ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第26話 メガオン

海王イカ 「オギャァ………」

 

楽 「なぁレオン、これからどうするんだ!?あいつを力で抑えられても、海中に潜られたんじゃ……」

 

レオン 「そうだね。せめて金星属性がいれば………」

 

楽 「は?金星?」

 

レオン 「うん。金星属性の星獣はね………」

 

?「やっと見つけた。」

 

楽 「え?」

 

ドンッ

 

海王イカ 「ギャアッ」

 

銃弾のようなものが楽のボートの近くに撃たれて、海王イカの鳴き声が聞こえた。

 

楽 「今のは?」

 

? 「どうやら間に合ったようですね。」

 

千棘 「あっ!つぐみ!」

 

銃撃が飛んで来た先を見ると、鶫と小野寺の乗ったスワンボートが来ていた。

 

鶫 「待たせてすみません。お嬢、一条楽。」

 

小野寺 「つぐみちゃん。さっき見えた紫色のイカの足みたいなのも星獣って生き物なの?」

 

楽 「え!?何で小野寺が星獣の言葉知って………」

 

鶫 「話は後だ一条楽、星体技(ほしたいぎ)を初めてながらよく使いこなしよくお嬢を守ってくれた。

あとは私に任せろ!」

 

スッ

 

鶫は自分の黄色の星匣を取り出した

 

鶫 「金星機械王 メガオン」

 

キュイインッ

 

メガオン 「おーっ!誠士朗、まさかホントに海王属性の奴が出てたとはなぁ、元々珍しいから大分久し振りに見たぜ!」

 

黄色い光を纏った機械の体をした狼。

鶫の星獣、メガオンが現れた。

 

楽 「つ…つぐみ、それがお前の星獣か?」

 

つぐみ 「ああ、金星オオカミのメガオンだ。さて………」

 

鶫は海面に目をやった。

 

鶫 「そこか」

 

カシャンッ

 

「銃の札(ジュウノフダ)」

 

シュンッ

 

鶫の右手に銃口の長い黄色く光る銃が現れた

 

ドンッ

 

海王イカ 「オギャァッ」

 

楽 「えっ!?」

 

プカーーーー

 

鶫が水面に向けてそれを一発撃ったと思ったら、紫色の足が浮いて来た

 

楽 「鶫………まさかお前、見えるのか?

水中のあいつの足が?」

 

鶫 「当たり前だ。この前星神になったばかりの貴様と違い、星の光の気配の感じ方ももう覚えている。

それに私は元々ビーハイブのヒットマンだぞ?

海中だろうが威力の落ちない星の光で出来た弾丸なら、幾らでも狙えるわ。」

 

シュンッ

 

楽 「あっ!鶫危ねぇ!」

 

海王イカが海面から鶫の背後から足を5,6本差し出して来た

 

カシャンッ

 

「盾の札(タテノフダ)」

 

シュンッ

 

海王イカ 「ギャアッ」

 

鶫が発動所に新たな札を差し込むと、黄色い狼の毛皮の様な物が鶫の胴体を覆い、

海王イカの足が一本は崩れて、残りは消えてしまった

 

鶫 「やはり、本物の足は一本だけか………」

 

千棘 「す…凄い」

 

楽 「あんなに早く星匣に札を出し入れして……それに遠距離にもあんなに簡単に対応してる。」

 

レオン 「アレが金星属性の特性だよ。」

 

楽 「レオン?」

 

レオン 「金星属性は雷と金属を司ってる。

だから他の属性には余り無い機械を模した札や遠距離に対応出来る札が大量にあるんだ。」

 

楽 「そうなのか………」

 

レオン 「だから遠距離戦じゃあおそらく、11属性随一だよ。

まあ、金星の星の光は強い忠誠心がある人間にしか集まらないけどね。」

 

楽 「忠誠心?」

 

楽 (そうか………鶫は千棘を守りたい忠誠心から………それに俺と違って元々戦い慣れてるからあんなに強いんだ)

 

海王イカ 「グロロッ」

 

海王イカは残った6本の足を纏めて6方向から鶫と小咲のスワンボートに向けて囲う様に放ってきた。

 

小野寺 「キャアッ!」

 

鶫 「小野寺様、下がっていて下さい。」

 

小野寺 「え?」

 

カシャンッ

 

「終の札(ツイノフダ)」

 

ドガァァッ

 

鶫が終の札を星匣に入れると、鶫の全身に黄色い銃やバズーカや弾丸が無数に装備された。

 

メガオン 「よーし、飛ばすぜ誠士朗!」

 

最後にメガオン自身が巨大な銃になり、

鶫の胸に取り付いた

 

カシャンッ

 

メガオン 「発射!」

 

ドン ドン ドン ドン ドン ドガァァンッ

 

海王イカ 「オギャアァァッ!」

 

メガオンが発射の合図をすると、鶫の全身の銃火器から一斉放射され海王イカの足を6本全部爆破し、水面に大きな波と波紋を立てた。

 

海王イカ 「ギャアァァ………」

 

海王イカはたまらずに、水面に出て来た

 

鶫 「よし一条楽、トドメはお前が刺せ!」

 

楽 「え?」

 

鶫 「私は終の札(ツイノフダ)をもう使ってしまったし、私のは敵一体に対してでは無くエリア全体に対しての技だ。

トドメには貴様の方が適している!」

 

楽 「わ…分かった!」

 

カシャンッ

 

「終の札(ツイノフダ)」

 

ギュルルル…………

 

楽とレオンは合体して火車車になり、足を全て失った海王イカに向かって行った。

 

ドガァァンッ

 

海王イカ 「ギャアァァァァ!」

 

海王イカは木っ端微塵になり、紫色の光の玉を残して消えた。

 

レオン 「ガォォッ」

 

メガオン 「グルルッ」

 

レオンとメガオンは、後に残された紫色の光の玉を半分ずつ喰らった

 

鶫 「星の光のエネルギーは山分けか、まあ2人で戦ったからな。」

 

小野寺 「アレが一条君の星の獣………す…すごい!」

 

楽 「ふぅ〜〜〜」

 

第26話 完

 

 

 

 

 

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