ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第382話 エノグガ 第1巻 第383話 ゾウケイ

第1巻 第382話 エノグガ

 

2017年11月25日(土) 11:00

 

凡矢理美術館

 

 

千棘 「うーん……………、

上手く描けないわ……………。」

 

スラスラ……………、

 

 

千棘は、「絵のモデル」の、

「テディベアのクマちゃん」を、

中々、上手く描けずに、

困っていた。

 

 

鶫 「お嬢、頑張って下さい!」

 

千棘 「うん。ありがとう、鶫。」

 

 

千棘 「よーし……………、」

 

スラスラ……………、

 

 

千棘は、

鶫からの励ましで、元気をさらに出して、

描き出した。

 

 

ペチャッ

 

 

千棘 「あっ?」

 

楽 「ん?」

 

 

千棘は、あまりに意気込んで描き過ぎたので、

胸のあたりに、

赤と黄色の絵の具が着いた。

 

 

千棘 「あーもう……………、

胸に絵の具が着いちゃった……………。」

 

 

ゴシゴシ……………、

 

 

千棘は、

自分の胸についた、

絵の具を、手で擦った。

 

 

楽 (千棘の体に、絵の具が着いてる。

何だか、色っぽい……………。)

 

 

楽は、

絵の具が着いた、

千棘の体に、頬を赤らめた。

 

 

千棘 「ん?どーしたの、楽?」

 

楽 「な、何でもない!」

 

 

 

小咲 「うーん、

やっぱり、リンゴを描くって、

輪郭(りんかく)が大事ねぇ……………。」

 

ペチャッ

 

 

小咲 「あっ?」

 

 

千棘と同じく、

小咲の顔と胸にも、絵の具が着いた。

 

 

小咲 「やだぁ……………、

服についちゃったぁ……………。」

 

 

ゴシゴシ……………、

 

 

小咲も、

千棘と同じく、服を擦った。

 

 

蓮 「おおぉ……………、

服に着いた絵の具を擦ってる小野寺さん、

何だか、色っぽいなぁ……………。」

 

 

蓮も楽と同じく、

体や服に着いた絵の具を擦る、

小咲に頬を赤らめた。

 

 

小咲 「アレ?どうしたの、弥柳くん?

私の方を見て。」

 

蓮 「いや、何でもないよ……………。」

 

 

 

こうして、

少し色っぽくなった、

 

「凡矢理美術館」の、

芸術体験の、「絵描き(えかき)」は、

幕を閉じた。

 

 

第1巻 第382話 完

 

 

 

第1巻 第383話 ゾウケイ

 

2017年11月25日(土) 13:00

 

凡矢理美術館

 

 

店員 「えーーー。

では、

本日の参加者のみなさん。

 

コレから、

「凡矢理美術館」、

 

芸術体験の、第2部、

 

「彫像作り(ちょうぞうづくり)」を、

始めます。」

 

 

楽たち一同 「はーい。」

 

 

昼食を終えた、楽たち一同は、

 

「凡矢理美術館」、

芸術体験の、後半の第2部、

 

「彫像作り(ちょうぞうづくり)」

に、

入ろうとしていた。

 

 

店員 「えー、それでは、

 

本日の、

「凡矢理美術館」、

芸術体験の、後半の第2部、

 

「彫像作り(ちょうぞうづくり)」に、

入りまーす。

 

みなさん、

お手元の、

石灰(せっかい)と、小麦粉粘土(こむぎこねんど)で、

 

お好きな形を、

作って下さーい。

 

 

ソレを、

私たち店員が、

温めて彫像仕上げして、

 

後日、差し出しまーす。」

 

 

楽たち一同 「はーい。」

 

 

千棘 「わーー、

楽、「彫像仕上げ」して、

差し出してくれるんだって、

 

楽しみだねーー。

楽。」

 

 

楽 「ああ、そうだな。

 

まあ、

今日は、冬吾と蓮の、

「ハチノス」の、メンバー入りの、

お祝いも兼ねて、

みんなに、イベントで来てるんだ。

 

気楽にやろーぜ。」

 

 

そして、

楽たちの、

「彫像作り(ちょうぞうづくり)」、

の、作業は始まり……………。

 

 

 

モニュッ モニュッ

 

 

千棘 「うーん……………、

中々、上手く練れない……………。」

 

 

千棘は、

粘土細工にあまり慣れていなかったので、

 

硬めの小麦粉粘土を練るのに、

悪戦苦闘(あくせんくとう)していた。

 

 

小咲 「あっ、千棘ちゃん。

ソコはね、こうやって、

石灰や水を、適度に掛けると、

 

柔らかくなって、

コネやすくなるんだよ。」

 

千棘 「えっ?そーなの?」

 

 

ジャーーー……………、

 

コネコネ……………、

 

 

千棘は、

小咲の言う通り、

小麦粉粘土に、石灰と水を、

適度に掛けて、コネてみた。

 

 

コネコネ……………、

 

 

千棘 「あっ、ホントだ!

スッゴく、柔らかくなって、

コネやすくなったぁ……………、

 

ありがとう、小咲ちゃん!」

 

小咲 「いえいえ……………、

 

あっ、千棘ちゃん。

ほっぺに石灰が付いてるよ?」

 

千棘 「え?」

 

 

小咲の言う通り、

千棘の右頬(みぎほほ)には、

 

白に近い、灰色の石灰(せっかい)の粉が付いていた。

 

 

スッ

 

 

千棘 「アレレ〜〜〜?

取れない?」

 

 

千棘は、

左頬(ひだりほお)を触ったが、

 

当然、ソコには何も、

付いていない。

 

 

小咲 「あーーー、もう……………。

千棘ちゃんったら……………。

 

そっちじゃなくて、

こっちだよ。」

 

 

ヒョイッ

 

 

小咲は、

千棘の右頬(みぎほお)に付いていた、

石灰(せっかい)の粉を、

自分の手で取った。

 

 

千棘 「ひゃうっ!

あ、ありがとう……………。

小咲ちゃん。」

 

小咲 「エヘヘ……………。

どういたしまして。」

 

 

楽 (千棘と小野寺、

楽しそうだな……………。

 

やっぱり良いよな、こういうの。

 

千棘と2人だけじゃなくて、

凡高時代のメンバーや、

 

蓮や冬吾と、

ワイワイして……………。)

 

 

 

こうして、

楽と千棘の2人だけではなく、

 

凡高時代のメンバーや、

蓮や冬吾を含めた、

 

「凡矢理美術館」、の、

芸術体験は、

 

幕を閉じた。

 

 

第1巻 第383話 完

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