2017年 12月3日(日) 15:40
凡矢理大学裏山、
正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)、
頂上付近、ハチノス、
リビング
華 「さーて……………、
坊やの覚悟も決まったみたいだし、
坊やの相手の星獣(せいじゅう)の子たちを、
簡単に説明しておくわね。」
楽 「え?
でも華さん、
さっき、俺の相手になる、
7体の野生の星獣(せいじゅう)が、
何県にいるか、教えてくれたんじゃあ……………。」
華 「ええ、
でも、もう少し詳しくね。」
スッ
華は、
ポケットから、星匣(ほしはこ)を出した。
「月の属性」の、銀色の、
「睡蓮(スイレン)の花」の、紋章(もんしょう)が、
描かれた、星匣(ほしはこ)だ。
華 「月下美人睡蓮花(げつかびじんすいれんか) ロロ」
ボシュウッ
ロロ 「私をお呼びですか?
華。」
華の星匣(ほしはこ)から、
銀色の、月の光をまとった、
白い花弁の、
「睡蓮の花」の、星獣(せいじゅう)が、
召喚された。
千棘 「その子が、ママの星獣(せいじゅう)?
綺麗(キレイ)……………。」
楽 「華さんも、
属性は、「月の光」、
なんですか?」
華 「ええ。
私もアーデルトも、属性は、
月よ。」
千棘 「パパもなんだ!」
万里花 「しかし、
この子、植物型星獣(しょくぶつがたせいじゅう)なのに、
明確に意思がありますわ。」
華 「それはね、万里花ちゃん。
野生の植物型星獣(しょくぶつがたせいじゅう)は、
殆ど、意志が無いけど、
契約星獣(けいやくせいじゅう)は、
話が別よ。」
千棘 「それでママ、
この子を出したのは、
なんでなの?」
華 「フフ……………、
ソレはね……………。
ロロ、
みんなに見せてあげて。」
ロロ 「はい、華。」
ボウッ
ロロは、
銀色に輝く、「月の光」を、
自分の花の中心から出した。
ジュウゥゥゥ……………。
楽 「ん?」
ロロが出した、「月の光」は、
楽と千棘のペンダント内部に蓄えられた、
「思い出の画像」と、同じように、
何か、映像を映した。
それも、
楽と千棘のペンダントからは、
「平面の画像」しか、
出ないのに対して、
ロロの、「月の光」は、
立体の画像となっている。
千棘 「ママ、
ソレがその子……………、
ロロの能力なの?」
華 「ええ。
ロロは、自らが見た映像を、
あなたたちのペンダントと同じように、
画像にして、
自らの星の光に映す事が出来るわ。
ソレが、
「新月スイレン」の、能力よ。」
楽 「でも、華さん。
この画像……………。
俺と千棘との、このペンダントの中に蓄えられた画像と違って、立体になってますよ?」
スッ
楽は、
千棘との、「永遠の愛」の約束の、
ペンダントを出して、言った。
華 「ソレはそうよ。
「月属性の、星の光」の特性は、
「増長(ぞうちょう)」。
千棘 「増長?」
華 「ええ。
「月の光」は、自らの星の光を、
照らすように強くしたり、
他人の、他の属性の星の光を、
「月の光で照らすように」、
増幅させる事が出来るのよ。
特に……………、
1番相性の良い、「太陽の光」、
をね。」
千棘 「へぇ〜〜〜……………、
そうなんだ。
ママ、私も頑張って訓練すれば、
楽の、「太陽の光」を、
強く出来るかな?」
華 「ええ。
千棘ならきっと出来るわ。」
千棘 「ありがとう、ママ。
私……………頑張ってみる!」
千棘 (私の属性の、「月の光」、
楽の属性の、「太陽の光」と、
相性が良かったんだ。
嬉しいな…………….。
よーし……………。
私も、楽の「太陽の光」を、
「増長」、出来るようになれるように、
頑張るわよ!)
第1巻 第401話 完