第1巻 第338話 ボロゴヤ
2017年11月11日(土) 10:00
凡矢理大学裏山、正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)
頂上付近
楽 「お、着いたぞ。」
スタスタ………
凡矢理山を登り始めて約1時間、
楽たち4人は、
ビーハイブの所有するペンションに到着した。
千棘 「楽、ありがとう。
もう私を降ろしてもいいわよ。」
楽 「ああ。」
スッ
ドサッ
タンッ
楽は、
おんぶしていた千棘を降ろした。
鶫 「それにしても………。」
楽 「結構なボロ小屋だな………。」
アーデルトに言われて来たそのペンションは、
丸太で作られた典型的なペンションという感じだが、
長らく人が来ずに、手をつけられなかっあた為か、
窓や庭などもあるが、
窓などは埃(ほこり)を被りきり、
庭や壁紙などには雑草や植物が伸び放題だった。
千棘 「ここに来る途中の山道も中々怖かったけど、
これもこれで雰囲気あるわね………。」
蒼也 「ここを使う任務が出来た時に掃除もすればいいという事になり、
結局ほとんど手をつけられないままでしたからね。」
楽 「で、でもよ。
中は綺麗なんじゃねーか?
一度、中に入ってみよーぜ。」
千棘 「そ、そうね………。」
ガチャッ
楽は、
ペンションの扉を開けた。
キイィーー………
千棘 「わわっ!」
楽 「おお………。」
中も真っ暗で、
扉から入ったばかりの部屋には、丸太で作った机や椅子(イス)もあったが、
暗くて埃(ほこり)を被りきっている為か、
不気味な雰囲気すらした。
千棘 「あわわ、真っ暗………。
私、こういう所が1番ダメなのよ………。」
鶫 「私も、どちらかと言えばこういう所は苦手で………。」
楽 「蒼也、ここって電気はあるのか?」
蒼也 「ああ、確かここに………。」
カチッ
蒼也は、
部屋の電気を付けた。
ジジジ………
楽 「何とか、電気は付いたな………。」
千棘 「でも、明るくなって見てみると、
ますます埃(ほこり)だらけね………。」
その部屋にも、
部屋中に埃(ほこり)が被っていた。
千棘 「こんは所を、
本当に私たちのアジトに使えるのかしら………。」
楽 「……………。
よーし。千棘、鶫、蒼也。
今日と明日で、このペンションを綺麗にしようぜ!」
千棘 「え?
でも楽、ここまで埃(ほこり)だらけなのに、
たった2日(ふつか)で………。」
楽 「やれば出来る!
俺たちは、星神でもう何度も戦いも乗り越えて来ただろ?
掃除くらい楽勝だぜ!」
千棘 「楽………。
うん、そうだね!」
鶫 「私も、
掃除や片付けは得意だ。」
蒼也 「ああ、やろう楽。」
第1巻 第338話 完