2017年11月7日(火) 11:10
凡矢理大学
30号館前
スッ
カシャンッ
楽の星匣 「梟の札(フクロウノフダ)」
カァーー!
レオンが、
海王星属性の紫色に輝き出した。
ブウロ 「楽、
私との太陽融合(たいようゆうごう)の言霊(ことだま)はこうです。」
ゴニョゴョ………
楽 「………。
ああ、分かった!」
楽 「海王霧豹(かいおうむひょう)、
レオン・アウル」
キュイーン
レオンは更に激しく、
紫色に輝き出して、
梟(ふくろう)の羽が生えて、
嘴(くちばし)も生えて、
目は大きくなり、
まるで梟(ふくろう)の様な目になった。
楽 「これが、
俺とレオンの2つ目の太陽融合(たいようゆうごう)………。」
トレス 「へぇ〜。
それが、論士(ロンシー)が言っていた太陽融合(たいようゆうごう)か。
確かに、星神に覚醒してまだ半年にしては太陽の光を使いこなしてるね。
でも、僕に勝てるかな?」
楽 「勝ってみせるぜ!
俺と、蒼也の力を合わせてな!」
スッ
カシャンッ
楽の星匣 「幻の札(マボロシノフダ)」
スウゥーー
先程、
蒼也の札の時よりも更に深い、
紫色の霧が辺りを覆った。
トレス 「その札は、
さっき通用しないのを見せた筈だけど?」
スッ
カシャンッ
トレスの星匣 「粉の札(コナノフダ)」
レイン 「また、行くよー!」
バサッ バサッ
レインは、
再び鱗粉(りんぷん)を羽からまき出した。
トレス 「む?」
先程と違い、
楽の霧をレインの鱗粉(りんぷん)は、
かき消されなかった。
トレス 「何で?」
蒼也 「今の楽の星の光は、
自分の光と、
俺から借りた分の2人(ふたり)分ある、
お前1人分の星の光では、
消しきれないだろう。」
トレス (……………。
思ったよりやるね。
こりゃ、本気を出すしかないみたいだね。)
第1巻 第321話 完
第1巻 第322話 クアトロ
2017年11月7日(火) 11:20
凡矢理大学
30号館前
蒼也 「楽、こいつはかなり強い。
長引かせずに、
すぐにトドメを刺すんだ。」
楽 「分かった!」
トレス 「……………。
やるね、君たち。
僕も、本気を出す事にするよ。」
楽 「な?
今までは本気じゃあ無かったって事か?」
トレス 「……………。
うん、そうだよ。」
スッ
トレスは、
自分の星匣から「成(せい)」と描かれた星札を出した。
蒼也 「!
あの札は………。」
楽 「?
蒼也、何なんだあの星札?」
蒼也 「楽、気を付けろ!
あの札は………。」
スッ
トレス 「クアトロオーラ アップ!」
カシャンッ
掛け声と共に、
トレスは、
星札を星匣に刺した。
トレスの星匣 「成の札(セイノフダ)」
キュイイーンッ
トレスがその星札を星匣に刺すと同時に、
レインは、
三色の地球の光が強くなり、
その光に包まれ出した。
トレス 「地球三色蝶(ちきゅうさんしきちょう)レイン、成獣進化(せいじゅうしんか)!」
キュイーンッ
トレスとレインの地球の光の強さと輝きは、
ますます強くなって行った。
シュンッ
レイン 「ふー。
この姿になるのは久しぶりだね、トレス。
日本に来てからは初めてじゃない?」
トレス 「ああ、そうだね。」
光の中から出て来たレインは、
右の翼が青色、左の翼が緑色の鮮やかな揚羽模様(あげはもよう)に、
茶色い胴体(どうたい)に変わり、
大きさも、
先程の1m(メートル)前後のトレス本人より小さいサイズから、
ゆうに2〜3m(メートル)程の巨大な蝶になった。
トレス 「幻惑揚羽(げんわくあげは)、レイン。」
楽 「な、なんだぁ?
あいつの星獣がデカくなった?」
第1巻 第322話 完