第1巻 第362話 フツカメ
2017年11月18日(土) 9:00
凡矢理公園
集 「えーー、
それでは、
凡矢理高校同窓生、運動大会
2日目(ふつかめ)を始めまーす!」
山田 「オオーー!」
山中 「イエーー!」
楽 「今日も、盛り上がってんなぁ………。」
楽たちは、
集の主宰(しゅさい)する、
凡矢理高校同窓生、運動大会の、
2日目(ふつかめ)に、来ていた。
千棘 「よーし………、
楽、小咲ちゃん、
昨日に続いて、今日も頑張るわよ!」
小咲 「うん。
頑張ろうね、千棘ちゃん!」
万里花 「桐崎さん、
昨日は小野寺さんのファインプレーに、
してやられましたが、
今日は、そうは行きません事よ!」
鶫 「おいおい、
橘 万里花、
昨日は偶然、お前とお嬢は違うチームだったが、
今日もそうとは、限らないだろう?」
万里花 「あら、
そう言えば、そうでしたわね?」
楽 「そうだよなぁ………。
俺は今日も、
千棘や小野寺と同じチームが良いけど、
そうなるとは限らねーし………。
そういやあ、それ以前に、
集のやつ、
今日はどんなスポーツから、
始める気なんだ?
やっぱり、
今日も球技からかぁ………?」
万里花 「えーー!?
楽様、
桐崎さんや、小野寺様とは、
同じチームになりたいのに、
私(わたくし)と同じチームになりたいとは、
言って下さらないのですかーー?」
ダッ
千棘 「コラ、万里花!
あんたまた、人のダーリンに………!
楽と私は、
もう、高校時代とは違って、
「ホンモノ」の恋人なの!
何度言わせりゃ、分かるの!?」
ムギュッ
千棘は、
楽の元に走り出そうとする、
万里花を、手で制して止めた。
楽 「あーもう………。
ケンカするなって、お前ら!」
集 「えーー………それでは、
本日の第1種目の、発表をしまーす。」
小咲 「あ。
みんな、舞子君が舞台に立って、
話し始めたよ。」
集 「本日の第1種目は………。
「サッカー」、です!」
楽たち一同 「サッカー?」
第1巻 第362話 完
第1巻 第363話 サッカー
2017年11月18日(土) 10:00
凡矢理公園
集 「えー………ソレでは、
第2種目のサッカーの、チーム分けをしまーす!」
楽たち、
凡高時代の何時ものメンバーはその日、
集の主宰する、
凡矢理高校同窓生、運動大会の、
2日目(ふつかめ)に来ていた。
得点表
楽=3点
千棘=3点
小咲=8点
楽 「2種目がサッカーとはなぁ………、
凡矢理高校時代に、サッカー部だった奴が、
有利に決まってるじゃねーか。」
? 「……………。
いや、そんな事は無いよ。
むしろ、君の親しい、桐崎さんや鶫さんの運動神経の前じゃあ、
僕たちサッカー部が負けてもおかしく無いよ。」
楽 「あ!
お前、確か………、鈴屋(すずや)!」
楽に話し掛けて来たのは、
高1の時、
鶫にラブレターを書いて出して告白して断られた、
サッカー部の男子、
鈴屋 透(すずや とおる)だった。
鈴屋(すずや) 「やあ、久しぶりだね。
一条君。」
鈴屋(すずや)は、
高校時代から更に、金髪の髪を長く伸ばし、
より一層、男前の美少年になり、
今時のイケている 男子大学生と言った感じになっていた。
鈴屋(すずや) 「一条君、聞いたよ。
今は、外国でのファッションデザイナーの勉強を終えて、
日本に戻って来た桐崎さんと、
マンションで2人で暮らしているそうじゃあないか。」
楽 「よく知ってんなぁ………。」
鈴屋(すずや) 「羨ましいよ………。
僕なんてまだ、彼女もいないからね………。」
楽 「え?そーなのか?」
楽 (意外だな………,
コイツ、俺より全然、顔も良いし、
勉強も出来るし、スポーツも出来るし、
あの高1の時、鶫にフラれた後に、
別の女の子との恋を見つけたか、
もしくは、
大学に入ってから、新しい恋を見つけたものかと………。)
鈴屋(すずや) 「でも、
恋愛面では君に負けているかもしれないけど、
僕が凡矢理高校時代から、
ずっと好きだったサッカーは、
負ける気は無いよ。
今日は、本気で行かせて貰うからね。
じゃあね。」
スタスタ………
そう言い残し、
鈴屋(すずや)は楽の前から去って行った。
楽 「何だよ………。
俺、鈴屋(すずや)に妙にライバル意識、
持たれてるじゃねーか………。」
集 「えー、それでは、
サッカーのユニフォームを配ります。
男女分かれて、更衣室に入って下さーい。」
楽 「お。」
楽が鈴屋(すずや)との会話を終えたのと、
ほぼ同タイミングで、
集がステージの上から、
参加者の凡矢理高校の同窓生に、
サッカーのユニフォームへの着替えを促した(うながした)。
スタスタ………。
楽 「なあ、集。
今回のサッカーも、
女子のユニフォームって、もしかして………。」
楽は、集の近くに寄り、
耳元で囁いて(ささやいて)、集に訪ねた。
集 「ピンポーン♪、
勿論(もちろん)、
今回のに限らず、
この凡矢理高校同窓生、運動大会の全種目は、
球技にせよ、陸上競技にせよ、
全種目、
女子には一人一人、違ったデザインのユニフォームを用意してあるよ〜〜♪。」
楽 「やっぱりな………。」
るり 「安心して、一条君。
集君が用意したユニフォームのうち、
ハレンチ過ぎるのは、
私があらかじめ、確認してハブいておいたから。」
るりが、
楽と集の話に割り込んで来た。
楽 「おっ、
流石は宮本………。」
集 「アッハッハァ………。
るりちゃんは、相変わらず心配性だなぁ………。」
るり 「あなたがそんな、
浮気性だからでしょう?」
ゴゴゴ……………。
るりの体から、
怒りのオーラが出ていた。
集 「……………。
ゴメンなさい、るりちゃん………。」
そして、
約10〜15分後。
楽 「ふーう………。
まあ、俺に似合うかどうかは分からねーけど。
これでいいっか………。」
楽は、
青色の上下のユニフォームに、
背番号「11」と、ユニフォームの表裏(おもてうら)に書かれた、
標準的なサッカーのユニフォームを着て、
男子更衣室から出て来た。
集 「アッハッハ〜〜。
流石は、ヤクザの二代目で若頭である事と、
超絶美人の彼女の、桐崎さんを始めとした、
凡矢理高校時代の美少女軍団に囲まれている以外は、
普通の中の普通の楽だなぁ〜〜、
サッカーのユニフォームを選ぶセンスまでもが、普通!」
楽 「うるせーな………。」
千棘 「楽〜〜、
おっまたせーー!」
楽・集 「お!」
女性陣の中で、
最初に出て来た千棘は、
赤い上下のユニフォームに、
背番号は表裏「3」、
胸元は半開きになり、
千棘の豊満な胸がチラリと見えて、
下も、千棘の引き締まった腰とお尻が強調されていた。
楽 (おお……………!
スッゲー、可愛い……………!)
ポッ………。
楽は、
千棘のサッカーのユニフォーム姿の可愛らしさに見惚れて、
頬を赤らめた。
千棘 「ん?
なーに、楽?
私のサッカーのユニフォーム姿に、
見惚れてるの?」
楽 「なっ!?
ち、ちげーよ!」
楽 (ホントは、
まったくもって、その通りだけど………。)
小咲 「みんな、
お待たせしました〜〜。」
楽・集 「おっ!」
2番目に出て来た小咲は、
上下緑のサッカーのユニフォーム、
背番号は「25」
膝の少し上までの長さのズボンの、
腰の少し上の辺りに、白いラインが引かれている。
スタイルの良さを強調した千棘のユニフォームとは対照的に、
質素(しっそ)で、
小咲の持つ、日本人的な可愛らしさが、
強調されたと言うか………表立った、
ユニフォーム姿だった。
楽 (小野寺、
千棘とは対照的に、派手さは無いけど、
やっぱり、可愛いな〜〜〜。
流石(さすが)、俺の初恋の女の子………。)
万里花 「楽様、皆様、お待たせしましたわ〜〜〜!」
集 「おっ! 次は、万里花ちゃんかぁ〜〜〜!」
楽 「おお………!
橘も、結構、似合ってるじゃねーか………。」
千棘と小咲の次に、
3番目に出て来た万里花は、
上は赤の長袖、下はピンクの半ズボンのユニフォーム、
背番号は「15」。
上の赤いユニフォームの胸元(むなもと)は、
大きく開いて、
千棘より豊満な胸の胸元の、
胸の谷間が、
楽達、男性陣の目線から、丸見えだった。
鶫 「よーし………、
今回は、比較的マトモな物を選べて、良かった。」
集 「おっ!誠士郎ちゃん〜〜〜。」
最後に出て来た鶫(つぐみ)は、
上は青、下は紫のユニフォームで、
背番号は「30」。
鶫の、万里花よりも更に大きい胸が、
強調されて、
上着の青いユニフォームが、
鶫の胸で押し上がって、強調されてはいたが、
万里花の様に、胸元が開いてはいなかった。
千棘 「何よ、つぐみ〜〜、
あんたったら、
また、地味なの選んじゃって〜〜。」
鶫 「いえ、お嬢……………、
LAB(ラボ)の授業や、ファッションショーでは、あるまいし………。
私はプライベートでは、こういう、あまり派手では無い服装が好きなんです。
自分の、趣味的に。」
集 「あらあら、誠士郎ちゃん〜〜。
俺はもっと、誠士郎ちゃんに似合う様な、
セクシーなのや、派手なのもたくさん、
用意したのに、
そんな、地味なのを選んじゃって〜〜〜。」
鶫 「分かっているぞ、舞子集。
お前の考えそうな事くらい、
私と貴様も、あまり認めたくは無いが、
私とお嬢が、
外国にスミレ様にファッションの勉強に行ってる間を除いても、
もう、約3年の付き合いになるからな。
お前が用意した、いかがわしいのは極力、避けて、
こういう、地味なのを選んだのだ。」
楽 (何だかつぐみの奴、集の趣味に付き合わされるのを避けるの、
段々、上手くなってるな……………。)
るり 「集くーん、
サッカーのグラウンドや、ゴールの準備が出来たわよ〜〜。
みんなを集めて、
クジ引きでチーム分けをしましょ〜〜〜。」
集 「おっ!
るりちゃん、準備ありがとう〜〜。
さぁみんな、チーム分けするから、
俺が持ってる、このクジを引いて頂戴(ちょうだい)〜〜。」
楽たち一同 「はーい。」
第1巻 第363話 完