第1巻 第488話 リンゴガ(静岡県)
2017年 12月8日(金) 9:00
静岡県
富士山のふもとの旅館、
「あおりんご旅館」、
入り口前
楽 「え?
星獣が、リンゴを食ってるって事?」
青木さん 「はい……………。
当旅館が経営して管理している、
「リンゴ狩りの森」のリンゴが、
大分被害に遭っています。」
静岡県での、3日目(みっかめ)を迎えた楽たち一同は、
泊まっている旅館の、
富士山のふもとの旅館、「あおりんご旅館」、の、女将(おかみ)の、
「青木さん」から、
この静岡県での、標的の野生の星獣(せいじゅう)の、話を聞いていた。
楽 「でも、星獣(せいじゅう)って確か、
人間や、他の星獣の星の光しか、
食べないんじゃ……………。」
蒼也 「今回の標的の星獣の場合、
問題はそこなんだよ、楽。
実は……………リンゴに限らず、
果物(くだもの)には、
星の光が含まれているんだ。」
蒼也が、
楽と青木さんの、話に割って入って来た。
楽 「えっ?どういう事だよ、
蒼也?」
蒼也 「果物ってのは、
昼間は太陽の光を浴びて育つだろ?
だから、ほとんどの果物には、
大量の「太陽の光」、
お前の属性の星の光が、
含まれてるんだ。」
千棘 「あっ、そうか!」
楽 「なるほど……………。」
蒼也 「それに、
夜には言うまでもなく、
月の光や、他の太陽系の惑星の、
「星の光」も浴びている。
そして、
この、富士山のふもとの旅館、
「あおりんご旅館」の空は、
「海王星の光」が、
頻繁に降り注ぐみたいなんだ。」
冬吾 「じゃあ、今回の標的の、
野生の星獣は、「海王星の属性」って、
事か?」
蒼也 「確定では無いが、
多分、そうだろうな……………。」
楽 「よーし……………。
わかったぜ!
この旅館には、2日間(ふつかかん)お世話になったし、
その標的の野生の星獣、
俺が絶対に、倒してやるぜ。
任しといてくれ、青木さん!」
第1巻 第488話 完
第1巻 第489話 ウミグモ(静岡県)
2017年 12月8日(金) 10:00
静岡県
「リンゴ狩りの森」
楽 「さーて、
標的の星獣は、いつ頃現れるのやら……………。」
蒼也 「楽、気を抜くなよ。
標的の星獣が現れる前から、
あらかじめ、焔丸(ほむらまる)を、
構えておくんだ。」
楽 「ああ。
分かったぜ、蒼也。」
スッ
チャッ
楽は、
自分の愛刀の日本刀、「焔丸(ほむらまる)」を、鞘から出して、構えた。
楽たち一同は、
富士山のふもとの旅館、
「あおりんご旅館」が経営して管理している、
リンゴ狩り場、「リンゴ狩りの森」で、
リンゴに溜まっている、
「海王星の光」を、食らう野生の星獣(せいじゅう)の、退治に来ていた。
蒼也 「刀だけじゃ無くて、
契約星獣(けいやくせいじゅう)も出して、
臨戦態勢に入った方が良いな。
楽、レオンを召喚しておけ。」
楽 「ああ、分かったぜ。」
スッ
楽は、
ズボンの右ポケットから、
オレンジ色の、豹(ヒョウ)の紋章が描かれた、
自分の星匣(ほしはこ)を出した。
楽 「九愛太陽(きゅうあいたいよう) レオン」
シュンッ
楽は、レオンを星匣(ほしはこ)から召喚した。
レオン 「今回も頑張ろうね、楽。」
楽 「ああ。
頑張ろうな、レオン。」
千棘 「でも、
今回の楽とレオ君の相手の野生の星獣、
いつになったら現れるのかしら?」
蒼也 「お嬢、意外とすぐに現れると思いますよ、
なぜなら今回の野生の星獣は……………。」
ヒュンッ
楽 「わわっ?」
何かが、
楽とレオンの前を横切った。
ピカァーーー!
千棘 「あっ!」
蒼也 「来ましたね……………。」
ソレとほぼ同時に、
星神メンバーの、星匣(ほしはこ)が、
紫色に光った。
蓮 「紫色って事は……………。
やっぱり、「海王星の属性か!」
千棘 「あっ、見てみんな!」
? 「コシューー、コシューー……………。」
楽とレオンの前を横切った主が、
楽たちは一同の目の前に現れた。
紫色の、「海王星の光」をまとった、
クモ型の星獣だった。
蒼也 「コイツは……………。
「海王星グモ」だな。」
楽 「海王星グモ?」
蒼也 「ああ、クモ型の星獣の中では珍しい、「海王星属性」のヤツだ。
8本の足を使った、高速移動も厄介だが、
何より……………。」
海王星グモ 「コシューー!」
ビュンッ
楽 「わわっ?」
「海王星グモ」は、
紫色の糸を吐いた。
楽 「くっ!」
サッ
楽は、
「海王星グモ」の吐いた糸をかわした。
蒼也 「「海王星グモ」の、1番厄介なのは、
そうやって、
「海王星属性の幻覚」を混ぜた、
糸を吐いて来る事だ。」
楽 「なるほどな……………。
でも、負けないぜ。
行くぜ、レオン!」
レオン 「うん!」
第1巻 第489話 完