ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

240 / 383
第1巻 第307話 ダイサン

2017年11月6日(月) 17:00

 

凡矢理大学

 

第1体育館、バドミントン部の練習場

 

LRT(ラブ リアル テスト)会場

 

 

第3関門

 

 

千棘 「えっ?

第3関門は迷路なの?」

 

 

LRT(ラブ リアル テスト)で、

第1関門と第2関門をクリアした楽と千棘は、

次は第3関門の「恋人再会迷路(こいびとさいかいめいろ)に来ていた。」

 

バドミントン部員C 「はい。

お2人にはパスワードを半分ずつ教えて、

迷路の別々の入り口から入って貰い、

迷路内で出会えたら、

このメールアドレスに送信して下さい。

それでタイムを計ります。」

 

スッ

 

 

バドミントン部員は、

メールアドレスとパスワードの半分ずつが書かれたメモを渡した。

 

千棘 「そういえば、

少し前に行ったウォーターパークにも、

迷路のプールがあったわね。」

 

楽 「え?

あ、ああ………そうだな………。」

 

楽 (あのプールの迷路に行って、

この関門のアイデアを思いついて冬吾に話したんだがな………。)

 

千棘 「よーし、

この関門も頑張るわよ楽!」

 

楽 「おう!

迷路内で会おうぜ、千棘。」

 

タタッ

 

 

そして、

楽と千棘は別々の入り口から迷路内に入り………。

 

 

楽 「にしても、

入ってみると結構広い迷路だな………。」

 

スタスタ………

 

 

その迷路は、

黄緑色のダンボールで部屋の中に作られ、

結構な広さだった。

 

 

楽 (千棘のやつ、

どこにいるのか………。

ホントは、千棘の星の光を探せば一発だけど、

それは流石(さすが)にズルいし、

このイベントの意味ねーよな………。)

 

楽 「えーっと、

千棘だったらこの迷路、

あいつ、難しい事はあまり考えずにまっすぐどんどん進むだろうな………。」

 

スタスタ………

 

 

楽は、

千棘が進むと思った方向に迷路を進んで行った。

 

 

その頃、千棘。

 

 

千棘 「結構広い迷路ねぇ〜。

それに、分かれ道もたくさんあるし………。」

 

千棘 「……………。」

 

千棘 「楽なら、

多分あいつ、細かく考えるから、

迷路のセオリー通りに進むんでしょうね………。」

 

千棘 「確か迷路の抜け方は、

片手を迷路の壁に付けて歩くんだったわね………。」

 

スッ

 

ピトッ

 

スタスタ………

 

 

千棘は、

迷路の壁に片手を付けて、

迷路を歩き出した。

 

 

そして………

 

 

スタスタ………

 

スタスタ………

 

 

千棘 「あっ。」

 

楽 「おっ。」

 

 

楽と千棘は、

迷路の中で無事出会えた。

 

 

楽 「なんだか………。

随分と早く会えたな。」

 

千棘 「私、

あんたならどう進むか考えて、

その通りに進んだの。」

 

楽 「えっ?

マジか?俺もだ。」

 

千棘 「えっ?

あんたも私がどう進むか考えたの?」

 

楽 「何だよ………。

前々からそうだとは思ってたが、

俺たちやっぱり、考える事もやる事もだいぶ似てるな!」

 

千棘 「アハハッ、

確かにそーね。

さっ、早く私とあんたのパスワードを合わせて、

バドミントン部の人に送信しましょ。」

 

楽 「おう。」

 

スッ

 

 

楽は、

千棘から紙を受け取った。

 

 

ピッ ピッ

 

 

楽は、

自分と千棘のパスワードを合わせて、

バドミントン部員のメールアドレスに送信した。

 

 

約5分後

 

 

バドミントン部員C 「はーい。

お疲れ様でーす。

一条君と桐崎さんはこの関門もクリアでーす。」

 

千棘 「やったね、楽!」

 

楽 「おう。」

 

バドミントン部員C 「タイムは、

8分50秒。

なかなかの好タイムですね。

それでは、出口まで案内しまーす。」

 

スタスタ………

 

 

楽と千棘は、

バドミントン部員について行き、

出口まで歩き出した。

 

 

千棘 「……………。

ねぇ楽、

高2の最後のあの定期デートでケンカした後もそうだったけど、

やっぱり私たち、

考える事や行き先が似過ぎよね。」

 

楽 「ああ、そうだな。

ここまでだと、

逆に笑えてくるよな。」

 

千棘 「でも、良いわよね。

ニセモノの恋人の時から、

ずっと一緒に行動して、

お互いの理解を深めて、

そのうち、考える事や行動まで似てきて、

今日のこの関門は、

それを活かしてクリアできた。

あんたと2人で、ずっと一緒にいた成果だわ。」

 

楽 「千棘………。

ああ、そうだな!」

 

第1巻 第307話 完

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。