2017年 12月3日(日) 18:00
ギャング組織、ビーハイブ、
日本のアジト
楽 「あのー、華さん、
俺たちを、ココにまで呼び出して、
何のようですか?」
千棘へのプレゼントが終わった華は、
今度は楽たち、「ハチノス」のメンバーを、
自分の夫、アーデルトがボスを務める、
ギャング組織、ビーハイブのアジト、
日本支部に来ていた。
華 「それはもちろん、
坊や、あなたへのプレゼントを、
贈るためよ。」
楽 「別に、「ハチノス」で、
渡してくれても良かったんじゃあ無いですか?」
華 「出来るならそうしたけど、
あなたへのプレゼントは、
大き過ぎて、持ち運びが難しかったからね。」
楽 「?そんなに大きい物なのか……………?」
千棘 「でも楽、
あんたココに来るの、久しぶりじゃ無い?」
楽 「ん?まあ、そーだな。」
蒼也 「俺との星神としての訓練も、
「ハチノス」が完成してからは、
「ハチノス」の方でやってたしな。
鶫 「私は基本、ここで寝泊りしているが、
アパートの方とを、行き来しているな、
ポーラの面倒もあるしな……………。」
万里花 「私(わたくし)は、
今年の6月の、桐崎さんの19歳の誕生日会、以来ですかね。」
千棘 「私も、
スペクトル凡矢理で、
楽と同棲し始めてからは、
あんまり帰ってなかったわね……………。
LAB(ラボ)が、冬休みや、春休みに入ったら、また顔を出す予定だったけど、
後で、私の部屋も久々に見てみたいし、
パパにも挨拶(あいさつ)に行かなきゃ。」
蓮 「……………。
俺は初めて来たな。」
夜内(やうち) 「俺もだよ。」
冬吾 「ココが、
ギャング組織、ビーハイブのアジトかぁ……………。
抱えてる星神も、
結構、たくさんいるらしいし、
星物書き(ほしものかき)として、
取材してみたいところだね……………。」
楽 「ソレで華さん、
俺へのプレゼントってのは?」
華 「ああ、ソレはね……………、
アーデル、そこにいるかしら?」
アーデルト 「ああ、いるよ華。」
スッ
楽たちがいる、部屋の扉から、
千棘の父、華の夫の、
ギャング組織、ビーハイブのボス、
アーデルトが出て来た。
アーデルト 「すまないね華、
仕事で忙しいのに、
楽君と千棘の為に。」
華 「いいのよアーデルト、
私の娘と、そのボーイフレンドの為だもの。」
楽 「……………。
なあ、千棘。
なんだか……………、
華さん、お前以外への態度も、
随分と、丸くなったんじゃねーか?」
華とアーデルトの、
夫婦の会話を聞いていた楽が、
千棘の耳元で、囁いた。
千棘 「フフフ……………そうね。
楽、あんたのおかげよ、
高1の、今からちょうど3年前のクリスマス、
あんたが私とママを、
引き合わせて、和解させてくれたから。」
楽 「いや、俺のおかげってわけじゃあ……………。
とにかく、良かったね。」
アーデルト 「やあ楽君、
「ハチノス」が無事改装して、
メンバーの若い星神の子も、
だいぶ増えたみたいだね。」
楽 「え?
ああ。まあ、そうですね……………。」
アーデルト 「千棘も、
とうとう、楽君と共に、
星神としての訓練を、
蒼也から習う、決意をしたそうじゃ無いか。
嬉しいよ。
ファッションデザイナーとしてだけで無く、
星神として歩む勇気まで、
持ってくれて。」
千棘 「ありがとう、パパ!
そうよ。
私、もう中学や高校の頃とは違うもの、
楽との恋が叶ったのは、
とっても嬉しかったけど、
今の私は、ソレだけじゃ無いわ!
ファッションデザイナーとしても、
星神としても努力して、
いつかママみたいな、
素敵な女性になってみせるわ!」
アーデルト 「嬉しいよボクは、
娘の君が、そんなに立派になってくれて……………。」
華 「アーデルト、
千棘への挨拶(あいさつ)も良いけど、
そろそろ坊やへのプレゼントを、」
アーデルト 「ああ、そうだったね。
楽君、
君、免許はもう持ってるのかい?」
楽 「え?
はい、一応……………。
この前、車校を卒業しました。
まあ、AT(オートマ)しか取れませんでしたが……………。
え?てことはまさか、
華さんが俺に用意してくれた、
クリスマスプレゼントって……………。」
華 「フフ……………、
そうよ。
クロード君!」
パチンッ
サッ
クロード 「はい。
マダムフラワー。」
華がパッチンと指打ちすると、
クロードが現れた。
千棘 「あっ、クロード。」
クロード 「お久しぶりです、お嬢。
ほれ、一条楽、
お前へのプレゼントだ、
好きなのを選べ。」
ピッ
クロードがボタンを押すと、
部屋のカーテンが上に上った。
楽 「あ、やっぱり……………。」
カーテンが上った先にあったのは、
7〜8台の車だった。
クロード 「一条楽、
お前は、
もうお嬢の「ホンモノ」の、恋人だろう?
その歳なら車くらい持て。
好きなのを一台、くれてやる。」
第1巻 第403話 完