第1巻 第431話 シャシン(岐阜県)
2017年 12月4日 18:30
岐阜県
岐阜城のふもとの、
旅館、「どんぐり亭」
2階、「ウグイスの間」、
麻生さん 「えーそれでは、
みなさんの記念写真を撮りまーす。」
楽たち一行 「はーい。」
「どんぐり亭」の、「ウグイスの間」に、
それぞれの荷物を置いた楽たちは、
「どんぐり亭」の館長の、
麻生さんに、記念写真を撮って貰っていた。
千棘 「楽、私の隣に来て。
一緒に写ろうよ。」
楽 「ああ、いいぜ。」
スタスタ……………。
千棘は、楽の右に立った。
万里花 「むむ……………。
負けませんわよ、桐崎さん。」
スタスタ……………。
万里花は、
千棘に対抗する様に、
楽の左側に立った。
蓮 「……………。
なあ、小野寺さん、
となり、いいか?」
小咲 「え?ああ……………。
いいですよ。」
スタスタ……………。
蓮は、小咲の右側に来た。
集 「るりちゃん、
俺たちも、楽と桐崎さんと同じ様に、
となり同士で写ろうよ。
もう、俺たちも恋人だし。」
るり 「……………。
ええ、いいわよ。
集くん、今のあなたとならね。」
スタスタ……………。
るりは、
集の右側に来た。
麻生さん 「それではみなさん……………、
はい、」
スッ
麻生さんは、
楽たち一行、11人に向かって、
カメラを構えた。
楽たち一行 「チーズ!」
パシャッ
第1巻 第431話 完
第1巻 第432話 ユウハン(岐阜県)
2017年 12月4日 19:00
岐阜県
岐阜城のふもとの、
旅館、「どんぐり亭」
1階、食堂、
館員さんA 「えーー、みなさん。
当旅館名物、「どんぐりのスープ」です。
スッ
写真を撮り終えた楽たち一行は、
1階の食堂に、夕飯を食べに来ていた。
千棘 「どんぐりのスープだって!
どんぐりって、食べられるんだね。」
楽 「ああ。
俺も小さい頃から、料理はやって来たが、
どんぐりを使った料理は、
初めて見た。」
冬吾 「知らなかったのか?楽。
どんぐりを使った料理は、
日本以外にも、いくつかの国であるんだぜ。」
蓮 「……………。
なあ、小野寺さん。
コレ、何かの菓子に、
応用出来ないかな?」
小咲 「あっ、いいねそれ。
「どんぐりのケーキ」とか、
愛知県の凡矢理に戻ったら、
試してみようよ。」
麻生さん 「それでは、
みなさんに、「どんぐりのスープ」が行き渡った事ですし、
手を合わせて……………。」
パンッ
楽たち一行は、手を合わせた。
楽たち一行 「いただきまーす。」
パクッ パクッ
モグモグ……………。
楽 「おっ、意外と美味いぞ!」
千棘 「なんだか、絶妙な味ねぇ……………。」
蓮 「……………。
この絶妙な味を、
なんとか、ケーキかクッキーに応用出来ないものか……………。
小野寺さんの言う通り、
「どんぐりケーキ」もいいが、
「どんぐりクッキー」というのも、
なかなか、いいな。」
パクッ パクッ
モグモグ……………。
館員さんB 「えーー、みなさん。
少し食が進んだところで、
次は、お酒でーす。
弱いお酒ですが。」
スッ
館員さんは、
楽たちにそれぞれ、
ビールの瓶を差し出した。
千棘 「ダーリンッ♪、
久しぶりに、お酌してあげるよ♪」
楽 「ああ、いいぜ。
ほれ、注いでくれ。」
スッ
楽は、
千棘の方にお猪口(おちょこ)を、
差し出した。
千棘 「どうぞ、ダーリンッ♪。」
トクトク……………。
千棘は、
楽が差し出したお猪口に、
ビールを注いで、お酌した。
楽 「ありがとな、千棘。」
ポンッ
楽は、
右手を千棘の頭に置いた。
グビグビ……………。
楽は、
千棘がお酌してくれた、
ビールを飲んだ。
楽 (……………。
あんまり、強い酒じゃあ無いな。
これなら、女性陣が酔う事も、
無さそうだな。)
パクッ
楽は、
再び、「どんぐりのスープ」を、
飲んだ。
千棘 「あっ、そーだ楽、
その「どんぐりのスープ」、
私に「アーン」、してよ。」
楽 「は?
何だよいきなり、
みんなの前だぞ?」
千棘 「いいじゃない。
さっきお酌してくれた、
お返しにそれくらいしてくれても……………。」
ウルウル……………。
千棘は、
潤んだ青い瞳で、楽の方を見た。
楽 「……………。
しょうがねーな。
分かったよ。」
千棘 「!
わーい、やったぁ〜〜〜。」
スッ
カチャ
楽は、
千棘のスプーンを手に取って、
その千棘のスプーンで、
千棘の、「どんぐりのスープ」を、
すくい上げた。
楽 「ほれ千棘、あーん。」
スッ
千棘 「はい、あーん。」
パクッ
モグモグ……………。
千棘は、
楽が、「あーん」してくれた、
「どんぐりのスープ」を、食べた。
千棘 「美味しい……………。
やっぱり、楽に食べさせて貰えると、
ますます美味しいんだね。」
ニコッ
楽 「……………。
みんなの前で、そういう事言うの止めろよ、
照れるじゃねーか……………。」
第1巻 第432話 完