2017年11月17日(金) 18:30
凡矢理公園
集 「えーー、凡高時代の同級生のみなさーん、今日はお集まり頂き、ありがとうございます。
これより、「凡矢理高校同窓生、運動大会を始めまーす。」
集は、ステージの上に立ってマイクを持って開会式の挨拶をしていた。
楽 (あいつ、こういうイベント企画するの、ホントに好きだし上手いよな………。)
楽は自分の親友のイベント企画の上手さを、
半ば感心して、半ば呆れながら開会式の挨拶を聞いていた。
山崎 「やっぱり、今回も舞子が主催者かよーー。」
久保 「また、変な企画じゃねーだろーな?
女子にだけ、スゲー露出度の高い体操着を着せるとか。」
集 「アッハッハ、やだな〜〜。
俺にだって節度ってものがあるよ。
今日のこのイベントは純粋に凡高時代の皆んなとスポーツを楽しんで貰う為の………。」
ズイッ
集がステージの上で話していると、
るりがステージの上に上がって来て、話に割り込んで来た。
るり 「皆んな大丈夫よ。
集君が変な事しないように私がちゃんと見張っておくから。
もし変な事をしたらお仕置きするわ。
この大会のマネージャーとして、
それと………集君の彼女としてね。」
ボソッ
るりは、最後の一文だけ小声で言った。
安達 「なんだぁ〜〜。
るりちゃんが舞子君をみはってくれるのかぁ〜〜。」
岩下 「それなら、安心だね〜〜。」
千棘 「相変わらずね、舞子君とるりちゃん。」
楽の隣で一緒にスポーツ大会の開会式のスピーチを聞いていた千棘が楽に言った。
楽 「……………。
ああ。あいつらも、ケンカするほど仲がいいんだろう。
……………俺らと同じでな。」
クスッ
千棘 「アハハッ、そーね。」
千棘は小さい笑みをこぼしながら言った。
集 「ったく、るりちゃんったら〜〜。
まあそれはさておき、この大会は今日、明日、明後日の3日間(みっかかん)に渡って行われます。
今日は初日で、平日である事もあって、
最初の競技のバスケしかやりませんが、
明日と明後日は一日中やりまーす。」
楽 「え?今からやるのか?」
小咲 「今日は、開会式だけだと思ってたよ。」
集 「種目は、主に球技中心でやりますが、陸上競技などのその他のスポーツも少しはやります。」
山下 「えーー?
球技中心にやるの?」
岩下 「それじゃあ、その球技をやってる運動部に所属してた子が有利に決まってるじゃなーい。」
楽 「……………。
いや、仮に部活でそのスポーツをやってたとしても、この2人には………。」
チラッ
楽は、千棘と鶫の方を見た。
千棘 「ん?どーしたの楽。」
鶫 「私達の方を見て、何か用か?」
楽 「いや、何でもねー………。」
集 「球技の場合は勝ったチーム全員に得点が入りますが、陸上競技などの場合、個人の成績に応じてポイントが入ります。
ちなみに、優勝者と準優勝者、それと3位の人には、豪華商品が出まーす。」
千棘 「豪華商品かぁ………。
もちろんそれも欲しいけど、
ただのイベントでも頑張りたいし、
何より、凡矢理高校の皆んなと久々に会えて、スポーツが出来るなんてスッゴく楽しそう!
楽、頑張って楽しむわよ!」
楽 「おう!」
第1巻 第360話 完