ニセコイ→マジコイ   作:カルマ1515

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第1巻 第40話 サイセイ

カシャンッ

 

楽の星匣 「剣の札(ツルギノフダ)」

 

楽 「おりゃーー!」

 

ザンッ

 

ニョキニョキニョキ

 

楽が剣の札で切ったツタは、みるみる再生してしまった

 

楽 「くそっ、星札でもダメなのかよ?」

 

鶫 「完全な再生能力を持つ様だな………」

 

小野寺 「あうう……まさかここにも出るなんて………」

 

集 「ちょっ!?これは一体どうなってんの?」

 

宮本 「あの緑に光った蔓は何かしらね。

敵対組織の生物兵器とか?」

 

千棘 「えっ!?るりちゃんと舞子君もアレが見えるの?」

 

集 「え?どーいう事?確かにこの家の人もさっき、「星獣が見えない若い衆は下がれ」とか言ってたけど………」

 

鶫 「!……………」

 

鶫 (そうか、だから宮本様と舞子集はあんなに落ち着いて………まさかあの2人までもが………)

 

楽 「おいつぐみ!そっち行ったぞ!」

 

つぐみ 「む!?」

 

ツタがつぐみの方に襲い掛かってきた

 

ドンッ ブチッ

 

メキメキメキ

 

鶫が撃ったツタはやはり見る見る再生した

 

鶫 「くっ、これでは奴を倒す以前に星神以外が危険過ぎる………」

 

カシャンッ

 

鶫の星匣 「盾の札(タテノフダ)」

 

ズッ ズッ ズーン

 

会場内に三体の狼を模したバリケードが生えた

 

鶫 「皆さんは私の盾の札の後ろに隠れて下さい!植物型星獣は意思がないから、盾に弾かれたらそれ以上は攻撃しない筈です!」

 

一同 「わ…分かった!」

 

鶫 「しかし、この蔓の数は確かに厄介だな。よし、ここは………」

 

カシャンッ

 

鶫の星匣 「終の札(ツイノフダ)」

 

鶫が終の札を星匣に入れると、鶫の全身に黄色い銃やバズーカや弾丸が無数に装備された。

 

メガオン 「木星属性か、こりゃ厄介だな。誠士朗、ツタをフッとせばいいんだな?」

 

最後にメガオン自身が巨大な銃になり、

鶫の胸に取り付いた

 

カシャンッ

 

メガオン 「発射!」

 

ドン ドン ドン ドン ドン ドガァァンッ

 

 

……………………………………

 

ニョキニョキニョキ

 

鶫が終の札で吹き飛ばした筈のツタは全て、どんどん再生して来た

 

鶫 「くっ、ここまで全体を焼いてもまだ再生できるのか?」

 

楽 「こんな奴、一体どうすれば?」

 

蒼也 「仕方ない」

 

カシャンッ

 

蒼也の星匣 「幻の札(マボロシノフダ)」

 

サァーーー

 

パーティー会場内は紫の霧におおわれた

 

蒼也 「これで時間稼ぎを……」

 

ドシュッ

 

蒼也 「ぐわっ!?」

 

鶫 「蒼也!」

 

蒼也 「な……何で?」

 

鶫 「奴は意思を持たない植物型星獣だ!無闇にツタを振り回すだけだが、逆に言えば視力も無いから霧などあっても無くても同じなんだ!」

 

蒼也 「くそっ、仕方ない………解!」

 

スーー

 

霧は晴れて行った

 

蒼也 「どうすんだ誠士朗?俺の属性ともお前の属性とも相性が悪すぎる上に、俺は今土星バイソンに受けた肩の傷のせいでククリ刀や弓の札(ユミノフダ)がマトモに使えないぞ?」

 

鶫 「これは本当にマズイな………」

 

楽 「どうすれば………」

 

クロード 「…………………」

 

 

小野寺 「どうしよう……一条君たち負けちゃうよ。」

 

橘 「これは本気でマズイですね。

私のレムは攻撃には向かない能力ですし。」

 

千棘 「……………………………」

 

千棘 (このままじゃあ、楽と鶫と蒼也君が負けちゃうし、ウチのアジトだって滅茶苦茶になっちゃう………でも、ママから貰ったアレを私が使えばもしかしたら………)

 

千棘 (でも………アレを使っちゃたたら私ももう後戻りは………私はファッションデザイナーの道に進むって決めたのに………)

 

楽 「ぐあっ!」

 

千棘 「あっ!楽!?」

 

楽 「いてて………」

 

千棘 (…………………………)

 

千棘 (違うわよ!楽は私を見たこともない世界に私と2人なら行けそうだから小咲ちゃんより私を選んでくれた!

なのに、楽がこんな時に私が守られてばっかでどうするの?)

 

ダッ

 

小野寺 「あっ、千棘ちゃん!?」

 

千棘は鶫が貼ったバリケードの後ろを出て楽たち3人の元に向かった

 

第40話 完

 

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