!」

 

シュゴーー

 

 

蓮 「次、卵を割って入れて、泡立て器で混ぜる!」

 

小咲 「はい。」

 

シュゴーー

 

蓮 「それから、レモン汁とバニラエッセンスを入れて、泡立て器で混ぜる!」

 

 

そして………

 

 

蓮 「よーし、出来たね。

後は、好きな形に切って完成だよ。」

 

小咲 「ふーう、疲れたよーー。」

 

 

ホカホカ………

 

 

小咲が蓮の考えたレシピで作ったチーズケーキは、

黄色い甘そうな色をして、

香ばしいいい香りを放っていた。

 

 

蓮 「………なあ、小野寺さん。」

 

小咲 「はい?」

 

蓮 「あんた、よく頑張ったよな。」

 

小咲 「そ、そんな事ないですよ!

弥柳君が、丁寧に教えてくれるから出来ただけで………。」

 

蓮 「そんな事は無いよ。

今日だけじゃなくて、

あんたはこのたった数週間で、

自分のレシピとメニューを3種類も作り出して、

よく頑張ったよ。」

 

小咲 「そ、そうですかね………。」

 

カァァ………

 

 

小咲は少し照れて、顔を赤らめた。

 

 

蓮 「………まあでも、あんたがこの数週間でやったのは、

全部洋菓子の1番基本的な作り方なんだけどな。」

 

小咲 「えっ?そうなんですか?」

 

蓮 「ああ。

あんたはまだ、菓子作りを始めて半年だから、

まずは基本的なレシピから始めた方がいいと思ったんだ。

次は、このレシピをあんたなりにアレンジして応用の菓子を作ってみるってのもいいよ。」

 

小咲 「そっか………

ありがとうございます!

この2週間くらい、色んなお菓子の作り方を考えてくれて、本当にありがとうございました!」

 

小咲 (お菓子作りを教えてる時の弥柳君、

ホントに真剣だなぁ………。)

 

蓮 「俺の方こそ、

大学祭のケーキ屋に付き合ってくれてありがとな!

大学祭、頑張ろうな!」

 

小咲 「はい!」

 

第1巻 第237話 完

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。