ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第25話 ゲンカク

ドシュッ ドシュッ

 

ヒュンッ

 

楽 「あー、畜生!撃っても撃っても水面に潜られて躱されちまう!」

 

レオン 「しょうがないよ。楽はまだ星獣との戦いはまだ3度目だし、射撃の訓練もまだ受けてないんだから。」

 

海王イカ 「オギャァ!」

 

シュンッ

 

楽 「わわっ!」

 

ドゴーン!

 

千棘 「キャアッ」

 

楽 「くそー、一体どうすれば…今度こそ。」

 

海王イカ 「オギャァッ!」

 

海王イカは3本の足でボートを襲って来た

 

楽 「よし!」

 

楽は左手の籠手を海王イカの触手に向けた

 

楽 (何とか一本ずつ足を撃っていくしか無いな)

 

楽 「紅炎(プロミネンス)!」

 

ドシュッ ヒュンッ

 

楽は海王イカに向けてオレンジの炎を放った。しかし、足に当たらずにすり抜けてしまった。

 

楽 「え!?」

 

ドゴンッ

 

楽 「わわっ!」

 

千棘 「うぅっ!」

 

足が当たり、ボートは再び揺れた。

しかし何故か当たった足は一本だけだった。

 

楽 「ど…どういう事だよアレ?」

 

レオン 「幻覚だよ。」

 

楽 「幻覚?」

 

レオン 「海王星の光の特徴は「幻覚」。ありもしないものを視覚だけで見せる。

海王イカの場合、本物の足の中に幻覚の足を混ぜて困惑するんだよ。」

 

楽 「なっ、何だよそれ?そんな奴相手にどうすれば…」

 

シュンッ

 

楽 「!わわっ!?」

 

千棘 「?」

 

海王イカ 「オギャァ〜〜ッ!」

 

海王イカは、楽達が乗ったスワンボートに触手を一気に4,5本絡めて来た。

おそらく、このまま潰してしまう気だろう。

 

楽 「ヤバっ………」

 

千棘 「ちょっ、楽どうしよう?」

 

楽 「そんな事言ったって……………!」

 

 

 

回想

 

レオン 「星体技(せいたいぎ)は体に星の光を移してその部分を強化するんだ………」

 

楽 「………そうだ!」

 

千棘 「え?」

 

ボウッ

 

楽は星の光をありったけ、両腕に集めた。

 

千棘 「え?楽、何をする気?」

 

ガジッ

 

海王イカ 「オギャァッ!?」

 

楽は海王イカの足を掴んだ

 

楽 「ていっ!」

 

ブチッ

 

海王イカ 「オギャアァァッ!」

 

海王イカの足は楽が引っ張ると、あっさり引きちぎられてしまった

 

シュンッ

 

足を二本失った海王イカはたまらず海中に隠れ直した

 

千棘 「す…すごい!」

 

楽 「スゲ………俺今、星獣を素手で引きちぎった!」

 

レオン 「海王属性は幻覚を使って惑わすのが基本的な戦い方だからねぇ。

星の光の密度は低いから星体技(せいたいぎ)を受ければ大体バラバラだよ。」

 

海王イカ 「オギャァッ!」

 

楽 「わわっ!?」

 

グラッ

 

海王イカは海面に出るのが危ないと思うが否か、水中からスワンボートを揺らして来た。

 

千棘 「どうしよう楽……このままじゃこのボート沈んじゃうよ!」

 

楽 「あ、そうだ!」

 

ガジッ

 

楽はボートの両側を力一杯掴んだ

 

ピタッ

 

千棘 「え?止まった?」

 

楽 「やっぱり………レオンの話だとこのイカは力は余り無いから星体技(せいたいぎ)で強化した握力で十分支えれる!」

 

海王イカ 「オギ…………」

 

第25話 完

 

 

 

 

 

 

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