第1巻 第368話 イットウ
2017年11月20日(月) 17:20
凡矢理市内、
夕方の人通りの無い、路地。
楽 「九愛太陽(きゅうあいたいよう) レオン」
シュンッ
楽は、
星匣(ほしはこ)からレオンを召喚した。
レオン 「ふーう………、
やっと、出番だね楽。
ボクのクアトロオーラの覚醒と、
ソレにより、
ボクが成獣体(せいじゅうたい)に進化する為に、
ガンバろうね。」
楽 「ああ……………。」
楽とレオンは、
パピヨンコクーンのボス、
「トレス・フェア」との戦いに敗れ、
その再戦に勝つ為に、
レオンを、幼獣体(ようじゅうたい)から、
成獣体(せいじゅうたい)に進化させる為の、
野生の星獣狩り(せいじゅうがり)に来ていた。
今回の相手は、
「水星ペンギン」
楽 「よーし、やってやるぜ!」
スッ
カシャンッ
楽の星匣(ほしはこ) 「剣の札(ツルギノフダ)」
スッ
楽は左手に、
自らの太陽の光を纏った(まとった)、
日本刀を召喚して装備した。
楽 「よーし……………、
行くぞ、ペンギン。」
チャッ
楽は、自らの剣の札(ツルギノフダ)、
である、日本刀を構えた。
水星ペンギン 「クェェ……………。」
蒼也 「あ!
楽、ソレじゃあ駄目(ダメ)だ!」
紫色の霧の中から、
蒼也が楽に呼び掛けた。
楽 「え?蒼也、何が駄目(ダメ)だって?」
蒼也 「お前、
まだ二刀流で戦った事は、
一度も無いだろ?
いずれ、二刀流も教えるつもりだが……………、
今まで、俺がお前に星神としての訓練で教えた剣道や剣術は、
まだ、一刀流だけだ。
楽、剣の札(ツルギノフダ)は閉まって、
一刀流で戦うんだ。」
蒼也の言う通り、
楽の両手には、
右手の、
京都で蒼也に買って貰った、日本刀と、
左手の、
自らの剣の札(ツルギノフダ)の、
日本刀、
二刀流になっていた。
楽 「ああ、分かったよ。
蒼也。」
スッ
楽は、
左手の自らの剣の札(ツルギノフダ)の、
日本刀を、懐に納めた。
楽 「剣の札(ツルギノフダ)、解(カイ)」
ボシュウッ
楽が、星札(ほしふだ)の解除の言霊(ことだま)を唱えると、
左手の自らの剣の札(ツルギノフダ)の、
日本刀が、
楽の太陽の光に戻った。
楽 「さーて……………、
行くか……………。」
チャッ
楽は再び、
蒼也に買って貰った日本刀を構えて、
水星ペンギンと、面と向かい合った。
水星ペンギン 「クェェ……………。」
第1巻 第367話 完
第1巻 第369話 トウケツ
2017年11月20日(月) 17:30
凡矢理市内、
夕方の人通りの無い、路地。
楽 「てやっ!」
楽は、
自らの太陽の光を流し込んだ、
日本刀で、水星ペンギンに切り掛かった。
水星ペンギン 「クェッ!」
ヒュンッ
水星ペンギンは、
楽の一太刀(ひとたち)の攻撃を、
横に飛んで躱した(かわした)。
楽 「コイツ、意外にすばしっこいな……………。」
蒼也 「楽!気を付けろ。
「水星ペンギン」は、
見た目によらず、スピードもあるんだ。
「鳥形(とりがた)」の、星獣(せいじゅう)、
だからな。
紫色の霧の中から、
蒼也が楽に忠告した。
楽 「なるほど……………。
ありがとな、蒼也!」
水星ペンギン 「ペェーン!」
ビュンッ
ビュンッ
水星ペンギンは、
自らの水星の光の斬撃を、
ペンギンの羽から、
2枚、放って来た。
楽 「おっと!」
カキンッ
カキンッ
楽は、
日本刀で、その水星の光の斬撃を、
ガードした。
楽 「コイツ、
こんな技も使えるのか……………。」
蒼也 「やはり、あの水星ペンギン、
野生の星獣にして、
「クアトロオーラ・アップ」、
つまりは、
「幼獣体(ようじゅうたい)」から、
「成獣体(せいじゅうたい)」に、
近付いてるな……………。
楽 「でも、負けないぜ!」
ダッ
楽は、「水星ペンギン」に向かって、
走り出した。
水星ペンギン 「クェーー!」
ヒューーンッ
楽 「なっ!?」
蒼也 「!」
キラキラ……………。
水星ペンギンが吐き出した、
「水星の光」で、
地面が凍ってしまった。
楽 「わわっ!」
ツルッ
楽は、滑り掛けて、
「水星ペンギン」に斬り掛かるタイミングを、
損ってしまった。
千棘 「楽、大丈夫?」
楽 「ああ、なんとかな……………。」
千棘 「あの、「水星ペンギン」って、子、
今までの野生の星獣より、
全然、強いじゃない!」
楽 「しかし、
コレじゃあ、足が滑って、
マトモに戦えやしない……………。」
蒼也 「楽、「籠手の札(コテノフダ)」だ、
紅炎(プロミネンス)で、
地面の氷を溶かすんだ!」
蒼也は、
紫色の、「海王星の光」の、
霧の中から、
楽に忠告した。
楽 「!そうか!」
スッ
カシャンッ
楽の星匣(ほしはこ) 「籠手の札(コテノフダ)」
ヒュンッ
楽の右手にレオンの頭を模した籠手が現れた。
ガチャ
楽は、籠手の銃口を、
凍っている、地面に向けた。
楽 「紅炎(プロミネンス)!」
ボウッ
ジュウゥゥ……………。
楽の紅炎(プロミネンス)で、
水星ペンギンの、
「水星の光」で、凍っていた地面が、
溶けた。
楽 「よーし、
こっからが、本番だ……………。」
水星ペンギン 「クエェェェ……………。」
第1巻 第369話 完