2017年10月31日(火) 14:00
凡矢理会館
ワイワイ ガヤガヤ………
草鹿(くさか) 「はいはーい、
パーティー参加者の皆さん、
申し訳ないですが、後片付けの手伝いをお願いしまーす。」
参加客A 「なあ、あのテーブルが切れたりしたの、何だったんだろうな?」
参加者B 「イベントの出し物の一つかな?」
参加者C 「バカ言え、
あんな、テーブルが切れたりする危ない仕掛けを、こんな民間のパーティーでやるかよ。」
草鹿 「ふーうっ、何とか上手く片付いたな。
まあ、星の光の素養の無い一般の人間には、星獣は見えないからな。
安心安心♪」
楽 「驚いたぜ。
表、お前が星神だったなんてな。」
千棘 「私もよ。
ただの舞子君の友達だと思ってたのに。」
表 「俺が星神の力を身に付けたのは、
俺の星の光の素養に気付いたマフィアの人が、星錠(せいじょう)をくれたからだよ。」
楽 「マフィアが?
お前に星錠(せいじょう)をくれたのか?」
鶫 「そう言えば、
蒼也から聞いた事があるぞ。
我々ビーハイブや集英組のような、
善良な方のヤクザやギャングは、
星の光の力の使い方を知らない者に、
星錠を与える事があると。」
表 「まあ、この力のお陰で俺は今楽しーからイイけどネ♪。
さあ、野生の星獣もやっつけたし、
最後にみんなで記念写真でも撮ろうよ♪」
楽 「おっ、いいなそれ!」
万里花 「楽様ーー!
私(わたくし)の隣に来て下さい!」
千棘 「あっ!
ずるいわよ万里花!
楽は私の恋人なんだから、私の隣に決まってるでしょ?」
表 「はい、チーズ!」
パシャッ
こうして、楽たちの大学祭巡りの前夜祭の、
草鹿 表(くさか ひょう)主催のハロウィンパーティーは、幕を閉じた。
第1巻 第255話 完
第1巻 第256話 ショニチ
2017年11月1日(水) 10:00
中央大学
楽達の大学祭巡り,1日目(いちにちめ)
その日、楽達は大学祭巡りの初日に、
集とるりの大学の中央大学に来ていた。
楽 「へーー、結構大きな大学だな。」
千棘 「でも、あんたの通ってる凡矢理大学の方が大きいじゃない。」
楽 「まあ、ウチの大学はドーム数個分あるからな。」
小咲 「ここで、るりちゃんと舞子君が、
1日教室をやるんだよね。
るりちゃんの英語や外国語の授業………
楽しみだなぁ。」
蒼也 「それはいいが、
なんで俺まで………。」
鶫 「仕方無いだろう蒼也。
一条楽が、「蒼也も俺たちの仲間の1人なんだから、仲間外れになんか出来ない。」
と、聞かなかったんだから。」
楽 「そういう事だ。
学祭巡り、楽しもうぜ蒼也!」
蒼也 「………分かったよ。」
万里花 「私(わたくし)は、楽様さえいれば、
どんな大学の学祭でも楽しいですわ!」
夜内(やうち) 「へーー。
橘さん、この人が話に出てた橘さんの好きな人?」
万里花 「はい。
一条楽さまですわ。素敵でしょう?」
楽 「そう言えば橘、その人は?」
万里花 「ああ、
紹介しますわ楽様、
私(わたくし)の予備校での友人の夜内(やうち)さんですわ。」
夜内 「よろしく。」
楽 「俺は一条楽だ。
よろしくな。」
鶫 「………なんだか、あなたからは私と同じ、自分の道に努力して来た者の感じがする。
気が合いそうだ。」
夜内 「へ?
あんた、そんなの分かるのか?」
鶫 「まあな、大体雰囲気でわかる。
もっとも………努力家でも、その他の性格が自分勝手過ぎて、好かない者もいるが。」
万里花 「ん?鶫さん、
それは誰の事ですか?」
千棘 「まあまあ。
みんな、挨拶はその辺にして、
舞子君とるりちゃんの1日教室に行くわよ!」
一同 「おーー!」
そして、一同は集とるりが1日教室をしている教室まで向かい………
千棘 「んーー、
このチョコバナナ美味し〜〜♪
あっ、そのクレープも下さい!」
楽 「おい千棘、
さっきからお前、食い物屋ばかり回り過ぎだろ!
そんなんじゃあ、いつまで経っても集と宮本のいる教室にたどり着けねーぞ?」
千棘 「だって、美味しーんだもん♪」
楽 「ったく………。」
小咲 「あっ、
着いたよ一条君、この教室じゃあない?」
22号館の教室
楽 「おっ、ホントだ。
確か集が、この教室だって言ってたな。」
ガラッ
楽は、教室の扉を開けた。
集 「おっ、楽!
それにみんな!」
教室の中には、制服を着てネクタイを締めた集がいた。
集 「今日は俺とるりちゃんの1日教室に来てくれて、ありがとう!」
楽 「それで、
その1日教室はいつから始まるのか?」
集 「ああ、それがグッドタイミング!
あと10分で次の教室が始まるよ!」
鶫 「しかし、本当に大丈夫なのか?
貴様が教師など………
生徒、いや、1日教室に来た客にセクハラまがいの事をするのでは無いのか?」
集 「やだなぁ〜〜、誠士郎ちゃん、
俺がそんな事するわけ………。」
るり 「あんたの今までの普段の言動からしたら、そう言われても仕方がないでしょ。」
ガスッ
女教師のようなスーツ姿に身を包んだるりが現れた。
小咲 「あっ、るりちゃん。
そのスーツ、似合ってるね〜〜。」
るり 「ありがとう、小咲。」
集 「あっ、そろそろ次の教室が始まるよ。
みんなも席に着いて!」
楽 「へいへい。」
ゾロゾロ………
ガタッ
楽達は席に着いた。
他にも数十人の1日教室の参加者がいた。
集 「えーー。それでは、
舞子集の、1日教室の午前の部を始めまーす。」
参加者一同 「はーい。」
集 「当教室では、
高校レベルの5教科の、英語以外の科目を僕が教えまーす。
それではみなさん、始めまーす。」
そして………
集 「えーー。
これで、この問題はこの方程式を使って………。」
カキカキ………
楽 「………なんだか、
思ったより全然普通でマトモな授業だな。」
千棘 「それに、結構分かりやすいわよ。」
小咲 「そうだね。
もしこの解き方を高校の時に知ってたら、
テストでもっといい点を取れてたかも。」
そして………集の1日教室は終わり………
集 「ありがとうございましたー!」
参加者一同 「はーい!」
ゾロゾロ………
楽 「いい教室だったな、集!」
千棘 「ホンット意外!
舞子君が、あんなに教えるの上手いなんて!」
小咲 「いい授業だったよ、舞子君!」
鶫 「まあ、貴様にしては悪くはなかったな。」
集 「ありがとうねみんな、
なんだかね………教卓に立ってると、
授業中は真剣に教えなきゃと思うんだよね。」
楽 「へーー………
お前、そんな風に考えるんだな。」
集 「なんか、
教えるのが大変だと感じるとね。
それを毎日やっていたキョーコちゃんはホントにすごいと思うんだ。
俺も、生徒の気持ちも考えて、
少しは頑張らなきゃと思うんだよね。」
楽 (コイツ………普段はふざけた態度ばっかとってるけど、
心の底では友達の事だけじゃなくて、
生徒の事も考えてるんだな。
こんなやつだからこそ、
俺は幼稚園から幼なじみで、
ずっと親友だったんだろうな。)
第1巻 第256話 完