ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第264話 ヒトゴミ

2017年11月2日(木) 15:00

 

佐張大学(さわりだいがく)

 

軽音楽部(けいおんがくぶ)

 

大学祭ライブ会場

 

軽音楽部員 「えー、

本日は我が部のライブに来て頂いて、

ありがとうございます。

是非とも、楽しんでいって下さいね。」

 

客A 「オオーー!」

 

客B 「イエーー!」

 

 

千棘の提案の学祭の飲食店の食べ歩きを終えた楽たちは、

次は軽音楽部のライブ会場に来ていた。

 

 

千棘 「す、すごい人ね………。」

 

楽 「まあな。

でも、こういう人がたくさんいて、

にぎやかなのもいいよな。」

 

千棘 「そ、そうね………。」

 

 

楽たちは、観客の人混みでおしくらまんじゅう状態だった。

 

 

軽音部員A 「それでは、

一曲目行きまーす。

3,2,1………。」

 

観客C 「オオーー!」

 

ドドドド………

 

 

楽 「わわっ?」

 

千棘 「きゃっ?」

 

楽たちは、観客の急激な盛り上がりで、

人混みに更に流されてしまった。

 

 

小咲 「ちょ。

千棘ちゃん、はぐれちゃうよ?」

 

千棘 「そんな事言ったって………

人が多過ぎて………

わわっ?」

 

ダーー

 

 

小咲の言った通り、

千棘は人混みに流されて、

楽たちからはぐれてしまった。

 

 

小咲 「千棘ちゃん?」

 

楽 「わりーー、小野寺。

俺、千棘を探してくる!」

 

小咲 「う、うん………。」

 

ダッ

 

 

楽は、小咲たちからいったん離れて、

人混みを掻き分けて、

千棘を探しに行った。

 

 

楽 「うーん………。

見つからねぇなぁ………。」

 

ザッ ザッ………

 

 

楽は、

人混みを掻き分けて千棘を探し続けたが、一向に見つからなかった。

 

楽 「すいませーん。

道を開けて下さーい。

人を探してるんですーー。」

 

楽 「うーん………。

見つからねぇなぁ………。

どうすれば………。」

 

レオン 「千棘ねえの星の光の気配を探してみたら?」

 

楽 「あっ、レオン!」

 

レオン 「千棘ねえは珍しい月の光の属性でしょ?

それなら、

楽が星の光の気配を集中して探せば、

すぐに見つかると思うよ。」

 

楽 「あっ、そうか!

よーし、待ってろよ千棘………。」

 

パチッ

 

 

楽は、目を閉じて集中して星の光を探した。

 

 

楽 (……………。

!感じる。

千棘の、少し力強くて痛い感じもするけど、

根っこはすごく優しい星の光………。)

 

楽 「……………。

ありがとな、レオン。」

 

ダッ

 

 

楽は、

千棘の月の光を感じた方に、

再び人混みを避けて歩き出した。

 

 

楽 「ハァハァ………。

あっ、千棘!

見つけた………。」

 

千棘 「あっ、楽!」

 

 

楽は、ついに千棘を見つけた。

 

 

楽 「だいぶ探したぞ………。」

 

千棘 「よかった………。

探して来てくれたの?」

 

楽 「当たり前だろ!

お前は俺の彼女なんだ。

当然、心配だってするよ!」

 

千棘 「!」

 

千棘 (そうだよね………。

高校の時から、

あんたはそういう奴だった。

肝試しで私が暗くて泣いてた時。

プールで溺れた時。

一緒に蔵に閉じ込められた時。

いつでも私を助けに来てくれた………。)

 

千棘 「そっか………。

ありがと………。」

 

第1巻 第264話 完

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