ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第253話 カマキリ

2017年10月31日(火) 13:00

 

凡矢理会館

 

バッ

 

 

小咲に連れられた楽と千棘は、

大急ぎで凡矢理会館に戻って、

戸を開けた。

 

楽 「ハァハァ………。」

 

千棘 「ね、ねえ小咲ちゃん。

一体何があったの?」

 

小咲 「見てよ!」

 

楽&千棘 「え?」

 

 

ズバッ

 

 

楽&千棘 「!」

 

客A 「うわーー!

また、テーブルが裂けたぞ?」

 

客B 「一体、何なんだーー?」

 

星獣 「カカカ………!」

 

 

テーブルを切り裂いたのは、

緑色の光をまとった星獣(せいじゅう)だった。

 

 

楽 「あっ、星獣だ!」

 

千棘 「ホントだわ!

よく見たら、私達の星匣(ほしはこ)も光ってるわよ?」

 

 

千棘の言う通り、楽と千棘の星匣(ほしはこ)は、木製属性を示す緑色に光っていた。

 

 

レオン 「アレは、木星カマキリだよ。」

 

楽 「あっ、レオン!」

 

シルフ 「まったく………

千棘も楽も、走るのに夢中で、

星匣(ほしはこ)が光ってるのに気が付かなかったのね。」

 

千棘 「シルフ、

あの星獣はどんな星獣なの?」

 

シルフ 「木星カマキリは、

あの鋭い鎌で物を切り裂いて、

木星の光の元である、

「快楽」の感情を奪う星獣よ。

いきなり物が切れたりしたら、楽しい気分が損なわれるでしょ?」

 

千棘 「そんな………

みんなで楽しく、ハロウィンパーティーしてたのに、

その楽しい気持ちをエサにするなんて………

許せない!」

 

集 「楽、桐崎さん、

早く何とかしてくれ〜〜。

俺じゃあ、姿は見えても戦えないんだよ〜〜。」

 

楽 「よし、行くぞ千棘!」

 

千棘 「うん!」

 

スッ

 

スッ

 

 

楽と千棘は、星匣を構えた。

 

 

楽 「九愛太陽(きゅうあいたいよう) レオン」

 

千棘 「三日月銀兎(みかづきぎんと) シルフ」

 

シュンッ

 

シュンッ

 

 

楽と千棘は、レオンと千棘を召喚した。

 

 

バンッ

 

 

鶫 「ハァハァ………。」

 

千棘 「あっ、つぐみ!」

 

 

楽と千棘がレオンとシルフを召喚した直後に、

鶫が息を切らして現れた。

 

 

鶫 「お嬢、一条楽、

この会場に、星獣が出たと言うのは本当か?」

 

楽 「ああ、ホントだ。

ほれ、あのカマキリだ!」

 

スッ

 

 

楽は、木星カマキリを指差した。

 

 

鶫 「木星属性か………

よし。」

 

スッ

 

 

鶫は、星匣を出した。

 

 

鶫 「金星機械王(きんせいきかいおう) メガオン」

 

シュンッ

 

 

鶫は、メガオンを召喚した。

 

 

メガオン 「久々の戦闘だな、誠士郎!

今回の相手は木星属性かぁ?」

 

鶫 「ああ、頼むぞメガオン。」

 

楽 「よーし………

千棘、鶫、行くぞ!」

 

千棘 「いつでも、準備OK(オーケー)よ!」

 

鶫 「なぜ貴様が仕切る、一条楽。」

 

 

タンッ

 

草鹿(くさか) 「………まさか、

俺の開いたパーティーが、こんな事になるとはね。」

 

千棘 「あっ!

草鹿(くさか)くん?」

 

楽 「おい、表!

ここは俺たちに任せて………。」

 

 

スッ

 

 

楽&千棘&鶫 「え?」

 

 

表は、ポケットから緑色の南瓜(カボチャ)の紋章が描かれた星匣(ほしはこ)を出した。

 

 

楽 「表、

お前まさか………?」

 

草鹿 「参加者のみなさんがハロウィンを楽しんでるのに、

許せないな、この星獣………。」

 

第1巻 第253話 完

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