2017年 12月6日(水) 16:00
静岡県
商店街の道通り、
集 「で、楽。
次はどこへ行くんだ?」
楽 「うーん……………。
さっきは、俺がアイデアを出したから、
次は他の誰かが決めてくれよ。」
「カラオケ店 Ban Ban(バンバン) 静岡駅前店」での、
カラオケを終えた楽たちは、
次の観光場所を探して、
再び静岡の町を歩き出した。
千棘 「ん?ねー見て、みんな。
アレ、何かしら?」
スッ
楽 「ん?」
千棘が指差した先には、
「静岡ウキヨエ店」、という看板が立った、
博物館の様な建物が建っていた。
楽 「「静岡ウキヨエ店」?」
千棘 「変な名前ねぇ……………。
一体どんな、お店かしら?」
蒼也 「お嬢、アレは「ウキヨエ店」という、その名の通り、
「浮世絵(うきよえ)」を飾っている、
博物館の様な建物ですよ。」
千棘 「あっ、蒼也君。
えっ?浮世絵?」
蒼也が、
楽と千棘の会話に割って入って来た。
千棘 「蒼也君、
その「浮世絵」ってのは?」
蒼也 「はい。
日本では江戸時代から発展して来た、
「墨を使った、日本独自の絵画(かいが)です。
静岡県には、
富士山もある事もあってか、
「浮世絵」が盛んなんでしょう。」
冬吾 「さっすがだね、双神君、
俺も、「星物書き(ほしものかき)」として、
そのくらいの日本各地の事情や伝統は把握してるけど、
俺の知識と寸分違わぬ解説だ。」
蒼也 「みなさんに、
この「北海道道中旅行」を、楽しんで貰いたいからね。
このくらいは、最低限の知識として、
把握してるよ。」
楽 「なるほど……………。
なあみんな、少し入って見ていかないか?」
千棘 「良いわねぇ……………。
行きましょう、ダーリンッ!」
スタスタ……………。
そして、楽たち一同は、
「静岡ウキヨエ店」の、館内に入って行き……………。
店員さん 「館内見学料は、お一人様300円になりまーす。」
楽 「はい。」
スッ
チャリッ
楽は、
店員さんに、みんなのお代の合計を代表して払った。
店員さん 「ソレでは、ゆっくり見学してって下さいね。」
スタスタ……………。
楽たち一同は、
「静岡ウキヨエ店」の館内に入って行った。
千棘 「わぁ〜〜〜……………。
スッゴい数の、墨を使った絵……………。」
楽たちが、館内に入って最初にたどり着いた、大広間の様な部屋には、
壁一面に、20〜30枚の、
「水墨画」が、飾ってあった。
この静岡県の代表的な名物の、
「富士山」の絵が5〜6枚に始まり、
江戸時代の町の景色の家、隈取り(くまどり)、海の波の絵など、
様々な水墨画が。
千棘 「私、墨(すみ)を使った絵なんて、
初めて見たわ。」
鶫 「私もです。
まあ、噂には聴いていたんですが……………。
日本には、墨(すみ)を使った、
他国には無い絵があると。」
冬吾 「……………。
こりゃ、「星物書き(ほしものかき)」として、記録(キロク)に納めておかなきゃ。」
パシャッ パシャッ パシャッ
冬吾は、持っていたカメラで、
部屋に飾られた、「水墨画」を撮りまくった。
集 「よーし、俺も……………。」
パシャッ パシャッ パシャッ
集も、冬吾に続いて、
写真を取り出した。
館員さんB 「みなさん、どうもこんにちは。」
冬吾と集が写真を撮っていると、
また別の館員さんが話しかけて来た。
小咲 「あっ、館員さん。
こんにちは。」
館員さんB 「みなさん、ここらへんの方言が無いし、
ここ静岡県が地元の人では無いですよね?」
楽 「あっ、はい。
俺たちは、愛知県の凡矢理市から来ました。」
館員さんB 「愛知県ですか……………。
結構、離れたところから来ましたね。
どうです?
みなさんは、結構な大人数ですし。
「水墨画体験」を、やってみては。」
千棘 「「水墨画体験」?」
館員さんB 「はい。
この、「静岡ウキヨエ店」に来て頂いたお客さんに、
少しの別料金で、お一人様1枚の、
「水墨画」を描くのを、
体験して貰うんです。
どうですか?」
楽 「なるほど……………。
結構、面白そうだな。」
千棘 「ねえ楽、やってみようよ!」
楽 「ああ。よしみんな、
やってみるって事でいいか?」
楽たち一同 「さんせーい!」
第1巻 第463話 完