ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

233 / 383
第1巻 第300話 エンゲキ

2017年 11月6日(月) 13:00

 

凡矢理大学

 

 

スタスタ………

 

千棘 「ねー、楽。

次はどこ行くの?」

 

楽 「そうだな………。

どこも、面白いと思うけどな………。」

 

小咲 「あっ、見て一条君。」

 

楽 「ん?」

 

 

小咲が見つけたのは、

演劇部の出し物だった。

 

 

集 「へーー、演劇部かぁ………。」

 

るり 「それに、

恋愛の演劇ですって。」

 

小咲 「なんだか懐かしね。

私たちも、

高1の時に、「ロミオとジュリエット」をやったもんね。」

 

楽 「ああ、

あの時小野寺、残念だったな。

せっかくあんだけ頑張って練習したのに、

足の捻挫(ねんざ)で出られなくて………。」

 

小咲 「いいんだよ、一条君。

一条君が私の代わりに千棘ちゃんを連れて来てくれたし、

あの後、一条君が屋上でやってくれたしね………。」

 

千棘 「小咲ちゃん………。

ありがとう!

私、

自分が悪いのに楽に拗ねて、

練習も出なかったのに………。」

 

楽 「千棘、

お前も大分素直になったなぁ………。」

 

千棘 「ありがと、楽。

ねえねえ、

せっかくだから、みんなで見ていきましょうよ!」

 

楽 「ああ、そうだな。」

 

スタスタ………

 

 

そして、

楽たち一同は演劇部の会場の中に入って行き………。

 

 

ウィーン………

 

 

会場の、

ステージの幕が上がった。

 

 

演劇部員A 「みなさん、

本日は我が演劇部の出し物に来て頂き、

ありがとうございまーす。

間も無く、

劇が始まりまーす。」

 

ザワザワ………

 

 

千棘 「楽、劇が始まるわよー。」

 

楽 「おう。」

 

 

男性役者 「会いたかったよ!」

 

女性役者 「私もよ!」

 

千棘 「……………。」

 

 

千棘は、

黙り込んで劇を真剣に見ていた。

 

 

千棘 「ねえ楽、

いい劇よね。」

 

楽 「ん?

ああ、そうだな。」

 

千棘 「なんかさ、

こういう劇を生で見ると、

こっちまでそういう雰囲気になってくるわよね。」

 

楽 「え?」

 

 

ギュッ

 

 

千棘は、

楽と腕を組んだ。

 

 

楽 「おっ、おい。

千棘?」

 

千棘 「……………。

ねえ楽、」

 

ジロッ

 

 

千棘は、

上目遣いで楽を見た。

 

 

千棘 「私、

なんだかキスしたくなってきちゃった。」

 

楽 「なっ?

ダメだって!

みんなもいるし、後でしてやるから……….。」

 

千棘 「……………。

ヤダ、今したいの。

暗がりで見えづらいから、大丈夫だよ。」

 

楽 「……………。

ったく、しょうがねーな………。」

 

クイッ

 

千棘 「ひゃうっ!」

 

 

楽は、

千棘の顎をつまんだ。

 

 

楽 ドキドキ………

 

千棘 ドキドキ………

 

 

集 「ん?

2人で何してるの?」

 

楽・千棘 「!」

 

 

隣の席に座っていた、

集が気が付いた。

 

 

楽・千棘 「なんでもねー(ないわよ)!」

 

 

こうして、楽たちの演劇鑑賞は終わりました。

 

第1巻 第300話 完

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。