ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第402話 カラコン

2017年 12月3日(日) 16:00

 

凡矢理大学裏山、

正式名称:凡矢理山(ぼんやりやま)、

 

頂上付近、ハチノス、

 

リビング

 

 

華 「あっ、そうそう……………。

 

千棘と坊やが付き合いだして初めての、

北海道旅行と、

それを兼ねた、

坊やの「クアトロオーラ・アップ」の、

鍛錬の仕上げを説明した事だし、

 

実は……………、

千棘と坊やに1つずつ、

早目のクリスマスプレゼントが、

あるのよ。」

 

 

楽・千棘 「え?」

 

 

華 「まずは千棘には、コレよ。」

 

スッ

 

 

華は千棘に、

茶色い色紙と、金色のリボンで梱包(こんぽう)された、

長さ30cm(センチメートル)程の、

細長い箱を渡した。

 

 

千棘 「ママ、

コレなぁに?」

 

華 「フフ……………。

本格的なあなたへのクリスマスプレゼントは、

今年の12月24日か25日に、

 

坊やが、私が用意した、

7体の、野生の星獣(せいじゅう)を倒した後に、

とってあるけど。

 

その前に、

坊やとの本当の恋人としての交際を、

この8ヶ月間、乗り越えたあなたに、

贈りたいの。」

 

 

千棘 「なんだろ……………?」

 

ガサッ

 

ゴソッ

 

 

千棘は、

色紙とリボンを剥がして、箱を開けた。

 

 

千棘 「アレ?コレって……………?」

 

楽 「千棘、お前それ、

「カラーコンタクト」じゃねーか?」

 

 

華から渡された、箱の中に入っていたのは、

 

茶色い色をした、

「カラーコンタクト」、

略称、カラコンだった。

 

 

千棘 「でも、茶色って……………。

あ!

そうだ……………、

 

高2の、私が17歳になった、

誕生日パーティーの日に、

パパが見せてくれた、

昔のアルバムに映ってた、

 

私が5歳の頃の、

楽たちと、天駆高原で、

初めて会った頃の、

 

私が子供の頃の、

私の目の色だ!」

 

 

華 「フフ……………、そうよ。

よく気が付いたわね。

 

それは、

私、あなたが小さい頃から、

仕事で忙しくて、

あなたやアーデルに、なかなか会う事も、

できなかったでしょう?

 

だから……………、

私が、あまり面倒を見れなかった、

子供の頃のあなたの目を、

プレゼントしたいの。

 

私もアーデルと同じで、

今の、青くて綺麗な目のあなたも、

昔の、茶色い目のあなたも、

 

両方とも好きだからね。」

 

鶫 「流石(さすが)は、

お嬢のお母さまの、マダムフラワー、

 

素晴らしい、プレゼントです!」

 

蒼也 「……………。

おみそれしました。」

 

 

千棘 「ありがとう、ママ……………、

私、スッゴく嬉しい!」

 

華 「そう。

それは良かったわ。」

 

楽 「なあ千棘、

その「カラーコンタクト」、

今ここで、つけてみねーか?」

 

千棘 「え?」

 

華 「あら、それはいい案ね、

坊や。

千棘、今ここで付けてみてくれない?

 

私が仕事で忙しくて、

あまり面倒が見れなかった、

5歳の時の、千棘の瞳の色……………。

 

是非、

今ここで、見てみたいわ。」

 

 

千棘 「なるほどね……………。

分かったわ。」

 

スッ

 

カチャ カチャ

 

 

千棘は、

華からプレゼントされたばかりの、

2つの茶色いアイコンタクトを、

自らの両眼にはめてみた。

 

 

千棘 「うーん……………。

私、目がずっと良かったから、

眼鏡(メガネ)やコンタクトなんて、

初めてはめたけど、

みんな……………どうかな?」

 

 

千棘の目は、

いつもの淡い青色から、

茶色いブラウンの瞳に、

変わっていた。

 

 

華 「まあ、似合うじゃない。」

 

小咲 「似合ってるよ、千棘ちゃん。」

 

蒼也 「綺麗です、お嬢。」

 

鶫 「お嬢はやはり、

目が青色でも、茶色でも、

とても似合ってます!」

 

 

千棘 「……………。

そっかぁ……………。」

 

 

千棘 (そういえば私、

高2の時の、誕生日パーティーに、

楽が記憶を無くした時、

「約束の女の子は、目が青色じゃ無い。」って、言われて、

 

希望を持ったんだよね。

結局、楽の約束の女の子は、

小咲ちゃんだったけど……………。)

 

 

チラッ

 

 

楽 「ん?」

 

 

千棘は、

茶色に変わった瞳(ひとみ)で、

楽の方を見た。

 

 

千棘 「楽……………、

私、どうかな?

このカラコン、似合ってる?」

 

楽 (そういやあ、

天駆高原(てんくこうげん)で、

記憶が戻ってから、

 

昔遊んでた千棘は、

目が茶色だったな。

でも……………。)

 

クスッ

 

 

楽は、

小さく笑みをこぼした。

 

 

千棘 「ん?何よ、楽。」

 

楽 「あ、いや……………。

やっぱり、

目が青かろうが、茶色かろうが、

お前はお前だなって。」

 

千棘 「はぁ?

何よソレ、

あんた、私は私なりに、

真剣に考えてるのに……………。」

 

楽 「アハハ……………、

わりぃわりぃ。」

 

 

第1巻 第402話 完

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