ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第301話 ミスコン

2017年 11月6日(月) 14:00

 

凡矢理大学

 

 

千棘 「えっ?

ミスコン?

ここの大学祭、そんなのもあるの?」

 

 

演劇部の恋愛演劇を見終えた楽たちは、

次はミスコンに行こうという楽の提案を聞いていた。

 

 

楽 「ああ。

あっちの第2体育館でやってるんだ。」

 

小咲 「ミスコンっていうのも、

私たちには懐かしいよね………。」

 

集 「そうだよね。

高2の時に凡高でやって、

俺が司会を務めたっけ。」

 

万里花 「むむむ………。

私(わたくし)は水着で出場したのに、

高校の文化祭の布の規定に引っかかって、

失格になったのでしたわね………。

アレは恥ずかしい思い出ですわ………。」

 

るり 「確か、

優勝が春で、

準優勝が小咲、

あんただったわね。」

 

小咲 「うん。

あの時の春のウェディングドレス姿、

スッゴく可愛かったなぁ………。」

 

千棘 「でも、

あの時の大会、

小咲ちゃんや万里花、

ポーラちゃんまで出場したのに、

私は出てないのよね………。

私も出れば良かったかも………。」

 

楽 「なら、

今回のミスコンに出てみるか?」

 

女子一同 「え?」

 

楽 「冬吾に聞いたんだ、

ウチのミスコンは、

他大学の生徒でも、エントリーさえすれば、

出場できるんだって。

どうする?」

 

千棘・小咲・万里花 「出る!」

 

楽 「即答だな………。」

 

 

千棘 「つぐみ、

あんたも出なさいよ!」

 

鶫 「え?

私もですか?」

 

千棘 「あんたはもう、

モデルの卵なんだから、

ミスコンくらい出て当たり前でしょ!」

 

綾 「私も、

出てみようかな………。」

 

千棘 「綾ちゃんも?

もちろん、

一緒に出よーよ!」

 

楽 「やれやれ………。」

 

 

そして………

 

 

ミスコン会場内

 

 

司会者 「えー、それでは、

凡矢理大学、

ミスコンを始めまーす。」

 

観客A 「オオーー!」

 

観客B 「イエーー!」

 

 

司会者 「それでは、

まずはエントリーNo.1番さんから!

どうぞ!」

 

 

エントリーNo.1番の女子が、

ステージに入って来た。

 

 

パチパチ………

 

 

楽 「……………。

なあ集、みんなはどうだろうな?」

 

集 「そりゃ、

桐崎さんたちはみんな可愛いから、

みんな優勝候補に入るんじゃない?」

 

楽 「まあ、

そりゃそうだろうな………。」

 

 

司会者 「それでは、

次はエントリーNo.4番、

橘 万里花さんでーす!」

 

楽 「おっ、橘の番だ。」

 

集 「万里花ちゃんかぁ………。

一体、どんな格好で出てくるんだろう?」

 

楽 「まさか、

また水着着て登場とか?」

 

アハハ………

 

 

スタスタ………

 

 

集 「お!」

 

楽 「!」

 

 

万里花がステージの上に歩いて来た。

万里花は、

白いワンピースに麦わら帽子、

白いバッグという、

お嬢様な女の子風の格好で出て来た。

 

 

万里花 「皆さん、

始めまして。

橘 万里花と申します。

どうか私(わたくし)に、

1票をお願いします。」

 

観客C 「おーー、可愛い〜〜!」

 

観客D 「胸も、

スッゲー大きいぜ!」

 

ザワザワ………

 

 

楽 「……………。

今回は、

随分とマトモな服で出て来たな。」

 

集 「だね。」

 

司会者 「次は、

エントリーNo.5番、

小野寺小咲さんです!」

 

楽 「おっ、

橘の次は小野寺か?」

 

集 「みんな、

一緒にエントリーに行ったからね。

エントリーNo.が並んでるんだろうよ。」

 

 

スタスタ………

 

 

楽・集 「お!」

 

 

万里花の次にステージに出て来た小咲は、

料理用の白いエプロン姿で出て来た。

 

 

観客E 「おーー!

今度の子も可愛い〜〜!」

 

観客F 「さっきの子も、

お淑やかな女の子っぽかったけど、

あの子はまた少し違ったお淑やかさがあるよな?」

 

観客G 「俺、あの子に投票しよっかな〜〜。」

 

 

ガタッ

 

 

小咲は、

マイクを手に取った。

 

 

小咲 「み、みなさん………。

始めまして、

小野寺小咲です。

佐張大学(さわりだいがく)の1回生で、

実家は和菓子屋をやっています。」

 

 

小咲は、

照れながら観客に自己紹介をした。

 

 

観客H 「佐張大(さわりだい)の子なんだ!

佐張大(さわりだい)のサークル行ったら、

あの子に会えるかな?」

 

楽 「さすが小野寺、

スゲー人気だな。」

 

弥柳 「……………。」

 

 

蓮は、

顔を少し赤くして、

じっとステージを見つめていた。

 

 

楽 「?

弥柳くん、どうかしたのか?」

 

蓮 「!

いや、何でもないよ………。」

 

楽 「?

そうか………。」

 

 

司会者 「お次は、

エントリーNo.6番、

鶫 誠士郎さんでーす。」

 

集 「おっ、

次は誠士郎ちゃんかぁ。」

 

楽 「あいつ、

どんな服着てくるんだろうな。

まああいつの事だから、

千棘に何か勧められない限り、地味なのを選ぶんじゃあ………。」

 

スタスタ………

 

 

楽 「!」

 

 

楽の予想に反して、

ステージに出て来た鶫は、黒いホットパンツに上は黒い胸が大きく露出したシャツ1枚にネックレスという、

随分と派手な思い切った格好で出て来た。

 

 

集 「誠士郎ちゃんったら、

今回は随分、派手な格好を選んだね〜〜。」

 

楽 「……………。

あいつも、モデルとして頑張ってるんだな。」

 

蒼也 「……………。

頑張れ、誠士郎。」

 

 

ガタッ

 

 

鶫は、

マイクを手に取った。

 

 

鶫 「みなさん、

始めまして。

鶫 誠士郎と申します。

この凡矢理大学から少し離れたLAB(ラボ)ファッション学園のモデル科で、

ファッションモデルを目指しています。」

 

 

誠士郎は、

顔を赤くして、照れに耐えながら観客に自己紹介をした。

 

 

観客I 「へーー。

あの子、LAB(ラボ)の学生なんだ!」

 

観客J 「モデル目指してるんだ!

胸、4番の子より大っきい〜〜!」

 

ザワザワ………

 

 

集 「……………。

誠士郎ちゃんも、大盛況(だいせいきょう)だねぇ。」

 

楽 「だな。

やっぱり、ウチの女子たちはスゲーは。」

 

司会者 「次は、

エントリーNo.7番、倉持 綾さんです。」

 

スタスタ………

 

 

ステージに出て来た綾は、

青い上着に赤いスカートで出て来た。

 

 

観客K 「おっ、

あの子も可愛いね!」

 

 

その頃、

ステージ裏

 

 

千棘 「みんなやるわね。

よーし、私だって………。」

 

第1巻 第301話 完

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