2017年11月4日(土) 10:30
LAB(ラボ) ファッション学園
A塔(とう) 15階 1502号室
集 「いや〜〜。
女子の皆さん、素晴らしい服のチョイスですなぁ!」
るり 「……………。
なんで、小咲や千棘ちゃん達はあんだけ褒めておいて、
彼女の私には何も無いのよ。」
ガスッ
集 「ギャース!」
千棘 「ねぇねぇ、
今度は、みんなでお洋服の取り替えっこをしない?」
小咲 「取り替えっこ?」
千棘 「うん。
みんなが今それぞれ選んだ服を、
取り替えるの。
みんな、いつもの自分に似合う服を選んだだろうから、
取り替えっこしたら、
いつもとはまた違う雰囲気が出るかもしれないじゃ無い?」
鶫 「なるほど………。
流石(さすが)お嬢、斬新(ざんしんな)、
ファッションのアイデアです!」
万里花 「まあ………。
悪い案ではありませんわね。」
千棘 「そうと決まればみんな、
早速(さっそく)、取り替えるわよ!」
そして、
女性陣は再び試着室に入り………
小咲 「お、お待たせしました………。」
スタスタ………
楽&集 「お!」
弥柳 「!」
今回の着替えで、
1番手で出てきたのは小咲だった。
小咲は、
千棘が来ていたボーイッシュさと女の子らしさを併せ持つ服で、
普段の小咲のお淑やかで控えめな態度は、
小咲の性格が着替えた後に男子達の視線を恥じらう頬を赤らめた顔が全く消していなかったが、
その表情と服装のギャップが一層(いっそう)、
絶妙な女の子らしい雰囲気を出していた。
集 「普段の小野寺とは違う感じ〜〜。
スッゲーいい!」
楽 (こーいう小野寺も、
それはそれでいいなぁ〜〜………。)
蓮 (こんな格好した小野寺さんと、
街を歩いたら、周りの目線が………。
って、何を考えてるんだ俺は?」
小咲 「?
一条くん、弥柳くん、どうしたの?
顔が赤いよ?」
楽・蓮 「な、なんでもねーよ!」
万里花 「楽様ーー!
それとあとついでに、
舞妓さんに双神さんに弥柳さん、
お待たせしましたわ〜〜。
普段とは違う雰囲気の、
私(わたくし)をお楽しみ下さい〜〜。」
集 「お!
次は万里花ちゃんかぁ〜〜。」
小咲の次に出て来た万里花は、
小咲が来ていた水色の方のワンピースを着て出て来た。
万里花 「どうですか?楽様。」
楽 「なんつーか………。
普段のお前とは少し違う、
なんかこう………ホントに飾らないで素でお淑やかな女の子っぽいぞ。」
万里花 「まあ!
失礼ですわね楽様、
それではまるで、私(わたくし)が無理矢理お淑やかになっている女の子みたいでは無いですか!」
楽 「あっ!
そうだな、悪りぃ………。」
千棘 「みんな、
結構盛り上がってるわねぇ………。」
楽・集 「お!」
3番目に出て来た千棘は、
万里花が来ていた薄いピンク色のフリル付きのワンピース
を着ていた。
楽 「……………。」
ズッギュウーン
千棘 「ど、どうかな………?
楽。」
楽 「お、おお………。
スッゲーいいと思うぞ。」
千棘 「!
そ、そっか………。
良かった。」
楽 「いや、
マジでいい。
この千棘………。
マンションの部屋で着てる部屋着で、
これに近いやつがあるけど、
私服でこういう服を着ると、
普段はボーイッシュな千棘が、
一変(いっぺん)して女の子らしいお淑やかな女の子っぽく見える………。
やっぱり、服ってスゲーな………。)
第1巻 第280話 完