2017年11月7日(火) 10:45
凡矢理大学
30号館前
楽 「九愛太陽(きゅうあいたいよう) レオン」
蒼也 「海王霧梟(かいおうむきょう) ブウロ」
シュンッ
シュンッ
楽と蒼也は、
レオンとブウロをそれぞれ召喚した。
トレス 「星獣(せいじゅう)も出揃ったか、
よーし。
やるか。
僕も君達に、部下の邪魔を沢山されたから、
放っておくままにするのも嫌だしね。」
蒼也 「楽、来るぞ!」
楽 「……………。
その前にトレス、1つ聞いていいか?」
蒼也 「!?」
レオン 「?楽………。」
楽 「蒼也、レオン、
すまねぇ。
少しだけこいつと話をさせてくれ。」
蒼也 「……………。
分かった。」
トレス 「ああ、僕もいいよ。
なんだい?」
楽 「……………。
お前らなんで、一般の人からも星の光を奪うんだ?」
蒼也 「!」
楽 「自分の契約星獣を育てたいだけなら、
野生の星獣を倒したり、星の光を浴びさせるだけで十分な筈。
現に俺も、
蒼也に星神としての戦闘を習いだしてからは、ずっとそうして来た。
何でなんだ?
その地球アゲハを育てたいからか?」
蒼也 (それは………。
俺もずっと疑問に思ってた事………。)
トレス 「ああ、そんな事か。
簡単な事だよ。
星獣を育てたいから、
大量の星の光が必要だったからさ。」
楽 「!
じゃあやっぱり、
その地球アゲハを………?」
トレス 「ああ、
レインをじゃあ無いよ。
別の契約星獣では無い星獣を育てたいからさ。」
蒼也 (契約星獣以外の星獣………?
論士(ロンシー)の飼い星獣か?
いや、飼い星獣は自分の契約星獣より強い星獣を飼う事は出来ない。
それならあの地球アゲハを強化する方が、手っ取り早い筈だが………。)
楽 「……………。
なるほど。
どんな星獣を育てるつもりかは知らないけど、
お前らは自分達の力の為に、
関係無い一般の人からまで、
星の光を奪って巻き込んだわけだ。」
トレス 「え?
別にいいだろう?
星の光を奪うくらい。
何も傷つけたわけじゃ無いし、
確かに一般人から星の光を奪うのは、
卑怯なやり方として、
星神の間ではあまり好まれていないが、
僕たちはちゃんとした目的があって………。」
楽 「そんな事を言ってるんじゃねぇ!
星の光は、その人の感情や思い出のエネルギーだ!
それを私欲で奪うなんて………。
義理と人情を重んじる、
集英組の2代目として、
許せないぜ!」
蒼也 「俺も、
ビーハイブも色々と派手な事はしているが、
根は集英組と同じ、義賊側の組織。
ビーハイブの星神として、お前らは許さん!」
スッ
スッ
楽と蒼也は、
再び構えた。
トレス 「やれやれ………。」
第1巻 第318話 完