ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第350話 ピッタリ 第1巻 第351話 イライヲ

第1巻 第350話 ピッタリ

 

2017年11月13日(月) 17:00

 

凡矢理大学裏山、正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)

 

頂上付近、ハチノス

 

1階、102号室、訓練室(くんれんしつ)

 

 

蒼也は楽に、

銀色の銃を渡した。

 

 

楽 「何だよコレ?」

 

蒼也 「バレットイーグル、

ビーハイブの構成員がよく使っている標準的な銃だ。

楽、これからしばらくはこの銃を使え。」

 

楽 「俺が?」

 

蒼也 「ああ。

お前に合う銃はなんなのか、

お前の射撃訓練を見て決めるつもりだったんだが、

お前の射撃のクセも銃のスコアも、

あまりに標準的で平均的過ぎて、

今のところそれしか思い浮かばなかったんだ。」

 

千棘 「楽あんた、銃まで普通なのね………。」

 

楽 「うるせーよ!」

 

蒼也 「まあ、お前に本当に合う銃が見つかるまでは、それを使う事にするだけだ。」

 

楽 「俺に合う銃かぁ………。」

 

蒼也 「それと次に、お前に教える格闘技なんだが………。

それも、お前に色々な格闘技を試しにやってもらい、その中で1番合う1番合う格闘技を教える事にする。」

 

楽 「俺に合う、銃や格闘技かぁ………。」

 

第1巻 第350話 完

 

 

 

第1巻 第351話 イライヲ

 

2017年11月14日(火) 15:00

 

凡矢理大学裏山、正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)

 

頂上付近、ハチノス

 

リビング

 

 

楽・千棘 「え?星獣退治の依頼?」

 

 

楽と千棘は、

その日も講義が終わった後に、ハチノスに集まっていた。

 

 

蒼也 「はい。

星神の仕事というのは基本的には、

野生の星獣に困っている人から依頼を受けて、

その野生の星獣を退治する事です。」

 

楽 「なるほど………。」

 

千棘 「でも、どうやってそんな仕事探すの?」

 

蒼也 「それは………。

単純に今まで通り、野生の星獣を探したり、

奇妙な事件を調べたりするのが主だが、

星神を当たるのも手だな。

星神なら、星獣や星力犯罪(せいりょくはんざい)に、一般人より遥かに惹かれやすいからな。」

 

楽 「星神かぁ………。」

 

蒼也 「楽、お前はこの星神になってからの半年間で大分星神の知り合いも増えただろ?

この「ハチノス」のメンバーに誘うのも兼ねて、1人ずつ当たってみたらどうだ?」

 

楽 「星神の知り合いかぁ………。」

 

 

という訳で。

 

 

プルルルル………

 

ガチャ

 

 

万里花 「あ、はいはいもしもし………橘です。あ!楽様!」

 

楽 「おう、いきなりで悪いな橘。」

 

 

楽は、万里花に電話を掛けた。

 

 

万里花 「楽様から私(わたくし)にお電話を掛けてくださるなんて、嬉しいですわ〜〜♪

ご用件はなんですか?」

 

楽 「ああ、実はな………。」

 

 

楽は、自分達が「ハチノス」という星神のチームとアジトを開いた事、

野生の星獣退治の依頼を探している事の一部始終(いちぶしじゅう)を万里花に電話で話した。

 

 

万里花 「なるほど………。

楽様がギャングの皆さんとそのようなチームを………。

それに、野生の星獣の事件ですか………。」

 

楽 「ああ、何か心当たり無いか?橘。」

 

万里花 「そうですわね………。

あら!そう言えば………。」

 

千棘 「え!?何か心当たりあるの?

万里花?」

 

万里花 「あら、いらしたのですわね桐崎さん。

ええ。実は私の庭園(ていえん)で、ある事件が起きていますのよ。」

 

楽 「庭園?」

 

万里花 「はい、楽様。

私(わたくし)が父と住んでるマンションの下にある、私(わたくし)専用の庭園ですわ。」

 

千棘 「あんた何で、そんなもの持ってるのよ?」

 

万里花 「皆さんには言ってませんでしたけど、実は私(わたくし)、園芸やガーデニングが趣味の一つで、園芸教室にも通ってますのよ。

楽様と同じ凡矢理大学に受かったら、園芸部に入ろうと考えてもいましたわ。」

 

千棘 「そんなの初耳(はつみみ)よ………。」

 

万里花 「それで、お花を植えたり眺めたりするのが好きな私(わたくし)の為に、

父がマンションの最上階だけでは無くて、

マンションのすぐそばの小さい土地も買ってくれて、庭園(ていえん)にしましたの。」

 

楽 「相変わらず、強引な親父さんだな………。」

 

蒼也 「それで、橘さん。

あんたのその庭園の何が変なんだ?」.

 

万里花 「あら、その声は双神さんですね。

実は、その私(わたくし)の庭園のお花が最近2〜3回、切られるようになりましたの。」

 

蒼也 「切られる?花が?」

 

万里花 「ええ………。

それも何か変ですの。

動物がやったにしては、切り口が全ての花が綺麗に揃いすぎていますし、

防犯カメラにも、そのような事をする方は映っていませんでしたの。」

 

蒼也 (……………。

確かに、野生の動物ならそんな綺麗に切る程の知能は無い。

そして、星獣なら一般の人間の目や、

一般のカメラには映らない………。)

 

蒼也 「……………。

星力犯罪(せいりょくはんざい)の匂いがしてきたな。」

 

ザッ

 

 

蒼也は立ち上がった。

 

 

楽 「あっ、蒼也?」

 

千棘 「蒼也君?」

 

蒼也 「「ハチノス」の、初陣(ういじん)だ。

楽、お嬢。

明日、誠士郎も読んで、橘さんの庭園を訪ねましょう。」

 

楽 「おうよ!」

 

千棘 「分かったわ!」

 

第1巻 第351話 完

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