ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第344話 ミンナデ

2017年11月12日(日) 12:00

 

凡矢理大学裏山、正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)

 

頂上付近、ハチノス

 

 

千棘 「さーて、キッチンとリビングも出来た事だしみんな、お昼にするわよ!」

 

 

午前中に「ハチノス」の準備と整理を終えた楽たちは、

リビングに集まって昼食の準備をしていた。

 

 

楽 「ああ、メシか。

どーするんだ?コンビニまで行くか?」

 

千棘 「山を降りてたら、時間が掛かっちゃうじゃ無い!

私がキッチンで作ってくるわよ!」

 

楽 「え?

でもお前、材料はどーすんだ?」

 

千棘 「それなら大丈夫よ!

今日はもともとお昼を自分で作る予定だったから、材料もちゃんと持って来たもの!」

 

 

ガサッ ガサッ

 

スッ

 

 

千棘は、自分のバッグからスーパーのレジ袋を出した。

 

 

楽 「用意がいいな千棘。

よし、そういう事なら、よろしく頼むぜ!」

 

鶫 「お嬢、私も手伝いますか?」

 

千棘 「ありがとうつぐみ。

でも、私自分1人でお料理して、楽やつぐみに食べさせてあげたいの!」

 

鶫 「お嬢………立派になられて………。」

 

千棘 「じゃあ私は、キッチンに行ってお昼を作ってくるから、みんなはこのリビングで待っててねーー。」

 

 

そして………約30分後

 

 

千棘 「楽ーー、つぐみ、蒼也君、出来たわよーー!」

 

楽 「おっ!来た来た。」

 

ガラガラ………

 

 

千棘が運んで来た楽、鶫、蒼也、千棘の4人分の昼食は、

チャーハンにハンバーグ、卵のスープと、

ペンションの食事にふさわしいものだった。

 

 

楽 「おっ!美味そーー!」

 

鶫 「お嬢、見事です!」

 

千棘 「楽、つぐみ、ありがとう!

ささっ、食べて食べて!」

 

スッ スッ

 

コトッ コトッ

 

 

千棘は、楽たち3人に料理の皿を配り出した。

 

 

千棘 「あ、蒼也君にははいこれ!」

 

スッ

 

 

千棘は、蒼也の席に灰皿を差し出した。

 

 

蒼也 「灰皿ですか?」

 

千棘 「うん。

蒼也君の席は喫煙席よ。

蒼也君は、タバコを吸いたいと思って。」

 

蒼也 「……………ありがとうございます、お嬢。」

 

スッ

 

シュボッ

 

 

蒼也は、メビウスの細いタバコに火を付けて吸った。

 

 

千棘 「さてと………。」

 

スタスタ………

 

 

千棘は、楽の席まで歩いて行った。

 

 

千棘 「楽、お酌してあげるわよ。

ジュースをどうぞ。」

 

スッ

 

トクトク………

 

 

千棘は、楽のコップにキッチンから持って来たオレンジジュースを注いだ。

 

 

楽 「ああ、ありがとうな千棘。」

 

千棘 「よーし………。」

 

ガタッ

 

ストンッ

 

 

千棘は、楽の席の隣の自分の席に座った。

 

 

千棘 「はい、ダーリン。

あーん〜〜♪」

 

カチャ

 

 

千棘は、楽のハンバーグを一切れフォークで取って、楽の口元に運んだ。

 

 

楽 「おい!

やめろって、鶫と蒼也の前だぞ!

マンションの部屋でなら、幾らでもいいけど………。」

 

千棘 「別にいいじゃない。

つぐみも蒼也くんも、私たちの交際に反対してるわけじゃないんだし。」

 

鶫 「そうだぞ一条楽。

お嬢の愛情を、素直に受け取って差しあげろ。」

 

蒼也 「楽、恋人との時間は、大事にするものだぞ。」

 

楽 「……………。

分かったよ。」

 

パクッ

 

 

楽は、千棘が運んでくれたハンバーグを食べた。

 

 

千棘 (楽とだけじゃ無くて、

みんなでペンションでお食事………楽しいな。)

 

第1巻 第344話 完

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