ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

269 / 383
第1巻 第343話 リビング

2017年11月12日(日) 11:00

 

凡矢理大学裏山、正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)

 

頂上付近、ハチノス

 

 

 

楽 「さて、次はどこの準備をしに行く?」

 

千棘 「そうねぇ………。

あ!そうだ楽、リビングなんてどう?」

 

楽 「あ!いいなそれ、

みんなでくつろいだり、話し合いをする場所とかに便利だな。」

 

蒼也 「確かに………。

話し合いの場所はアジトには大事ですね。

お嬢、いい案です。」

 

千棘 「でしょ?

それで、どこの部屋をリビングにするの?」

 

鶫 「そうですね………。

やはりリビングとなると、

広い部屋がいいのでは無いですか?」

 

楽 「あ!

広い部屋なら、玄関から入ってすぐの、

あの部屋はどうだ?」

 

千棘 「ああ、いいわねそれ!」

 

 

そんな訳で………

 

 

ハチノス1階、入ってすぐの部屋

 

 

楽 「改めて見ると、リビングにいいスペースだな。」

 

鶫 「窓も沢山ありますし、

やはりこの部屋が適任でしょう。」

 

千棘 「よーしみんな、リビングにいる物、外のパパが送ってくれた物の中から持ってくるわよ!」

 

鶫 「はい、お嬢!」

 

 

そして………

 

 

千棘 「まずは絨毯(じゅうたん)を引くわよーー。楽、そっちを持って引っ張ってーー。」

 

楽 「おう。」

 

グイッ

 

 

楽と千棘は、

緑色の中に黄色い菱形(ひしがた)の模様が描かれた絨毯(じゅうたん)の両側を引っ張って伸ばした。

 

 

蒼也 「誠士郎、テーブルはこの絨毯(じゅうたん)の上でいいのか?」

 

鶫 「ああ。

そっちを持ってくれ蒼也。」

 

グイッ

 

 

鶫と蒼也は、楽と千棘が引いた絨毯(じゅうたん)の上に茶色いテーブルを2人で置いた。

 

 

千棘 「楽ーー。

このテレビ、部屋の壁の真ん中あたりに置くわよ、そっち持ってーー。」

 

楽 「ああ。よいしょっと………。」

 

スッ

 

 

楽 「あっ!」

 

 

楽はテレビを持ち上げようとして、

誤って千棘の手に触れてしまった。

 

 

千棘 「ちょっと楽、何動揺してるのよ。

私たちは恋人なんだから………。

手を繋ぐくらい、いつもやってるでしょ?」

 

楽 「それはそうなんだが………。」

 

楽 (それでも、

自分の意思じゃ無いのにお前の手に触れると、ドキドキするんだよ………。)

 

 

そして………

 

 

楽 「よっし!

リビング完成だ!」

 

 

ハチノスの入ってすぐの1番大きな部屋は、

床には、緑色の中に黄色い菱形(ひしがた)の模様が描かれた絨毯(じゅうたん)が引かれ、

その上には茶色い正方形型の机にそれを囲む4つの紺色(こんいろ)のソファー、

壁の真ん中あたりにはテレビが置いてあり、

右の壁に4つ、左の壁に4つ、

計8つの窓もある、

典型的なペンションのリビングという感じになった。

 

 

千棘 「いいお部屋に仕上がったわね、楽!」

 

楽 「ああ、そうだな。」

 

千棘 「なんだか………。

ここがアジトなんて事抜きにしても、

皆んなでこの部屋でおしゃべりしたりするだけで、

私、とっても楽しそうだと思うの!」

 

楽 「……………。

ああ、そうだよな。」

 

楽 (実際、こんなキャンプ場みたいなところに千棘とずっと一緒に来れるってだけでスゲー幸せだし、

今は千棘だけじゃ無くて、

鶫や蒼也もいるからな。」

 

第1巻 第343話 完

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。