ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第277話 ケッカハ 第1巻 第278話 ヨッカメ

2017年11月3日(金) 16:00

 

佐張大学(さわりだいがく)

 

16号館前

 

ケーキ屋、「みやなぎ おのでら ケーキ屋」

 

 

蓮 「さーて、そろそろ品切れだね。

これにて、店じまいにしよう。」

 

楽 「ふーー、やっと終わったーー。」

 

千棘 「疲れたわ〜〜。」

 

小咲 「みんな、今日は本当にありがとうね。」

 

スタスタ………

 

宮坂 「どうやら、そっちも終わったようだね。」

 

弥柳 「!」

 

 

蓮たちが店を終えると、

宮坂が歩いて来た。

 

 

弥柳 「ああ、今終わったところだよ。」

 

宮坂 「こっちも、今終わったよ。」

 

蓮 「それなら………。」

 

宮坂 「うん………。」

 

蓮&宮坂 「売り上げを勝負しよう!」

 

 

カタカタ………

 

 

蓮 「宮本さん、ウチの店の今日切ったレシートの数は?」

 

るり 「待って、もうすぐでるわ………。

あ!でたわ。」

 

ピイィィィ

 

 

るり 「合計、343人よ。」

 

楽 「おお………!

結構、売れたな。」

 

宮坂 「へぇ、343人か。」

 

蓮 「お、宮坂。

そっちはどうだった?」

 

宮坂 「ああ、こっちも出たよ。

今日、来たお客さんの数は………。」

 

一同 「ゴクッ」

 

宮坂 「321人だ。

君の勝ちだよ。

弥柳くん。」

 

一同 「やったあーー!」

 

宮坂 「……………。

すごいね。

今回は僕の負けだよ。

やっぱり君の菓子作りに対する情熱(じょうねつ)はすごいよ。

それに………。」

 

蓮 「それに?」

 

宮坂 「今日の君、

何だかいつもと違って見えたよ。

その………仲間と協力して努力してさ。」

 

蓮 (!………仲間……………。)

 

蓮 「そうか………。」

 

宮坂 「じゃあ、僕はこれで失礼するよ。

また、料理教室の菓子科(かしか)でな。」

 

蓮 「ああ………またな。」

 

スタスタ………

 

蓮 「……………。

なあ、小野寺さん、一条くん、

それに他のみんな。」

 

楽 「ん?」

 

蓮 「今日は、

手伝ってくれて本当にありがとうな。」

 

楽 「なんだよ、水くせーな。」

 

千棘 「そうよ!

弥柳くんは小咲ちゃんのお友達なんだから、

当たり前じゃない!」

 

蓮 (仲間か………。

1人で頑張るのがもちろん、成長する道だけど。

仲間も全然悪くないな。)

 

第1巻 第277話 完

 

 

 

第1巻 第278話 ヨッカメ

 

2017年11月4日(土) 9:00

 

LAB(ラボ) ファッション学園

 

 

千棘 「さーてっ、

 

いよいよ着たわね。

私たちの大学祭巡りの4日目(よっかめ)、

LAB(ラボ)ファッション学園の番が!」

 

楽 「嬉しそうだな、千棘。」

 

 

楽たちの大学祭巡りの4日目(よっかめ)、

楽たちは、

千棘と鶫の通っている専門学校、

LAB(ラボ) ファッション学園に来ていた。

 

 

LAB(ラボ) ファッション学園、

東駅から約500m(メートル)の場所、

凡矢理大学とは逆方向にある、

ファッション・アパレル関係の専門学校。

ファッションの専門としては日本有数で、

何人もの優秀なファッションデザイナーやモデルを排出している。

 

校舎は2つのスパイラルタワーで、

高い方が40階建て、

低い方が30階建てと、

校舎の大きさと高さも他の専門学校とは比べ物にならない。

 

スパイラルタワーの各階には、

メンズ、レディース、ワンピース、

ジャージ、スポーツウェア、ドレス、

ホットパンツ、長ズボンなど、

男女用の各種類の服のデザイン・研究を行なっている部屋があるだけでは無く、

帽子、靴、アクセサリーなど、

ありとあらゆるアパレル商品をデザインする部屋がある。

 

 

 

小咲 「わぁ〜〜。

大っきな専門学校だね!」

 

鶫 「中々(なかなか)、近代的なデザインでしょう?

こういう学校こそ、

お嬢にふさわしいのですよ。」

 

蒼也 「表の世界にしては、

大分進んだ技術があるようだな………。」

 

万里花 「結構なお嬢様学校のようですわね。

私(わたくし)に似合いそうですわ。」

 

弥柳 「いい学校だな………。

設備も揃ってそうだし。」

 

楽 「わっ?

弥柳くん?

なんで弥柳くんまでここにいるんだ?」

 

小咲 「アレ?

言ってなかったっけ一条君、

弥柳くんも、

一昨日と昨日、佐張大学(さわりだいがく)の大学祭を一緒に楽しんだから、

今日から一緒に、大学祭を回るんだよ。」

 

楽 「そっか………。

そうだよな。

よろしくな、弥柳くん!」

 

蓮 「ああ、よろしく。」

 

 

集 「で、まずはどうするの?

やっぱり、桐崎さんのクラスの、

洋服屋さんに行ってみる?」

 

千棘 「あ、それなんだけどね。

私のクラスの洋服屋さんは、

LAB(ラボ)の学祭中の2日間(ふつかかん)はずっとやってるから、

それは明日にして、

今日はつぐみのクラスのファッションショーを皆んなで見に行こうと思うの。」

 

楽 「ファッションショー?」

 

千棘 「うん。

つぐみのクラスのモデル科は、

モデルを目指している子達がそれぞれ、

1回ずつB塔(とう)の25階のステージで、

ファッションショーをやるの。

つぐみに似合う服、私が頑張って選んであげたんだからね!」

 

楽 「なるほど………。

そりゃ、是非とも見に行かなきゃな。」

 

鶫 「何を呑気に言っている………。

私は別に、みんなに見に来て貰いたくは………。」

 

千棘 「つぐみ!

あんたはもう、モデル志望なんでしょ?

だったら、いつか知り合いどころか、

世界中の人に見られる事だってあるかもしれないのよ?

だったら、今のうちに慣れて起きなさい!」

 

鶫 「確かに、それはそうですが………。」

 

集 「誠士郎ちゃんのモデル姿、

楽しみだな〜〜。」

 

蒼也 「誠士郎、

お前の晴れ舞台、俺もしっかりと見ておくぞ。」

 

鶫 「蒼也まで………。

私はその………恥ずかしいのだ。」

 

千棘 「まあまあ、

つぐみのクラスのファッションショーは、

今日の午後4時からだから、

それまでにみんなに紹介したい楽しそうな場所が、いくつもあるんだ!

そっちから行ってみよーよ!」

 

楽 「ああ、行ってみよーぜ。」

 

第1巻 第278話 完

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