巻1巻 第419話 ウワギヲ(岐阜県)
2017年 12月4日(月) 15:10
岐阜県
楽と千棘の愛車の、
「ワゴンR 660FX」の、
車内。
千棘 「さて、楽。
次は私に上着を着せなさい。」
楽 「おうよ。」
千棘 「ちょっと待ってなさい……………。」
ゴソゴソ……………。
千棘は、
自分のバッグの中をさぐった。
千棘 「あった、コレよ。」
バッ
千棘は、
白いTシャツと、青いデニムの上着を出した。
千棘 「まずは、
このTシャツから、私に着せなさい。」
スッ
千棘は、
楽に白いTシャツを差し出した。
楽 「はいよ。」
スッ
楽は、
千棘から白いTシャツを受け取った。
楽 「よーし、さてと……………。」
バッ
楽は、
千棘から受け取った、
白いTシャツの、両腕を出すところをそれぞれ、左右の手で持って、
広げた。
楽 「ほら、千棘。
腕上げろよ。」
千棘 「はーい。」
バッ
プルンッ
楽 ドキッ
千棘が万歳(ばんざい)した拍子(ひょうし)に、
千棘の胸が揺れた。
楽 (千棘の胸が揺れた……………。
千棘、お尻も引き締まってて最高(サイコー)だけど、
胸も大きいな。
柔らかそう……………。)
千棘 「ん?何を人の胸をマジマジと見てるのよ、このエロもやし。」
楽 「なっ、なんだと?」
千棘 「……………。
触っても、いいわよ。」
楽 「え?」
千棘 「……………。
とにかく、まずはその白いTシャツを、
私に着せなさい。」
楽 「お、おう……………。」
スッ
楽は、
千棘に白いTシャツを着せた。
千棘 「次、青いデニムの上着を着せてよ。」
楽 「ほいほい。」
スッ
チャッ
楽は、
千棘の青いデニムの上着を、
千棘に着せた。
千棘 「ありがとう、楽。」
楽 「お、おう……………。」
千棘 「ん?どーしたのよ、楽。
あんた、顔が真っ赤よ。」
楽 「な、何でもねー……………。」
楽 (千棘のお尻、柔らかかった……………。
千棘の胸も、柔らかそうだった……………。
まさか、
千棘との、「交際8ヶ月記念旅行」で、
岐阜に来て、
千棘とのこんなスキンシップをするとはな……………。)
巻1巻 第419話 完
第1巻 第420話 レンコサ(岐阜県)
2017年 12月4日 13:00
岐阜県
和菓子屋 のの屋
小咲 「この草餅(くさもち)、
美味しいねぇ、弥柳くん。」
蓮 「おっと小野寺さん、
こっちの、イチゴとバナナの大福(だいふく)も、
なかなかだぜ?」
小咲と蓮は、
2人で、岐阜県の和菓子屋や洋菓子屋の、
老舗(しにせ)の食べ歩きをしていた。
小咲 「それじゃあ弥柳くん、
それぞれのお菓子を、取り替えっこしようよ。」
蓮 「おっ、いいなソレ。」
小咲 「はい。」
スッ
蓮 「ほら。」
スッ
蓮と小咲は、
お互いが食べていたお菓子を、
差し出して交換した。
小咲 「モグモグ……………。
この大福(だいふく)、
苺(イチゴ)とバナナの混じった、
いい味がして美味しい……………。」
蓮 「ほーーー……………。
この草餅(くさもち)、もっちりした食感が、美味いなぁ……………。」
バオ 「楽しんでるようだな、蓮。」
ヒョコッ
蓮 「おっ、バオ。」
小咲 「あっ、バオちゃん。」
バオ 「蓮、お前な………、
今回のこの北海道への旅は、
一条楽の、「クアトロオーラ・アップ」の鍛錬の、仕上げでもあるんだろ?
お前、ソレを手伝いに来てるにしては、
気を抜き過ぎじゃ無いか?」
蓮 「別に良いだろ………。
楽の友達として、この「北海道旅行」に、
ついて来た訳でもあるしな。」
小咲 「そうだよバオちゃん。
弥柳くんは、十分分かってるよ。」
バオ 「まあ、そうだけどな………。
しっかし、蓮お前……………。」
クスッ
バオは、
小さな笑みを溢し(こぼし)た。
蓮 「ん?何だよ、バオ。」
バオ 「お前、最近「ハチノス」に入ったあたりから……………。
丸くなったな。」
蓮 「はぁ?」
バオ 「俺はお前の契約星獣(けいやくせいじゅう)だから、
お前の感情や考えてる事が、
お前の星の光を通して伝わってくるけど、
少し前のお前なら、
一流の「菓子職人(パティシェ)」になる事ばかり、考えて、
星神(ほしがみ)の仲間や、
普通の友達の事なんか、
あんまり気にしないやつだった。
でも今のお前は、
ちゃんと、星神の仲間も、普通の友達も、
少しずつ、大事にするようになったって、
お前の、「星の光」を通して、
ちゃんと伝わってくるぜ。」
蓮 「なっ、
バオ、お前……………、
俺だって、
「菓子職人(パティシェ)」になるだけが、
全てじゃねーよ!
他の人との人間関係や、
他の事に対する努力だって、
ちゃんとしてる……………。」
小咲 「アハハッ、
でも……………、
私も、今の弥柳君の方が、
会ったばかりの、「お菓子作りの情熱一筋(じょうねつひとすじ)」だった、
弥柳君より、良いと思うよ。」
蓮 「小野寺さんまで……………。
ん?」
蓮は、
バオと小咲と、真剣な話をしている中、
小咲の顎(あご)の右側に、
大福の粉がついてるのを見つけた。
蓮 「小野寺さん、
顎にさっき食べた、苺(イチゴ)とバナナの大福の粉が付いてるよ。」
小咲 「え?」
スッ
ヒョイッ
小咲は、自分の顎(あご)の左側を触った、
当然だが、そこには何もついていなくて、
小咲は自分の顎(あご)の右側に付いた、
大福の粉を取れない。
蓮 「……………ったく。」
スッ
ヒョイッ
小咲 「ひゃっ。」
蓮は、小咲の顎(あご)の右側を触って、
付いていた大福の粉を取った。
小咲 「……………。」
小咲は、顔を真っ赤にして、
蓮に触られた右の顎(あご)を抑えていた。
蓮 「あっ、悪い。
嫌だったか?」
小咲 「……………。
いや、そんな事は無いよ。
ありがとう、弥柳君。」
ニコッ
蓮 ドキッ
小咲は笑顔で蓮に礼を言い、
その礼の言葉に、蓮はドキッとした。
蓮 「……………。
ああ、どういたしまして。
ほら、岐阜県の菓子屋の老舗(しにせ)巡りを、
引き続き続けようぜ。」
小咲 「はい。」
スタスタ……………。
第1巻 第420話 完