ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第255話 オヒラキ 第1巻 第256話 ショニチ

2017年10月31日(火) 14:00

 

凡矢理会館

 

ワイワイ ガヤガヤ………

 

草鹿(くさか) 「はいはーい、

パーティー参加者の皆さん、

申し訳ないですが、後片付けの手伝いをお願いしまーす。」

 

参加客A 「なあ、あのテーブルが切れたりしたの、何だったんだろうな?」

 

参加者B 「イベントの出し物の一つかな?」

 

参加者C 「バカ言え、

あんな、テーブルが切れたりする危ない仕掛けを、こんな民間のパーティーでやるかよ。」

 

 

草鹿 「ふーうっ、何とか上手く片付いたな。

まあ、星の光の素養の無い一般の人間には、星獣は見えないからな。

安心安心♪」

 

楽 「驚いたぜ。

表、お前が星神だったなんてな。」

 

千棘 「私もよ。

ただの舞子君の友達だと思ってたのに。」

 

表 「俺が星神の力を身に付けたのは、

俺の星の光の素養に気付いたマフィアの人が、星錠(せいじょう)をくれたからだよ。」

 

楽 「マフィアが?

お前に星錠(せいじょう)をくれたのか?」

 

鶫 「そう言えば、

蒼也から聞いた事があるぞ。

我々ビーハイブや集英組のような、

善良な方のヤクザやギャングは、

星の光の力の使い方を知らない者に、

星錠を与える事があると。」

 

表 「まあ、この力のお陰で俺は今楽しーからイイけどネ♪。

さあ、野生の星獣もやっつけたし、

最後にみんなで記念写真でも撮ろうよ♪」

 

楽 「おっ、いいなそれ!」

 

万里花 「楽様ーー!

私(わたくし)の隣に来て下さい!」

 

千棘 「あっ!

ずるいわよ万里花!

楽は私の恋人なんだから、私の隣に決まってるでしょ?」

 

表 「はい、チーズ!」

 

パシャッ

 

 

こうして、楽たちの大学祭巡りの前夜祭の、

草鹿 表(くさか ひょう)主催のハロウィンパーティーは、幕を閉じた。

 

第1巻 第255話 完

 

 

 

第1巻 第256話 ショニチ

 

2017年11月1日(水) 10:00

 

中央大学

 

楽達の大学祭巡り,1日目(いちにちめ)

 

 

その日、楽達は大学祭巡りの初日に、

集とるりの大学の中央大学に来ていた。

 

 

楽 「へーー、結構大きな大学だな。」

 

千棘 「でも、あんたの通ってる凡矢理大学の方が大きいじゃない。」

 

楽 「まあ、ウチの大学はドーム数個分あるからな。」

 

小咲 「ここで、るりちゃんと舞子君が、

1日教室をやるんだよね。

るりちゃんの英語や外国語の授業………

楽しみだなぁ。」

 

蒼也 「それはいいが、

なんで俺まで………。」

 

鶫 「仕方無いだろう蒼也。

一条楽が、「蒼也も俺たちの仲間の1人なんだから、仲間外れになんか出来ない。」

と、聞かなかったんだから。」

 

楽 「そういう事だ。

学祭巡り、楽しもうぜ蒼也!」

 

蒼也 「………分かったよ。」

 

万里花 「私(わたくし)は、楽様さえいれば、

どんな大学の学祭でも楽しいですわ!」

 

夜内(やうち) 「へーー。

橘さん、この人が話に出てた橘さんの好きな人?」

 

万里花 「はい。

一条楽さまですわ。素敵でしょう?」

 

楽 「そう言えば橘、その人は?」

 

万里花 「ああ、

紹介しますわ楽様、

私(わたくし)の予備校での友人の夜内(やうち)さんですわ。」

 

夜内 「よろしく。」

 

楽 「俺は一条楽だ。

よろしくな。」

 

鶫 「………なんだか、あなたからは私と同じ、自分の道に努力して来た者の感じがする。

気が合いそうだ。」

 

夜内 「へ?

あんた、そんなの分かるのか?」

 

鶫 「まあな、大体雰囲気でわかる。

もっとも………努力家でも、その他の性格が自分勝手過ぎて、好かない者もいるが。」

 

万里花 「ん?鶫さん、

それは誰の事ですか?」

 

千棘 「まあまあ。

みんな、挨拶はその辺にして、

舞子君とるりちゃんの1日教室に行くわよ!」

 

一同 「おーー!」

 

 

そして、一同は集とるりが1日教室をしている教室まで向かい………

 

 

千棘 「んーー、

このチョコバナナ美味し〜〜♪

あっ、そのクレープも下さい!」

 

楽 「おい千棘、

さっきからお前、食い物屋ばかり回り過ぎだろ!

そんなんじゃあ、いつまで経っても集と宮本のいる教室にたどり着けねーぞ?」

 

千棘 「だって、美味しーんだもん♪」

 

楽 「ったく………。」

 

小咲 「あっ、

着いたよ一条君、この教室じゃあない?」

 

 

22号館の教室

 

 

楽 「おっ、ホントだ。

確か集が、この教室だって言ってたな。」

 

 

ガラッ

 

 

楽は、教室の扉を開けた。

 

 

集 「おっ、楽!

それにみんな!」

 

教室の中には、制服を着てネクタイを締めた集がいた。

 

 

集 「今日は俺とるりちゃんの1日教室に来てくれて、ありがとう!」

 

楽 「それで、

その1日教室はいつから始まるのか?」

 

集 「ああ、それがグッドタイミング!

あと10分で次の教室が始まるよ!」

 

鶫 「しかし、本当に大丈夫なのか?

貴様が教師など………

生徒、いや、1日教室に来た客にセクハラまがいの事をするのでは無いのか?」

 

集 「やだなぁ〜〜、誠士郎ちゃん、

俺がそんな事するわけ………。」

 

るり 「あんたの今までの普段の言動からしたら、そう言われても仕方がないでしょ。」

 

ガスッ

 

 

女教師のようなスーツ姿に身を包んだるりが現れた。

 

 

小咲 「あっ、るりちゃん。

そのスーツ、似合ってるね〜〜。」

 

るり 「ありがとう、小咲。」

 

集 「あっ、そろそろ次の教室が始まるよ。

みんなも席に着いて!」

 

楽 「へいへい。」

 

ゾロゾロ………

 

ガタッ

 

 

楽達は席に着いた。

他にも数十人の1日教室の参加者がいた。

 

 

集 「えーー。それでは、

舞子集の、1日教室の午前の部を始めまーす。」

 

参加者一同 「はーい。」

 

集 「当教室では、

高校レベルの5教科の、英語以外の科目を僕が教えまーす。

それではみなさん、始めまーす。」

 

 

そして………

 

 

集 「えーー。

これで、この問題はこの方程式を使って………。」

 

カキカキ………

 

楽 「………なんだか、

思ったより全然普通でマトモな授業だな。」

 

千棘 「それに、結構分かりやすいわよ。」

 

小咲 「そうだね。

もしこの解き方を高校の時に知ってたら、

テストでもっといい点を取れてたかも。」

 

 

そして………集の1日教室は終わり………

 

 

集 「ありがとうございましたー!」

 

参加者一同 「はーい!」

 

ゾロゾロ………

 

 

楽 「いい教室だったな、集!」

 

千棘 「ホンット意外!

舞子君が、あんなに教えるの上手いなんて!」

 

小咲 「いい授業だったよ、舞子君!」

 

鶫 「まあ、貴様にしては悪くはなかったな。」

 

集 「ありがとうねみんな、

なんだかね………教卓に立ってると、

授業中は真剣に教えなきゃと思うんだよね。」

 

楽 「へーー………

お前、そんな風に考えるんだな。」

 

集 「なんか、

教えるのが大変だと感じるとね。

それを毎日やっていたキョーコちゃんはホントにすごいと思うんだ。

俺も、生徒の気持ちも考えて、

少しは頑張らなきゃと思うんだよね。」

 

楽 (コイツ………普段はふざけた態度ばっかとってるけど、

心の底では友達の事だけじゃなくて、

生徒の事も考えてるんだな。

こんなやつだからこそ、

俺は幼稚園から幼なじみで、

ずっと親友だったんだろうな。)

 

第1巻 第256話 完

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