ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第380話 エカキヲ

2017年11月25日(土) 9:00

 

凡矢理美術館

 

千棘 「へぇー〜〜〜。

見てよ、楽。

色んな、絵や象(ぞう)があるわよ。

 

日本の美術館も、

中々、良いものね〜〜〜。」

 

楽 「ああ。

そうだな……………。」

 

 

楽、千棘、鶫、蒼也、万里花、

そして、ソレに加えた、

冬吾と蓮の、

「ハチノス」のメンバーに、

 

小咲、集、るりの3人を加えた、

 

いつもの、

凡高時代のメンバーは、

 

 

楽が、

「火星トンボ」と「金星ヒツジ」を、

倒したお祝いも兼ねて、

 

「凡矢理美術館」に、

芸術造形体験(げいじゅつぞうけいたいけん)、

に、来ていた。

 

 

店員 「えーーー。

では、

本日の参加者のみなさん。

 

コレから、

「凡矢理美術館」、

 

芸術体験を、始めまーす。」

 

 

楽たち一同 「はーい。」

 

 

店員 「では、まずは、

絵を描く事からです。

 

こちらの、

「絵のモデル一覧」が、

10個くらいあるので、

 

その中から、

1人様につき、1つを選んで下さい。」

 

スッ

 

凡矢理美術館の店員は、

 

自分の左側、

楽達から見て、正面にある、

 

白い布が被せられている、

約10〜15m(㍍)程の長さの、

長テーブルに置かれている、

 

10〜12,3個の、

「絵のモデル一覧」を、

指差して、

楽たちに、説明した。

 

 

楽たち一同 「はーい。」

 

 

スタスタ……………、

 

 

楽、千棘、鶫、蒼也、万里花、

それに、冬吾、蓮の、計7人は、

ソレゾレの、

「絵のモデル一覧」の、

前に散らばり出した。

 

 

千棘 「ねー楽、

私、どれを選んで書いたらいいかな?」

 

楽 「あ?

そりゃあ……………、

お前の好きなのを、選んで書いたら良いんじゃねーか?」

 

千棘 「なるほど……………。

それもそうね。

ありがと、楽!」

 

 

スタスタ……………

 

 

千棘は、

楽の助言に対して、礼を述べた後、

「絵のモデル一覧」が、並べられている、

長テーブルの前を横き歩きながら、

 

自分が好きな、「絵のモデル」を、

探し出した。

 

 

千棘 「あっ!

コレなんかいーんじゃ無い?」

 

スッ

 

 

千棘は、

クマのぬいぐるみ、

いわゆる、「テディベア」を、

「絵のモデル一覧」から、

選んで自分の手に取った。

 

 

千棘 「楽ーーー、

コレ、どう……………、

あっ、そうか!

私に合ってる、「絵のモデル一覧」かどうか、楽に聞いちゃ、駄目(ダメ)だよね。

 

私が自分で、「私に合ってる、「絵のモデル一覧」」、って決めたんだから、

それで良いんだ。」

 

 

小咲 「千棘ちゃーん、

千棘ちゃんは、絵のモデルは、

何にしたの?」

 

スタスタ……………、

 

 

「絵のモデル一覧」を決めた千棘の近くに、

小咲が話し掛けながら、

歩いて寄って来た。

 

 

千棘 「あっ、小咲ちゃん。

私は、このクマちゃんにしたんだ。」

 

スッ

 

 

千棘は、

小咲に「クマのぬいぐるみ」、

いわゆる、テディベアを見せた。

 

 

小咲 「へぇ〜〜〜、

そうなんだ……………。

可愛いぃ〜〜〜……………。」

 

 

小咲は、

千棘が見せたテディベアに対して、

目を細めて、顔を赤らめた。

 

 

千棘 「小咲ちゃんは、何にしたの?」

 

小咲 「私はねぇ……………、

コレにしたんだ。」

 

スッ

 

 

小咲は、

千棘に、リンゴを見せた。

 

 

千棘 「へぇ〜〜〜、

リンゴかぁ〜〜〜……………、

ソレも、可愛いねぇ……………。」

 

小咲 「うん。ソレにね、

このリンゴをモデルに、絵を描いたら、

楽しそうだと思ったの。」

 

 

蓮 「へぇ〜〜〜、

小野寺さんは、リンゴか。

 

シンプルだけど、

菓子職人(パティシェ)らしい、

良い選択だな……………。」

 

 

千棘と小咲が、

お互いの自分の「絵のモデル」を見せ合ってる場所から、

5〜6m(㍍)離れた場所で、

 

蓮が小咲を見て、

小言で呟いた。

 

 

楽 「おーい、蓮。

お前、「絵のモデル」、

何にしたんだ?」

 

 

楽は、最近、

お互い、名字読みで君付けから、

星神チーム、「ハチノス」に加入した事により、

お互いに下の名前で呼び捨てに呼ぶ様になった、

蓮に話し掛けた。

 

 

蓮 「ああ、楽。

俺はな……………、コレにしたんだ。」

 

スッ

 

 

蓮が楽に見せたのは、

「イチゴのショートケーキのレプリカ」、

だった。

 

 

楽 「へぇ〜〜〜、

なるほど……………。

ショートケーキか、

菓子職人(パティシェ)を目指してる、

お前らしいな。」

 

蓮 「まあな……………、

コレが1番、俺らしいと思ったし、

ここの美術館の、「絵のモデル一覧」に、

都合良く、偶然、

コレがあって良かったよ。」

 

楽 「ああ、ソレもそーだよな。

考えてみたら、

蓮に都合の良い、偶然だよな。」

 

蓮 「で、楽、

お前は何をモデルに、

絵を描く事にしたんだ?」

 

楽 「ああ、俺はな……………、

コレだ。」

 

スッ

 

 

楽が蓮に見せたのは、

和菓子の饅頭(まんじゅう)の、

レプリカだった。

 

 

蓮 「……………。

なるほど。

 

和菓子屋の、小野寺さんの家(ウチ)で、

バイトしてる、

お前らしいじゃ無いか……………。

 

しっかし、この美術館、

ホントに、

俺たちに合った、

「絵のモデル」が、

都合良くあるもんだな。」

 

楽 「ああ、

そうだよな……………。」

 

 

ハハハ……………。

 

 

万里花 「らーくーさーまー。

私(わたくし)は、

絵のモデルは、コレにいたしましたわ!」

 

楽 「おっ?橘?」

 

 

楽と蓮が、お互いの「絵のモデル」を、

見せ合ってる時に、

万里花が駆け寄って、話し掛けて来た。

 

 

万里花 「コレです。

可愛らしいでしょう?」

 

スッ

 

 

万里花が楽に見せたのは、

オレンジ色の花弁をした、

花の植木鉢(うえきばち)だった。

 

 

楽 「へぇ〜〜〜。

中々、綺麗(キレイ)な花じゃねーか。」

 

万里花 「はい。

でも、残念ですわ……………。

ホントの事言うと、

私(わたくし)は、

幼少期に楽様にプレゼントして頂いた、

この髪飾りと同じ、

マリーゴールドの花が良かったのですが。」

 

コトッ

 

スッ

 

 

万里花は、

 

オレンジ色の花弁をした、

花の植木鉢(うえきばち)を、

一旦、長テーブルの上に置いて、

 

自分の髪飾りを触りながら、

言った。

 

 

楽 「ああ………。

ソレ、去年の夏に、天駆高原(てんくこうげん)で、記憶が戻ってからは、

鮮明に思い出したぜ。

 

ソレ、

5歳の時に、俺がお前にプレゼントしたんだったな。」

 

万里花 「はい。

ですが……………。

流石にそこまで都合良く、

この美術館には、

「マリーゴールドの花」、

までは、無かったみたいで……………。」

 

クスッ

 

 

万里花は、

唇に右手を当てて、

多少、残念そうな顔をしながら、

小さな笑みを浮かべた。

 

 

 

店員 「はーい。

本日の参加者のみなさーん。

そろそろ、

ご自分の「絵のモデル」は、

決まりましたかーーー?

 

そろそろ、

絵を描く段階に移りまーす。」

 

 

楽 「おっ、来たぜ。」

 

 

第1巻 第380話 完

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