ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

260 / 383
第1巻 第330話 ビリヤー 第1巻 第331話 カラオケ

2017年11月8日(水) 13:00

 

アソビックス 凡矢理ビリヤード場

 

 

楽 「ボーリングの次はビリヤードか、

今時の若者がやる遊びばっか行ってるな。」

 

集 「アッハッハ、

いいじゃないか楽〜〜。

楽しければ。」

 

千棘 「そうよ楽、

ビリヤードは楽しいわよ!」

 

楽 「千棘、お前はビリヤードやったことあるのか?」

 

千棘 「もちろんよ!

ビリヤードは、

アメリカでも人気のゲームなんだからね!」

 

小咲 「私は、ビリヤードなんて始めてだよ………。」

 

るり 「はい小咲、

ルールブックよ。」

 

スッ

 

小咲 「あ、ありがとうるりちゃん………。」

 

 

そして、ゲームは始まり………

 

 

ピンッ

 

コンッ

 

カランッ

 

 

千棘 「やったーー!

入ったーー!」

 

鶫 「お嬢、お上手です。」

 

 

コンッ

 

カランッ

 

 

蛍(ほたる) 「なかなか、入らない………。」

 

冬吾 「蛍、

こういうゲーム下手だな〜〜。」

 

 

楽 「みんな、

楽しんでんな〜〜。」

 

万里花 「楽様ーー!」

 

楽 「ん?」

 

 

万里花は、

楽に話しかけて来た。

 

 

万里花 「少し、

私のフォームを見てくれませんか?」

 

楽 「ああ、いいぜ。

打ってみろよ。」

 

万里花 「はい!」

 

スッ

 

 

万里花は、

キューを構えた。

 

 

万里花 「えいっ!」

 

コンッ

 

 

コンッ

 

コンッ

 

カランッ

 

 

万里花 「やりましたわーー!

穴に入り………え?」

 

コンッ

 

ムニュッ

 

 

楽 「な?」

 

 

跳ね返ったボールの1つが、

万里花の胸の谷間にはさまった。

 

 

万里花 「あらまあ………。

楽様ーー、取って下さいーー!」

 

楽 「取るか!

自分で取れ!」

 

第1巻 第330話 完

 

 

 

第1巻 第331話 カラオケ

 

2017年11月8日(水) 14:00

 

カラオケBan Ban(バンバン) 凡矢理店

 

 

楽 「次はカラオケかぁ。

 

まあこれも、

今時の若者の休日に行く場所の典型だよな。」

 

集 「1人、1,000円でフリータイムを取ったから、

今日は歌いたい放題だぜ〜〜。」

 

るり 「でも、

夜は飲み屋でみんなで飲み会をするんだから、

そんなに長くはいれないわよ。」

 

集 「おっと、そうだったね〜〜。

じゃあ、3時間だけにしよっか。」

 

小咲 「舞子君、私たちのカラオケの部屋はどこなの?」

 

集 「ああ、103号室だよ〜〜。

小野寺、悪いけどコレ、運んでくれない?」

 

スッ

 

 

集は、

籠(カゴ)に入ったマイク2つと、

カラオケの曲を入れる機械を小咲に差し出した。

 

 

小咲 「うん。

もちろんいいよ。」

 

サッ

 

 

小咲は、

集から籠(カゴ)を受け取った。

 

 

蒼也 「……………。

なあ、舞子君。

その103号室って、タバコはいいのか?」

 

スッ

 

 

蒼也は、

Mevius(メビウス)の黒いブルーベリーの細いタバコの箱を差し出して、

集に訪ねた。

 

 

集 「ああ、それなら大丈夫だよ〜〜。

双神くんはタバコを吸うから、

ちゃんと喫煙室を選んで頼んでおいたよ。」

 

蒼也 「そうか………。

すまないな。」

 

楽 「あっ。

でも蒼也、あんまり吸い過ぎるなよ?

タバコを吸わない人からしたら、吸い過ぎは迷惑だからな。」

 

千棘 「楽、あんたはホントにいちいち細かいわね〜〜。

蒼也くん、いいわよ。

どんどん吸っちゃって!」

 

クスッ

 

 

蒼也は、

笑みをこぼした。

 

 

蒼也 「良いですよ、お嬢。

数本吸えれば、それでいいです。」

 

楽 (?

蒼也のやつ………今笑った?

今までは、鶫以上に生真面目(きまじめ)で、

全然笑わないやつだったのに………。)

 

万里花 「さあさあみなさん、

早くお部屋に入りましょう〜〜。」

 

楽 「ああ、そうだな。」

 

スタスタ………

 

 

楽たちは、

103号室に向かって歩き出した。

 

 

ガチャ

 

 

103号室の扉にたどり着いた楽は、

扉を開けた。

 

 

集 「おお〜〜。

結構広いね〜〜。」

 

 

焼肉店と同じく、

集が「10人以上の部屋」として頼んだその部屋は、

結構広々としていて、

カラオケを歌いながら食べる食べ物のメニューも机の上に置いてあった。

 

 

るり 「それで、

誰から歌うの?」

 

千棘 「あっ!

それなら、楽、あんたから歌ってみなさいよ!

知らない人もいるだろうけど、

こいつ、演歌だけは激ウマなのよ!」

 

弥柳 「えっ?

そうなのか?」

 

集 「楽の演歌の上手さは、

折り紙つきだからね〜〜。」

 

蒼也 「俺も、

夏休みに楽の実家で開かれた宴会で、

一回聞いただけだ。」

 

万里花 「私(わたくし)も、

まじまじと聞いた事は無いですわ。

聞きたいですわ〜〜。

楽様の演歌〜〜。」

 

楽 「しょうがねぇなぁ………。

それなら………。」

 

第1巻 第331話 完


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。