ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第403話 クルマヲ

2017年 12月3日(日) 18:00

 

ギャング組織、ビーハイブ、

 

日本のアジト

 

 

楽 「あのー、華さん、

俺たちを、ココにまで呼び出して、

何のようですか?」

 

 

千棘へのプレゼントが終わった華は、

今度は楽たち、「ハチノス」のメンバーを、

自分の夫、アーデルトがボスを務める、

ギャング組織、ビーハイブのアジト、

日本支部に来ていた。

 

 

華 「それはもちろん、

坊や、あなたへのプレゼントを、

贈るためよ。」

 

楽 「別に、「ハチノス」で、

渡してくれても良かったんじゃあ無いですか?」

 

華 「出来るならそうしたけど、

あなたへのプレゼントは、

大き過ぎて、持ち運びが難しかったからね。」

 

楽 「?そんなに大きい物なのか……………?」

 

 

千棘 「でも楽、

あんたココに来るの、久しぶりじゃ無い?」

 

楽 「ん?まあ、そーだな。」

 

蒼也 「俺との星神としての訓練も、

「ハチノス」が完成してからは、

「ハチノス」の方でやってたしな。

 

鶫 「私は基本、ここで寝泊りしているが、

アパートの方とを、行き来しているな、

ポーラの面倒もあるしな……………。」

 

万里花 「私(わたくし)は、

今年の6月の、桐崎さんの19歳の誕生日会、以来ですかね。」

 

千棘 「私も、

スペクトル凡矢理で、

楽と同棲し始めてからは、

あんまり帰ってなかったわね……………。

 

LAB(ラボ)が、冬休みや、春休みに入ったら、また顔を出す予定だったけど、

 

後で、私の部屋も久々に見てみたいし、

パパにも挨拶(あいさつ)に行かなきゃ。」

 

蓮 「……………。

俺は初めて来たな。」

 

夜内(やうち) 「俺もだよ。」

 

冬吾 「ココが、

ギャング組織、ビーハイブのアジトかぁ……………。

 

抱えてる星神も、

結構、たくさんいるらしいし、

星物書き(ほしものかき)として、

取材してみたいところだね……………。」

 

楽 「ソレで華さん、

俺へのプレゼントってのは?」

 

華 「ああ、ソレはね……………、

アーデル、そこにいるかしら?」

 

アーデルト 「ああ、いるよ華。」

 

スッ

 

 

楽たちがいる、部屋の扉から、

千棘の父、華の夫の、

ギャング組織、ビーハイブのボス、

アーデルトが出て来た。

 

 

アーデルト 「すまないね華、

仕事で忙しいのに、

楽君と千棘の為に。」

 

華 「いいのよアーデルト、

私の娘と、そのボーイフレンドの為だもの。」

 

 

楽 「……………。

なあ、千棘。

なんだか……………、

華さん、お前以外への態度も、

随分と、丸くなったんじゃねーか?」

 

 

華とアーデルトの、

夫婦の会話を聞いていた楽が、

千棘の耳元で、囁いた。

 

 

千棘 「フフフ……………そうね。

楽、あんたのおかげよ、

高1の、今からちょうど3年前のクリスマス、

あんたが私とママを、

引き合わせて、和解させてくれたから。」

 

楽 「いや、俺のおかげってわけじゃあ……………。

とにかく、良かったね。」

 

 

アーデルト 「やあ楽君、

「ハチノス」が無事改装して、

メンバーの若い星神の子も、

だいぶ増えたみたいだね。」

 

楽 「え?

ああ。まあ、そうですね……………。」

 

アーデルト 「千棘も、

とうとう、楽君と共に、

星神としての訓練を、

蒼也から習う、決意をしたそうじゃ無いか。

 

嬉しいよ。

ファッションデザイナーとしてだけで無く、

星神として歩む勇気まで、

持ってくれて。」

 

千棘 「ありがとう、パパ!

そうよ。

私、もう中学や高校の頃とは違うもの、

 

楽との恋が叶ったのは、

とっても嬉しかったけど、

今の私は、ソレだけじゃ無いわ!

 

ファッションデザイナーとしても、

星神としても努力して、

いつかママみたいな、

素敵な女性になってみせるわ!」

 

アーデルト 「嬉しいよボクは、

娘の君が、そんなに立派になってくれて……………。」

 

 

華 「アーデルト、

千棘への挨拶(あいさつ)も良いけど、

そろそろ坊やへのプレゼントを、」

 

アーデルト 「ああ、そうだったね。

楽君、

君、免許はもう持ってるのかい?」

 

楽 「え?

はい、一応……………。

この前、車校を卒業しました。

まあ、AT(オートマ)しか取れませんでしたが……………。

 

え?てことはまさか、

華さんが俺に用意してくれた、

クリスマスプレゼントって……………。」

 

 

華 「フフ……………、

そうよ。

クロード君!」

 

パチンッ

 

 

サッ

 

クロード 「はい。

マダムフラワー。」

 

 

華がパッチンと指打ちすると、

クロードが現れた。

 

 

千棘 「あっ、クロード。」

 

クロード 「お久しぶりです、お嬢。

ほれ、一条楽、

お前へのプレゼントだ、

好きなのを選べ。」

 

ピッ

 

 

クロードがボタンを押すと、

部屋のカーテンが上に上った。

 

 

楽 「あ、やっぱり……………。」

 

 

カーテンが上った先にあったのは、

7〜8台の車だった。

 

 

クロード 「一条楽、

お前は、

もうお嬢の「ホンモノ」の、恋人だろう?

 

その歳なら車くらい持て。

好きなのを一台、くれてやる。」

 

 

第1巻 第403話 完

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